タカさんとの出会い

12/28(Tue) パレンケから陸路でフローレスへ(Kim Tours)
宿泊先 Posada Tayazal / 60Q (\620) per night
諸費用 ツアー料金: 350P=\2,350
関連サイト メキシコ グアテマラ チアパス州
アドバイス
  • このルートはとてもポピュラーで旅行会社ではパッケージ化されているので申し込みは簡単である。また2泊3日のティカル遺跡へのパックツアーもある。
  • 米ドルの現金からグアテマラ・ケツァルへの両替は、フローレスへ着いたときに銀行に寄ってくれるので、そこでするといい。なお、グアテマラ国内では日本の銀行のキャッシュカード(シティバンクを含む)は使えないので、クレジットカードでキャッシングをするか、海外銀行のキャッシュカードを使うといい。国境でも米ドルやメキシコペソからの両替の誘いがあるがレートはあまり良くない。

パレンケ(Palenque)から国境の町コロサル(Colozal)へ行くバンは朝の6時に来ることになっている。
ホテルのロビーで待っていればスタッフが迎えに来るとのことだが、案の定時間通りに来ることはない。
フロントスタッフが1人いるだけの薄暗いロビーで待っていると、本当に迎えに来るのかと不安になるが、約15分ほどの遅れでやってきた。
「よかった」と喜ぶほどのことでもないのだが、今までトラブル続きだった道中で、ようやく軌道修正ができそうな気配を感じたことに安堵の息を漏らしたのも事実だった。

車に乗って約2時間、朝食の休憩となる。
ここから先はフローレス(Flores)へ着くまで食事が取れないので、きちんと食べる必要がある。
この頃になる日が完全に昇り、気温も上がって暑くなってくる。
出発するときは短パンでは寒いくらいだったが、さすがに日が昇ってくるとこれでちょうどいいくらいだ。
朝食を取った後は、国境のコロサル(Colozal)まで約2時間、ここでフローレス(Flores)まで行く私だけ下ろされて出国審査を受ける。
バンに乗っていた他の人たちはヤチュチラン遺跡(Yaxchilan Ruins)へ行くとのこと、どうりで荷物がほとんどなかったわけだ。

パレンケ(Palenque)からコロサル(Colozal)へ
San Javier San Javier
Colozal Colozal

コロサル(Colozal)からグアテマラ国境のベテル(Betel)へはウスマシンタ川(Usumacinta River)を渡るボートを使う。
ボート乗り場にはグアテマラへ行く人たちがいて、その中に見慣れた日本語のガイドブックを広げた人がいた。
私は最初、彼の姿格好からアジア系アメリカ人かと思っていたので、まさか日本人だとは思わなかった。
その彼がグアテマラのティカル遺跡でもご一緒することになるタカさん、ミシガン大学に留学中で休暇を利用して中米旅行をしているとのことだ。
ここは中米でもポピュラーな国境越えルートだし、年末年始休暇の最中なので、日本人に会う確率がないとは言えないが、まさか、こんなところで会うとは、というのが正直な感想だった。
それにしても、私たちの乗ったボートは乾季だからいいようなものの、雨が降ったらびしょ濡れになるのは必至、どうするのかと思うような代物だった。

ウスマシンタ川(Usumacinta River)を渡ってグアテマラ国境のベテル(Betel, Guatemala Border)へ
Usumacinta River Usumacinta River
Betel, Guatemala Border Betel, Guatemala Border

グアテマラ国境のベテル(Betel)に着くと、さっそく両替屋が現地通貨のケツァル(Quetzal)の紙幣の束を抱えて寄ってくる。
彼らの言い値は1米ドルが7ケツァル、当たり前のことだが、フローレス(Flores)のインダストリアル銀行(Banco Industrial S.A.)の両替レート(US$1=7.8Q)よりかなり悪いものであった。
もっともメキシコペソを両替してくれるので、使いようによっては便利であるが、バスに乗っているガイドがフローレス市内の銀行へ案内してくれるのと、途中で何か買い物ができるわけではないので、あえて国境の両替屋で換える必要はないだろう。
ただ、ATMは日本の銀行のキャッシュカード(シティバンクを含む)は受け付けないので、クレジットカードでキャッシングをするか、日本国外の銀行のキャッシュカード(私はHSBC香港のもの)を使わないとならない。

ベテルからフローレスまではバスで約4時間、車内にいたガイドは英語が堪能で、翌日のティカル遺跡(Tikal Ruins)へのツアーや、フローレス発の長距離バスチケット、フローレスのゲストハウスの案内などをしてくれた。
本人曰く、バス会社の仕事が本業だと言うが、こうした国境越えバスに乗り込んでの営業は、彼らにとって非常に美味しいものに違いなかった。
私たちや欧米の旅行者はスペイン語が話せない人も多いし、まして町に到着するのは夕方で、そこで旅行会社を探し歩くのは骨が折れるものだ。
従って、その手間を省くことができて、しかも確実に英語で交渉できるならば、多少市内の相場から高くても彼に予約代行を依頼するからだ。

フローレスの宿は、ガイドが安宿を3〜4軒紹介してくれて、タカさんはそのうちの1つに泊まることにしたようだ。
私も同じところでいいか、と思ったがタオルが置いてなくて、しかも、自分で持ってきたものがパレンケ(Palenque)で置き引きされた荷物の中に入っていたので、パレンケのKim Toursで紹介してくれたCasa Ameliaへ行ってみた。
しかし、あいにくと満室だと言われたため、泊まったところはガイドブックにも載っていたPosada Tayazalだった。
まあ、寝るだけならいいかというホテルだったが、1泊60ケツァル(620円)という安さでは文句を言うわけにもいかなかった。
かといって翌日のバスの迎えをCasa Ameliaと告げてしまった以上、そこからあまり離れるわけにもいかなかった。
何しろ翌日の出発は朝の4時半だからだ。
ホテルが決まった後、タカさんと夕食を取り、ホテルの近くにあったインターネットカフェでカンクン(Cancun)のホテルを予約した。
取ったところはスターウッド・プリファード・ゲスト・プログラム(Starwood Preferred Guest Programme)を通して取ったThe Westin Resort & Spa Cancun、最初の1泊目だけはagodaを通して日本で予約したのだが、残りは気分次第で別のところを取ろうと思っていたのだ。
ところが、最初からトラブル続きとなったため、カンクンでは骨休めを優先することにしたのだ。
結果的にこの選択は大正解だったのだが、このときは今後もトラブルが続くなんて想像だにしなかったのである。

フローレスの教会(Iglesia de Flores)と中央公園(Parque Central)
Iglesia de Flores Iglesia de Flores
Parque Central, Flores Parque Central, Flores

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