11/1(Fri)-2(Sat) | 11/1 | 東京(成田) 22:30-カタール航空(QR)807 翌4:30 ドーハ |
11/2 | ドーハのスーク・ワキーフ(Souq Waqif)散策 ドーハ 12:55-カタール航空(QR)253-16:55 バクー(ヘイダル・アリエフ) バクー市内で夜景観賞
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宿泊先 | Hilton Baku(ツアー料金に含む) | |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | ||
諸費用 | カタール・アライバルビザ(visit visa on arrival): 100QR=\2,700(クレジットカード払い) タクシー / ドーハ空港-スーク・ワキーフ: 30QR=\810 (Taxi Fare in Doha) Azercell Prepaid SIM: 10AZN=\1,260 |
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関連サイト | イスラム諸国総合リンク カタール アゼルバイジャン | |
アドバイス |
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去る9月10日に行われた「第3回越境会定期交流会」の席上、私はワールドインベスターズTVの石田さんとHIS.ビジネス・スタディツアーセクションの小林さんから誘われるままに、乗りと勢いで今回のツアーの参加申し込みをしていた。(2013年9月11日-越境会の定期交流会(オフ会)に参加してみた)
石田さんが主催する経済視察ツアーは、これまでにも何回かあったようなのだが、私がこの手のツアーに参加するのは今回が初めてである。
また、私がコーカサス地方(Caucasus)というか、旧CIS諸国に足を踏み入れるのも初めてで、いったいどんな国なのだろうかと行く前から楽しみにしていた。
ただ、アゼルバイジャン(Azerbaijan)に渡航するには、事前にeビザ(Online Application for Azerbaijan Visa)の申請に加え、紙ベースでのビザも必要だというし、現地では英語がほとんど通じないという。
一度は行ってみたいと思うものの、パックツアーでないと相当に厳しいというのが実感だ。
そこで渡りに船だったのが、今回のツアーというわけなのだ。
そして、出発当日、20時までに成田空港第一ターミナル・南ウイング『K』カウンターのHIS『WITVアゼルバイジャンツアー』看板前に集合、とのお達し(!?)を受け取っていたカタール航空グループの総勢13名はいそいそと馳せ参じた。
そう、私はほとんどパックツアーに参加したことがないので、こういう儀式(!?)の経験がないのだが、パックツアーの場合は、こうして皆で集まって旅行会社の方が優しくチェックインの手続きもしてくれるという段取りなのだろう。
私の場合、関心はチェックインしてくれるかどうかでなく、12時間もの遠距離便のフライトで通路側の席が割り当てられるかどうかなのだが、その点は幸いにも確保されていたものの、あいにくと中央の席になったメンバーもいたりして、旅行会社のスタッフが一括してやるというのもメンバーによっては善し悪しなのだろうな、と思った。
それにしても成田空港の飲食店や売店が21時過ぎには閉店、その時間に出発するフライトがほとんどないということもあるのだろうが、世界の主要空港から大きな後れを取っていると思うのは私だけなのだろうか。
成田国際空港 | |
アゼルバイジャンに向けて出発! | 驚くことに21時過ぎには店はすべて閉店! |
中東系のフライトに乗るとき、私は今回でわずか2回目なのだが、その目的地に着く時間が異常に中途半端なことが悩みの一つだ。
今回のフライトも午前4時半にドーハ(Doha International Airport)に到着、バクー(Baku International Airport)行きの乗り継ぎ便が午後1時前、正直言ってトランジットホテルないの?と言いたくなる時間帯だ。
英語サイトのThe Guide to Sleeping in Airports - Doha Airportによれば、午後6時まではオリックス・ロタナ・ドーハ・ホテル(Oryx Rotana Airport Hotel)でデイユース(Day Room)のサービス(最高6時間滞在可)が受けられるとある。
また、ドーハ空港のウェブサイトには、オリックス・ラウンジ(Oryx Lounge)は、エコノミークラスの搭乗者でも金を払えば利用することができると書かれていた。
ところが、私たちは果敢に未明のドーハの街中へ繰り出すことを選択した。
我らがリーダー、石田さんがアルジャジーラ・カフェ&ブロードキャスト・ステーション(Aljazeera Cafe & Broadcast
Station)に行こうと言うからだ。
そこに行けばお洒落な雰囲気の中で、優雅な朝食が取れる。
そう期待に胸を膨らませた私たちは4台のタクシーに分乗して出かけた。
石田さんがそれぞれのタクシードライバーに渡した地図は、大胆にも空港も道路もランドマークも描かれていない白地のグーグルマップに目的地だけが記されているものだ。
私は見た瞬間に頭がクラクラした。
たとえ、アラーの神が味方しても目的地に到着できるかどうかわからない代物だったからだ。(爆)
それでも神は私たちに味方したのか、目的地らしきところには着いた。
アルジャジーラ・カフェ&ブロードキャスト・ステーション(Aljazeera Cafe & Broadcast Station)は地図などなくても行けるほど有名なところだったのだろうか。
しかし、期待は無残にも打ち砕かれた。
土曜日の未明にカフェなどやっていなかったのだ。
周囲に何もない建物の傍で警備員から「帰れ」という仕草をされる私たち、乗ってきたタクシーにそのまま乗り、私たちは一縷の望みを託してスーク・ワキーフ(Souq
Waqif)に向かうのだった。
これをいつしか私たちは「ドーハの悲劇」ならず、「ドーハの喜劇」と呼ぶようになった。(笑)
朝のスーク・ワキーフ(Souq Waqif) (Souq Waqif Restaurants - Zomato) |
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幸いにして、スーク・ワキーフ(Souq Waqif)の中にはいくつかレストランがあり、早朝からやっているところがあった。
アラブ人たちはイスラムのお祈りのために早起きをするのだろうが、こうして朝からレストランをやってくれるとは嬉しい。
私たちが入ったのは、レバノン料理店のZaatar W Zeitと、24時間営業のモロッコ料理屋のTajineだ。
さすがにアルコールはない(朝から飲まないけど)が、なかなか美味しく、当てずっぽうに来た割にはいい場所だと思った。
店が開き始めれば、町中も活気を帯びてくるし、アラブ情緒も味わえるし、第三国へのフライトに乗り継ぐ時間など、ちょっとしたトランジットの合間に来るにはなかなかいいところだ。
ところで、ここのスークでハラル・ニュース(Halal News)の神田編集長が買った民族衣装のトーブ(thoub)は秘蔵品になってしまったのだろうか。
ドーハ国際空港-オリックス・ラウンジ (Doha International Airport - Oryx Lounge) |
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9時過ぎになって私たちは再び空港に戻ることにした。
バクー(Baku)行きの乗り継ぎ便が午後1時前の出発なので、それでも3時間以上は空港にいることになるのだが、耐えられない時間ではない。
ここのオリックス・ラウンジ(Oryx Lounge)は、私が持っているダイナースカードでは唯一使えるラウンジなので、出発までそこで過ごすことにする。
東南アジアのように空港までの交通が便利なところは、乗り継ぎのとき以外はラウンジのメリットをあまり感じないが、北米や中東のようなところだと有難味を余計に感じることになる。
イスラム圏ということで、11時まではアルコールが出てこないが、ゆったりとした気分で過ごせるだけでもだいぶ違うだろう。
バクー(Baku International Airport)に到着したのは夕方の5時、石田さんたちとは旧知の仲なのか、迎えに来ていたAL Travelの日本語ガイド、ラミル(Ramil Jafarov)さんと、英語ガイドのアシャ(Asya Shiraliyova)さんと握手を交わしている。
私は銀行の窓口で米ドルを現地通貨のマナト(AZN/Azerbaijan New Manat)に両替する。
今回のツアーの場合は、基本的に全行程食事付なので、両替するのはアルコールの代金や、お土産代で十分なはずなのだが、物価水準がわからないので、再両替可能なことを確認して、US300ドルを両替することにした。
そして、iPhone 4にAzercell Prepaid SIMを買って入れてみる。
買ったのはとりあえず10マナト(1,260円)分、宿泊先がヒルトンホテル(Hilton Baku)なので、部屋でWi-Fiを使えるだろうと思ったことと、今回は一人でないので、私がフェイスブックなどに投稿しなくても、誰かがやってくれるだろう(笑)と思ったからだ。
もっとも、私の場合は、現地のSIMが入手困難だったりした場合のための準備だけはしておいたが、その必要はなかったようだ。(2013年10月30日-いざアゼルバイジャン(Azerbaijan)へ)
午後6時半、ヒルトンホテルでトルコ航空グループの8名と合流した私たちは夕食前の散歩とばかりに夜景観賞に出かけた。
バクー(Baku)の夜は思ったよりも寒くなく、薄手のジャンパーがあれば十分なくらいな気候だった。
ここのハイライトは、何と言ってもバクー・フレーム・タワー(Baku Flame Towers)の全景、ライトアップされた景観はお見事の一言、参加者全員が代わる代わる写真を撮っていたのが印象的だった。
私としては、このタワーで案内をしてくれたお姉さんが素敵だったことも挙げられよう。(爆)
その後、ハイランド・パーク(Dagustu Park/Highland Park)に移動して、また夜景観賞、アゼルバイジャン初日としては十分堪能できたのではないだろうか。
ハイランド・パーク(Dagustu Park/Highland Park) | |
この日の夕食は午後9時過ぎから、結構腹ペコ状態の参加者たち、ビールがなかなか出てこないことにも少々イライラ気味、こういうときは日本のサービスレベルの高さを思い知らされる瞬間でもある。
やはり、ビールを頼んでスッと出てくるなどということは、多くの国ではあまり期待できないのだろう。
まして私たちは総勢21名、注文したものがまともに出てくるかそうかすら不安だったりして・・・
それでも翌日に自力で行動しなくていいことがかなりリラックス効果を生んだのも確かだ。
たまには気心の知れた人たちとパックツアーで行くというのも悪くないのかな、と一瞬思ったのだった。
ヒルトン・バクー(Hilton Baku) | |
シラントロ(Cilantro) |