香港でのトランジットは伝統的飲茶の店へ

マイレージプラスのプレミア・シルバーの資格維持のための修行の旅もいよいよ終わりになるが、最後は午前2時起きという苦行が待っていた。
フライトの時刻が払暁の時間帯なので、それに合わせて空港へ向かわないといけないからだ。
さすがにこれだけ早いと道路の渋滞はなく、わずか30分でタンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport)に到着した。
ここにはダイナースカード特典で使えるラウンジとして、アプリコット・ラウンジ(Apricot Lounge)があるが、営業時間は残念ながら朝の6時からなので、営業しているカフェで余ったベトナムドンを使ってコーヒーを飲むだけにした。
ホーチミンから香港までの約2時間半のフライトは、朝食が出たとき以外はずっと寝ていてほとんど何も覚えていない。
ここまでして何の意味があるのかと自分でも思うが、とりあえず来年度のプレミア・シルバーの資格を維持できるというわけだ。

香港国際空港から中環までの比較的安価で早いアクセスルート
香港国際空港からS1のバスに乗車	バスの終点で東涌綫(Tung Chung Line)に乗換

私が香港國際機場(Hong Kong International Airport)から市内へ向かうときは、基本的にエアーポートエクスプレス（機場快綫/Airport Express）かA21のバス(Cityflyer)を使うことが多いのだが、今回は、プンプイの一語一絵（2014年1月27日）－【香港】中環（セントラル）から空港へで書かれていたルートを使ってみることにした。
彼は空港へ向かうときのことを書いているのだが、私は単純に逆のルートを辿ったわけである。
具体的には、上の写真にあるように、香港国際空港からS1のバス（3.5香港ドル=50円）に乗車し、バスの終点で東涌綫(Tung Chung Line)に乗り換えて香港駅（24香港ドル=330円）まで向かったのである。
私は香港滞在中は八達通(Octopus Card)を使っているので、交通機関を使うたびに料金を払うことはないが、このルートだと比較的早く移動でき、運賃はエアーポートエクスプレス（100香港ドル=1,390円）の3分の1以下なので、移動時間に多少余裕がある人は使うといいだろう。

蓮香樓(Lin Heung Tea House) （地址：中環威靈頓街160-164號　160-164 Wellington Street, Central / Tel: +852-2544-4556）

昼食は、香港在住の加藤さんと伝統的飲茶の店である蓮香樓(Lin Heung Tea House)で今回3度目のオフ、ここはかつてそれゆけ個人旅同好会のメンバーで香港通の石川さんに連れてきてもらったことがあるところだ。（2005年12月3日－それゆけ香港オフ）
ワゴンで点心(Dim Sum)を運んでくるスタイルと、お客が争奪戦を繰り広げるスタイルは9年前と全く変わっていなかった。
店の雰囲気も相変わらずで、平日の昼前でもほぼ満席の状態で、地元の人の熱気でむんむんとしていた。
今ではワゴン式飲茶の店も少なくなってきていると聞くが、この店はこの伝統的なスタイルをいつまでも続けて欲しいものだ。

加藤さんとの昼食を終えた後はエアーポートエクスプレスで香港国際空港へ向かう。
空港では、昨日までマカオでMolickさんにカジノ指南を受けていたワールドインベスターズの仲間であるジャンク債さんの帰国とちょうどタイミングが合ったので、1番搭乗口付近のプラザ・プレミアム・ラウンジ(Plaza Premium Lounge East Hall)で待ち合わせをした。
ここは私の持っているダイナースカードも、彼が持っているプライオリティパス(Priority Pass)も使えるからだ。
彼がマカオにいる間に連絡が取れれば、今日の昼食を共にできたのだが、連絡が取れたときは、彼がすでに空港に着いた後だったので、こればかりは仕方がない。
またお互いにどこかで会う機会もあるだろう。