2/13(Wed) |
年明け早々にHISが「初夢フェア」と銘打って主要都市向けの格安航空券を売り出した。
その中でシンガポール航空利用のバンコク往復39,700円(燃油サーチャージ別)というのが私の目を惹いた。
さっそく旅行会社に電話すると、あっさりと席が取れて予約は完了、スタッフ曰く、往復のフライトの時間が悪いので、人気のシンガポール航空でも席が取りやすく、従ってキャンペーンチケットの対象になっているということだった。
ちなみに、このときの燃油サーチャージは往復で25,600円、往復のチケット代の3分の2にも相当する額になっていた。
ところで、朝の9時30分のフライトだと私の自宅から行くのは相当に困難である。
そうなると成田で前泊することになるのだが、今回はJR成田駅周辺にある成田U-シティホテルを使ってみた。
ここだと成田駅から至近の距離で、空港までのシャトルバスもあり、周辺には飲食店もあって、しかも宿泊費も空港周辺のホテルより安い。
楽天トラベルなどを使えば、ウェブサイトで表示されている料金よりも安く泊まれることもあり、次回以降もここを使おうかと思う。
さて、シンガポール航空でバンコクに着いた私はSawasdee Sukhumvit
Innに向かう。
このホテルも3年前は旅仲間が格安ホテルとして見つけたところだったが、今や日本のガイドブックにすら掲載され、日本のホテル予約サイトからも取れるほどになった。
まさに驚きである。急速に日本人観光客が増えだしたことに現地のタイ人スタッフはどう思っているのだろうか。
夕食は阿部さんと5回目のバンコクオフ、彼は私と入れ違いに東京へ向かうとのこと。
話題は、友人の石田さんも関わったJDCドバイ株ノーロードファンドのこと、機内で読んだSPAで、JDC(ジャパン・デジタル・コンテンツ信託)(4815)が継続企業の前提に関する注記がある(1年以内に経営破綻するリスクを抱えている)上場企業として取り上げられていたからだ。(東証上場会社情報サービス)
私もこのファンドのために投資口座を開こうと準備しているので、こんな危ない会社にファンドの募集を託して大丈夫なのだろうか心配である。
注) | このJDCドバイ株ノーロードファンドの募集は2008年4月17日に中止になり、私自身は投資口座の開設は中止、すでに口座を開いて資金を払い込んだ人には返金がされた。 |
2/14(Thu) |
10年前にプーケットに来たときはアジア経済危機の直後でタイバーツの対円レートが最安値を付けていた頃だった。
ところが今回はアジア経済が最高潮の余韻を未だに残し、バーツの対円レートが上昇の一途をたどり、それに連れてプーケットのホテル代もかなり高くなっていた。
私が泊まったSquareoneはプーケットのホテルの中では安い部類に入っていたが、その分、パトンビーチ(Patong Beach)や中心歓楽街のバングラ通り(Bangla
Road)まで歩いて行くには少し遠かった。
ちなみに、ホテルのウェブサイトにはいずれも徒歩数分と記載されているが、それは徒歩ではなく、トゥクトゥク(パトンビーチエリア内は150バーツ〜200バーツ:500円〜660円)が正しいというのが実感だ。
プーケット空港から市内まではミニバス(150バーツ=500円)かタクシー(550バーツ=1,820円)が利用できる。
ミニバスは安いが、途中で提携している旅行会社に立ち寄るので、その分時間がかかる。
何も知らなかった私は、その旅行会社でピーピー島へ行くツアーの申し込みをしたのだが、そんなことをしなくてもパトンビーチ内にはいくらでもツアーカウンターがあり、そちらの方が安かったのは言うまでもない。
ちなみに私が申し込んだ「スピードボートで行くピーピー島、マヤ・ベイ、カイ島巡り(英語ガイド)」のツアー料金は2,100バーツ(6,930円)、ビーチ内のツアーカウンターだと概ね1,700バーツ(5,610円)であった。
旅行の計画をしていたときは半日くらいは余裕があると思っていたこの日、気がついてみると、フライトの遅れもあって夕方近くなっていた。
夕食がてら海岸通りを歩いているとレストランやカフェなどに混じって、プーケットの歓楽街に相応しいエンターテイメントもちらほら見える。
ビーチにも行ってみたが、海の水はそれほど綺麗でなく、ここは夜を楽しむところだというのがよくわかる。
そういった意味ではまだ始まったばかりなのだ。
2/15(Fri) |
私の泊まっているホテルはレストランが付いていないので、近くのコンビニで買ったパンとジュースで朝食を済ます。
ホテルから少し歩けば外食するところならいくらでもあるのだが、何だかんだ言ってもツアーのピックアップの時間が迫っているので、あまり悠長なこともやっていられない。
早起きして散歩がてら街歩きもいいが、それは明日のお楽しみにとっておこう。
ツアーの参加者がシャロン・ベイ(Chalong Bay)に集まり、そこから割り当てられたボートに乗ってピーピーレイ島(Phi Phi Ley
Island)へ向かう。
スピードボートは波しぶきを上げ、中の乗客をずぶ濡れにしながら目的地へと進む。
Tシャツに水着という格好でなければ、着ている服はすべて台無しになってしまうところだ。
ガイドのジャッキー(Jackie)は怪しげなイントネーションの英語で観光案内を兼ねたアナウンスをしている。
私にとっては、あまり流暢に話されるよりも彼くらい怪しいほうがわかりやすいというのも何だか変だ。
私が参加したツアーが英語ツアーだということもあって、ボートの乗客で日本人は私だけだったが、ボート乗り場を見渡したときも、10年前なら日本人OLがいたるところにいたであろうプーケットも今やほとんどその面影は消えていた。
今やリゾート地でも闊歩しているのは日本人でなく中国系の女性の方だ。
ピーピーレイ島(Phi Phi Ley Island)ではさっそくスノーケリングを楽しむ。
わずかな時間なので、餌で魚を呼び寄せ、そこに人間が群がって泳ぐといった感じで、見ているのは魚なのかビキニの美女なのか。
まあ、どっちでもいいのだが、綺麗な海を堪能するならプーケットよりもピーピー島の方がいいだろう。
ただバンコクから直接来れるところではないので、中3日では移動するだけで終わってしまう。
2ヶ月に1回のペースで海外旅行していて贅沢なと言われそうだが、やはり5日間の日程では離島滞在はかなり厳しいと言わざるを得ない。
マヤ・ベイ(Maya Bay)は、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)主演の映画ザ・ビーチ(The Beach)の舞台となったところだけあって景色も素晴らしい。
私はボートの中で知り合ったイタリア人と拙い英会話を交わしながら写真を撮り歩く。
そこで思ったのは、海外で英語があまり話せないのは日本人だけだと思っていたが、案外そうでもないということだ。
通常、ヨーロッパ人はアジアへ来る観光客でさえ、彼ら同士で会話をすることが多いのだが、このイタリア人は一人旅で、しかも英語が苦手なこともあって、私に声をかけてきたようだった。
ところで、このビーチの奥には2004年12月26日に発生したスマトラ大地震による津波の傷跡でもあるTsunami Hazard Zoneの立札があるが、今や平穏なビーチリゾートを取り戻したようだ。
燦々と降り注ぐ陽光の下で行き交う美女を眺めながらビールを飲んで寛ぐ。
そんなことをするのにピッタリなところだが、如何せんパックツアーの欠点は出発時間が決まっていることだ。
ここのビーチの滞在時間もわずか30分程度で、出発時間が近づくと、ガイドのジャッキー(Jackie)がボートのナンバーを大声で連呼しながらツアー客に乗船を促してくる。
マヤ・ベイ(Maya Bay)の後はバイキング洞窟(Viking Cave)とモンキー・ビーチ(Monkey Beach)を経由してピーピードン島(Phi
Phi Don Island)へと進む。
ここで昼食を取り、カイノック島(Khai Nok Island)で最後のリラックスタイムとなる。
ここでもスノーケリングはできるが、どちらかというとデッキチェアを借りて寝そべる方がお薦めだが、やはり、滞在時間は30分ほどしかない。
このように、プーケットからのピーピー島日帰りツアーは、ツアーアクティビティを一通り体験できるのが利点だが、メニューがあり過ぎて一箇所の滞在時間が短いのが欠点と言える。
今度来るときはピーピー島の滞在型の日程を組む方がベターかなとも思う。
ホテルに帰ってからシャワーを浴び、パトンビーチエリアを散策してみる。
まずは、サワディラック通り(Sawadeerak Road)にあるアップルツアー(運営はKMTタイランド)へ行く。
昨日頼んでおいたプーケット・ファンタシー(Phuket Fanta Sea)の予約が取れたかどうかの連絡をホテルにFAXすると言っていたのに届いていなかったからだ。
しかも先ほどはホテルのスタッフに再送を頼み、フロントの前で待つこと20分たっても届かない。
おいおい、こりゃ直接行かないとダメだと思ったわけだ。
ホテルのスタッフに地図を見せて「歩いてどのくらいだ?」と聞くと、20分くらいだとのこと。
ところが、歩いても歩いても着かない。
いい加減にくたびれた頃に着いたのだが、アップルツアーのスタッフ曰く、「お客様のホテル(Squareone)からじゃ歩いて20分じゃ着かないですよ。まあタイ人ですからね。アハハ」と・・・
ところで、FAXが届いていないんだけど、と言うと、「お客様に教えてもらったFAX番号に送ったら語学学校から間違って送られてきている」と言われたとのこと。
私はホテルにもらった名刺を見せ、これなんだと言うと、この番号(076-340873)が間違いなんですよ、と・・・
おまけに当時のウェブサイトに記載されているFAX番号もこれだったのだ。(今は訂正されている)
まあ、タイらしいといえばタイらしいのだが、いい加減にしてくれ。
無事に明日の夜のエンターテイメントの予約を終えた私は、バービア街となっているバングラ・ロード(Bangla Road)へ行ってみる。
歓楽街のそばにビーチがあるというのがピッタリなこのエリアは夜遊びの場所には事欠かないようで、単に酒を飲みにいくだけでも様々なタイプの飲み屋がある。
総じて店内は欧米人が多いが、ニューハーフが代わる代わるお立ち台に立つWaulin Rose Cabaretではショータイム(21:30-22:30
23:00-24:00 0:30-1:30の3回)になると店の外の見物客も多くなり、写真もフリーに撮れる。
歩き疲れたらフットマッサージの店も至るところにあるので、そういう点でも困らない。
私はバングラ・ロード(Bangla Road)と内陸部の目抜き通りであるRat-U-Thit 200 (SongRoi) Pee Roadが交差したところを左折してすぐのところにあったC&N Hotel Patongでマッサージをやってもらったが、宿泊料を見る限り、今度来たときは泊まってもいいかなとも思った。
ただ一つ、パトンビーチエリア内のトゥクトゥクの値段が150バーツ(500円)から200バーツ(660円)と高いことだ。
これだけは値切ってもダメなようで、イヤなら歩くしかないということらしい。
そういった意味では夜遊びしたい人は余計にホテルやゲストハウスのロケーションが重要だということが言えようか。