2/23(Thu) |
今回はタイ語に堪能なひでさんと、昨年7月のバンコク旅行にご一緒した達也さんと現地で合流する形でのタイ旅行となった。
すでに、ひでさんは私たちより6日も早い17日に現地入りし、バンコクのケープハウス(Cape House Serviced Apartments)に3泊(17日から19日)、パタヤのベラ・ヴィラ・プリマ(Bella Villa Prima Hotel)に3泊(20日から22日)といった感じで、サービスアパートメントに連泊して優雅なバカンスを楽しんでいるようだ。
達也さんは私と同じ23日にバンコク入りするが、ジェットアジアエアーウェイズ(JetAsia Airways)というHIS専用のチャーター便を使うので、夕方にバンコクへ行くことになっている。
彼の宿泊先は、ひでさんと同じバンコクのサトーン・ビスタ・バンコク - マリオット・エグゼクティブ・アパートメント(Sathorn Vista, Bangkok - Marriott
Executive Apartments)、ここに3連泊するとのことだ。
私は年末年始のアジア縦断旅行の帰国便で使ったタイ航空(Thai Airways)の復路のチケットを使ってバンコク入りするが、早朝に着くので彼らとは別にサメット島に1泊することにし、24日と25日をご一緒することにした。
私の乗ったタイ航空661便は、羽田を0時半というサラリーマンに優しい時間帯に出発するフライトだ。
おかげで木曜日の出発にもかかわらず、席は満席で中央の席しか空いていなく、かなり窮屈な思いをしながらバンコクまで行くことになった。
バンコク到着は朝の5時半、このような時間に着いても市内でやることはないが、24日に宿泊予定のアロフト・バンコク(Aloft Bangkok)に大きな荷物を置いて行きたかったので、タクシー(400バーツ=1,040円)に乗って一旦そのホテルに寄ることにした。
ホテルに荷物を置いた私はBTS(25バーツ=70円)でナナ(Nana)からエカマイ(Ekkamai)へ、そこから8時30分発のバス(157バーツ=410円)に乗り換えてバンペー(Ban
Phe)へと向かう。
バスに乗ること4時間、バンペーに着いた私はサメット島(Samet Island)までのフェリーチケットを買う。
昔と違ってこのチケットは片道というのがなくなり、すべて往復チケットになっている。
料金は100バーツ(260円)、帰りは同じ会社のフェリーなら何時の便に乗っても構わないし、翌日以降の便でもいいようだ。
ところで、サメット島に関して言えば、私が2004年12月に初めてに行ったときはぼったくりに遭って大変な思いをした。
2007年2月にサメット島に再訪したときも日帰りで行ったので、物足りない思いをして次回は泊まろうと思った。
そして今回、何と5年ぶり3度目の訪問で初めてサメット島に宿泊することにした。
宿泊先は日本人経営のRuna Runa The Best Guesthouse、この時期だと大学生がたくさんいそうな感じもしたが、ゲストハウスへ行ってみるとほとんど姿を見なかった。
最近になって特に感じるのだが、一部の主要都市を除けば、日本人の海外旅行客が少数派になっているというのはもはや動かしがたい事実だろう。
サメット島に着いたのは午後1時半頃、今回は日帰りでないのでのんびりとしたバカンスを過ごすことができそうだ。
サイケーオ・ビーチ(Sai Kaew Beach)はゲストハウスの近くなので歩いて行ってみる。
ここでは国立公園の入場料として、200バーツ(520円)を取られるが、スタッフはいい加減なので、払ったかどうかのチェックはほとんどされない。
私は昼過ぎにビーチに行ったので、何も言われずにそのままビーチに入って行くことができた。
ビーチでデッキチェアとパラソルを借りると50バーツ(130円)だ。
太陽はまだ十分に高く、ビールを飲みながらのんびりするにはいい感じだ。
2時間ほどするとビーチにはあまり人がいなくなり、ビーチボーイたちがデッキチェアなどを片づけ始める。
どうやら日帰り客がいなくなる頃には手じまいという感じらしい。
私も少し早いかなと思いながら4時半過ぎにはゲストハウスへの帰り仕度を始める。
帰りに町の商店でビールを買おうと思ったらまだ夕方の5時前、タイの法律では酒を売ってはいけない時間帯なのだが、コンビニやスーパーなどと違って、小さな雑貨屋では多少の時間は構わないようだ。(参考:タイ・バンコク旅行情報ガイド)
あっさりと清算をしてくれた売店のおばさんにタイ語でありがとう、と言っておいた。
夜になってサメット・ビレッジ(Samet Village)にあるレストランに行く。
1人で食事をしていると、相席を求めてきた1人の白人、もちろん、私に異存はなく、一緒にビールを飲みながら話をする。
その人はイタリア人、あまり英語は得意でないようで、何度もわからないんだ、と苦笑していた。
最初は私の発音がまずいのかと思ったが、どうやらそうではないようで、今まではどうしていたんだ、と聞くと、娘さんが英語が堪能で一緒に旅をしていたそうだ。
ところが、彼女はインドへ1人で行ってしまい、彼だけタイで寛いでいるとのことだ。
私は先月のチェンマイに続いてここでも思った。
日本人、特に政財官のエスタブリッシュメントたちは、昔から南欧諸国の人たちの労働感覚を批判しているが、どっちの人たちが豊かな人生を送っているのか考えたことがあるのだろうか。
おそらく経済指標だけ見て豊かさを判断していた人たちは可哀そうなことに一生涯わからないだろう。
2/24(Fri) |
今日はひでさんと達也さんと夕方にバンコクで落ち合う約束をしていた。
Runa Runa The Best Guesthouseには、バンペー(Ban Phe)からバンコクのビクトリー・モニュメント(アヌサワリー・チャイ・サモーラプーム/Anusawari Chai Samoraphum)まで行くミニバス(10時発、13時30分発)(250バーツ=650円)の予約を受け付けていたので、夕方の待ち合わせに間に合うように13時30分のバスを申し込むことにした。
サメット島(Samet Island)を出るのは正午のフェリー、それまでの間、昨日と同じようにサイケーオ・ビーチ(Sai Kaew Beach)で寛ぐことにした。
デッキチェアに横になり持参した文庫本を読みながら時間が過ぎるのを待つ。
朝方からフルーツやココナッツジュースを提げたタイ人の売り子がビーチを行き来する。
今まではペーパーブックを広げる白人たちの姿をよく見たが、これからは電子書籍をダウンロードしたiPadを持ってビーチで寝転ぶ光景が見られるのだろうか。
サイケーオ・ビーチ(Sai Kaew Beach) | ||||
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予定通りのフェリーでバンペーへ着いた私は、ゲストハウスで指示されたSuriya Tour Serviceという旅行会社でバウチャーを見せて受付を済ませる。
ミニバスの出発まで30分あるが、同じような車がいくつもあるので、旅行会社が見渡せるところで食事をする。
出発時間になって呼ばれて行ってみると、バスが違うところから出発するからと、別の場所へ案内される。
案の定だ。東南アジアではこういうことが往々にしてある。同じ方面へ行く客をまとめて乗せて車両を間引きするのだ。
果たしてバンコクへ行くと言うが、具体的にどこなのか聞いてみると、カオサン通りだと言う。
そんなところまで行かれたら帰るのが遠くなるので、私がビクトリー・モニュメント(Victory Monument)で下りたい、と言うと、ドライバーのタイ人は少し悩んだ風だったが、そこには行かないと言う。
まあ、どこかBTSの駅でも見えたら下ろしてもらおう、と私も気軽に考えてバスに乗り込む。
ミニバスの乗客は全部がアジア人だったが、日本人は私ともう1人の男性だけで、後は韓国の女子大生だった。
かつては若い女性もほとんどは日本人だったような気がするが、今や韓国人や中国人が大半なのだろう。
もう1人の男性もアジア雑貨を売って生計を立てているとかで、もはや卒業旅行というのも日本では死語なのだろうか。
かくいう私も「こっちに住んでいるんですか?」と聞かれたくらいで、私のような年齢のオヤジが1人でタイをブラブラしていれば、もはや旅行者とは思われないのだろう。
私の乗ったミニバスは、カオサンへ行く途中の街道沿いで止まり、ドライバーが私を手招きして、あっちへ歩いて行けと言った。
聞くと歩いて数分でBTSの駅が見えるから心配ないと言う。
何といい加減な、と思ったが、このままカオサンへ連れて行かれても困るので、そのまま歩いて行くとビクトリー・モニュメントの駅だった。
どうやらこれでひでさんと達也さんとの待ち合わせ時間には間に合いそうだ。
それにしても1泊2日のエクスカーションというのは慌しいものだ。