屋上プールからの素晴らしい眺め

10/20(Sat)

今回の旅行はまさに思いつきとも言えるものだった。
当初、秋の海外旅行はワールドインベスターズの石田さんが主催するアゼルバイジャン経済視察(10月3日~10月8日)に行くことにしていたのだが、仕事の都合で行けなくなってしまった。
そこで、懇意にしているエアーリンクトラベルに電話をかけて近隣諸国へ就航するフライトの空席状況を確認すると、10月20日前後のANAの香港行き(総額58,500円)、そして、11月の3連休のときにはキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)のバンコク行き(総額80,300円)のフライトがリーズナブルな価格で入手できると言われたので、双方一緒に予約を入れることにした。
ちなみに、私は10月から12月までスターアライアンス系列の航空会社でシンガポールへ3往復すれば(これを俗にマイル修行と言うが)マイレージプラスのプレミアゴールド到達に可能性を残していたのだが、これでほぼ完全に潰えることになった。

KAL Lounge at Narita International Airport KAL Lounge at Narita International Airport
Narita International Airport Narita International Airport
成田空港(Narita International Airport)

そして当日、私はダイナースクラブカードによるラウンジ利用特典を成田空港で体験するために早めに自宅を出た。
9月の台湾・香港旅行では成田空港に着いたのがチェックインカウンターが閉鎖されるギリギリの時間だったので、ラウンジ(第二ターミナル)を使うどころではなかったのだ。
ウェブサイトによれば、成田空港第一ターミナルで使えるラウンジは、出国審査通過後ではKAL Business Class Loungeとなっている。
このラウンジで提供されるサービスは今ひとつで、ソウル行きの大韓航空のフライトが出発した直後であることを差し引いても、ラウンジがガラガラだったということはそれなりのものと多くの人が判断した結果だろうと思う。
こうしてみると、ダイナースクラブカードで使えるラウンジと、Priority Passで使えるラウンジは同じようで、今のモニター特典で空港ラウンジを体験しておけば、年会費の無料期間(2014年8月まで)が終わってもダイナースクラブカードを持ち続けるかを含めて、楽天プレミアムカードのようなPriority Pass付のクレジットカードを持つかどうかの判断材料にもなるだろう。

Best Western Hotel Harbour View Best Western Hotel Harbour View
Best Western Hotel Harbour View Best Western Hotel Harbour View
Best Western Hotel Harbour View Best Western Hotel Harbour View
華麗海景酒店(Best Western Hotel Harbour View)の屋上プールからの眺め

午後2時前に香港国際空港(Hong Kong International Airport)に到着、ここで9月の旅行で登録したばかりのフリークエント・ビジター・eチャンネル(Frequent Visitor e-Channel)を通ってみる。
パスポートに貼られたバーコードの読み取りが終わると最初のゲートが開き、次のゲート前で指紋認証が終わると、入国日・氏名・パスポート番号・滞在許可期限が印字されたl上陸票(入境標籤/landing slip)が出てくるので、それをもらっておく。
これが入国スタンプの代わりになるものなので、少なくとも香港を出国するときまでは保管しておいた方がいいだろう。
eチャンネルのゲートを通過した私は、バゲージクレームのターンテーブルを横目に見ながらエアーポートエクスプレス(機場快綫/Airport Express)のホームへと向かう。
今回は、わずか2泊の旅行で機内持ち込み手荷物(carry on baggage)だけなので、着陸からわずか30分ほどで列車に乗り込むことができる。
入国カードを書く必要もないし、これに慣れてしまうと、一般レーンで出入国するのが面倒になりそうだ。

ホテルにチェックインしたのは3時頃、意外に日本人も多いのか、フロントスタッフが片言の日本語を話す。
夕食の時間帯まで特にやることもないので、ホテルの屋上にあるプールへ行ってみる。
季節柄、水は冷たく入っている人はほとんどいないが、ここから見える景色はなかなかのものである。
プールサイドで日光浴ができるのもせいぜい4時過ぎまでだ。

陽が落ちてからは旺角(Mongkok)の女人街(Ladies' Market/Tung Choi Street)に行ってみる。
ホテルから港鐵(MTR)の上環(Sheung Wan)までは無料のシャトルバス(Free City Shuttle Bus Services)があるのでそれに乗って行く。
このタイミングに合わないときはトラム(tram)の東邊街(Eastern Street)が最寄駅なのでそこから電車に乗るといいだろう。
旺角の女人街は見慣れた光景ではあるが、マーケットで売っている小物を物色したりして時間を潰す。
途中で見つけた足マッサージ屋に入ってみるが、あまり上手ではない。
こればかりは当たり外れがあるので、やはりガイドブックに載っているような店に入るべきだったかと後悔する。
まあ、たまにはこういうこともあろうかと苦笑いしながらホテルへと戻った。

スタンレービーチでリラックス

10/21(Sun)

今日は先月に引き続きスタンレー(赤柱/Stanley)へ行ってみた。
ホテルから港鐵(MTR)の上環(Sheung Wan)までは無料のシャトルバス、そこでMTRの港島綫(Island Line)に乗り換え、終点の柴灣(Chai Wan)まで行けば、そのままスタンレー行きの16X番のミニバスに乗り継ぐことができる。
ところが、これが誤算だったのは、意外にミニバスを使う人が多く、柴灣(Chai Wan)で相当待たなければならなかったのだ。
やはり週末は奇をてらわず、中環(Central)の交易廣場(exchange square)から6番、6A番、6X番、260番のいずれかのバス(城巴-新巴)に乗るのがいいだろう。
もっともトラム(tram)に乗って東邊街(Eastern Street)から金鐘港鐵站(Admiralty MTR Station)へ行き、そこでバスに乗り継いだ方が時間はかからない。

赤柱(Stanley)
Stanley Stanley Stanley Stanley Stanley
Stanley Stanley Stanley Stanley Stanley
Stanley Beach Stanley Beach Stanley Beach Stanley Beach Stanley Beach

スタンレーに着いたのはちょうど昼食時だったので、食事を兼ねて久々にマーケットの方へ行ってみた。
ここは元より英語が通じやすいということで有名なので、白人の比率がほかのマーケットに比べると高いように思える。
ほかのところが夕方以降賑やかになるのに対し、ここは昼間が賑やかなところだし、10月まではビーチで泳げることもあって、買い物とビーチでの日光浴の双方が楽しめるのだ。
ところで、「リストラおやじのあぶない生活!」の管理人である風じさんが「香港ネタ・お土産にジェニー・ベーカリーのクッキー」というコラムで紹介していたJenny Bakery、帰国してから赤柱新街(Stanley New Street)にあることも知ったのだが、こちらの混み具合はどうだったのだろうか。

さて、昼食を終えて行ってみたビーチ、日差しは日光浴をしながら読書をするにはちょうどいい感じだが、さすがに水は冷たい。
一応、今月までは泳げると言われる香港でも10月の海の冷たさは日本人には厳しいかもしれない。
ムスリムの女性たち、たぶんインドネシア人だろうが、水際でキャーキャー言いながら遊んでいる。
彼女たちは公の場で肌を見せて泳ぐということが戒律に反するので、服を着たまま水に入っていくのだが、あれだと水を含むと重たくて大変だろうと思った。
それともジョグジャカルタのプールでも見られたように、彼女たちはあの格好で水遊びすることに慣れているのだろうか。

フィリピン人で溢れる日曜日の中環(Central)
Central Central
Central Central
Central Central

帰りは行きとは逆に中環(Central)の交易廣場(exchange square)へ行くバスに乗って帰る。
終点まで乗ると歩くのが面倒なので大會堂-干諾道中(City Hall-Connaught Road Central)のバス停で下りる。
ここだと、有名な皇后像廣場(Statue Square)に近いので、買い物をしたり、次のところに移動するには便利だからだ。
もちろん今日は日曜日なので、香港で働くフィリピン人女性たちが大集結、彼女たちはここで職場(香港人の家庭)の情報交換をしたりするのだろう。
こうして英語が堪能な香港の家庭ではフィリピン人のメイドなどを雇うことができて、女性の社会進出も進むというわけだ。
翻って日本では相変わらず言葉の壁が厚く、こうした光景はほとんど見ることができない。

El Gaucho in Macau El Gaucho in Macau
El Gaucho in Macau El Gaucho in Macau
マカオでオフ会(阿根廷美食/El Gaucho)

今夜はワールドインベスターズのアンシャンレジームさんとマカオで会う約束をしたので、上環(Sheung Wan)からフェリー(163香港ドル=1,660円)に乗って現地へと向かった。
彼曰く、今月の12日から21日まで、タイパ島でルソフォニア・フェスティバル(葡韻嘉年華/Festival da Lusofonia)というポルトガル語圏のミュージックカーニバルをやっていて、今日が最終日なので、ついでに行ってみようということになった。
私たちが行ったときはほとんど終わりに近いような感じだったが、旧ポルトガルの植民地がこれほど多いとは、という歴史の勉強の舞台となった。

その後、私たちは阿根廷美食(El Gaucho)というアルゼンチンレストランで夕食を取ることになった。
オーナーは以前日本にいたことがあって日本語がペラペラだが、それがなぜマカオに?ということまでは聞くのを忘れてしまった。
夕食をご一緒した、マカオでHouse Cafeというバーを経営している金子さん曰く、最近ではポルトガル本国からマカオへ稼ぎに来る人が多いと言う。
やはりギリシャ危機がクローズアップされている影では、斜陽化しているかつての海洋国家の若者が海外へ流出しているのだ。
ポルトガルやスペインはかつての植民地が働く場所として存在するが、日本は斜陽化したらどうなるのだろうか。
私は金子さんの一言が今でも忘れられない。
「自営業者としては例え失敗するにしても、落日の日本でなく、経済発展途上のマカオで失敗したい。だからここに来たのだ。」

新型ATMカードに関してHSBC香港訪問

10/22(Mon)

この日は、先月、HSBC香港のオーシャンセンター支店のジョン・ラウ(John Lau)さんから勧められて作ったクレジットカード(2012年10月2日-HSBC香港からクレジットカード(Advance Visa Platinum Card)が送られてきた)に銀行口座を関連付けする手続きをしてきた。
この手続きは、HSBC香港から送られてくる新しいATMカード(new HSBC ATM Chip Cards)が、PLUSとCirrusのネットワークを使えなくなるため、それを補完するためのものである。(香港HSBCお助け支店-詳しくわかる新ATMカードQ&A特集

HSBC香港のクレジットカードに銀行口座を関連付け(the link-up of credit card account and bank account)する手続きについては、支店窓口で書類を出してから1週間ほどで手続きが完了すると言われて帰国した。
しかし、帰国後に送られてきた通知には、クレジットカードに関連付けされた銀行口座を有効にするためには、最初に香港内にあるHSBCか恒生銀行(Hang Seng Bank)でクレジットカードを使わないとならないと書かれているため、手続き後、一度は香港に渡航しないといけない。(To activate the Triple Access facility first use your credit card at any HSBC or Hang Seng Bank ATM in Hong Kong. Once this facility has been activated, you can operate the linked accounts in Hong Kong or ocerseas at any HSBC or Hang Seng Bank ATM with an account selection function.)

このことは支店窓口で手続きした際に、アイビー・ン(Ivy Ng)さん(ジョンさんが休暇で不在だったためアシスタントの彼女が応対した)から説明されていたのだが、私はすっかりと忘れていた。
最初に彼女から「今度はいつ香港に来るの?」と聞かれたとき、単なる世間話かと思って聞き流したのがいけなかったようだ。
私が記憶している限りでは、アクティベートが4ヶ月以内にできなかったときは支店へ直接来ればいい、とのことだったように思う。
私の場合は、香港へ渡航する機会も多いので再訪することに何の問題もないのだが、そうでない人は、香港渡航の1ヶ月前にクレジットカードと銀行口座の関連付けの手続き書類(HSBC香港から取り寄せ:Credit Card Services Request Form)を郵送しておくといいだろう。
ちなみに、郵送でHSBC香港のクレジットカードと銀行口座の関連付けをするための手続きについては以下のとおりだ。

Re: Credit Card Services
Thank you for your email regarding the link-up of credit card accounts and bank accounts.

Our HK dollar credit card cardholders can link a maximum of two of their HK dollar bank accounts to their HK dollar credit cards. Cardholders can withdraw money from these linked accounts through all local HSBC Group's Automated Teller Machines (ATMs) or those with Plus/Visa logo that support the account selection function.

In order for us to link cardholders' bank accounts to their credit cards, please mail us an instruction bearing with their authorised signatures to the following address:

HSBC Card Services
8/F Tower 2 & 3, HSBC Centre, 1 Sham Mong Road, Kowloon, Hong Kong

Upon receipt of the instruction, we will process it within four business days.

If you have any other questions, please contact us by email through HSBC Internet Banking or call (852) 2233 3322 (for HSBC Premier customers), (852) 2748 8333 (for HSBC Advance customers) or (852) 2233 3000 (for other Personal Banking customers).

Yours sincerely

Customer Service Officer
Card Services

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