9/19(Sun) | サハラ砂漠ツアー(グラン・タクシーのチャーター) ホテルのプールで日光浴 |
宿泊先 | Riad Salam / 512DH (\6,140) per night |
[booking sites for you / agoda.jp (英語・日本語)] | |
諸費用 | グラン・タクシーのチャーター: 1,400DH=\16,800 camel ride: 50DH=\600 |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
ドラア谷(Draa Valley) |
私たちはグラン・タクシーをチャーターしてサハラ砂漠へのツアーへ行った。
週末で観光案内所が休日だったので、交渉はサラーム・ホテルのフロントを通してやった。
もちろん、昨日泊まったところ(ロイヤル・ホテル)のスタッフもツアーの紹介をしてくれたが、何となくこちらの方が信用できたからだ。
もし、日程に余裕があれば、こんなことするしないで、ザゴラから1泊2日程度のツアーに参加できたかもしれないけどね。
ザゴラまでの道中にあったドラア谷の風景は絶好の被写体だった。
これらのビューポイントでは、こちらからわざわざ頼まなくてもドライバーは停車してくれるし、『サッシン(写真)』という片言の日本語とともに、写真を撮れという仕種をしてくれるので、心配はない。
ただ、外国人にとっては『写真』というのは発音しにくいのか、『サッシン』となるようだね。
ちなみに彼は英語がわからかったし、フランス語やアラビア語は私たちが理解しないので、完全にボディ・ランゲージだけが意思疎通の手段だった。
おそらく他のドライバーでも英語を理解できるのは少ないかもしれないね。
ツアーの途上で |
ところで、彼はスピードを出すことに異常に執着していたようだ。
トラックに接触しようが、がけ下に転落しそうになろうが、一切お構いなしだ。
しかも、前のトラックを抜こうとして失敗し、事故っておきながら決して相手に謝ろうとはしない。
ついにヤジ馬まで群がってきて、ツアーは一時中断してしまうありさまだった。
でも、ちょっとたったら何事もなかったようだったのは、さすがモロッコだね。
きっとすべてはインシャ・アラー(神の思し召し)なのだろうね。
ツアーの途中で現地の子どもたちと一緒に写真を撮りたくなるときがあるだろう。
ところが、ここではそれがビジネスになっているのだから恐れ入る。
もしかすると、日本人にしか言ってこないのかもしれないが、いわゆるモデル料は1人につき1DH(\12)、これで彼らのパン代になるというわけだ。
しかも彼らの一部は英語が私たちよりも話せるようだ。
日本の英語教育は間違ってないか?
サハラ砂漠(Sahara) | |
最後に、砂丘で写真を撮るときはカメラの故障に気をつけた方がいい。
できれば、使い捨てカメラ(disposable camera/レンズ付きフィルム)も持参して、それで写真を撮る方がいいだろう。
それとラクダはそれほど快適な乗り物ではないことも付け加えておきたい。
まあ、一時の体験で十分でないかな?
いずれにしろ、モロッコに来たら砂漠ツアーは参加しよう。
いい思い出になるからね。
9/20(Mon) | ワルザザート 11:00-(CTMバス)-15:30 マラケシュ カジノで遊ぶ(Casino de Marrakech, La Mamounia Hotel) |
宿泊先 | Le Grand Imilchil / 359DH (\4,310) per night |
諸費用 | CTMバス / ワルザザート-マラケシュ: 44DH=\530 |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
モロッコを旅するうえでバスのチケットを買うことができるかどうかは運次第のようだ。
あまり早く買いに言っても、『○○時に来い!』と言われ、正直に時間潰しをしていると買い損ねる危険性がある。
こういうときはじっとチケット売り場の近くで待ち、現地の人の動いたら買うように準備しないといけない。
まあ、時間というものがあってないようなものだということを忘れないほうがいいようだ。
そして、いかに日本が便利かということがわかるだろう。
それから、ここから旅立つ前に資金が十分にあるかどうかを確認しよう。
ちなみにトラベラーズ・チェックは、町中のBMCE銀行で両替が可能だ。
また、週末にマラケシュへ行くなら小銭を多めにもらっておかないと後で困る。
なぜなら大きな札を出して釣り銭をもらえばいい、という常識はそこでは通用しないからだ。
特にメディナではね!
マラケシュでは、客引き、物売り、自称ガイド(improvised guides)とあらゆる怪しげな商売人が私たちを狙ってきた。
前回泊まったときはホテルの客引き、今回は2泊なので、自称ガイドが主流だ。
メディナへ向かおうとしている私たちを次から次へとガイドが誘いをかけてくる。
彼ら曰く、ガイド料は5DH(\60)だったが、それで収まるかどうかはわからなかった。
まあ、それで収める気があったなら、ほかのガイドを追い払ってくれたので、雇ってもよかったのかもしれない。
運がよければ良心的な奴にめぐり合えるかもしれなかったからね。
でもカジノで勝つより難しいかったかもね。
あなたはマラケシュにもカジノがあるのを知っているだろうか?
当時あったのはカジノ・デ・マラケシュ(Casino
de Marrakech)とグラン・カジノ・デ・ラ・マムーニア(Grand
Casino de la Mamounia)の2つだ。
スロットマシーンをやるならそれほど服装にうるさくないが、ブラック・ジャックやルーレットをやるなら襟付きのシャツにズボンが必要だ。
現に、私の友人はGパンを履いていて入場を断られたからだ。
また、英会話はマスターしておくことに越したことはない。
なぜなら欧州ではカジノは社交場、英語ができれば、この時も隣に座った人と楽しい会話をしながらゲームを楽しめたからだ。
私はこのとき思った。
『英語だけでもまじめに勉強しておけば〜今ごろ私は格好いい国際人〜』かなとね。
森高千里も『勉強の歌』でこう歌っていたでしょう?
9/21(Tue) | マラケシュのメディナでショッピング ホテルのプールで日光浴 |
宿泊先 | Le Grand Imilchil / 359DH (\4,310) per night |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
マラケシュは、怪しげな人たちの巣窟と言ってもいいだろう。
客引き、物売り、自称ガイド、空手マンファンの子どもたち,見ていて飽きないが、付き合うと非常に疲れる。
特に自称ガイドはジャマ・エル・フナ広場へ行く通りには大量に出没する。
彼らを追い払うのが面倒なら、公認ガイドを雇うといいかもしれない。
ジャマ・エル・フナ広場はマラケシュ観光のハイライトだ。
ここでは、大道芸を見たり、スークで買い物を楽しくことができる。
その前には必ず銀行で高額紙幣を小銭に両替しておこう。
買い物をするなら値切り交渉は必須で、時にはボールペンや1USドルの紙幣、ウェスト・ポーチが交渉の役に立つだろう。
なぜかわからないが、モロッコではボールペンが交渉に威力を発揮した。
もっとも、ジャマ・エル・フナの商人たちは友人が着けていたウェスト・ポーチを欲しがっていたが、もしかするとこれが最大の武器かもしれない。
でもこれと交換するような品物があるかどうかはわからないがね。
最後に、大道芸人に相手をするように頼まれるかもしれないが、勇気がある人はやってみるといい。
もしかすると、スターになれるかもよ。
9/22(Wed) | マラケシュ 9:12-(ONCF)-12:23 カサブランカ(ヴォワイヤジュール) カサブランカ市内観光 |
宿泊先 | Plaza / 230DH (\2,760) per night |
諸費用 | ONCF / マラケシュ-カサブランカ (1等車): 92DH=\1,100 |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
モロッコの列車の旅は意外に快適だ。
1等に乗れば冷房完備で安眠できるし、旅の疲れを十分に癒すことができるだろう。
但し、マラケシュからの列車はカサ・ポール(Casa
Port)駅には行かないのと、カサ・ヴォワイヤジュール(Casa
Voyageurs)駅が市街に少し遠いので、カサブランカに泊まる人にとっては不便かもしれない。
また、モロッコの旅をマラケシュで終わりにしたいなら、飛行機で直接出国することをお勧めする。
どちらかと言うとカサブランカはあまり見どころがないからだ。
強いて言えば食事と食後の一杯の楽しみがあることかな?
もし、機会があればBar Casablancaにでも行ってみるといい。
話の種が増えるかもしれないから・・・
9/23(Thu) | カサブランカ(モハメッド5世) 12:10-サベナ・ベルギー航空(SN)242<business class>-17:30 ブリュッセル(ザベンテム) |
宿泊先 | Mozart / 4,000BF (\14,400) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語)] | |
諸費用 | タクシー / CTMタクシー乗り場-モハメッド5世空港:
200DH=\2,400 SNCB / ブリュッセル空港-中央駅: 80BF=\290 |
関連サイト | イスラム諸国・欧州総合リンク モロッコ ベルギー ブリュッセル |
モロッコを去ってベルギーへ行ったとき、何が一番感動したか?
それは酒が自由に飲めること、そして客引きや物売りがいないことだ。
ブリュッセルのグラン・プラスに降り立ったとき、静けさに景色を見渡せることに驚いたくらいなのだから・・・
逆に猛烈なカルチャーショックを感じることができなくなるのは残念なことだ。
私はあのモロッコの喧騒を忘れることはないだろう。
そして、お人よしな日本人が学ぶべきものが何であるかを教えてくれたことでも・・・
私は思った、『日本の国家公務員や国際企業の社員の幹部研修はアラブの国でやるべき』と・・・
ベルギーはグルメの国である。
フランス料理は本国と同じくらい美味しいし、ビールもたくさんの種類がある。
もちろん、女性に人気のチョコレートも種類が豊富だ。
チョコレートをつまみ(relish/hors d'oeuvre)に食後のビールも最高だ。
そして、たとえあまり時間がなくてもブリュッセルに来たらレストランには入って食事をするべきだ。
空港から市内までは列車で約20分、食事の時間を入れて半日あればOKだ。
さあ、ミシュラン(Michelin)を開いてレストランを探してみよう。