7/15(Wed) | バルセロナ(プラット) 12:20-イベリア航空(IB)1712-13:00 パルマ・デ・マヨルカ(ソン・サン・ファン) パルマ市内観光 |
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宿泊先 | Horizonte / 8,500pta (\7,820) per night | |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | ||
諸費用 | RENFE | バルセロナ・サンツ-プラット空港: 305pta=\280 |
EMT | ソン・サン・ファン空港-パルマ市内: 290pta=\270 パルマ市内バス / 1回券: 175pta=\160 / 回数券(10): 1,500pta=\1,380 |
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関連サイト | 欧州総合リンク スペイン バルセロナ マヨルカ島 |
マヨルカ島(Isla de Mallorca)は、地中海に浮かぶバレアレス諸島(Baleares Islands)の中で最大の島であり、太陽とビ―チを求め、多くの観光客が訪れるこれらの島は「地中海の楽園」と呼ばれてさえいる。
私たちは、今日から3泊4日の予定で、ここを訪れるわけだが、もし、心ゆくまでサマーバカンスを楽しみたいのなら、最低でもここに1週間は滞在したいところだ。
しかしながら、私たちは大不況(!?)NIPPONのしがないサラリーマン、2週間も(!?)休めることに感謝しなければならない民族なのだ。
これに関して、共同通信社からバブル景気の余韻が残る1991年6月に出された「国際化ってほんと?(江口浩著)」の中に「余暇元年は早計?」というコラムがある。
日本人の働き過ぎが欧米諸国の批判を浴びるようになって久しいが、日本でも労働時間の短縮がようやく社会的な関心事として定着してきた。 国の行政機関が1989年1月から月2回土曜閉庁に踏み切ったのに続いて、2月からは金融機関の週休2日制がスタート、欧米並みの本格的週休2日制社会に一歩近づいたようにもみえる。 だが、1989年が日本にとって『時短元年』『余暇元年』となりうると考えるのは残念ながら時期尚早のようである。 欧米先進諸国との格差がなお大きすぎ、追いつくには長い年月が必要とみられるためだ。 |
今から約7年前、私が海外バカンスを本格的に始めた頃は、こんな感じだったのが、今ではどうだろうか?
こんなこと言ってたら、「余暇が欲しいなら永遠にやる!」と言われ、首切りされるのがオチではないだろうか!
当時は、日本人が余暇を楽しむような社会ができるのに長い年月がかかると思われていたが、今となっては、近い将来、経済が立ち直っても、おそらく半永久的に無理ではないかと思っている。
なぜなら、諸外国の長所を取り入れてそれを活用することに長けている日本人が唯一活用できなかったのが、西欧型のバカンスだからだ。
バルセロナのサンツ(Sants)駅からプラット空港(Aeropuerto del Plat)までは、列車で約15分〜20分で行ける。
また、私たちは利用しなかったが、カタルーニャ広場(Plaça de Catalunya)からは空港バス(Aerobus)も出ていて、私たちの泊まったホテルのように、この広場へ出るのがそれほど困難でなければ、バスを使うのもいいかもしれない。
そして、私たちは予定通りイベリア航空のフライトに乗り、マヨルカ島(Isla de Mallorca)へと向かうことになったのだが、割り当てられた席が何と非常口のそば!
普通、ここには非常時のためにスペイン語(いわゆる現地の言葉)がわかる屈強な男を配置すると思うのだが、スペインの場合は、そんなことはどうでもいいらしい。
期待に胸を膨らませ、空港に降り立った私たちの目に入った光景はリゾート・アイランドには似つかわしくない、スキン・ヘッドに皮ジャン・黒ズボンというネオ・ナチそのものの男たちだった。
私が特にそう思ったのは、ターン・テーブルの表示が、フランクフルト(Frankfurt)発のCondor(DE)3522便だったからだ。
別に誰がサマー・バカンスをしようが勝手だが、クソ暑い夏に、そんな服装をしている奴に私は関わりを持とうとは思わない。
それじゃ〜クソ暑い中で、スーツにネクタイを着け続け、地球温暖化対策に最も逆行したスタイルを推進している、ある経済大国のサラリーマンたちと、どこが違うのかって?
私に言わせれば、どちらもクレージーということに変わりないような気がするけどね。
話が脱線しまくっているが、やはり、ここはスペインなんだな〜というのを実感できるシーンもあって・・・最初から波瀾含みのリゾートライフになりそうな予感が・・・(ちなみに観光案内所での会話はすべて英語)
私 | 「今夜から3泊したいのだけど、エアコン付きの部屋が取れる?」 | |
Information嬢 | 「う〜ん、どこに泊まりたいの? 旧市街? それとも違うところ?」 | |
私 | 「旧市街がいいかな。」 | |
(ここで彼女に別の電話が入り、私たちとの会話が中断) | ||
Information嬢 | 「ところで、何週間泊まるの?」 | |
私 | 「いや、たった3泊なんだけど・・・」 (さっき3泊だって言ったじゃないか) |
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Information嬢 | 「Oh! たった3泊なの・・・短いのね!」 | |
(3泊でたった!なんて言われたらほとんどの日本人観光客はどうなるんだ?) | ||
Information嬢 | 「3泊で25,500pta(\23,460)、エアコンに朝食付きよ・・・夕食も付ける?」 | |
私 | 「それでOKだ。でも夕食は付けなくていいよ。」 | |
(ヨーロッパのホテルで夕食を付ける人がいるなんて珍しいな! もしかして、身体を動かすのすら大儀なジジババ・リゾートじゃないだろうな!) |
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Information嬢 | 「Horizonteが取れたから・・・これがバウチャーよ。」 | |
私 | 「ところで、ホテルの場所を教えてくれないか。できれば地図に印をつけて・・・」 | |
Information嬢 | 「よく知らないわ・・・たぶんスペイン村(Pueblo Español)のあたりよ。」 | |
(おいおい、そのホテルはホントにそんなところにあるのか?) | ||
Information嬢 | 「とりあえず、外に出れば17番のバスがあるから、それでスペイン広場(Plaça de Espanya)へ行くといいわ。」 |
こんなことでいいのか?
アバウトというか、ラテン気質が出ているというか・・・
パックツアーの添乗員も大変だよな・・・相手が彼女みたいなのばかりだと・・・
で、無事に私たちはホテルに着けるのだろうか?
ところで、この17番のバスは空港(Aeroport)からスペイン広場(Plaça de
Espanya)を経由して、マヨルカ通り(Passeig Mallorca)まで行くのだ。
つまり、窓の外を眺めていて、人通りの多そうな大きな広場が見えたら降りるというのが懸命なようだ。
少なくとも、パルマの市街は海が見えて来ないと近づかないので、キョロキョロするのはそれからでいいだろう。
ただ、いくら現地のスペイン人がアバウトだと言っても、バスの中にいたオランダ人のカップルのように、私に「スペイン広場に行くなら、着いたら教えてくれないか?」と頼むのは大きな間違いだろう。
ところが、「案ずるより生むが易し」とは良く言ったもので、スペイン広場(Plaça de Espanya)で周りにいた人も結構降りたので、何も考えることはなかったのだ。
私たちは、ここから空港の案内所のスタッフが印をつけたスペイン村(Pueblo Español)あたりまでバスで行き、そこからはタキのマップリーディングに期待するという算段である。
一方のオランダ人カップルは鉄道駅へ向かうというので、そこからソーイェル(Sóller)でも足を伸ばすのかもしれない。
さて、スペイン広場(Plaça de Espanya)の観光案内所では、相当にアバウトだった空港の案内所のお姉さんの言うことが、正しいかどうかの再確認(!?)と、市内バスや鉄道に関する情報の収集、そして忘れてはならないのが、島の地図を貰うことである。
私たちのような個人旅行者にとって、新しい町での情報収集は、言ってみればその町での滞在が実りあるものになるか、そうでなくなるかの生命線に近いものがあるので、結構真剣にならざるを得ないのだ。
まして、私たちの代わりにやってくれる人なんかいないのだから・・・
主なパルマ市内のバスルート [EMT (Empresa Municipal de Transports)の情報に基づく] (1998年5月1日から10月31日まで有効) |
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路線 | 運賃 (単位:ペセタ) |
運行ルート | 時刻表(Horario) | |
行き(Salidas) | 帰り(Regresos) | |||
1 | 175 | Pl. Espanya-Av. Comte Sallent-Rambla-Pl. Joan Carles I-Pl. Reina-Passeig Marítim-Dique del Oeste-Moll de St. Carles | 7:40, 8:35 - 60分毎- 20:35 | 8:05 -60分毎- 21:05 |
3 | 175 | Pl. Espanya-Av. Comte Sallent-Rambla-Pl. Joan Carles I-Jaume V-Pl. Progrès-Pl. Gomila-Cala Mayor-Illetes | 6:05, 6:20, 6:40 -10分毎- 22:20, 22:50, 23:20, 23:50 | 6:20, 6:40, 6:50, 7:05 -10分毎- 22:00, 22:30, 23:00, 23:30 |
4 | 175 | Pl. Reina-Av. Argentina-Pl. Progrès-Hospital Son Dureta-Gènova-Fundación Joan Miró | 7:40 -60分毎- 20:40 | 6:30 -60分毎- 20:30 |
5 | 175 | Pl. Espanya-Av. Comte Sallent-Instituts-Pl. Fortí-Pl. Progrès-Andrea Doria-Pueblo Español-Hospital Son Dureta-Base. G. Assensio | 6:20, 6:40, 7:00, 7:20 -10分毎- 21:20, 21:40, 22:00, 22:25 | 6:12, 6:40, 7:00, 7:20 -10分毎- 21:00, 21:20, 21:40, 22:10 |
15 | 175 | Pl. Reina-Pl. Joan Carles I-Rambla-Av. Comte Sallent-Pl. Espanya-Joan Maragall-Coll d'en Rebassa-Ca'n Pastilla-Plajta de Palma (Palma Beach)-S'Arenal | 6:00, 6:30 -8分毎- 23:00, 23:20, 23:40, 24:00 | 5:50, 6:05, 6:20, 6:35 -8分毎- 23:00, 23:20, 23:45, 0:45 |
17 | 290 | Paseo Mallorca-Av. Comte Sallent-Pl. Espanya-Avenidas-Joan Maragall-Ca'n Pastilla-Aeropuerto (Airport) | 5:40, 6:15, 6:40 -20分毎- 23:50, 0:25, 1:00, 1:35 | 6:10, 6:50, 7:15, 7:45 -20分毎- 0:25, 1:00, 1:35, 2:10 |
21 | 155 | Pl. Espanya-Rambla-Pl. Reina-Pl. Progrès-Pl. Gomila-Portals Nous-Palma Nova | 6:20 -18分毎- 21:08, 22:05, 23:05 | 7:12 -18分毎- 21:41, 22:00, 22:50, 23:50 |
23 | 185 | Pl. Espanya (Estación)-Joan Maragall-Es Molinar-Coll d'en Rebassa-Ca'n Pastilla-Plajta de Palma (Palma Beach)-S'Arenal-Aquacity-Cala Blava | [for Aquacity] 6:30, 8:09, 9:48, 10:40 -70分毎- 18:03, 18:50, 19:40, 20:10 |
[from Aquacity] 7:20, 8:59, 10:38, 11:20, 15:35, 17:14, 18:50, 19:30 |
[for Cala Blava] 7:00, 8:45, 12:00, 15:10, 17:00 |
[from Cala Blava] 7:45, 9:45, 12:55, 16:05, 17:55 |
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26 (急行) |
250 | Pl. Espanya-Avenidas-Autopista-Ses Cadenes-S'Arenal | 6:04, 6:22, 8:40 -18分毎- 20:40, 21:00, 21:20 | 7:30 -18分毎- 21:35 |
ちなみに、再確認(!?)の結果は?っていうと、もう言うまでもないでしょう。
私たちのホテルは、スペイン村(Poble Espanyol)のあたり、なんていう旧市街にあるわけではなく、市内バスの3番に乗って、"Restaurant
Rififi"<dirección: Avinguda Joan Miró (cerca Porto
Pi)>とかいうところまで行かなければならないというではないか…
心境としては、「何だそれ!"Restaurant Rififi"ってそんなに有名なレストランなのか?」ってとこでしょう。
何か騙されたような、えらい辺鄙なところまで連れて行かれるような…
だって、ここの観光案内所の人は、「遠いよ!歩いては行けないから」だからね。
しかし、あのまま空港のスタッフを信じて、街歩きをやってたら、永遠に着かないところだったと思うと、ゾッとするね。
それほど離れていたんだな!市内の中心部と、私たちのホテルとは・・・
何だかんだ言っても、楽々と20分以上はバスに乗っていたからね。
でも、"Restaurant Rififi"が目立つところにあったのが唯一の救いかな?
降り間違いというアクシデントだけは避けられたからね。
そして、悪戦苦闘(!?)の末にホテルに着いてみると、空港の観光案内所のお姉さんの手違い(!?)で、"1 double room (25,500pta=\23,460 / 3nights)"をリクエストしたのが、"2 single room (15,100pta=\13,900 / 3nights per room)"になっている。
(お前たちはアラブ人かインド人か!)
(私は、ベッドをseparateにしてくれ、と頼んだが、部屋をseparateにしてくれ、とは頼んだつもりはないのだ。)
このまま彼らの言うままに部屋を取るのはシャクに触る。
ここは、「空港の観光案内所のミステイク(本当にそうなのだが…)」の一点張りで押し通すしかない。
その甲斐あって、フロントの親父はムッとしながら、(まあ、もうけ損なったんだから当然の態度だが・・・私が悪いんじゃないよ・・・)部屋を"1
double room"に変更してくれたが、戻ってきたお金もほとんど掴み銭!(でも計算すると不思議に割り切れたんだ)だった。
まあ、理不尽なことを言われたらあくまでも自分の意思を押し通すことは必要だからね!
それが近頃流行りの真のグローバル・スタンダードなのだから・・・
それでも、ホテルから眺めるパルマ湾(Badia de Palma)の景色だけは絶品だったけどね〜最初からこれではこの先が思いやられるね〜
ところで、今日の観光は?と言うと、毎度お馴染み、カテドラル(Catedral)の遠景を収めただけで、あとは町の散策をして終わりという感じかな?
とりあえず、本格的に楽しむのは明日からで、今夜はレストランでワインで乾杯することにしよう!