5/5(Sun) | ロサンゼルス市内観光 |
宿泊先 | Miyako Hotel Los Angeles / US$161.72 (\16,060) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | ロサンゼルスメトロ: US$5=\500(1日パス) Movie Stars' Homes Tour (Star Line Tours): US$25=\2,480 |
関連サイト | アメリカ カルフォルニア州 |
いよいよ今回の旅行もロサンゼルスを残すだけとなった。
カラッと晴れた青空がトレードマークのようなカルフォルニア州だが、あいにくと今日はどんよりと曇っていて今にも雨が降りそうな雰囲気だった。
ガイドブックを見るとロサンゼルスはいろいろ見どころがありそうな感じなのだが、私の食指をそそるような観光地はあまりなかった。
それゆえ、今までは単なるトランジットや乗り継ぎで通り過ぎていたのだが、今回は丸1日自由時間があるので、どこに観光へ行こうか考えた結果、ハリウッド(Hollywood)に行くことにした。
当初の予定ではサンタモニカ(Santa Monica)もいいかな、と思ったが、曇天ではあまりにも不釣り合いな観光地だった。
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リトル東京(Little Tokyo) | |
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ロサンゼルス市庁舎(Los Angeles City Hall) | 米国歴代国旗の庭園(Court of Historic Flags) |
リトル東京(Little Tokyo)からハリウッド(Hollywood)へ行くには、ロサンゼルスメトロ(Los Angeles Metro)のシビックセンター(Civic Center)駅からレッドラインのワーナーセンター(Warner Center)方面行きに乗れば、最寄駅のハリウッド・ハイランド(Hollywood/Highland)駅まで乗り換えなしで行けるので、ホテルからそこまで歩いていくことにした。
そのシビックセンター(Civic Center)駅から徒歩圏内にあるのが天使のマリア大聖堂(Cathedral of Our Lady of
the Angels)、何の予備知識もなく行ったので、着いたときはちょうど8時からの日曜ミサ(Sunday Morning Mass)が終わったところだった。
10時まで待てば、Sunday Mid-Morning Massが始まるのだが、この日の目的は教会巡りではないので、中で写真だけ撮って退散することにした。
せっかく日曜日にカトリック教会を見物する機会があったのなら日曜ミサを考慮して行くべきだったと後悔した。
天使のマリア大聖堂(Cathedral of Our Lady of the Angels) | |
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天使のマリア大聖堂(Cathedral of Our Lady of the Angels)の観光を終え、その周辺を散策した後で、私は予定通りメトロでハリウッド(Hollywood)に向かった。
メトロを下り、ハリウッド・ハイランド(Hollywood/Highland)駅を出ると、いきなりウォーク・オブ・フェイム(The Walk of Fame)と呼ばれる星型の敷石が敷き詰められたハリウッド大通り(Hollywood Boulevard)の歩道に出る。
そこには映画スターや歌手など2,000名を超える著名なスターの名前が刻みこまれ、自分の好きな人の名前を見つけると、足元の敷石に向かって写真を撮っている。
また、歩道のところどころには、スターに扮した大道芸人がいて、チップを差し出すと一緒に写真を撮ってくれるサービスもある。
もちろん、私もご覧のとおりだ。
昼食を取ろうとしてハリウッド大通り(Hollywood Boulevard)をうろうろしていたとき、ツアーサービスのブースで申し込んだものが、今回参加したハリウッドスター豪邸めぐりツアー
(Movie Stars' Homes Tour)だ。
通常はUS42ドル(4,170円)のようだが、街角で申し込むと直前割引(last minute sale)なのか、US25ドル(2,480円)だった。
私の申し込んだツアーは出発が13時、2時間のツアーでハリウッドサイン(Hollywood Sign)を見て、ビバリー・ヒルズ(Beverly
Hills)の豪邸群をオープンデッキのミニバスから眺めるものだが、途中の解説がジョーク混じりでやっているのか、早口で聞きとることがほとんどできなかった。
こういうときは日本語のツアーの方がいいと思うのだが、当日の朝にいきなり申し込めるほど融通が利くものではなかった。
結局、ハリウッドサイン以外は、何が何だかわからないうちに終わり、徒労感だけが残った。
フリーで来ているとこういう失敗がよくあるのだが、もともと熱心に観光しようという気がない都市だったのが一番の要因だろうか。
ハリウッドスター豪邸めぐりツアー (Movie Stars' Homes Tour) | ||||
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ハリウッドサイン(Hollywood Sign) | ||||
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ビバリー・ヒルズ(Beverly Hills) |
一通り観光らしきものを終えた私は、最後に足マッサージをしてもらおうとチャイナタウンへ行くことにした。
ニューヨークのチャイナタウンにはBack Rub(ボディマッサージ)、Foot Rub(足マッサージ)と書かれたマッサージ屋が点在していたので、ロサンゼンルスにもあるだろうと期待して行ったのだが、ほとんどそれらしきものはなかった。
食事は割安な中華料理屋が結構あったのだが、昼食を取ったのがハリウッドスター豪邸めぐりツアー (Movie Stars' Homes Tour)の後だったので、一旦ホテルへ帰ることにした。
結局のところ、夕食は昨夜と同じようにリトル東京(Little Tokyo)で取ったので、海外旅行の最後の食事にしては特筆すべきものは何もなかった。
マッサージも灯台もと暗しとはよく言ったもの、ホテルの中にSPA利楽園というところがあり、そこでやってもらうことにした。
ホテルのマッサージでまったりと過ごした後で、私は土産物が売っているブースへ行ってみた。
そこには現地在住の日本人女性が店員として働いていたので、お客が切れた時間を見計らって彼女といろいろ話をした。
彼女は、「娘とその米国人夫と3人で日本を旅行をしたときに、日本の観光地、特に外人に人気のある浅草や京都は、どこの店も現金主義だから相当損しているのではないか。何で米ドルやユーロ、クレジットカードを受け付けないのだと。銀行で外貨を円に両替しようとしたら1時間も待たされて呆れた。仕事がとろいのにバカ丁寧さだけでカバーしている。それに成田で借りた携帯電話は1万5千円もした。」と憤慨していた。
それに続けて、「日本人は英語ができないから外国へ行っても低賃金労働しか職がないのよ。フィリピン人はすぐにでも接客の仕事とかあるけどね。日本で食えなくなる世代はこれからどうなるのよ。トイレ掃除に窓拭き、今は日本人がお客だけど、あと10数年後は逆転するのかも。」と言っていた。
日本から外へ出ると、日本の良いところも悪いところも明確にわかるようになるとは、在外の日本人から良く聞かされていることだ。
その中で、彼女が言った前半部分のことは、二度目の東京五輪の開催が決まって浮かれている政府や地方自治体、観光業界関係者が心して聞くべきことだろう。
そして、私が9月8日に書いた「2020年の東京五輪開催決定の祝賀ムードに立ちはだかるガラパゴス業界の壁」が少しでも改善されることを望みたい。
さもなければ、彼女たちが感じたものを多くの外国人観光客が感じることになり、それは日本の観光立国など果てしない夢と化すことになるに違いないからだ。