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10月31日(金)-戸倉上山田温泉でお金の勉強会 with my family

2014年秋の宴会」と銘打ったシリーズの第2回目は、先週末の10月25日から26日にかけて信州戸倉上山田温泉にあるホテル晴山で家族と「お金の勉強会」を催した。
私が2012年12月22日付のコラムで「正月は家族と一緒に資産運用と未来の人生について語ろう」と書いたことを温泉地で1泊して皆がゆったりした気持ちになったところで実践しようというわけだ。
今回、温泉地でこういうことをやろうと思ったのは、過去6回にわたって参加させていただいた「知っているようで意外と知らないお金について大切なこと」セミナー(参考:2014年8月11日-お金のセミナー&キャッシュフローゲーム会)で、軽食やアルコールを嗜みながら受講するというスタイルが私にとっては非常に良かったので、家族との勉強会にも生かすことにしたのだ。

勉強会といっても専門的なことをやるわけではなく、私がどういった形で資産運用をやっているのかというのを知ってもらい、真似できるところは取り入れてもらおうという趣旨で行った。
もっとも、概略は今までにもレクチャーしているので、今回は自らの早期リタイアに向けて布石を打つのと、家族ともども今後も経済的豊かさを享受するために、投資の重要性を頭の中に刻み込んでもらうためにやってみた。
こういったことをするには、自分のお金に対するスタンス(自分軸)が固まっていないとなかなか難しいことではあるが、今から投資を始めようという人も、夫婦や家族同士、二人三脚で始めることは非常に重要なことなので、是非実践してもらいたい。

とりあえず、未経験者や初級者が投資を始めるのに相応しいのは、外貨MMF(参考:2013年4月11日-超初心者のための外貨投資入門)もしくは、2倍や3倍といった低レバレッジ(leverage)のFX(外国為替証拠金取引)によるスワップポイント(swap value in points)狙い、株式投資ならETF(株式上場投信)といったところだろうか。(参考:今日から新しい人生を歩みたい人のための投資入門講座 2014年10月26日-ベトナム株、中国株、毎月分配ファンドで夢を見るっ!- FXは低リスクのスワップ派が大正解!
何より同じベクトルの金銭的価値観を持つことによって、今後の家族の経済的幸福度が増すことは間違いないし、仮に一時的な損失が生じても逆境をバネにやり直すことができるだろう。
逆に、夫婦の一方が投資に価値観を見出していても、他方がそれに否定的で、労働と倹約が至上であるという20世紀的価値観から脱せないでいると、相場が悪化して資産評価額が一時的にマイナスになったときに悲劇が訪れる可能性が高いからだ。

それに、自分がやっていることを家族に知ってもらうのは、万が一のことがあったときのリスクヘッジにもなる。
最近では各金融機関の資産の管理がオンラインのみになっていることが多く、かつてのように故人の預金通帳がタンスに仕舞われているということがなくなってきているからだ。
パソコンからアクセスしないと何もわからないという状態では、何らかの拍子に郵便物が送られて来ない限り、遺族は故人の取引金融機関を知りようがなく、まして海外から書類が送られてきても、英文であるがために、そのまま未開封で放置ということは十分に考えられる。
私もこれから整理しないとならないことは多いが、家族のために、紙ベースでの記録も残す必要があるということを再認識した。
何でもオンラインで管理できるのは便利である反面、こういったデメリットがあることは皆さんも知っておいた方がいいだろう。

ところで、2012年7月15日に飯田市にある元善光寺を訪れた私、このときは「善光寺の本家本元-善光寺を開いた本多善光公の出生地 長野善光寺と元善光寺は、両方にお詣りしないと片詣りと言われています」とウェブサイトに書かれていた。(参考:2012年信州-伊那路・天竜峡の旅
今回、長野善光寺を訪れたことで両方に行ったことになりそうなのだが、2年もたって両方に行ったとしても御利益はないのだろうか。(笑)
実際のところ、車を使っても1日で両方に行くのは相当にキツイのだが・・・

善光寺
善光寺 善光寺
善光寺 善光寺

10月28日(火)-日本初のアゼルバイジャンに関するビジネス書が登場!

日本人の知らないアゼルバイジャン 私の友人で、越境会の会長とワールドインベスターズTV総合プロデューサーの肩書を持つ石田和靖さんが、「日本人の知らないアゼルバイジャン -今、知っておくべき最新51項」という本を出すそうだ。
このアゼルバイジャンという国は、カスピ海沿岸5カ国(five nations bordering the Caspian Sea)の一つで、最近は急速な経済発展を遂げ、石田さん曰く、将来的にはドバイを抜くのではないかと言われている国だ。
私がこの国を訪問したのは2013年11月、ちょうど1年前で、そのときの旅行記がこちらの「アゼルバイジャン・カスピ海経済視察ツアー」で、その後、私たちの経済視察ミッションや、ワールドインベスターズTVのことが現地メディアで紹介された。(2013年11月10日-ワールドインベスターズTVがアゼルバイジャンで紹介された日

そして、石田さんは今年に入ってからも足げしくアゼルバイジャンを訪問していて、それを踏まえて書きあげたものが今回発売される本というわけだ。
私もアゼルバイジャンに関しては懐かしい思い出があるので、手に取って読んでみようかと思う。
ちなみに、11月12日までにトレーダーズショップで先行予約すると、3種類の特典が付くそうだ。
できれば、来月の台湾旅行(11月7日~10日)の道中で読みたいのだが、残念ながら早くても11月12日以降でないと届かないようだ。

ところで、アゼルバイジャンのことが10月13日放映の「未来世紀ジパング」で「池上彰SP2 いま世界一沸騰する国『アゼルバイジャン』」として紹介されて以来、ツアーに同行した私の友人のブログなどへのアクセスが急増したそうだ。
例えば、谷口パートナーズ国際会計・税務事務所の小長井さんのコラム「アゼルバイジャン国際銀行-口座と金利(2012年10月)」「アゼルバイジャン国際銀行-20.6%の定期預金を組んでみる(2013年11月)」や、「ベトナム株・BRICsプラス11投資情報-米ドル預金で金利が20%も付くアゼルバイジャン国際銀行へ行ったのに口座開設しなかった理由(2013年11月10日)」といったものだ。
私の旅行記もそれなりのアクセスがあったぐらいなので、年利(単利)20%の米ドル預金というものがいかに関心を引いたか、ということなのだろう。

しかしながら、こういうときに付きものなのが詐欺まがいの口座開設代行業者で、英語の苦手な日本人を相手に悪事を働く輩が跳梁跋扈するようだ。
そもそも外国の金融機関に口座を開こうとするのに、公式ウェブサイトに直接アクセスしないで、誰かが日本語訳した情報で楽をしようというところに罠があることに気付くべきだと思う。
私たちがアゼルバイジャンに行った2013年11月時点ではアゼルバイジャン国際銀行(International Bank of Azerbaijan)の口座開設条件は、本人の現地訪問が必須の条件だった。
それから1年たって規則が変わったのだという情報があるならば、それを銀行にメール(Contacts)して確かめるだけの慎重さがあって然るべきだろう。
それを面倒だとか、苦手だとか言うのならば、最初から外国の金融機関に口座を開くことを諦めるべきだと思う。


10月27日(月)-アルテリーベ横浜でフランス料理 with 生演奏

忘年会シーズンが始まる前に!ということで親しい仲間たちとの飲み会を次々にセッティングしてみたら、何と10月後半から11月にかけて集中豪雨的に宴会の予定が立て込んでしまった。(笑)
こういったことは「Weekly Party during winter in 2009」以来のことだが、せっかくなので「2014年秋の宴会」と銘打って、自分の記録とお店の宣伝(!?)を兼ねてレポートしてみることにした。
これを含め、今後、このシリーズのコラムは基本的にオフ会レポートの記事とダブることになるが、そちらには写真をフルに掲載してあるので、食べ物などの写真に興味のある方はリンク先を訪ねて欲しい。

「2014年秋の宴会」の第1回目は10月24日のアルテリーベ横浜本店、まるで結婚式の披露宴会場のようなところで、フランス料理のフルコースを大枚叩いて堪能してみた。
ご一緒したのは、1986年の西欧旅行以来、かれこれ30年弱の付き合いとなっているタキとノリの2人だ。
ここ10年ほどは忘年会で会うかどうかの頻度になってしまったが、私たちが30代の頃は文字通り腐れ縁の仲だった。
実際のところ、1990年代の海外旅行記には彼らもたびたび登場しているのがおわかりになるだろうか。

このレストランの予約に際しては、ダイナースカードのエグゼクティブダイニング(会員を含む2名以上で所定のコース料理を利用すると、1名分のコース料金が無料)を使ってみた。
私たちが利用したアルテリーベ横浜本店での優待コースはアルテリーベコース(13,000円)、1名分が無料になるということで、リーズナブルに高額のコース料理が味わえるのだが、その分、酒を飲んでしまっては同じことだろうか。(爆)
私自身、これほどの大盤振る舞いは、2012年11月10日の「豪華フカヒレオフ会」以来のことなのだが、正直言えば、ここは配偶者や恋人との特別なイベント、あるいは重要な取引先の接待のときに使うべきものだと思った。
とりあえず、私たちの場合は、傍から見れば、どこかの社長たちが集まっているように見えただろうか。

ミュージックところで、ここの特色は、生演奏を聞きながら食事を楽しめるところだ。
演奏スタッフは、かなりの頻度でテーブルを回ってくれて、私たちのリクエストにも応じてくれる。
雰囲気的には高級ホテルのラウンジのような感じなのだが、日本なのに演奏スタッフの全員が外国人で、しかも日本語がほとんど通じないという、極めて日本離れしたものだった。
こういうときのリクエスト曲の定番は、ビートルズや、女性ボーカルがいればアバの楽曲を頼めば間違いなく演奏してくれる。
私の場合は、1992年の大ヒット映画"The Bodyguard"の主演女優、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の"I will always love you"が鉄板ネタである。
実際、この歌はしっとりとした雰囲気の場所で聞くには最適な曲だからだ。

アルテリーベ横浜本店
Alte Liebe Yokohama Alte Liebe Yokohama
Alte Liebe Yokohama Alte Liebe Yokohama

10月20日(月)-香港土産のジェニー・ベーカリーのクッキーは今が入手のチャンスか

「リストラおやじのあぶない生活!」の管理人である風じさんが「香港ネタ・お土産にジェニー・ベーカリーのクッキー」というコラムで紹介していたジェニー・ベーカリー(珍妮曲奇/Jenny Bakery)のクッキー、2012年9月の台湾・香港旅行以来、香港へ行くたびに私も買ってみようかと思っていたのだが、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の店舗の前を通ると、毎度の行列にうんざりとして立ち去っていた。
私にどうしても手に入れたいというモチベーションがあるわけではなく、単なるブログネタにしようと思っていただけに、余計に列に並ぶ気にはなれなかった。

ところが、先日の香港・ベトナム旅行のときは到着日にとりたててやることがなく、しかも泊まっているホテルが上環(Sheung Wan)にあったので、香港島側の店舗には徒歩で行ける距離とあって、散歩のついでに行ってみることにした。
ただ、私が行こうとしていた時間は土曜日の午後4時過ぎ、店の営業は午後7時までやっているとはいえ、今までの常識で言えば商品が売り切れていてもおかしくない時間だった。
ところが、行ってみると、いつも目にする尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の行列が嘘のような状況、もしかして売り切れでは、という懸念は単なる杞憂に過ぎず、無事にお土産を買うことができた。
私の後に入って行ったお客も次々に商品を手に出てきたところを見ると、在庫は十分に残っていたのだろう。

これについて夜のオフ会のときにご一緒した加藤さんに聞くと、「皆が飽きたんじゃない?」と笑っていたが、風じさんのブログでは香港中に5店舗あると書かれていたのが、今や2店舗しかないところを見ると、そうとも言えるかもしれない。
ただ、私が香港に行ったときは、未だに終わりが見えぬ香港民主化デモ(雨傘革命)Hong Kong's Protests (Umbrella Revolution)の影響で中国本土からの観光客が激減していた。
そういった意味では二重にラッキーだったとも言える。
さて、味の方はまろやかでかなり美味しいものだったので、荷物になるのを承知で2つも買った甲斐があったというものだ。
行列に並ばなくて済むなら香港土産の定番としてもいいかな、と思うのだが、デモが終息した後はどうなるだろうか。

Jenny Bakery Jenny Bakery
ジェニー・ベーカリー(珍妮曲奇/Jenny Bakery)
(地址:上環永和街15號 15 Wing Wo Street, Sheung Wan)
(港鐵上環E2出口、先施百貨公司對面、新紀元廣場後面 Tel: +852-2524-1988)
(Sheung Wan MTR Exit E2, opposite Sincere Department Store, behind Grand Millenium Plaza)

10月18日(土)-公務員や教員、専業主婦も投資の世界へ

去る10月15日の日経新聞に「確定拠出年金に誰でも加入、主婦・公務員も 厚労省案」という記事が掲載されていた。
現在の確定拠出年金制度(DC/Defined Contribution Plan=日本版401K)は、基本的に民間サラリーマン(厚生年金加入者=企業型)か、自営業者など国民年金の第1号被保険者(個人型)を対象としているが、数年後にはこれを公務員などの共済年金加入者や、専業主婦など国民年金の第3号被保険者まで広げて、国民総投資家計画を実施しようというわけだ。(関連資料:厚生労働省-第10回社会保障審議会企業年金部会資料-資料2 ライフコースの多様化への対応
この確定拠出年金の加入者は、法的要件に該当しない限り、原則として脱退ができないため、日本でおそらく最後まで終身雇用が残るであろう公務員の場合は、優良なる継続加入者となり得るだろう。
一方では、ここまでしないと将来の日本の金融市場は維持できないところまで追い込まれているのかとも思う。
私は、公務員と専業主婦が2001年(平成13年)10月から始まった確定拠出年金制度の適用除外になっていたのは、自分たちに適用されると困るようなものだからではないかという穿った見方をしていたからだ。

もっとも、日経新聞の記事によれば、公務員などが加入するものは個人型確定拠出年金になるとのことなので、加入は任意ということになるが、老齢給付金は原則60歳から受給可能なので、定年退職(現行60歳)から公的年金受給年齢(現行は原則65歳)までのつなぎ資金を満たすという目的には叶うかもしれない。
もちろん、そのためには自分が選択した運用関連運営管理機関(金融機関など)が提供する金融商品に投資していかざるを得ないのだが、どうしても投資リスクを負いたくないという人は、金融商品の選択肢の一つとして元本が確保できるもの(いわゆる円預金)がある。
しかしながら、相場下落時の資金退避以外の目的で円預金を続けても、少なくとも初期手数料(現行2,777円)と、例月の事務手数料(現行103円)は目減りするし、実際にはほかにも手数料がかかることになるので、そういった方は最初から個人型確定拠出年金に加入しないという選択肢を取るしかない。
もし、何らかの拍子、要するに一般の個人年金などと間違って加入の手続きをしてしまった、などという場合は、腹を括って投資の勉強を始めるしかないというわけだ。(参考:ここで学ぼう確定拠出年金!
ただ、私が思うに厚生労働省のウェブサイトに掲載されている登録業者を見る限り、自分の資産を預けたくないところばかりだ。(笑)

ところで、公務員や教員の方は今までのように投資と無縁でいても大丈夫なのか、というと、そうとも言えないだろう。
アベノミクス(第二次安倍内閣の経済政策)はインフレ政策なのだから、円預金は実質的に目減りする傾向にあるし、消費税の増税と円安が相俟って老後の生活設計はますます厳しくなる一方だ。
まして、公的年金制度に内在するマクロ経済スライドは、10月16日付の日経新聞で「マクロ経済スライド 年金給付を自動抑制」と報じられているように、経済環境が完全にインフレに転じれば老後の生活設計に際して大きな爆弾となる。
それに退職金による投資デビューをしようとするサラリーマンは金融機関からすればカモでしかない。
従って、公務員や教員の方でも個人型確定拠出年金制度が導入されるのを契機に、これに加入するしないは別として、投資の勉強をすることはいいことだと思う。

日本の政府閣僚や、厚生労働省の官僚が明言することはないだろうが、今回の日経新聞の記事は「もはや公務員でさえ老後の生活設計は公的年金だけでは賄えません。あとは民間サラリ-マン同様、自助努力をしてください。」と宣告されたのと同じことなのだ。
事実、友人などから聞く限りでも、今や公務員の共済組合や福利厚生部門が主催するライフプランセミナーなどで、次第に投資に関する講演が増えてきているという。
参加者がどの程度いるかはわからないが、公務員や教員に対してさえ確定拠出年金制度が導入される情勢では、今後ますますこういった需要が増えるだろう。

最後になるが、私が職場の福利厚生部門主催の経済セミナーに参加したとき、ファインナンシャル・プランナーの三輪鉄郎氏が「これからの現役世代の老後は行動する人としない人で大きく二極化する。これからの日本は円安かつインフレになる傾向があるのだから、それに保険を掛ければいい。具体的には円安やインフレに強い商品を買うことなのだが、その金融商品を損害保険だと思えばいい。損害保険は保険金が貰えなかった(儲からなかった)と言って怒る人はいない。しかし、実際に事故が起これば、掛けていて良かったとなる。そうすれば一時的な損失に一喜一憂することもなくなる。世界の主要通貨が全部下がるとは考えにくいので、初心者ならまずは米ドルに投資するといいだろうか。円が上がれば米ドル投資は損する可能性が高いが、輸入商品価格は下がって今までのように安く買い物ができるのだから良いことなのだ。」と言っていた。
一般の投資セミナーならいざ知らず、投資に関しては保守的なサラリーマン相手のセミナーでこういった講演が行われること自体に私は一種の驚きを感じざるを得なかった。
そして、同日に行われたセミナーでは、前段としてライフプランシート(参考:日本FP協会-家計のチェックツール)を使った老後の生活設計に関するグループワークもやったのだが、これは是非やることをお勧めしたいと思う。
まして投資リスクを負えないと言う人は必要不可欠と言っておきたい。
「これからの現役世代の老後は行動する人としない人で大きく二極化する。」という意見に私は全面的に同意できるからだ。


10月6日(月)-シンガポールから深夜便で帰国するときに便利な手荷物宅配サービス

私が8月に行ったシンガポール・マレーシア旅行で、シンガポールからマレーシアのコタキナバル(Kota Kinabalu)へのフライトは17時40分発のエアーアジア(AK)788便だった。
このとき天気が良ければ宿泊先のヒルトン・シンガポール(Hilton Singapore)のプールでのんびりと過ごした後でチャンギ空港(Changi International Airport)へ向かう予定だった。
ところが、あいにくの天気だったので、チャイナタウンを散策した後でホテルへ戻り、預けた荷物をピックアップして空港に向かった。

そのとき私はタクシーやMRTを使わず、オーチャード通り(Orchard Boulevard)と空港を結ぶ36番のバス(SBS Transit)に乗ってみた。
乗ってみて驚いたのは大きな荷物を置くスペースが全くない平凡な市バスであったこと、乗っている人たちが誰も大きな荷物を持っていないことだった。
そこで私はこのバスは空港へ行くといっても、ほとんどの人が途中で降りるか、空港で働いている人たちが乗るものだと思った。
しかし、私の頭の片隅に引っかかっていたのは、シンガポールのガイドブックにずっと挟みこんであったポーター・エクスプレス(Porter Xpress)のリーフレットだった。

いつどこのホテルでもらったかは忘れたが、ずっと気になっていたことは確かだった。
ただ、リーフレットを見た限りでは、ホテルから空港まで手荷物を宅配してくれて、空港でそれを受け取るシステムになっているようで、シンガポールを発つときに、トランジットのときを除けば、午後便や深夜便に乗ることがなかった私には縁のないものだと思っていた。
それをきちんとチェックしていれば、今回の旅行がそれを使う良い機会だったと思うが、気付いたのは空港のラウンジの中だった。(笑)

ちなみに、ポーター・エクスプレス(Porter Xpress)のウェブサイトにあるLuggage Delivery and Storage Serviceを見ると、ホテルをチェックアウトした後に観光などをして、そのまま空港へ手ぶらで直行できるようだ。
ホテルのコンシェルジュ(concierge)に業者が荷物を取りに来ることを伝えれば、荷物の受け渡しの際に立ちあう必要もない。
もちろん、宅配のオーダーはオンライン(Online Enquiry or Reservation)で完結する。
逆の場合も可能で、例えば、空港に午前中に着いたとき、チェックインまでの間、観光などをしてホテルに向かいたいと思えば、このサービスを利用できる。
日本語のサイトでこれを利用した人のブログなどがヒットしないところを見ると、あまり日本人の間ではポピュラーではないのかもしれないが、いずれシンガポールから深夜便で帰国するときがあれば使ってみようかと思う。
ただ料金がいくらかかるかいちいち問い合わせないといけないのかな?


10月4日(土)-東京発早朝LCC利用のハブになり得る大江戸温泉物語

Ooedo Hot Spring私が7月に香港・マカオ旅行に行ったとき、往路は香港エクスプレス航空(Hong Kong Express Airways)、復路はピーチ・アビエーション(Peach Aviation)と、往復ともLCC(Low Cost Carrier=格安航空)を使った旅程を組んだ。
これは2014年1月17日付の「日帰りで香港・マカオ旅行が可能に」というコラムで書いた東京(羽田)発LCCと大阪(関空)着LCCの組み合わせで、現地滞在時間を最大限に取れて、しかも体力的にもできるだけ楽な香港旅行を演出しようという目的があった。

ここでネックになるのが、羽田空港を6時20分に出るというフライトスケジュールで、これに間に合わせるためには自家用車で空港へ行くか、空港周辺に前泊するしかない。
私が羽田発の早朝便を使うのはこのときが3回目だったが、過去には2011年6月の台湾旅行の前泊で使ったアーヴェストホテル(蒲田駅西口)(4,600円)、2013年8月の台湾旅行の前泊で使ったオークイン3(4,700円)と、双方とも蒲田駅周辺のビジネスホテルに泊まり、羽田空港行きシャトルバス(蒲95)を利用した。
そして、7月の旅行のときはカプセル・イン・蒲田(2,800円)に泊まり、蒲田駅東口発4時30分の京浜急行バス(蒲30)に乗って空港まで行った。
おそらく、公共交通機関を使ったアクセスとしてはこれが最も安価ではないかと思う。

ところが、先月の北海道旅行に行く前に立ち寄ったお台場の大江戸温泉物語、このときは寝台特急「北斗星」に乗る前に一風呂浴びようと行ってみたのだが、ウェブサイトでいろいろ調べてみると、まず目に付いたのは「羽田空港 早朝便フライト前泊プラン」、バス代込みで2,800円は蒲田駅前のカプセルホテル並の安さである。
もっとも中で飲食すると、蒲田にいるより高くつくかもしれないし、今のところバスが1本(大江戸温泉 3:50-4:20 羽田空港)しかないので、空港で時間を持て余す場合もあるが、首都圏在住以外の人や外国人観光客にとっては東京観光のついでに寄れるメリットがある。
また、同じようなプランを提供しているところとして天然温泉平和島があり、どちらか便利な方を使ってみるといいだろう。

一方、成田空港への早朝アクセス手段の一つとして京成バスの東京シャトル(900円)があるが、これに「大江戸温泉物語セットプラン」(1,200円)を足して利用することができる。
それ以外の方法でも成田空港へ早朝に辿りつくことはできるが、成田空港に到着してから2時間程度は時間潰しをしないといけない。(成田空港第2ターミナルから早朝便でご出発のお客様へ
週末沖縄でちょっとゆるりの著者、下川裕治氏はこのときのことを次のように書き表している。
私はこんな思いをするくらいなら「大江戸温泉物語セットプラン」に1,200円を払って、3時40分発の東京シャトルのバスに乗るだろう。
私がこのような時間帯の悪いフライトを使うときは、短期間の旅行でも現地滞在時間を確保したいときか、滞在先での移動に都合がいいなどの条件があってのことで、単にチケットの表示料金が安いからといって買うことはないからだ。

ところで、国土交通省東京都が、2014年10月26日から2015年3月31日まで羽田空港の利便性改善のための実証実験を行う目的で、羽田空港への深夜早朝のアクセスバスが設定されることが報じられた。(2014年9月24日 タビリス-羽田空港「深夜早朝アクセスバス」の時刻表と値段。東京駅、新宿、渋谷、品川、横浜などへ5路線を新設。
利用率がよければ2015年4月以降の運行も検討されるそうだが、これらとインターネットカフェや24時間営業のレストランなどを組み合わせれば、体力的には苛酷かもしれないが、よりバリーエーションのある旅行が楽しめることになるかもしれない。

週末沖縄でちょっとゆるり by 下川裕治
LCCの乗り入れは沖縄好きには朗報だった。
小躍りするほどだった。
しかし、世のなかはそう甘くない。
LCCの安さの背後には、つらさやストレスが横たわっている。
それでも沖縄に行きたいという思いが勝ってしまう。
そして朝の6時10分発というLCCに予約を入れてしまうのだった。
成田空港から那覇に向かうジェットスター便だった。

夏のシーズンに入り、その運賃はかなり値上がりしてきている。
が、僕がパソコンのモニターを眺めていた6月、この早朝便は5千円台の運賃だった。
しかし、6時台に出発するこの便に合わせて成田空港へ行くことは大変なことだった。
都内に住んでいたら、始発電車を乗り継いでいっても間に合わない。
成田空港近くに前泊したら、安いLCCを使う意味がなくなってしまう。

成田発那覇行きのジェットスターには、8時台に出発する便もあった。
これなら始発に乗っていけばなんとか間に合うのだが、運賃が2千円ほど高く設定されていた。
それがLCCというものなのだろうか。
その2千円の差に悩むのだ。
「LCCに乗るぞ」と決めた時点で、節約モードのスイッチが入ってしまう。
この2千円が、実際の価値以上に映ってしまうのだ。

成田空港に行くには、午前1時台に東京駅から空港に向かう格安バスしかなかった。
乗ることにしたのは、午前1時30分に出発する東京シャトルというバスだった。運賃は900円。
午前1時すぎにバス停に行くと、すでに長い列ができていた。若者が多かった。
ほぼ徹夜で乗る飛行機を若さで乗り切ろうとするタイプなのだろうか。
このなかには、無類の沖縄フリークもいるのかもしれない。

満員の客を乗せたバスは定刻に出発した。
すぐに高速道路に入る。
そして途中の酒々井のパーキングエリアで休憩し、成田空港に着いたのは3時近かった。
通常なら1時間のコースを1時間半。

その意味を成田空港ターミナルの入り口の前で知らされることになる。
ターミナルがまだ開いていないのだった。
乗客たちはドアの前でぼんやりと待つしかない。
3時半頃だろうか。
警備員が現れ、ドアを開けてくれた。
館内の照明も次々についていく。

しかし眠さとの闘いはこれからだった。
ジェットスターのチェックインカウンターに行ったのだが、スタッフは誰もいなかった。
通路のソファに座り、うとうととするしかない。
4時過ぎにスタッフが現れてチェックイン。
しかしその先のセキュリティーチェックが開いていなかった。
その前で再び30分待つことになる。
搭乗待合室に入ったのは5時だった。
そこでまた30分待ち。
こうしてやっと、飛行機に乗り込むことができた。
沖縄に行きたいという思いだけで乗り切る長い夜である。

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