サウジアラビア対アイルランド(6月11日)
(横浜国際総合競技場)

いよいよ最後のゲーム観戦となった。
サウジアラビアと対戦するアイルランドは試合前の時点では3位であったが、予選通過の可能性が十分あったので迫力あるゲームが期待できた。
なぜならアイルランドは2点差以上つけて勝てば、ドイツ対カメルーンの結果にかかわらず、予選通過ができるからだ。

予想通り、アイルランドは開始早々にロビー・キーン(Robbie Keane)が先制点を入れ、予選通過へ王手をかける。
こうなると埼玉のときと違ってサウジチームへの声援はほとんどない。
スタジアム全体からアイルランドの攻撃に歓声があがり、後半にも2点を追加した彼らはそのまま予選通過を決めた。
皮肉にも最終戦を戦った３チームの予選通過の命運を決めたのはサウジから奪ったゴールの数だった。
そして、残念ながら「ワールドカップ2002サウディ代表応援団」の熱き声援は彼らの勝利には結びつかなかった。
今度出てくるときは頑張れよ！

それにしても全国各地の応援風景は世界のメディアの賞賛を得たようで、久々に嬉しかった。
Ｗ杯での日本の活躍と、これらの外国プレスの賞賛が、失い続けた日本人の自信を取り戻すきっかけになることを期待したい。

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試合概要 (Game Summary by Official Site)

アイルランドは試合開始早々にロビー・キーンの得点が決まり、後半のガリー・ブリーンとダミアン・ダフの追加点によりサウジアラビアの振り切りグループＥ2位を確保した。もう一試合、ドイツ対カメルーンではドイツが勝利を収めたことによってドイツとアイルランドの第1ラウンド突破が決まった。
Ireland got an early Robbie Keane strike and second half goals from Gary Breen and Damien Duff to hold off Saudi Arabia and finish second in Group E. The result, along with Germany's defeat of Cameroon, means that the Germans and the Irish are through to the second round.

史上初めてFIFAワールドカップで一試合に2得点以上をあげたアイルランドは、次は韓国・スウォンでグループＢの1位と対戦することになる。今大会2引き分けのあとに三試合めで白星をあげたアイルランドは、弾みがついて決勝トーナメントに挑む。3戦全敗、無得点で大会を終えたサウジアラビアは、帰国する。
For the first time in their history, Ireland scored more than a single goal in a FIFA World Cup finals match. They will take on the Group B winner in Suwon, Korea feeling confident after drawing twice and winning their third match. The Saudis go home eliminated, having taken zero points and scoring no goals.