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1月28日(水)-ジャスダック平均21連騰

昨日までに日本株の新興株式市場の指標値であるジャスダック平均が昨年12月24日から連騰記録を21日に伸ばして新記録を達成したことが今日の日経新聞に報じられていた。
歴代首位の連騰記録は1989年9月12日-10月13日の22日続伸。また2位は1988年1月27日-2月22日の20日続伸となっている。
また、最近の記録では1999年4月5日までの16連騰というのがあり、過去の例から言えば、今年の株式市場も期待できそうな出だしである。

ただ、新興3市場上場企業の上昇率上位20社のリストを見る限り、私は「たら・れば」の世界で、こういう銘柄の見極めができるようになれば投資の成績も飛躍的に向上しようかというものであるが、こういうものはめぐり合わせの運も大きいような気もする。
もうすぐ所得税の確定申告のシーズンであることから昨年の売買報告書を見ながら思ったのは、やはり過去の高値掴みの損失が大きく響いていることだ。
3年間は繰越損失が認められるものの、やはり勉強不足、経験不足は否定できない。
そう、今年は昨年以上に過去の失敗の経験を生かしたいものである。
そして特に売り時の見極めができるようになることが、来る夢のX-DAYに冷静にいられることにもつながるというものだ。
それまでは本業に専念し・・・精神を落ち着けて・・・ということを肝に銘じよう。

新興3市場上場企業の上昇率(2003.12.22-2004.1.27)上位20社
銘柄 コード 業種 上昇率(%) 1/27終値(円) 単元株数
エッジ(ライブドア) 4753 情報・通信 397 10,290
ニューディール
(2004.2.1単元株導入と株式分割)
4740 サービス 378 43,000
コンピュータウェーブ
(2004.10.1丸紅インフォテックと合併)
2740 卸売 230 310,000
テイツー 7610 小売 139 225,000
アクモス 6888 電気機器 137 185,000
オメガ・プロジェクト 6819 情報・通信 133 14 1000
サイバーファーム(CFI) 2377 サービス 124 924,000
日本セラテック 5345 ガラス・土石製品 114 965,000
エプコ 2311 サービス 112 618,000
東京カソード 6868 電気機器 112 1,060 100
ソフトフロント 2321 情報・通信 110 457,000
ジャストシステム 4686 情報・通信 99 708 100
ディジットブレーン(メガブレーン) 9653 サービス 99 147 1000
ゼロ
(2004.11.1スカイマークエアーラインズと合併)
4697 情報・通信 97 138,000
ベリサーブ 3724 情報・通信 97 713,000
サイバーエージェント 4751 サービス 96 493,000
エルゴ・ブレインズ 4309 サービス 95 1,095 100
南野建設 1783 建設 93 29 1000
シノハラ建設システム 8909 不動産 86 610,000
システム・テクノロジー・アイ 2345 情報・通信 86 338,000

そう、忘れてはならないのは上がったものは下がるということ。
これらの株は急騰銘柄であるがゆえに利益の確定売りが始まれば急落するのも早そうだ。
買うのは同業の他銘柄、あるいは急落が単なる確定売りの集中だと見極めてからでも遅くはなさそうだ。

最後に投資顧問会社の1つであるブンセキの田村氏はこう言う。

●材料人気株で失敗したといって相談する投資家には共通点がある。

第1には、間違ったと気づいていながら何の処置も講じないで放っておく場合が多い。(心の中で自分のお金だからまあイイヤ的思考)でその人は、自分のジャッジが間違っていたことに気づいているが、損切りするのが嫌なために処置を延ばしている。

株式市場には、「しまったは」仕舞えという金言がある。
上がるのも急だが下がるのはもっと急な材料人気株に挑戦する以上「しまった」と思ったら直ぐに処分をすることだ。それが、大損とリスクを防止する最高の秘訣であるとも言える。

プロとアマの違いは失敗したと思った時に直ぐに売却できるかどうかという一点にあると言っても過言ではない。
現実の投資価値を無視して大きく買われた材料人気株は、高値から半値に下落してもまだ割高感のある銘柄もある。それに、高値で特に大商いとなる材料人気株には、戻り待ちの売物も多い。従って投資家が期待するほどには株価は戻らない。

反面、諦めた投資家がポツポツ投げるので調整整理には手間取ってしまうことも考えられる。
株を買う際に、高値からどれ位下落しているかを検討するのは非常に大切なことだが、一度人気化して高値をつけた銘柄は、小々下落したからといって買い妙味があるとは限らない。
下落すれば下落する程、人気が離散するということは元の実体価値、価格帯まで下がるということに繋がるのだ。

関連サイト


1月18日(日)-携帯電話は便利だけど

私が携帯電話を持ったのは実は21世紀になってからのことだ。
それも最近買い換えるまではカメラもカラー液晶もない、本当の携帯電話だった。
メール機能は使っていたものの、それでインターネットをしようとかとはほとんど思わなかった。

ところが、最近では幼児以外は携帯を持っているなんて家族も結構いるらしく、それに伴ってトラブルも急増しているらしい。
読売新聞の記事(1月14日-[生活わいど]ケータイ被害が急増」)によると、出会い系サイトなどの利用料として高額や架空の請求を受けるケースが多く、高校生が被害者となる消費者相談が急増している、とのことだ。
まっとうな取引であれば未成年者の行為は親権者(親)の同意のないものは取り消すことができる(民法第4条)だが、子どもが生年月日を偽った瞬間(民法第20条)、あるいは相手がそんなことを見向きもしないアウトローだったりすれば、トラブルはまともに親にも降りかかる。

「使っていないという証拠はあるのか」と電話ですごまれ、振り込みに応じたケースもあった、との記事には冷静に考えれば、応じることなど何もないのだが、当事者となるとそうもいかないのだろう。
普通に考えれば、請求する側が「相手が使ったという証拠を示して請求する」のが当然なのだが、請求者がやくざまがいの口調で言えば、そういう冷静さも失われていくのだろう。

今、若年者の失業が増え、そういうアウトローから誘われ、あるいは自ら進んでそういうところに行く例もあるという。
なぜか?
楽して金が稼げる、という事実があるからだ。
脅せば簡単に金が手に入る。もちろん、それらは無税の収入だ。
脅された方は戦うよりもまず、平穏無事に何とかしようと考える。
警察の動きは法律的な制約があるからどうしても悪党に比べて鈍くなる。

もはや高校の授業でそういうことを教えなければ、というか携帯電話を持たせる親がそういうことを教えないといけないようだ。
つまり自衛策を・・・
でも肝心の親や教師が自衛策を知らないようでは困るから国民生活センターなどのサイトはチェックした方がいういだろう。

例えば携帯に来た見知らぬ電話番号の着信履歴は、必ず公衆電話から確認させるか無視するとかだ。
「非通知設定」にしてかけても、少年漫画であったような「非通知番号解析ソフト」が秋葉原あたりで売っている(あるいは自作する場合もある)かもしれないから、自分の電話や職場の電話なんかを使うのはやめた方がいいだろう。
変な請求メールはもちろん無視だ。
義侠心があるなら、公衆電話から相手を確かめて、騙されたふりをして情報を集め、警察の生活安全課に通報するとかだ。
私なら自衛というよりそっちの方法を取るがね。


1月2日(金)-いつものところで初詣

正月とは思えない気候となった今日、私はほとんど毎年のように行っている神社に初詣に行って来た。
その神社は伊勢山皇大神宮という天皇家皇室の祖神である天照大御神一座(アマテラス・オオミカミ)を祭ってある由緒正しいところなのだ。
で、私がいつもそこに行くのは由緒正しいというよりも空いているからだ。
何と言っても私の地元には川崎大師鶴岡八幡宮寒川神社と、そのほかにも有名どころはいくつもあるのだ。

もうすぐ廃止となる東急東横線の桜木町駅を下り、伊勢山皇大神宮近道という張り紙の沿って歩き、露天が出ている坂道を上がるとそこは境内の中だ。
ほかの有名神社だと正月3が日に行ったら、境内に着くまでに何時間もかかることもある。
ここなら数分だ。
参拝規制のロープも警察官も案内の放送もない。
極めて精神衛生上好ましい状況にある。
ここは数年前の元旦に地元の友人であるノリに連れて行ってもらったところで、そのときもさほど行列はなかった。
参拝の後、東急に乗って反町まで行って寿司屋で昼食と取り、そのあとでカラオケボックス「マイケル」に元旦の昼間から入り浸っていた。
そんなお気楽な時代は時の流れと共に過ぎたが、今でも私の初詣はだいたいがここだ。

ちなみに昨年はあまりいい年でなかったというわけもあるが、「厄祓い」をしてもらった。
その後で御神籤を引いたら「末吉」、ほとんどご利益のない札だが、いいことがいくつか書いてあった。
恋愛と投資は積極的にいくが「吉」
いい年になればいいと思う。


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