7/27(Sun) |
今回の香港・マカオ旅行は名付けてLCC(Low Cost Carrier=格安航空)体験の旅とでも言おうか、単にノリで予約してしまったのだが、往路が羽田発の香港エクスプレス航空(Hong Kong Express Airways)、復路は関西空港行きのピーチ・アビエーション(Peach Aviation)を利用することにした。
なぜ往復とも羽田発着のフライトを使わなかったのかといえば、香港から羽田に飛ぶと、夜行便(羽田に早朝到着)を使うことになり、体にキツそうだったからだ。
まさに低価格のLCC(Low Cost Carrier=格安航空)ならではのリスクなのだが、片道ずつ予約できるメリットを生かして渡航日程を組めば、多少は体に優しいスケジュールになる。
ここで問題になるのが、羽田発6時20分発のフライトにどう対応するかで、空港内で泊まるか、蒲田駅周辺に泊まって4時30分発の京浜急行バス(蒲30)に乗るか、の選択だったのだが、前日は昼が「バーベキューパーティ@城南島海浜公園」、夜はkimcafeさん主催の「東京ジャーミー・ラマダンオフ会」と、飲み会が連チャンになるので、カプセル・イン・蒲田に泊まることにした。
大きな手荷物は飲み会の前に羽田空港のコインロッカーに預けたので、最も安価に過ごすなら、空港で野宿というプラン(地滑小心な羽田空港ブログ(2014年7月27日)-羽田空港・深夜の過ごし方2014 早朝620発の香港エクスプレスに搭乗するの編)なのだが、連チャンの飲み会の後でこれをやるのはいくら安全な日本といえども盗難のリスクが大きすぎる。
それに、空港内にあるファーストキャビンに泊まるなら、同じような値段で蒲田駅周辺のホテルに泊まれると思ったからだ。
ただ、真夏のカプセルホテルは公共空間は冷房がほどよく効いていて快適なのだが、寝室内はそれほどでもなく、汗かきの私には辛い選択となった。
ちなみに、羽田発の早朝便に乗るために大江戸温泉物語の「羽田空港 早朝便フライト前泊プラン」を使う手もあることを申し添えておこう。(2014年10月4日-東京発早朝LCC利用のハブになり得る大江戸温泉物語)
そして、出発当日、起床は午前4時、予定通り蒲田駅東口4番乗り場のバス停から4時30分発の京浜急行バス(蒲30)に乗って羽田空港へと向かう。
空港には5時前には到着するので、フライトのチェックインをした後は朝食を取るためにレストランへと向かう。
LCC(Low Cost Carrier=格安航空)である香港エクスプレス航空は、機内食が無料で提供されないので、どこかで食べておいた方が無難だろう。
機内に入ると、事前情報(香港マイタン日記(2014年1月29日)-LCC 香港エクスプレス 羽田→香港 深夜便)にあるとおり、座席のリクライニングはできなかったが、3席を占領して横になれたので予想外に快適だった。
おまけに、カプセルホテルで寝れなかった分も熟睡した感じで、香港到着のアナウンスで起きたぐらいだった。
もしかすると、このフライトに乗るときは寝不足で乗るのがちょうどいいのかもしれない。(笑)
香港國際機場(Hong Kong International
Airport)に到着した後は、昨年9月の香港・マカオ旅行のときに仕入れた3香港のSIMカード(3G
International Roaming Rechargeable SIM Card)のリチャージをするために、出発ロビーにある3香港のショップへ向かった。
ところが、ここには店舗はなく、別のショップが来るような貼り紙がされていた。
リチャージだけだったらコンビニでもできるのだが、日本を出国する数日前に国際ローミング(International Roaming)が突然できなくなってしまったので、念のための確認をするために別のショップに行くことにした。
空港からA21のバス(Cityflyer)に乗って、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の金馬倫道(Cameron Road)バス・ストップで下りると、あいにくの土砂降り、スコールのような感じだったが、その中で過去の記憶を頼りにショップを探すのは難渋した。
おまけに、以前はCarnarvon Road(加拿芬道)沿いにあったショップが、金馬倫道(Cameron Road)沿いに移っていたので、余計にわかりずらかったかもしれない。
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噴射飛航(Turbo Jet)-豪華位(Super Class) |
香港でのミッション(!?)を終えた私は、上環(Sheung Wan)にある港澳客輪埠頭(Macau Ferry Terminal)からマカオへと向かう。
あまりにも慌てていたせいか、買ったチケットは何と豪華位(Super Class)(330香港ドル=4,320円)のもの、出発前に昼食を済ませていたのに、船内でも軽食がサーブされたが、当然食べ切れないので写真だけ撮って終わりとした。(苦笑)
東京から香港へ来るのにLCC(Low Cost Carrier=格安航空)を使っているのに、香港からマカオへ行くのに豪華位(Super Class)では釣り合いが取れないが、そこのところはあまり気にしないでおこう。
マカオの場合、昼間なら外港客運碼頭(Outer Harbour Ferry Terminal)から主要なカジノホテルへ向かう無料のシャトルバス(Complimentary
Shuttle Buses)が運行されていて、それに乗ってくればタクシーを使う必要はない。
ホテルに着いた私は、アンシャンレジームさんに連絡を取って夜の再会を約した後は、プールでのんびりと過ごすことにした。
考えてみれば昨日から落ち着く暇がなかったので、外出しようという気力もなかったし、幸いなことに天気も良くなっていたからだ。
午後5時という時間であったが、さすがに7月なのでプールにいる方が気持ち良かった。
夕食はフェイスブックを通じてPharmさんから勧めてもらったレストランへ行ってみた。
いつもと違ってホテルのレストランだったので、値段は少々高めながら落ち着いた雰囲気で洋食を味わうことができた。
写真はイベリコ豚のグリルなのだが、私が想像していたものよりも肉厚だった。
市街地から歩いて行ける距離にないので、バスで行けるかどうかは確認してみないとわからないが、酒を飲みたいならタクシー利用がベターだろう。
夕食が終わった後は、私のホテルのカジノでコーヒータイム、しばし雑談に花が咲く。
私の泊まったホテルのカジノはラスベガス並みにドレスコードが緩く、Tシャツや短パン、サンダルでも入場できるのがいい。
アンシャンレジームさん曰く、マカオではどこでも同じ、とのことなのだが、もっと高級ホテルでもそうなのだろうか。
彼とお別れした後は、久しぶりに大小で遊んでみた。
これはルールが簡単なために初心者でも遊びやすい。
結果は投資元本の5割増しのリターン、ということで、こちらも久々の勝利、部屋に帰って思わず祝杯をあげてしまったよ。(笑)
7/28(Mon) |
マカオの滞在はわずか1泊で香港へと戻る。
この日は午後1時にHSBC香港オーシャンセンター支店(海洋中心分行/Ocean Centre Branch)のジョン・ラウ(John Lau)さんとのミーティングの約束を入れていたので、それに合わせてフェリーに乗ることにした。
出発まで時間的に余裕があったので、今日の朝食はビュッフェ・ブレックファースト(165パタカ=2,060円)にしてみた。
ゆっくりと朝食を味わった後、午前10時に澳門十六浦索菲特大酒店(Sofitel
Macau at Ponte 16)をチェックアウト、ホテルからマカオの外港客運碼頭(Outer Harbour Ferry Terminal)へ行く無料シャトルバスに乗ると、ちょうどうまい具合に尖沙咀(Tsim
Sha Tsui)の中國客運碼頭(China Ferry Terminal)に向かう噴射飛航(Turbo Jet)のチケット(147香港ドル=1,930円)が取れた。
香港に到着する時間によって直接銀行へ行くか、一旦宿泊先である香港粵海酒店(Guangdong Hotel Hong Kong)にチェックインするか決めようと思っていたのだが、約束の時間まで余裕があったので、一旦ホテルに向かうことにした。
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HSBC香港-海洋中心分行(Ocean Centre Branch) |
パスポートとお金を持ってHSBC香港がある廣東道(Canton Road)まで引き返すとちょうど1時前だ。
少しの間、待たされて、ジョン・ラウ(John Lau)さんとのミーティングが始まる。
今回は現時点でのポートフォリオの見直しの要否と、先月のアメリカ旅行のときに使い残した米ドルの入金が目的だ。
日本を出る直前に、HSBC香港のウェブサイトにログインすると、トップページの上部の囲みの中に赤い文字で「New Security Device」とあって、16日以内にアクティベートを完了するようにとの警告がなされていたが、彼曰く、セキュリティ・デバイスのアクティベートは簡単とのことなので、現物が手元にないこともあり、この件は激励(!?)されただけで終わりとなった。(2014年8月3日-HSBC香港から最新型セキュリティデバイス(PIN-protected Security Device)到着)
そして、肝心のポートフォリオに関しては、特段見直す必要はないだろう、とのことで、ミーティングはわずか20分で終了した。
もっとも、米国のハイイールド債券(high yield bond)市場が不安視されているのは確かだが、リーマンショックのときの下落率(15%)と同レベルまでは自分の中では許容範囲となっているので、当面はこのままにしておこうと思っている。(2014年8月9日-米国のハイイールド債券(high yield bond)ブームに陰り)
HSBC香港での用事を済ませた後は海水浴日和だったこともあり、港鐵(MTR)に乗って金鐘(Admiralty)へ行き、そこからスタンレー(赤柱/Stanley)行きのバス(城巴-新巴)(6番、6A番、6X番、260番)を捕まえて深水灣(Deep Water Bay)へ行くことにした。
ここは、スタンレー行きのバスの通過点になっていて、景色が何となく良さげだったので以前から気になっていたのだが、いつも終点まで行ってしまっていたので、今回はここで下りてみることにした。
この深水灣(Deep Water Bay)は、私の知る限りでは、日本のガイドブックには掲載されていないのだが、2011年9月の香港・ギリシャ・ドイツ旅行の途上、アテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港(Athens International Airport Eleftherios Venizelos)のブックショップで買い入れたEyewitness Travel Top 10 Hong Kongには淺水灣(Repulse Bay)や赤柱(Stanley)とともに、香港島南部(Hong Kong Island - South)の見どころトップ10に入っているところだ。
ビキニ美女の割合は赤柱(Stanley)には負けるが、風光明媚な景色はこちらの方が勝っているような感じがした。
時間的にも赤柱(Stanley)や淺水灣(Repulse Bay)に行くのとそれほど変わらないので、一度はここでバスを下りてみるのもいいと思う。
慌ただしい旅の締めくくりは、第二文化國際有限公司(Daini Bunka International Limited)という香港法人のオーナーである加藤さんとのオフ会だ。
彼女とは今年の1月23日に東京で開催された越境会のセミナー「第2回
オフショア法人設立入門 ~香港・シンガポール・BVI・セイシェルほか~」でお会いしたのが最初で、今回のオフは久々の再会というわけだ。(参考:2014年1月26日-税務行政執行共助条約はオフショア法人包囲網になり得るか)
彼女に最初に連れて行ってもらったのはAmazakeという和風の名前のバー、ここでは軽く飲むつもりだったのが、予想外に飲んでしまったので、その後は流れるままに・・・(笑)
朝からアクティブに動いたせいか、二次会、三次会と、さらに飲んだ後は、タクシーでホテルへ帰還、あっという間に寝入ってしまった。
7/29(Tue) |
2泊3日の香港・マカオ旅行、今回はLCC(Low Cost Carrier=格安航空)体験の旅ということなので、帰国便はピーチ・アビエーション(Peach Aviation)に乗ることにした。
この会社は日系LCCなので国内線もかなり飛んでいるのだが、関西空港が本拠地になっているため、私は国内外ともに初めての搭乗である。
とりあえず、今日のフライトは12時30分ということで朝はのんびりしていられると思ったのだが、昨夜の飲み過ぎが効いたのか、起床したのは9時半過ぎ、慌てて身支度してホテルをチェックアウトする。
フロントで手続きしているときに目に入ったのが空港行きのシャトルバス(Airport Shuttle Bus Service)の時刻表、ドア・トゥ・ドアで140香港ドル(1,830円)なら乗ろうかと思ったのだが、次の便が搭乗時間に間に合いそうもないので断念、やむなく彌敦道(Nathan Road)まで歩いて、A21のバス(Cityflyer)に乗って香港國際機場(Hong Kong International
Airport)へ向かう。
空港に到着したのは11時前、私は香港の出入国に関してはe-Channelを通ることができる(2012年9月20日-香港のフリークエント・ビジター・eチャンネル(Frequent Visitor e-Channel)に登録)ので、1時間前に空港に到着しても間に合うのだが、この日は朝食もロクに食べていないし、LCCは機内食などが有料なので、いつものようにダイナース特典で使えるラウンジに行こうと思った。
ピーチ・アビエーション(Peach Aviation)のチェックインカウンターは第二ターミナルだが、出国審査を終えれば、第一ターミナルと繋がっていることがわかっていたからだ。
ところが、搭乗ゲートはノースサテライト(北衛星客運廊/North Satellite Concourse)にある501、ラウンジがある場所からは相当に離れていることがわかり、とてもゆっくりしていられる時間はない。
仕方がないので、昼食をテイクアウトして飛行機に乗り込むことにした。
LCCで帰るということを計算をしていなくて、ギリギリに空港へ着いたことが間違いの元だった。
飛行機の乗り心地は、最前列のファストシートを購入したこともあって快適であった。
機内販売が始まったところで、飲み物だけを購入し、空港でテイウアウトした昼食を食べることにした。
こういうのはあまり芳しいことではないのだろうが、キャビンアテンダントから何か言われることはなかった。
到着間近になってシートポケットに入っているリーフレットを何気なく見ると、So-Netが提供している日本国内用のプリペイドSIMを機内販売しているというものだった。
一般的に日本はプリペイドSIMが普及していないというのが定説なのだが、こういう隠れたところで売られているのだろう。
基本的には訪日外国人向けなのだが、将来的に海外ロングステイの身になったときに使えるかもしれないと感じた。
関西空港到着はほぼ定刻、今夜は親類宅にお世話になることにしていたので、大きな荷物は自宅へ送ろうと思ったのだが、ピーチ・アビエーション(Peach
Aviation)のフライトは第二ターミナルに着くため、ダイナース特典で無料宅配サービスを受けられるJAL ABCのカウンターや、JRや南海電車の発着駅も第一ターミナルということで移動しなければならなかった。
そのわずかな時間の差で列車を一本遅らせなければならなかったのだが、これも安価なLCC(Low Cost Carrier=格安航空)を使うことによるリスクの一つと言えようか。