今年の夏の旅行は円高ユーロ安の恩恵を受けて2年ぶりの欧州へ出かけることにした。
何しろ2年前の欧州旅行のときは円安ユーロ高の真っ只中、最高値は2008年7月20日の1ユーロ=169.54円、このあたりで予約を入れざるを得なかったホテルや交通機関は、単価60ユーロ(約10,000円)以下に抑えることを目標に検索した。
そして、今回の旅行も欧州内のエアーはWhichBudget.comを最大限に利用、ホテル代は円高の恩恵を受けて、2年前に比べると驚くほどの安さで予約ができるようになった。
何しろ単価のレンジを100ユーロ(約11,000円)まで広げられるというのは心理的にも楽である。
おそらく、PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン)危機による観光客減も、ホテル単価の低下に拍車をかけているかとも思えるが、円換算すると1990年代を彷彿とさせる金額は私にとっては朗報である。
前回は現地決済型のvenere.comを使い、支払いは円高時に作ったユーロのトラベラーズチェックを換金して円安のリスクをヘッジしたが、今回は円だけでなく、米ドルに対してもユーロは安いので、事前決済型のagoda(この会社は米企業のPriceline (NASDAQ:PCLN)グループの一員)を使うことにした。
今のところ決定している行き先はスペインのイビサ島とモロッコのフェズだけだが、スペインからフェズへ直接乗り入れるフライトがなければ、今回のようなプランニングはできなかっただろう。
そういった点では欧州の格安エアーが果たす役割というのはとてつもなく大きい。
欧州の格安エアーの代表格はRyanairだが、これを使うとスペインとモロッコ間のプランニングが非常に楽になり、10日間程度でも双方の主要観光地を網羅することが可能になる。
そして、もう一つの代表格であるeasyJet、これは私が2年前に使ったキャリアだが、この会社もマドリードからモロッコのマラケシュ(Marrakech)へ乗り入れているし、イタリアのミラノやローマからギリシャのミコノス島やサントリーニ島へのダイレクトフライトも飛ばしている。
それ以外にもいろいろな航空会社がネットワークを築いているため、探してみれば旅の楽しみも広がるだろう。
ところで、今回の旅行の残りの日程については、フェズ(Fez)からシャウエン(Chefchaouen)を経て、タンジェ(Tanger)からジブラルタル海峡をフェリーで渡ってスペインのアルヘシラス(Algeciras)へ、最後は列車でマラガからバルセロナ入りというのを考えているのだが、日程的には厳しいかもしれない。
いずれにせよ、どこを省くかは現地での体力次第ということになるのかな。
上海万博が始まって3週間余り経過した。
私は格別このイベントに興味があるわけではなかったのだが、それゆけ個人旅同好会の海外オフを上海にするとかいう話があったので、少し関心を持って調べようと思った。
ところがグーグルなどで調べてみても面白いのかどうかの評判が今ひとつわからない。
その中でメディアが教えてくれない上海万博ということで、「1.入場ゲートと会場施設」と「2.最悪評価の日本館とスタンプノート」というものがヒットした。
読んでみて全く行く気が失せた!というのが本音であろうか。
それに、日本の旅行会社に置いてある万博ツアーのパンフレットも、商品としてあるから置いてあるといった感じで、おそらく彼らの本音も「お勧めしないけど行ってみれば?」くらいなものだろう。
もし熱心に勧めているならば、店内の目立つところに広告があっても不思議でないし、それがないということは・・・
ところで、私は先月20日に「香港行き片道航空券で海外発券開始」とうことで、キャセイ航空の香港行きのチケットを取ったことを書いた。
当然のことながら日本で働いている私は帰国しなければならないので、9月の旅行を終えた後の帰国便をどうするか、CheapTicketsというサイトで検索をかけてみた。
香港から成田への往復だから10月から12月にかけてまた香港旅行へ来ないといけない(爆)のだが、上海万博を10月の3連休を利用して見に行くと仮定し、中国東方航空(China
Eastern Airlines)の往復便で、往路が9月に香港(HKG)→上海(PVG)→成田(NRT)、10月9日(土)に成田→上海、11日(月)に上海→香港というルート設定をすると、燃油サーチャージと税込みでUS$348(31,320円)と出る。
チケット代は安いが、あまり興味がないイベントを1人で見に行くのもバカバカしい限りだ。
ちなみに、11月20日(土)か12月10日(金)に香港へ戻ってくると仮定して検索した場合は、中国東方航空がUS$482(43,380円)、デルタ航空がUS$564(50,760円)となる。
まあ、今のところは11月か12月の香港再訪プランが濃厚という感じかな。
昨年、オーストラリアのクイーンズランド観光局(Tourism Queensland)が「世界最高の仕事(best job in the world)」として話題を呼んだものがあった。
ベン・サウスオール(Ben Southall)さんが就いたハミルトン島の管理人(Island Caretaker)の仕事だ。
私はこのとき限りの話題かと思っていたのだが、今でも2匹目どころか何匹ものドジョウを狙って仕事を提供されているらしい。
最近ではアイルランドの旅行会社ランナウェー・ブライド・アンド・グルーム(Run Away Bride and Groom)が、「最高の仕事(ultimate job)」として、ハネムーナーに世界各地を巡ってもらい、その模様をブログにアップするという仕事を募集したところ、世界中から応募が殺到したという。
今のところ、こうした試みは英語圏のものしかないようだが、いっそのこと日本の観光庁も外国人のブロガーを何人か招待して国内を自由に旅行してもらったらいかがだろうか。
カップルでハネムーン体験、「最高の仕事」に応募殺到 (2010.5.12 CNN Japan) |
(CNN) 世界各地で半年間かけてロマンチックな結婚式やハネムーンを体験し、ブログなどで報告するカップルに、2万ユーロ(約235万円)の報酬を支払います-。 アイルランドの旅行会社「ランナウェー・ブライド・アンド・グルーム」が提案した「最高の仕事」に、1000組以上の応募が集まった。同社のウェブサイトによると、選考の結果、ロンドン在住の新婚夫婦が採用された。 同社幹部によれば、仕事の内容は、カップルでアフリカ、欧州、アジアや米国のリゾート地に滞在し、「シャンパン片手にハンモックでくつろぐ合間に」週に数回ブログを更新、共催のアイリッシュ・タイムズ紙に毎月寄稿するというもの。 国籍は問わないが、アイルランド観光の宣伝も業務に含まれる。 4月7日の締め切りまでに、米国、韓国、中国、インド、サウジアラビアなど世界各国から応募が殺到したという。 同社のウェブサイトは募集期間中に10万件のアクセスを記録した。 選考結果は9日に発表され、採用されたマーク・ダフィールドトーマスさんと妻のデニースさんは今月中旬に出発する予定だ。 同社によると、募集のヒントとなったのは、オーストラリアのクイーンズランド観光局が昨年実施して話題を呼んだ「世界最高の仕事」の求人キャンペーン。同州ハミルトン島に滞在する管理人の仕事が世界中で話題を呼んだ。 3万4000人の応募者から選ばれた英国人のベン・サウスオールさん(34)は、昨年末に無事任務を終え、「人生の中で最も濃い半年間だった」と感想を述べた。 このキャンペーンをきっかけに、同様の募集を試みたケースは他にもある。 米フロリダ州オーランド・オレンジ郡の観光協会は昨秋、67日間でオーランド市内の全テーマパークを回って記事を書いたカップルに、2万5000ドルの報酬を支払った。 また、米カリフォルニア州のワイナリー、マーフィー・グーズが昨春募集した「ワインカントリー・ライフスタイル特派員」には、約2400人が応募した。 ブログなどを通して半年間、ワイナリーを宣伝する仕事で、報酬は6万ドル。 失業中だったジョージア州の男性が選ばれ、先月の任務完了後もワイン業界で仕事を続けている。 米国のマーケティング戦略専門家、デービッド・ミアマン・スコット氏は、こうした求人キャンペーンについて「コストのかからない強力な宣伝手段だ」と語る。 同氏が世界各地の講演先でクイーンズランド観光局の求人について尋ねたところ、聴衆の約20%は「聞いたことがある」と答えたという。 関連記事 |
5月1日からミャンマーに入国するときに必要なビザ(査証)が、原則として事前取得が必要であったものが、ヤンゴンとマンダレー空港での到着客についてはアライバルビザの申請でOKになった。(Myanmar Visa Information Visa On Arrival)
今まではアライバルビザと言っても、事前にビザ取得を代行するミャンマーの旅行会社に書類を送付して政府の承認が下りれば空港での取得が可能になる(Pre-Approved
Visa on Arrival)制度だったので、こうした制限が撤廃され、単純に空港での申請だけでよくなったということだ。
ちなみに、アライバルビザ申請用紙は航空会社またはオンラインでも取得可能とのことだ。
詳しいことはPING LONG ミャンマー現地生情報や新ミャンマー通信といったブログにもアップされているが、具体的には
従来だとミャンマー旅行をしたいと思ってもビザの申請に要する時間を考えると躊躇していた人が、ミャンマー政府の目論見通りにタイに寄ったついでにぶらりと行くという感じになるのだろうか。
まあ、少なくとも写真と往復のチケットがあれば行けるようになったのだから、大きな進歩と言えるだろう。
ミャンマービザ到着時発給の新制度 (2010.5.8 朝日新聞) |
【バンコク=藤谷健】 ミャンマー(ビルマ)政府当局は今月から、観光や商用などのビザを空港で到着時に発給できる制度を導入した。 これまでは入国前に在外の大使館などで事前に取得する必要があった。 民主化の一環として年内の総選挙の実施を予定する軍事政権が、外国人訪問客に対する門戸を広げる動きとして注目される。 |