3/11(Thu) | ゴールデン・トライアングル(ラオスを含む)へのプライベートツアー(J-Travel Service) チェンライ 16:15-(Bus)-19:15 チェンマイ |
宿泊先 | Thana Guest House / 300B (\1,010) per night |
諸費用 | ツアー代金: 900B=\3,300 ドン・サオ(Done Sao)への入島料: 20B=\70 バス / チェンライ-チャンマイ: 119B=\400 |
関連サイト | アジア総合リンク タイ ラオス 北部地方 |
今日は、おそらく私たちだけのプライベートツアーであろうゴールデン・トライアングル(Golden
Triangle)へのツアーへ参加する予定になっている。
でも、出発時刻が迫っているのにゲストハウスの管理人らしき人は誰1人としていないし、近所で早起きしているお婆さんは英語が全く通じない。
こんなことなら昨日のうちにゲストハウスの人に言っておくべきだったかな?とも思ったが、朝の8時を過ぎても誰も現れないなんてことは想像だにしなかったからね・・・
それに、ツアーのピックアップも予定の8時30分になっても来ないという感じで、ゆっくりと流れるタイ時間についていくのは大変なようだ。
そうは言っても、金を先払いしてあるだけに、いくらタイ人がマイペンライ(mai pen rai=never mind)の気質が強いと言われても不安が先に来る。
まあ、彼らに言わせれば20分や30分遅れで煩いこと言うな、というところなのだろうが、私たちにしてみれば踏み倒されるのではないか、という不安が頭をよぎるのにそう時間はかからないのだ。
そして待つこと30分、1台の車が私たちの泊まっているゲストハウスへやってきた。
予想通り、ドライバーとガイド、そして私たちだけのプライベートツアーである。
と、いうことは何を意味するかおわかりだろうか?
ガイドのMrs. Srijan Khumvong (nickname: PU)は旅行会社曰く、5年間英語を習った優秀なEnglish
guideなので、彼女が説明をしている間、全神経を集中して英語を拾い聞きし続けなければならないのだ。
時折、質問などにも答えて・・・
何と言っても、その他大勢になれるパックツアーと違ってガイドと差しになるのが辛いところだ。
まあ、そんな私の心配をよそにガイドのプーさん・・・日本語でいうプーさんを想像してはダメだよ・・・は私たちが車に乗り込むなり、ガイドを始めたのだった。
車が走り出して数分、「左側に見えるのがワット〇〇」なんていうお決まりのガイドを始めたガイドのプーさん、私にしてみれば意外に聞き取れることに、心の中には結構安心感が漂っている。
(ひょっとしてにわかに始めた英会話の成果が出てるのかな?なんちゃって!)
最初は1994.12.18に香港で申し込んだGray Line Toursのときのようにダンマリング(英語で話しかけられてもわけがわからないので、黙るか苦笑いを浮かべて首を振り続けること)でガイドのお姉さんに相手にされなくなる、という恐怖感があったので一安心である。
あのときは相手にされてなくてもパックツアーでほかにも観光客がいたし、ビクトリア・ハーバー・クルーズと水上レストランでの食事がメインだったので、あまり痛痒に感じなかったのだが、今回は相手にされないとツアーそのものが死んでしまうからね。
ところで、チェンマイのMaitree Thao-Woangさんもそうだったが、プーさんも向学心が旺盛なのか「templeって日本語で何というの?(How
do you say temple in Japanese?)」とかいう感じでいろいろ質問してくるので、こちらとしても大いに助かる。
一方的にガイドを続けられても日本語じゃないだけに疲労の度合いがね・・・
もっと英語ができれば・・・とこういうときは思うのだがね〜
このツアーの最初の目的地はチェンセーン博物館、ここはプーさんのガイドにお任せするしかないでしょう。
英語の不得手な私たちとしては、彼女が興ざめしない程度に聞き取れれば御の字なのだ。
と、いうことで博物館の概要をインターネットサイトからどうぞ!
Chiang Saen National Museum |
The Chiang Saen National Museum was established in 1957 as a center of
art and archaeological objects found at Chiang Saen and its surrounding. |
チェンセーン博物館(Chiang Saen National Museum)はこんなところだろうか?
これ以上、私の異訳(!?)を読んでもらっても仕方ないと思うので、今日のメインのゴールデン・トライアングル(Golden
Triangle)へ行こう。
ここはひと昔前なら麻薬戦争の舞台になっていて、とても観光客が近づけるところではなかったらしい。
今こうして私たちがここの景色を眺めることができるというのは一つの歴史が終ったということなのだ。
博物館の見学の後で、私たちはゴールデン・トライアングル(Golden Triangle)の景観が一望できるワット・プラ・タート・プー・ガオ(Wat
Phra That Pha Ngao)へ連れて行ってもらう。
景色を見て、土産物屋を物色するだけのところだと、ガイドのプーさんの英語での解説もそれほど難しくないのがいい。
博物館とか美術館で英語でガイドを受け続けていると頭の中が白くなるからね。
ワット・プラ・タート・プー・ガオ(Wat Phra That Pha Ngao)では日本の神社のようにおみくじが売られている。 これはタイ語と中国語、それに英語で運勢が書かれているので引いてみるといい。 ちなみに私の引いたくじは・・・ |
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Enjoyable life. Despite any illness, need no worry. All in the family will be happy and have good lucks. Long journeys will be undertaken safe and sound. Desires will be fulfilled. Patient recovering. Legal case in your faver. All is good for you. 愉快な人生を送れます。 いかなる病気にも心配無用で、家族の皆が幸運に恵まれ、幸せになれるでしょう。 長期旅行は無事を保証されるでしょう。 願望は完全にかなえられるでしょう。 病人は回復します。 法律上の争い事はあなたに有利に展開します。 すべてがあなたにとってよいものになります。 |
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こういう運勢を日本では『大吉』と呼び、大変幸運なものだとされている。 でも、初詣客の中には日本の神社ではめったに出ない『凶』を本当の幸運だという人もいるね。 |
おみくじを引いた結果は見ての通り、大吉中の大吉って感じだろう。
ここまで書いてあると気休めになるどころか笑ってしまうよね。
まあ、この古寺で私は仏像に深々と頭を下げて願掛けもしたのだから・・・運もいいのかな?
もし、願望が完全にかなうならかなえて欲しいものだ。
「う〜ん、素敵な嫁さんもらって・・・あとは盗られたカメラが戻ってきて・・・」って感じかな?
あと、長期旅行か〜どの程度を言うのだろうね?
プーさん曰く、タイに来る日本人旅行者は結構長期が多いと言うからね。
こういうところがヨーロッパでの評価とアジアでの評価の大きな違いなのかな?
さて、今度はボートトリップでラオス領であるドン・サオ(Done Sao)に行くのだが、ビザは必要ないの?という疑問が生じて当然だろう。
ところが、ここもミャンマーのタチレク(Tachileik)と同じで、日帰りというか滞在しなければ大使館で観光ビザを申請する必要がないのだ。
要は、土産を買って写真を撮って行く(超日本人好み?)だけなら国境で金を払えば地域限定の滞在許可を与えようという、言ってみればてっ取り早く外貨を獲得しようというだけなのだろう。
ちなみにドン・サオへの入島料は20B(\70)だ。
ドン・サオ(Done Sao) | |
メコン川(Mae Khong) | チェンライのワット・プラケオ(Wat Phra Kaew) |
それにしてもメコン川流域の開発のスピードはどんどん早くなっていくような気がする。
プーさんの話だと、すでにミャンマー領にはカジノ付の高級ホテルが建設中とかで、これからここの発展がめざましくなるだろう。
でも完成すれば目の眩むような高級ホテルが建設されている一方で、汚い掘っ建て小屋みたいな家に住み、川で洗濯をしている一家がいるのも東南アジアの現実だ。
おそらく、かの高級ホテルができても宿泊するのは私たちのような外国人だけで、現地の人はせいぜいルームキーパーとかポーターとして雇われるだけなのだろう。
その中で英語やドイツ語、あるいは日本語などの外国語を習得した者がホテルの中でも高給取りになれるのかもしれない。
そうこうしているうちにドン・サオ(Done Sao)に到着である。
ここは特に何があるわけではなく、単に土産屋があってTシャツを売っていたり、ラオス産だという酒が売っていたりするだけのドライブ・インみたいなところだ。
この島にボートトリップで来てみたものの、結局は彼女たちの外貨稼ぎに貢献しただけだったかもしれない。
何しろここでもミャンマーのタチレク(Tachileik)と同じで通用しているのはタイバーツ、このあたりの国は米ドルよりもダイバーツを欲しがっているみたいで、米ドルを世界中の途上国が欲しがっているわけではない、ということがわかっただけでも面白いと思った。
要するに、このあたりは完全にバーツ経済圏になっているということなのだろうね。
ただ一緒に写真に写ってくれた純朴そうなラオスの女の子は、今でこそプーさんの通訳を必要とするレベルだが、彼女が英語を自在に操って商売ができるようになった時、このあたりが真の意味で一大観光地となる日なのだろう。
でも、社会主義体制からの変革はまだ遠い先の話かもしれないが・・・
猛スピードで飛ばすボートに掴まり、わずか1時間足らずのラオス観光(これを観光と言うのかというのは置いておいて・・・)を終えた私たちはチェンセーンへ戻る。
いつもながらに思うのは、こんなオンボロ船が大破したり、転覆したりしたら間違いなく大怪我をするだろうな?ということなのだが、運がいいのか、これが当たり前なのか、一度として生命の危険に晒されたことはない。
ガイドのプーさんも平然として乗っているところを見ると、こんなオンボロ船で猛スピードを出すのはいつものことなのだろう。
昼食を終えて、チェンライに戻っての観光は、バンコクにもある、というよりここでエメラルド仏が最初に発見されたと言われる、ワット・プラケオ(Wat
Phra Kaew)である。
もちろん、敬虔な仏教徒である彼女は寺院に入るなり熱心にお祈りを始めたのだが、偽教徒の私たちは何もせずに立ち尽くすだけである。
また、すでに寺院観光は食傷気味な私たち、プーさんの説明もほとんど上の空って感じだ。
それにこの後チェンライからチェンマイへバスで移動しないといけないので、時間がなくなっていたということもあったけどね・・・
16時15分、チェンライのバスターミナルを出発したバスは快調に目的地のチェンマイを目指してひた走る。
所要時間は約3時間、車内では中学生くらいの女の子が車掌を務めている。
往路でもあったポリスによる乗客のチェックがこのバスでも行なわれるようだ。
でも、今度は誰も強制下車されることなくそのまま目的地に向かうことができるようだ。
チェンマイの宿は、前回も宿泊したThana Guest House、そこまでの足はソンテウかトゥクトゥクということになるのだが、そこは交渉次第でだいたい50B(\170)も出せばOKだろう。
今回の旅行も残り2日、そろそろ土産物の物色も始めないといけなくなってきた。
とりあえず夕食でも取ったら、ナイト・バザール(Night Bazaar)でも覗いてみるか?
でも疲れた身体に物売りや客引きは堪えるかもしれないがね。
3/12(Fri) | チェンマイ 10:15-タイ国際航空(TG)103-11:25 バンコク(ドン・ムアン) バンコクでショッピング |
宿泊先 | Honey Hotel / 1,200B (\4,040) per night |
[booking sites for you / Bangkok Hotels and Resorts (英語) アップルワールド (日本語)] | |
諸費用 | トゥクトゥク(tuktuk) / ホテル-チェンマイ空港: 50B=\170 タクシー / ドンムアン空港-ホテル: 530B=\1,790 |
関連サイト | アジア総合リンク タイ バンコクとその周辺 北部地方 |
今回の旅行も残すところバンコクだけとなった。
通い慣れたゲストハウス近くの食堂でいつものように朝食を取る。
洋風の朝食なので、日本でいうと典型的な喫茶店のモーニングセットなのだが、何より外れることがないので頼むのも気が楽だ。
ゲストハウスをチェックアウトすると、いつものように宿の前で屯っているトゥクトゥク(tuktuk)の運チャンの誘いを軽くいなし、ターペー通り(Thanon
Thapae)に向かう。
チェンマイのトゥクトゥク(tuktuk)は総じて安いのだが、どうも彼らにうさん臭さを感じるので、わざとゲストハウ前からは乗らないことにしているのだ。
まあ、これも一つの理由であるが、実のところは早朝(と言ってもだいたい8時くらい)から営業しているSomporn
ToursのMaitree Thao-Woangさんたちにお別れの挨拶でもして帰ろうという腹だったのだ。
ただ、いつもにこやかでフレンドリーなMaitree Thao-Woangさんはいたものの、出入りのツアーガイドであるオイリー(Oily)たちの姿は見えず、そこのところが少し(!?)
残念だった。
お別れのとき、空港行きのトゥクトゥクに乗り込む前に、彼がくれた新鮮な一房のバナナが印象に残った。
チェンマイから約1時間余りのフライトで、バンコクのドン・ムアン空港(Don Muang
Airport)に到着する。
ここからはクーポン・タクシーで市内へ行くのだが、車が高速道路(express way)を下り、市中のスクンヴィット通り(Thanon
Sukhumvit)に入った途端に名物の渋滞に巻き込まれて往生する。
今日のホテル、まあ、今まではゲストハウスが多かったので、久々のホテルなのだが、Honey
Hotelは、この通りからSoi 19という路地に少し入ったところにある閑静なところだ。
ただ、付帯施設として付いているプールだけは期待しない方が懸命かもしれない。
さて、いよいよバンコクの市内観光ということになるのだが、その前に昼食である。
ところが、スクンヴィット通り(Thanon Sukhumvit)沿いをレストランを探してぶらぶらしていると、私たちを目敏く見つけた1台のトゥクトゥク(tuktuk)が、何とたった20B(\70)でレストラン街に案内してくれるというではないか!
どうもチェンマイとかで親切なタイ人のイメージが頭の中で出来上がっていたので、何の疑念も持たずに、本当にレストラン街にでも連れて行ってくれるのか?と淡い期待を持ったのだが、そんなにバンコクは甘くない。
いつもならこういう輩には敏感な友人さえ、黙ってこのトゥクトゥク(tuktuk)に乗ってしまったくらいなのだから余程思考力が低下していたのかもしれない。
まず、彼らの案内してくれたカモネギくん御用達の第一弾が、昼食時というのに誰も入っていなさそうな、かつ料理一皿700B(\2,360)のシーフードレストラン。
しかも入り口のメニューには値段表示が全くないという念の入れようだ。
いやはや旅の疲れと暑さでボーッとしていた頭が冴えわたるほどの衝撃だね。
やられた!と思ったが、ここがどこかわからないというのが素晴らしい。
でも、ここには入らない、と言ったら、あっさり引き下がったのには正直ホッとしたんだ。
だって因縁つけられてわけのわからないこと言われるかと思ったからね〜
すると今度は「宝石屋(jeweler)へ一緒に行けば、私はガソリン券を1枚もらえるから行ってくれ!」と言ってくる。
まあ、これは本当みたいなので(嘘でもここからどこかへ連れて行ってもらわないと困るので・・・)もう何でもいいや!という感じで連れて行ってもらう。
宝石屋で一応中に入って見ると、店員の女性が「いかが?」って感じで言ってくるが、これが全然しつこくないのだ。
値札もちゃんと(これが正当な価格であるかは別として)付いているし、アラブ世界と違った、こういうソフトなボッたくりもあるんだ!と感心してしまった。
しつこくされると嫌になるのと、値札に弱い日本人の2つの心理を巧みに衝いていて、なかなか見事というしかない。
でも、何のアプローチもないというのも変な感じではあるな!
最後は隣の仕立屋(tailor)である。
短パンにTシャツの男にスーツを見せてどうしようと言うのだろう?
ここまで来ると、もはや何も言う気はない。
さっきのレストランと違って、ここは町中のようなので、いつ奴らから逃げるかということを考えればいいだけだ。
こんな仕立屋などドアを開ける仕種をするだけで、入りもせずに閉めるだけだ。
そして、私たちは悪質なトゥクトゥク(tuktuk)ドライバーに別れを告げた。
そのまま金も払わずにスタスタと歩きだしたら、さすがに追いかけてきて契約運賃の20B(\70)は取られてしまった。
何だか異様にむかついたが、後ろを振り返ると、彼らは次のカモを見つけにどこかへ去ってしまったようだった。
ちなみに、昼食は人の良さそうなオバちゃんがいる路地裏の大衆食堂で取った。
もちろん、1皿700B(\2,360)なんてしないし、それどころか総額でも1人当たり10分の1の70B(\240)もしなかったのではなかろうか。
それと帰りもトゥクトゥク(tuktuk)を使ったが、今度はきちんと行き先を言って乗った。
安物買いの銭失い!となるところだった今日、いい教訓になったかもね〜
バンコクの一大ショッピングエリアと言えば、ラチャダムリ通り(Thanon Ratchadamri)の周辺の高級デパート群と、その先にあるラチャプラロップ通り(Thanon
Ratchaprarop)の両側にあるプラトゥーナム(Pratunam)市場かもしれない。
地理的にはサイアム・スクエアー(Siam Square)のあたりだ。
はっきり言って今日の観光は、このあたりをぶらぶらして買い物をしたことくらいなのだが、さすがに北のチェンマイやチェンライなどと比べると、蒸し暑さに格段に差があるようだ。
そんな中でのオアシスはやはり高級デパートの中、冷房は効いているし、休もうと思えばファースト・フードの店が入っている店舗もある。
でも、日系デパートとはいえ、日本語が通じるわけではないので念のため・・・
ただ、このエリアは買い物好きな日本人女性なら1日いても飽きないかもしれないが、正直な話、私たちには苦行でしかないのも事実。
まあ、バンコクの露店街を見られたのは収穫かもしれないが、でも時間をかけたわりには、「労して功なし」という結果になったのは否めないね。
そして、極めつけは夕食で行ったタイスキの店"Coca"、前にも行ったことがあるこの店はなかなか美味なので、バンコクが初めての友人を案内して来たのだが、あいにくの満員御礼、店の外にまで行列がはみ出す大人気ぶりに嫌気が差してあえなく退散となって、ホテル近くの韓国料理屋へ・・・
最後は、ホテルの近くの"RAMAPOND"という店でFoot Massage(250B=\840)を・・・
ここでも日本語の案内はあっても話せる人はいない。まあ、よくあることかな?
3/13(Sat) | バンコクでショッピング ホテルのプールで日光浴 |
宿泊先 | Baiyoke Suite / \3,900 per night (日本で予約) |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | チャオプラヤー・エクスプレス・ボート / Phra Athit-Oriental Pier: 6B=\20 |
関連サイト | アジア総合リンク タイ バンコクとその周辺 |
私たちの泊まっているHoney Hotelの近くに世界的なチェーン店を展開しているマクドナルドがある。
ここでハンバーガーを買って食べるということは、食事の不味いことで有名なイギリスやオランダでは滞在中の食事として位置づけられることになるが、およそほかの国では緊急避難的なものだ。
要は、レストランで食事はしたいが、出てくるまでの時間がもったいない、とかホテルの部屋でちょっとしたものを腹に入れたいとか、そういういうときだ。
でも、マクドナルドのようなファーストフードの最大の利点は、ほぼ世界共通と言えるメニューのおかげであまり考える必要がないということだろう。
それに、外国語を話すのは億劫だけど飯は食いたい、という時には超便利だ。
寝ぼけ眼のうつろな顔でメニューを指して、あ・あ・あと言っていても食い物は出てくる。
もちろん、私がメニューを指して、あ・あ・あと言ったのは遠い昔話、今では経験だけは豊富なおかげでそんな醜態を晒さずに済んでいる。
ホテルを移動し、友人が王宮(Grand Palace)見物に行ってしまった後で、私はどこへ行こうかと考えるのだが、なかなかいい知恵が浮かばない。
最初はスクンヴィット通り(Thanon Sukhumvit)沿いにある東バスターミナルまで行って、パタヤ(Pattaya)とか、ラヨーン(Rayong)に行こうかと思っていたのだが、片道3時間のバス旅では諦めざるを得ないだろう。
行くなら最低でも2泊、しかも海が汚いというパタヤは、当然Night Lifeのみということになるだろうから、日帰りなんていうのは狂気の沙汰だろうね。
では?ということでやることにしたのが街ブラ!である。
このクソ暑いのにと言う勿れ!主要な観光地は前回来たときに大方行ってしまった私にとってやることはこれだけなのだ。
まずはプラトゥーナム(Pratunam)市場から始めよう。
でも暑い、暑過ぎるんだよな〜
そう言えばタクシーの運チャンが言っていたことがあるな〜
「チェンマイは涼しい」って・・・ここと比べればそれが事実だということが実感できる。
でも、こうして見て歩くと衣料品などの日用雑貨とか食料品も売っているし、地元客を始めとして客足も多い。
それに薄暗い店構えで一見怪しげな(もちろん、TCの両替すらちゃんとやってくれる)両替屋もあって、ここが外国人にも人気があるのがよくわかる。
と、いう感じで街をぶらぶらしていると、やはり腹が減ってくる。
このあたりで安食堂を探してもいいが、冷えたビールを期待するなら、ここよりカオサンロード(Thanon
Khaosan)で決まりだ。
そうと決まればトゥクトゥク(tuktuk)でも拾うか?でもタイの場合は、メータータクシーでもあまり料金は変わらないみたいだから・・・
ラチャプラロップ通り(Thanon Ratchaprarop)で拾ったタクシーがカオサンロード(Thanon
Khaosan)へ向かうのに通るペチャブリー通り(Thanon Phetchaburi)もなかなかの混雑ぶりである。
ここはトゥクトゥク(tuktuk)とメータータクシーのどちらが得になるか、という議論になりそうだが、事前交渉制のトゥクトゥク(tuktuk)は、途中の道がどんなに混雑していようが、そのリスクはドライバーが負う。
つまり、トゥクトゥク(tuktuk)の場合、今までの経験から「道が混んでいたから割り増しを払え」なんて言われることはないし、逆に道がすいていたりしても交渉料金を支払う義務が生じることになる。
逆にメータータクシーの場合は、渋滞のリスクは乗客が負うことになるが、道がすいていればメーター分しか払う必要がないから安くすむ可能性が高い。
こういうところでリスクとリターンの関係を学ぶのもいいかもね。
でもタイ語ができない観光客はメータータクシーの方が冷房が効いている分だけいいとも言えるけどね。
タイの中でBudget Traveler(格安旅行者)のメッカと言えば、カオサンロード(Thanon Khaosan)を抜きにして語ることはできないだろう。
チャオプラヤ川(Mae Nam Chao Phraya)クルーズ船のプラ・アチット(Phra Athit)乗り場から少し離れたところにあるチャクラポン通り(Thanon
Chakraphong)とタナオ通り(Thanon Tanao)に挟まれた、わずか200mほどのこの通り沿いには多数のゲストハウス、レストラン、格安チケット屋、土産屋などが所狭しと並んでいるのがわかる。
ゲストハウスやレストランにはバックパッカーの雰囲気むんむんの男女、最近はいつシャワー浴びたの?と聞きたくなる風体の奴、そして我が日本からの学生旅行者など、まあいつ来ても同じかもね。
衣料品店の女物の大胆なデザインも変わらないし、格安チケット屋や両替屋も相変わらず盛況のようだ。
通りのレストランでは洋楽が流れ、また、あるところは大きなスクリーンを前に暇人たちが洋画を見ながらビールを飲んでいる。
そこに混じって飯を食うと、メニューはタイ風でなくて、洋風のものが圧倒的に多い。
これも土地柄というやつなのだろうか?
それにも増して前回(1997.12)来たときには全くなかったインターネット・カフェが今回は結構目につく。
こんなところまで来てパソコンに向かっているのはもったいないのではないか?なんて私は思ったりするが、やっている人たちはいかにも暇そうなタイに沈没しているような人たちが多いので、友人や恋人からのメールでもチェックしているのだろうか?
あるいは、これから行こうとしているところの観光情報でも得ようとしているのか?
いずれにしろ、インターネットに繋がる環境さえあれば、瞬時にこうした情報が手に入るようになったということで、これからはMobile
Travelerなんていう言葉も出てくるかもしれないね〜
カオサンロード(Thanon Khaosan)から少し離れたところにバンランプー市場(Talat
Banglamphu)がある。
ここも一大露天市場となっているが、カオサンロード(Thanon Khaosan)に比べると地元色が強いようだ。
ただ、この暑い中でもっと値切りゲームを楽しみたい人は別だが、もう疲れた!という人は雰囲気を味わうだけで通り過ぎた方が懸命かもしれない。
むしろ、くそ暑い中で市場を彷徨うより、屋台のジュース屋とかで椅子に座って佇んでいた方が、この界隈をうろつく日本人バックパッカーとかに出会えて情報交換ができて有意義かもしれない。
時期的に日本の大学生も大挙して来ているし、さすが関西の女子大生などはゲストハウスで出回っているらしい「バンコクの格安ガイド」のリーフレットを片手に市内バスなども乗りこなしているようだ。
まあ、このガイド、本ではなく手書きのものをコピーにコピーを繰り返えしたという代物でインターネット時代の裏で脈々と流れるレトロな口コミ文化を感じずにはいられない。
私は、これを作ったような人がインターネットサイトを立ち上げたのが、「カオサンロードの歩き方」 という形になって現れたのではないかと思っている。
おそらく、あと何年かすればバンコク市内のインターネット・カフェでも日本人が常時出没するのではないかと思っている。
また、カオサンロード(Thanon Khaosan)界隈のゲストハウスではパソコンが常備されるのもそう遠いことではないかもしれない。
チャオプラヤ・エクスプレス・ボート(Chao Phraya Express Boat)は、バンコクにおいて唯一渋滞知らずの庶民の足となっている。
私の乗ったプラ・アチット(Phra Athit)から高級ホテルのあるオリエンタル・ピア(Oriental
Pier)までの運賃は6B(\20)で、タクシーやトゥクトゥク(tuktuk)に乗ることを思えば只みたいなものだ。
周囲には「暁の寺」と呼ばれるワット・アルン(Wat Arun)やワット・ポー(Wat
Pho)などの有名寺院も見られ、これらの寺の写真を撮るなら時間帯によっては船上からのショットがベストとなることもある。
チケットは乗船してから売り子から買うシステムで思ったよりも簡単だった。
灼熱のバンコクで昼間にぶっ通しで観光するのは相当にきつい。
友人は今頃寺巡りか土産物探しで市中を彷徨っているかもしれないが、私は午後の昼下がりの一時をホテルのプールで過ごすことにする。
プールサイドに行くと、これだけの高層ホテルのわりには人影がチラチラと見られるぐらいで、主流は白人の中年カップルと家族連れである。
まあ、その中で私のような人間が寝そべっていられるのは欧米流の個人主義的雰囲気の中でいられるおかげと言えなくはない。
これが日本のホテルだとオジサンが1人でプールサイドにいるなんて!
考えたくもないね・・・もちろん、最初から1人で行こうとなんて考えないけど・・・
友人が観光から帰ってきたので、今夜こそ多少の無理は覚悟で、サイアム・スクエアー(Siam Square)へタイスキを食べに行くことにする。
こんなことならチェンマイで行っておけば良かったと思うが後の祭りだ。
相変わらず、"Coca"は満員御礼なので、向かいにある"Canton"という店へ・・・
タイスキはスキヤキという名こそ付いているが、実態はスキヤキというより、寄せなべのシャブシャブ・スタイルといった感じだ。
食べたい具(肉・野菜・魚の切り身など)をメニューの中から選び、それを沸騰した湯の中へ入れて煮立ったものをすくって食べるというやり方をする。
値段が安いので、結構食べたつもりでもそれほど金はかからない。
箸を使って食事をするスタイルのためか、欧米人の姿がほとんどなかったのが印象的だった。
夕食後は一転して欧米人の巣窟とも言えるHard Rock Cafeへ行ってみる。
カクテル2杯でタイスキが食えるような値段に友人がむくれていた。
まあ、ピチピチギャルと一緒じゃなかったのが最大の原因かな?
これにてタイ旅行も終わり・・・
外では象が広場に立っていた。
いかにもタイ・・・てか?
3/14(Sun) | バンコク(ドン・ムアン) 10:10-タイ国際航空(TG)670-18:00 東京(成田) |
関連サイト | らっしゃい東京 (http://www.tcvb.or.jp/) |
成田空港 (http://www.narita-airport.or.jp/) |
バンコクのドン・ムアン空港(Don Muang Airport)にいる私の手元にバンコク市内で発行されている邦字紙「バンコク週報」の3月12日号がある。
大学生のトレンド「卒業旅行はタイ」急増中 |
先月からバンコク都内ではガイドブック片手に歩く日本人学生の姿をよく見かけるようになった。タイ政府観光庁(TAT)の統計によれば、昨年タイを訪れた外国人旅行者は日本人が最も多く、全体の12.6%に当たる982,116人。陸路による入国者が7割以上を占めるマレーシアが、これに次ぐ931,553で、日本と共に他の国からの旅行者数を大きく引き離している。 |
■バンコクに連日2,700人到着 タイを訪れる旅行者の数は例年12月から3月までがピーク。昨年は12月、11月、1月の順に多かったが、日本人旅行者に限っては8月、9月、2月の順となっている。 大手日系旅行会社の話によれば、日本からの旅行者が訪れる場所はバンコクが約7割、南部のリゾート、プーケットが約2割強、残りが北部のチェンマイなどの地方となっている。 コースが設定されたパックツアーの人気は衰えていないが、近年個人で自由に旅行する若者が増加。ツアー利用者の平均滞在日数は3.8日だが、学生を中心とした若い旅行者は6日前後の滞在が多い。 また最近は日本で様々な情報を仕入れ、有名観光地を訪れるだけでは物足りなくなっている人が増えているという。 公共のバスや船に乗ったり、地元の人が利用する場所を訪ねたりする旅行が好まれているようだ。 プーケットにも先月初めから多くの日本人が訪れている。 日系旅行会社プーケット支店によれば、昨年より若干人数は減少しているものの、先月より同社だけで連日30人前後を受け入れているという。 旅行者のほとんどは学生で、三、四人のグループで三、四日間滞在する場合が多い。 旅行会社を一切利用しない個人旅行がブームとなった時期もあったが、最近は料金が安く自由に行動できる、航空券、送迎、宿泊のみのパッケージを利用する人がほとんど。 またインターネットを利用し、個人で現地の手配を済ませてから来る人も見られるようになった。 |
バンコク週報でも報じているように、今回のタイ旅行で思ったのは、大きな旅行社に限らず、中小の業者やゲストハウスのようなところでもE-mailを使って連絡が取れるところが出始めているということに、インターネットを使った新しい通信の形態が、発展途上国にも及び始めていることを強く感じた。
発展途上国の場合、自分の家やオフィスにパソコンがなくても、公共のパソコンを利用してHotmailのようなアカウントを使って連絡を取るという形でE-mail利用をする場合もあり、一概にパソコンが普及しているとは言えないが、少なくともインターネットを駆使できる人間が豊かになる可能性は否定しようがないだろう。
もちろん、日本でもそれは変えようのない事実となりつつある。
少なくともIT(Information Technology)+英語(English)を使えることが21世紀の世界で豊かになる条件の1つであると私は信じて疑わない。