5/25(Fri) |
今年からマイレージプラスの無料プレミアアップグレードの対象区間にアジア域内が加わった。
今回の旅行で乗るユナイテッド航空の台北行きのフライトは1月に発券した成田経由北米行きの往復チケットの最終区間だ。
ゴールデンウイークのアメリカ・メキシコ旅行で獲得したユナイテッド航空のマイル数は何と16,547マイル、これにプレミアボーナスの4,033マイルを加算すると、20,580マイルとなった。
このおかげで、今回の旅行のマイル数を加算すれば、来年のプレミアシルバーは確定、目標は50,000マイル獲得でゴールドという位置にあった。
そして当日、成田空港でユナイテッド航空853便に乗るために34番搭乗口に行ったとき私の名前を呼ぶ声がする。
行ってみると、「ビジネスクラスにアップグレードされました」と言われてチケットを交換された。
こんなギリギリでなく、チェックインしたときに言って欲しいな、と思いながらユナイテッドクラブへ足を向ける。
軽く喉を潤し、再び搭乗口へ向かうとすでに乗客が機内へと吸い込まれている。
このフライトはサンフランシスコ(San Francisco)から飛んでくるので、ビジネスクラスはボーイング777型機のフルフラットシートで非常に快適だ。
今回の旅行はツイているかもしれない、そんな感じがした旅のスタートだった。
成田国際空港 | |
台北行きのユナイテッド航空853便 |
台北の桃園國際機場(Taoyuan International Airport)に到着したのは午後9時頃、ここから宿泊先の優美飯店(Yomi Hotel)へ行くにはバスが便利だ。
案内所で尋ねると台北アンバサダーホテル(台北國賓大飯店/Ambassador Hotel Taipei)の向かい側に大有巴士(Citi Air Bus)のバス停があるので、そこで下りて徒歩数分で行けると言われた。
運賃は90元(240円)と安いが、所要時間は1時間以上かかる。
ホテルにチェックインしたときは10時半を過ぎ、おまけにホテルの給水設備が受水槽式(water tank types)らしく、多くの宿泊客が一斉にシャワーを使っていると、トイレの水すら流れない事態になった。
今時こんなホテルがあるのか、と思うが、我慢するのは今夜だけだ。
5/26(Sat) |
昨夜、香港で合流するはずの達也さんが急遽来られなくなったと連絡があり、やむを得ず、私1人だけでマカオへ行くことになった。
台北からのフライトは勝美旅行社を通じて発券したキャセイ航空のチケットを使う。
台北-香港-東京-台北の周遊で1年有効、無手数料で変更可能なものだ。
結局、台北では足マッサージすらせずに、ただ単に泊まっただけで次の目的地へ向かうことになった。
香港で友人と落ち合う必要がなくなったので、香港国際空港(Hong Kong International Airport)で入国せずに、直接フェリーでマカオに行くこともできたのだが、そうしなかったのは香港国際空港(HKIA)フリークエント・ビジター・カード(参考:HKIAフリークエント・ビジター・カード(FVC)が廃止されeチャンネルに統合へ)の更新条件を満たすための入国回数をカウントして欲しかったのと、来月の旅行のために3香港のプリペイドSIMカードを入手する必要があったからだ。
私が乗ったフライトは台北発12時のキャセイ航空421便、台北と香港の間は頻繁に飛んでいるので何時の便に乗るか悩むところだが、朝ゆっくり起きて行くにはちょうどいいと思った。
いつもなら桃園國際機場(Taoyuan International Airport)へ行くのに台灣高鐡(Taiwan High Speed Rail)を使うところだが、今回は空港行きの大有バス(Citi Air Bus)がすぐに来たのでそれに乗って行くことにした。
ただ、このバスは時間がかかるのが難点で、午前のフライトに乗るときにはお勧めできない。
台北-大有巴士(Citi Air Bus). | 香港-城巴機場快線(Cityflyer) |
噴射飛航(Turbojet) | 澳門外港客運碼頭 (Macau Outer Harbour Ferry Terminal) |
台北から香港までは約2時間、HKFVCを持っているのに加え、キャビンバゲージ(cabin baggage)のみなので、混雑する入国審査の列を尻目に楽々と通関して市内行きのバス乗り場へと向かった。
もちろん、乗るのは見慣れたA21番のバス、これに乗って尖沙咀(Tsim Sha Tsui)のCarnarvon Road(加拿芬道)沿いにある3香港のオフィシャルショップ(3 Shop)へ行くことにした。
ここで入手したのは48香港ドル(490円)の2G International Roaming Rechargeable SIM Card (Special Roaming Rate in
Asia)というもの、最初はインターネットもできるように3Gのものを買う予定だったのだが、香港のホテルはたいてい無料のWi-Fiがあるので不要と思ったからだ。
SIMカードを入手した私は上環(Sheung Wan)からフェリー(163香港ドル=1,660円)に乗ってマカオへ向かう。
土曜日の夜なので、香港側のフェリーターミナルが混雑していると思ったが、意外に空いていて夜の7時前にはワールドインベスターズのアンシャンレジームさんと落ち合うことができた。
最近では香港から行く人より中国本土から行く人の方が多いのだろう。
達也さんがマカオに来られなくなったので、私はワールドインベスターズのアンシャンレジームさんと飲み会をするためにマカオに来たようなものだった。
まあ、それでもいいか。(笑)
5/27(Sun) |
マカオに来たら必見のショーがある。
アンシャンレジームさんも是非見るべきと言った水舞間(The House of Dancing Water)だ。
幸いに私が泊まっているホテルのコンシェルジュ(concierge desk)でチケットの予約をすることができたので、夕方5時のショーのA席(880香港ドル=8,980円)を取ってもらった。
昼間は、いわば私がエスコート役をする来月の旅行の準備のために、オープントップバス・マカオ観光ツアー(Open Top Bus Macau Sightseeing Tour)に参加することにした。
このツアーバスは、乗り降り自由(hop on - hop off style)のタイプだったが、観光名所と呼ばれるところにはほとんど寄らなかった。
私はこれでマカオ観光が網羅できると期待したのだが、これではパンダバスの日本語ツアー「ロマンチック・マカオ」を手配するべきか考えなければならなかった。これでは、このツアーに空席が目立ち、人気がないのは当然と思えた。
とりあえずバスで島を一周してホテルに戻った私は、近くのレストランで昼食を取り、仙樂都桑拿(サナドスパ/Sanado Spa)へ行ってみた。
実のところ、このサウナはホテルの目の前にあったので、行ってみただけなのだが、店内で日本語も通じるし、インターネット上では人気なのでビックリしたほどだ。
もちろん、マカオでサウナと呼ばれるところは日本でいうソープランド、男性陣御用達であることは言うまでもない。
水舞間(The House of Dancing Water)が開演されるのは新濠天地(City of Dreams)、マカオの主要なホテルはフェリーターミナル(Macau Outer Harbour Ferry Terminal)まで無料のシャトルバスを出しているので、それを利用すればタダで目的地へ行くことができる。
ショーの内容は、まるでシルク・ド・ソレイユ(Cirque du Soleil)を見ているようなアクロバティックなもので、迫力満点、ラスベガス以外でこのようなショーを見られるとは驚きだった。
もはやマカオは、カジノと性風俗だけの都市でなく、総合的なエンターテイメントシティに生まれ変わろうとしている息吹を感じた。
ショーが終わった後は、昨夜同様にアンシャンレジームさんと落ち合って飲み会である。
こうして今回の旅行も単なる観光だけで終わろうとしていた。
ワールドインベスターズのアンシャンレジームさんとオフ会 |