11/3(Sun) | バクー市内観光
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宿泊先 | Hilton Baku(ツアー料金に含む) |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | |
諸費用 | Azercell Prepaid SIM: 10AZN=\1,260 (リチャージ) |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク アゼルバイジャン |
今日はバクー(Baku)の1日観光だった。
ホテルのロビーに8時半に集合し、私たち総勢21名のツアーメンバーは、AL Travelの日本語ガイド、ラミル(Ramil Jafarov)さんと、英語ガイドのアシャ(Asya Shiraliyova)さんと共に出発した。
HISからもらっていたスケジュールには、午前が市内観光、午後が企業訪問となっていたが、現地事情が変更になり、この日は1日観光となった。
私にしてみれば、観光の日と、企業訪問の日が分かれていた方が、観光の日はラフな格好でいられたので良かったと思う。
ヒルトン・バクー(Hilton Baku) | |
出発は午前9時、私たちが最初に向かったのは中央市場(Taza Bazar)、ここはバクー市民のための市場で、生鮮食料品の売り場が至るところにある。
その中でここがイスラム圏であることを示すものが、豚肉売り場が完全に分離していることだ。
DTACアゼルバイジャン観光情報局によれば、人口の95%がイスラム教徒ということだが、この豚肉売り場は残りの5%の人のためにあるのだろう。
街中でムスリムとわかる格好をしている人はほとんどいないし、言われなければ、ここがイスラム圏であることがわからないかもしれない。
次は殉教者の小道(Martyrs' Lane)、ここは、バクー市街やカスピ海を一望するハイランド・パーク(Dagustu Park/Highland
Park)にある追悼モニュメントで、1990年1月20日のソ連軍の侵攻による犠牲者のための墓地がある。
犠牲者の遺族の方たちは、モスク(Shahids' Mosque)でお祈りをした後で、ここで献花をするのだろうか。
私たちにとっては単なる観光地だが、厳粛なところであることは忘れないようにしないといけないのかもしれない。
城壁都市のバクー、そして、旧市街にあるシルヴァンシャー宮殿(Palace of the Shirvanshahs)と、乙女の望楼(Maiden's
Tower)は、2000年に世界遺産に登録されたところだ。
これらのところも私たちはガイドと共に観光したのだが、贅沢を言えば、旧市街の散策は自由時間としても良かったのかもしれない。
今回の旅行は、経済視察がメインテーマで、観光は付随の日程だったのだが、ポカポカ陽気の中、ここを素通りせざるを得なかったのだけは残念だった。
昼食は、旧市街(Old City/Köhnə Şəhər)と名付けられたアゼルバイジャンレストラン、この国がイスラム圏とは思えないのは、人々の服装もさることながら、アルコールが自由に飲めることだ。
ムスリムの国だと、地元の料理を出す店はアルコールは出さないものだが、ここはビールやワインがどんどん出てくる。
内装も宮殿仕様のようで良かったのだが、私にとってはアルコールが自由に飲めることの方が嬉しかった。(笑)
バクー市内観光-午後の部 | ||||
国営絨毯博物館(National Carpet Museum) | ||||
アテシュギャーフ・ゾロアスター教(拝火教)寺院(Atashgah Zoroastrian Fire Temple) |
午後の観光は国営絨毯博物館(National Carpet Museum)からスタートだ。
中東のイスラム諸国の名産品として絨毯は(carpet)は外せないものであるが、この博物館にも綺麗な絨毯がところ狭しと並べられている。
旧市街でも絨毯を売っている店を結構見かけたが、日本語ガイドのラミル(Ramil Jafarov)さんのような人がいるなら値切り交渉もできるだろうが、一人で交渉するには英語が通じないと言われているだけに難渋しそうだ。
でもアゼルバイジャン人が、トルコや他のイスラム諸国の商人に比べれば良心的に見えたのは気のせいだろうか。
そして、今日の観光のハイライトは、バクー郊外にあるアテシュギャーフ・ゾロアスター教(拝火教)寺院(Atashgah Zoroastrian Fire
Temple)だ。
DTACアゼルバイジャン観光情報局によれば、ここは、18世紀に商人としてこの地に住んでいた、パルシー(Parsi)と呼ばれるインドのゾロアスター教徒によって造られた寺院で、かつては地表に沸く天然ガスが自然発火したことから、火を崇拝するゾロアスター教徒に聖地として見なされていたとのことだ。
もちろん、火は今でも絶えずに燃え盛り、まさにゾロアスター教の聖地に相応しい威容を誇っている。
ツアーメンバーの一人であるハラル・ニュース(Halal News)の神田編集長は言った。「ゾロアスターLOVE(笑)」
最後に私たちはバザール・ストアー(Bazar Store)というショッピングセンターに連れて行ってもらった。
ここでは、アゼルバイジャンやグルジア(Georgia)のワインも安価に買えるし、キャビア(caviar)も買うことができる。
私は買わなかったのだが、ここでキャビアを買ったツアーメンバーの一人である小長井さんは、空港の免税店では買えないこともあるので、市内で買った方がいいと言う。
彼は前年もアゼルバイジャンに来たそうだが、その時は空港の免税店のスタッフのやる気が全くなく、キャビアを買いそびれてしまったからだそうだ。
それを聞いた私は、公共機関だけは未だに旧ソ連(社会主義)時代の面影が残っているように思えた。
Hilton Bakuに一旦帰ってきた後で、私はホテルの近くにあるPark Bulvar Shopping Mallの2階にあったAzercell のカウンターでプリペイドSIMのリチャージをした。
空港で買ったものは360MBのデータ通信をすると残高がなくなるようで、新たにリチャージしたものは、データ通信1GBプランのものにしたのだ。
もっとも、これらの交渉は日本語ガイドのラミル(Ramil Jafarov)さんがいたので可能だったことで、おそらく一人で来ていたら言葉も通じずに退散することになったことだろう。
そういった意味でも、今回のアゼルバイジャン旅行における彼の存在は大きかったと言える。
カルバンサラ(Karvansara Restaurant) (Boyuk Qala Kuc 11, Baku, Azerbaijan Tel: 012-4926668) Tripadvisor Reviews |
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すべての観光日程が終了し、私たちは旧市街にあるカルバンサラ(Karvansara Restaurant)というアゼルバイジャンレストランへ行った。
ここでのハイライトは、火の国と呼ばれるアゼルバイジャンならではのファイア・ダンス(Fire Dance)と、トルコなどではお馴染みのベリーダンス(Belly
Dance)だ。
もしかすると、定型的なプログラムでなく、私たちのためにやってくれた特別プログラムなのかもしれないが、夕食後のエンターテイメントとしては、とても楽しいものだった。
それにしてもファイア・ダンス(Fire Dance)で披露された、釘が刺さった板の上に寝たり、歩いたりというのは本当に大丈夫なのだろうか。
論理的には平気だとか言われても、見ている方は気が気でないのだが・・・
そして、二次会は皆でCHiNARというお洒落なバーへ行ってみる。
私たちは大人数で入ったが、周りを見渡すと、この店は現地の若者たちのデートスポットとなっているような感じだ。
こうなると、私にはますますアゼルバイジャンがイスラム圏とは思えなくなってきた。