まるでベニスみたい!

9/24(Fri) ブリュッセル市内観光
ブリュッセル(セントラル) 11:39-(SNCB/EC48 Memling)-12:34 ブルージュ
ブルージュ市内観光
宿泊先 Notre Dame / 2,150BF (\7,740) per night
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語)]
諸費用 SNCB/EC48 Memling (2等車): 345BF=\1,240
ボートトリップ / 150BF=\540
関連サイト 欧州総合リンク ベルギー ブリュッセル ブルージュ

Manneken Pis (Brussels)  ブリュッセルの観光は、グラン・プラスから始めるといいだろう。
この周りにある建物自体が見どころと言えるからだ。
また、ブリュッセルのシンボルとなっている小便小僧は、たくさんの観光客が写真を撮っているが、わざわざ行く必要はないだろう。
市内の移動手段はメトロやバスなどもあるが、晴れた日なら徒歩がいいだろう。
雨の日なら美術館へ行くのも悪くない。
ヨーロッパにある主要な美術館は見ごたえがあるところが多いからだ。
ところで、夏ならカフェに座っていろいろなビールを試したいところだが、9月は夕方になると涼しくなってくるので、晴れた日の昼間をそれに充てるのがいいだろう。

  ブルージュはしばしば『北のベニス』と言われる。
市内を縦横無尽に運河が走り、そこを行き交うボートは観光客を満載している。
市内観光は、徒歩ですれば十分だが、こうしたガイド付きのボートトリップもなかなかいいものだ。
ちなみに、私たちが参加したボートトリップでは、ガイドが英語、フランス語、フラマン語(オランダ語の方言の1つ)で観光案内をしてくれた。
また、レンタサイクルなら、列車に積むことができ、主要駅で乗り捨てもできるらしいので、観光案内所などで確認してみるといい。
いずれにしろ、ブルージュは絵になる町なので、写真はたくさん撮っておこう。
これ以外の見どころは鐘楼と風車だろうか。
風車と言えば、オランダのザーンセスカンスのものが有名だが、ブルージュにも聖ヤンハウス風車というのが並んでいる。
もちろん、観光に飽きたらカフェでビール、これが最高だね。

Bruges Bruges
Bruges

『フランダースの犬』のゆかりの地へ

9/25(Sat) ブルージュ 11:02-(SNCB)-12:15 アントワープ(セントラル)
アントワープ市内観光
アントワープ(セントラル) 17:49-(SNCB)-18:26 ブリュッセル(セントラル)
宿泊先 Mozart / 3,000BF (\10,800) per night
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語)]
諸費用 SNCB ブルージュ-アントワープ (2等車): 360BF=\1,300
アントワープ-ブリュッセル (2等車): 175BF=\630
入場料 ノートルダム大聖堂: 60BF=\220
王立美術館: 150BF=\540
関連サイト 欧州総合リンク ベルギー アントワープ ブリュッセル ブルージュ

Antwerp Antwerp

  ベルギー国内の移動には列車が一番便利だ。
たいていの区間は1時間毎に列車が走っているし、わりと時間には正確だからだ。
それに列車での移動は予定が立てやすい。
現地へ行かないと出発時刻がわからないということはあまりないからだ。

  9月のベルギーは半分が雨と言われている。
私はブルージュで傘を買うことができたが、外国では日本のように傘がいたるところで売っているわけではないので、折りたたみの傘は持って行った方がいいだろう。
それと、ここは雨が降ると9月でも肌寒くなるので、ジャンパー(windbreaker)かトレーナー(sweat shirts)が必要になることがある。
でも今後、南へ向かう人は捨てたり、あげたりしても惜しくないものを持参しよう。
荷物は最小限に・・・鉄則だね。

  アントワープはダイアモンドの町であると同時に『フランダースの犬』のゆかりの地である。
ノートルダム大聖堂は一番の見どころで、中にはルーベンスの作品である『キリストの昇架』『キリストの降架』も掲げられている。
私たちはここと王立美術館しか行かなかったが、美術鑑賞ならこれで十分かもしれない。
いずれも徒歩で観光できるところだが、雨が降っているときは市電を使った方がいいだろう。
もし、バックパックがあれば中央駅のコインロッカーに預けるといい。

  今夜でサマータイム(3月の最終日曜〜9月の最終土曜)が終わりを告げる。
私たちには馴染みがないので、寝る前に時計を1時間戻すというのは変な感じだ。
つまり、今日だけは1日25時間なのだ。
得をしたような気がするが、時計が自動的に1時間戻らなければ、翌朝困る可能性も大きいだろう。
こういうときは旅行者なら夜行で移動するか、翌日は移動しないのが一番かもしれない。

ド・ゴール空港の免税店は日本円の小銭が使えるね。

9/26(Sun) ブリュッセル(ザベンテム) 7:15-サベナ・ベルギー航空(SN)911<business class>-8:10 パリ(シャルル・ド・ゴール) 13:20-シンガポール航空(SQ)341-翌9:05 シンガポール(チャンギ)
宿泊先 (機内泊)
諸費用 SNCB / 中央駅-ブリュッセル空港: 80BF=\290
タクシー / チャンギ空港-ホテル: S$25=\1,750
関連サイト アジア総合リンク 欧州総合リンク シンガポール フランス ベルギー パリ ブリュッセル
    

  ブリュッセルからパリまでは特急列車(Euro City)で約2時間30分、飛行機なら約1時間である。
こんな場合、飛行機を使うメリットは乗り継ぎの場合を除いてあまりないが、私が飛行機を使ったのは、サベナ航空の追加フライトで無料になっていたからだ。
そうでなければ、前日までにパリへ列車で移動したであろう。
でもパリよりブリュッセルの方が英語は通じるかな?

  外国で日本円の硬貨が使えることはほとんどない。
あるとすればバリ島で500円硬貨を現地のバリ人がもらってくれることぐらいしか思い浮かばないが、パリの空港は違うようだ。
タバコや酒、チョコレートを売っている店では日本円が無条件に使えたからだ。
店員も日本語で値段を言ってくれるし、さすが大和撫子の憧れのパリというわけだ。

私はカメラマン?

9/27(Mon) セントーサ観光
宿泊先 Bayview Inn / S$105 (\7,350) per night
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)]
諸費用 タクシー / hotel-World Trade Center: S$8=\560
関連サイト アジア総合リンク シンガポール

Sentosa Island  時差ぼけの解消には多少苦痛でも現地の時間に合わせて行動することが必要だ。
そこで、私は眠いのを我慢してセントーサ島へ行ってみた。
セントーサ島に行くために一番いい方法はMRTとバスを乗り継いで行くことだったが、私はタクシーとケーブルカーを利用した。
実はこの方法が一番金がかかっていたらしいのだが、そんなことは気にもしていなかったのだ。
もっとも一番いいのはホテルの屋上プールで日光浴していることだったのだが、天気があまりよくなかったのでね。

セントーサ島への交通(1993年9月現在)
種別 シンガポールから セントーサ島から
セントーサ・バス S$5=\350 (セントーサ島への入場料込み)
A ワールド・トレード・センター
(World Trade Center)
7:00-23:00 熱帯海洋水族館
(Underwater World)
7:15-23:30
B MRT/ティオン・バール駅
(MRT/Tiong Bahru Sta.)
8:00-19:00 セントラル・ビーチ
(Central Beach)
8:20-19:30
土曜・日曜・祝日・休校日のみ運転
C MRT/ティオン・バール駅
(MRT/Tiong Bahru Sta.)
7:00-23:00 フェリーターミナル
(Ferry Terminal)
7:20-23:30
フェリー 片道: S$0.8(\60) / 往復: S$1.2(\80)
セントーサ島への入場料: S$4(\280)
ワールド・トレード・センター
(World Trade Center)
10:00-22:45 フェリーターミナル
(Ferry Terminal)
10:00-22:45
ケーブル・カー
(Mt.Faber-PSA-Sentosa)
1区間: S$4(\280) / 2区間: S$5(\350) / 3区間: S$6(\420) / 4区間: S$6.5(\460)
セントーサ島への入場料: S$4(\280)
マウント・フェーバー(Mt. Faber)
PSAタワー(PSA Tower)
8:30-21:00 ケーブルカー駅
(Cable Car Station)
8:30-21:00

  もし、旅行中に自分をバックに入れて写真を撮ってもらいたいとき、どうするか?
同行者に撮ってもらう?
いないときは?
あるいは全員で撮りたいときは?
そういうときに頼みやすいのが同じような旅行者、特に日本人の個人旅行者のようだ。
少なくとも外国人旅行者にはそう思われているようだ。
日本人ならカメラを盗まれることもないし、日本人はカメラの専門家だと思っている人もいる。
モロッコでは次々に客引きが寄ってきたが、ここでは次々に写真を撮ってくれと頼まれた。
最後にはカメラの電池の交換まで頼まれた。
いったい彼らは私のことを何だと思っていたのだろうか?

  ところで、どんなアトラクションがあったか参考までに・・・
島内のバス、モノレール、ビーチ・トレインはいずれも無料なので移動に役立てるといいだろう。
ちなみに、私が買った"Sentosa Saver's Package"はあまり得でなかったので、自分で見どころを選んでチケットを買った方がいいだろう。
ケーブルカーの往復(4 tickets)を含めて、S$19(\1,330)は決して安くはなかったからだ。

セントーサ島の見どころ(1993年9月現在)
見どころ 移動手段 営業時間 入場料 私が買った『セントーサ得々パック(Sentosa Saver's Package)』に含まれたもの
バスNo. モノレール駅 大人 子ども
アジア村(Asian Village) 1, 2, C 1 10:00-21:00 S$4 S$2 *
海洋博物館(Maritime Museum) 1 - 10:00-19:00 S$1 S$0.5 *
奇岩博物館(Rare Stone Museum) 1, 2, A, C - 9:00-19:00 S$2 S$1 -
サンゴ館・動物たちとの触れ合い広場(Coralarium, Nature Ramble) 1 - 9:00-19:00 S$1.5 S$0.5 *
自然の散歩道・龍の足跡(Nature Walk, Dragon Trail) 2, A 5 - - - -
シロソビーチ(Siloso Beach) 2, A 7 - - - -
シロソ要塞跡(Fort Siloso) 2 6 9:00-19:00 S$1 S$0.5 *
シンガポールの先駆者たち・降伏の間(Pioneers of Singapore, Surrender Chambers) 2, A 5 9:00-21:00 S$3 S$1 *
セントラル・ビーチ(Central Beach) B 4 - - - -
蝶の園・世界昆虫館(Butterfly Park, Insect Kingdom Museum) 2, A 5 9:30-17:30 (平日)
9:30-18:30 (平日以外)
S$4 S$2 -
テンブスの不思議の森(Enchanted Grove of Tembusu) 1, 2, C 1 - - - -
熱帯海洋水族館(Underwater World) 2, A 7 9:00-21:00 S$10 S$5 -
パサー・マラム(夜市/Pasar Malam) 1, 2 1 - - - -
花園(Flower Terrace) 1, 2, A, C - - - - -
噴水ショー(Musical Fountain) 1, 2, A, C 1 10:00 10:30 16:00 16:30 17:00 17:30 19:30 20:00 20:30 21:00
21:30(土曜と祝日の前夜)
- - -
蘭園(Orchid Fantasy) 1, 2, C 1 9:30-18:30 S$3 S$1.5 -

日本は変われるか、そして世界は?

9/28(Tue) シンガポール(チャンギ) 9:30-シンガポール航空(SQ)12-17:10 東京(成田)
諸費用 空港税(シンガポール) / S$15=\1,050
タクシー / ホテル-チャンギ空港: S$22=\1,540
関連サイト らっしゃい東京 (http://www.tcvb.or.jp/)
成田空港 (http://www.narita-airport.or.jp/)

  円高によって海外旅行へ出かける人は増加していた。
日本発着の国際線は旅行者でいっぱいだった。
国内でもジュリアナ(Juliana's Tokyo/1991.5.31-1994.8.31まで港区芝浦にあったディスコ)、Jリーグ(サッカー)、ジュラシック・パーク(Jurassic Park/movie)が若者の間でトレンドとなっていた。
多くの人々はバブル崩壊にもかかわらず、不況を肌で感じることはなかった。

  一方で、日本で45年ぶりの本格連立政権(細川内閣)は、1993年8月国民の前例のない高い支持率を受けて好調なスタートを切った。
細川護煕(Morihiro Hosokawa)首相は政治改革という公約を果たし、国民は細川内閣に高い支持を与え続けた。
しかし、彼も自民党の実力者たちと同じように金銭スキャンダルによって葬り去られようとしていた。
国際社会では、イスラエルのラビン首相(Prime Minister of Israel, Yitzhak Rabin)とPLO(Palestine Liberation Organization)アラファト議長(Yasser Arafat)の歴史的握手(1993.9.13)によって将来の中東和平実現がトピックスになっていたにもかかわらず・・・
この中で果たして日本は変われるのだろうか?

前のページへこのページのトップへ次のページへ