香港の空港での思わぬ野宿

2/3(Sat) バンコク(スワンナプーム) 10:20-Air Asia(FD)3702-12:10 ハノイ(ノイバイ)
ハノイ市内でトランジット
ハノイ(ノイバイ) 19:10-ベトナム航空(VN)792-22:00 香港(赤鱲角/チェック・ラップ・コック)
宿泊先 Travelers' Loungeが満杯のため空港で夜明かし
諸費用 タクシー / ホテル-スワンナプーム空港: 300B=1,020JPY
Transerco Hanoi Bus(17番) / ノイバイ空港-ハノイ市街(Long Bien bus station): 5,000VND=40JPY
タクシー / ハノイ市街-ノイバイ空港: US$10=1,200JPY
トランジットの場合は、空港使用税のUS$14(1,680円)は支払い不要
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アドバイス
  • 市内を走るバス(Transerco Hanoi Bus)は大きな荷物を持って乗ることができないので、そのようなときはタクシーを使うこと。手荷物預かり所(left baggage)が空港の到着ロビーにある。
  • ハノイのノイバイ空港から市街を結ぶバスは、ザンボー湖(Giang Vo Lake)方面にあるキムマー・バスターミナル(Kim Ma bus station)とを結ぶ7番のバスもある。
    17番の終点のロン・ビエン・バスターミナル(Long Bien bus station)は旧市街の北部にあり、中心部にあるホアンキエム湖(Hoan Kiem Lake)周辺へは、さらにバスを乗り継ぐか、バイクタクシー(セーオム=Xe om)で行くことができる。
  • ベトナム航空の機内誌「HERITAGE」によれば、ハノイのバイクタクシーの相場は1kmあたり3,000VND(20円)とのこと。

この旅行記の最初に書いたように、今回の旅行は、あえてフレキシブルな日程を保つために、ラオス到着初日の1月24日と昨日の夜を除いてホテルの予約なしで旅をするという伝統的な個人旅スタイルを通した。
そして、この日、香港へ到着する時間と翌日の9時5分発というフライトを考えた場合、ホテル代の高い香港でホテルを取ることに抵抗を感じたため、あえて何もせずに出たとこ勝負で行こうと思った。

まずバンコクからハノイへ飛ぶのに使ったのは、格安航空としてアジアを席巻するエアーアジア、ラオス航空のDiscovery Air Passと、このエアーアジアの組み合わせなくして、今回のインドシナ旅行はあり得なかっただろう。
2005年8月28日に「エアーアジアは無事に飛ぶのか?」などと書いたのが嘘のようである。
このエアーアジアでハノイに到着した後、懸念していた荷物預けの件も無事にクリアし、私はローカルバスに乗って市内へ向かう。
ここで、すんなり市内へ行くつもりならタクシーを使うべきなのだろうが、身軽になったときでないと、ローカルバスなど乗るチャンスはないので、空港スタッフに乗り場を聞いてバスに乗り込んだ。
私の乗ったバスが到着したのはロン・ビエン・バスターミナル(Long Bien bus station)、そこがどこにあるのかわからなかった私は近くにいたバイクタクシーの兄ちゃんにホアンキエム湖(Hoan Kiem Lake)へ行ってくれと地図で指差す。
ずいぶんとアバウトな頼み方だが、そこまで行けばどうにでもなると思ったからだ。

Hanoi Old Quarter Hanoi Old Quarter
ハノイ旧市街(Hanoi Old Quarter)
Hoan Kiem Lake Vietnamese peddler
ホアンキエム湖(Hoan Kiem Lake) ハノイの行商人
street haircut
路上床屋(street haircut)
6,000VND(50円)~10,000VND(80円)

ハノイの旧市街に到着した私はさっそく湖の周辺を散策するが、それほど見どころがあるわけではないので、昼食を取ったあとはマッサージ屋を探して歩く。
そこで1時間ほど時間を潰した私はタクシーに乗って空港へ向かう。
結局のところマッサージ以外に何もしなかったよな、とか思いながら帰途につく。
空港では乗り継ぎ客はUS$14(1,680円)の空港使用税(Passenger Service Charge)は免除(exemption)と書いてあり、そのまま出国審査へと向かう。
ここは前回来たときも思ったのだが、レストランなども貧弱で時間を潰すのに非常に苦労するところだ。
せめてインターネットカフェなどを置いてくれればいいのだが、そういうことを期待すべくもないのだろうか。

ハノイから香港へ着いたのは夜の10時、ここから市内のホテルへ行こうという気は全くなかった。
あらかじめ調べておいたTravelers' Lounge、ここへ行って空いてなかったらそれから考えればいいとさえ思っていた。
しかしながら同じことを考える人は多く、ベッドの空きは全くなかった。
それでも空港の中には足を伸ばして座れるイスがいくつかあり、野宿をすることは十分に可能だった。
空港での夜明かし、何と1991年のイスタンブール以来のことだ。
The Budget Traveller's Guide to Sleeping in Airports(格安旅行者のための空港での夜明かし術)、このサイトはバックパッカー向けの究極のものとも言えるだろうか、香港の空港は夜明かしをしたバックパッカーから高い評価を受けている。
私もこの日は野宿となったがそれほど不快ではなかった。
しかし、こういう経験は年齢とともに辛くなっていくのは確かで、そういった意味では無理が利かない年になってきたとも言えるだろう。

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