6/8(Sat) |
今回の旅行は、昨年9月の台湾・香港旅行で使い始めた台北発券のキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)の残りのチケットを使うことと、HSBC香港のオーシャンセンター支店(海洋中心分行:九龍尖沙咀海港城海洋中心三階361-5號 Ocean Centre Branch: Shop 361-5,
Level 3, Ocean Centre, Harbour City, Tsim Sha Tsui, Kowloon: tel 852-2233-3000)を訪ねてポートフォリオの見直しの是非をジョン・ラウ(John
Lau)さんにすることにあった。
チケットの方は昨年同様、5月に勝美旅行社に依頼して発券することにし、ホテルはいつものようにagoda.jpで取った。<参考:海外発券の履歴(PDF)>
ただ今回は、香港での用事がHSBC香港に寄ることだけだったので、マカオまで足を伸ばし、ワールドインベスターズのアンシャンレジームさんとオフ会を楽しむことにした。
出発は土曜日の午後だったので、午前中の仕事を終えて慌てて空港に駆け込んだ昨年のときと違って、昼食を取ってからIASS Executive Loungeでビールを飲んで寛ぐ余裕があった。
しかもチェックインカウンターや出国審査場もガラガラで、搭乗ゲートは日本人よりも台湾人の方が多いような感じだった。
この感じだと本気で脱日本人専用空港を図らないとますます成田は斜陽化するように思えた。
臺灣桃園國際機場(Taiwan Taoyuan International Airport)に着いてまずやったことは2月の台湾旅行のときと同様、持参したiPhone 3GSを使うために3GのSIMカードを入手することだった。
中華電信(Chunghwa Telecom)のブースでSIMカードを買いたいというと、台湾に何日滞在するのか聞かれ、前回同様、インターネットアクセス無制限(unlimited internet
usage)、通話料100元(330円)付の3日間のプランで300元(990円)のものを買うことにした。
日本へかけるときは009か019-81-0を除いた市外局番-電話番号と説明され、中国語、英語、日本語(「中華電信プリペイドSIMカード使用ガイド(PDF)」)で書かれた説明書を渡されたところも全く変わっていなかった。
最近では、台北に来るときはガイドブックを持参せず、空港でパンフレットをもらって終わりにしているので、旅の途中でiPhoneを使い、ちょっとした旅行情報を検索したり、地図アプリを使ったりする機会が意外に多いということが前回の旅行でわかったので、中1日の滞在とはいえ、今回もそうすることにしたのだ。
空港から台北駅まで國光客運(Kuo Kuang Bus)のリムジン(125元=410円)に乗るところは毎度のこと、ここからMRT(捷運/Jieyun)淡水線(Danshui Line)で中山(Zhongshan)まで行って歩くか、タクシー(80元=260円)に乗るか迷ったが、バスを下りたところで空車のタクシーが来たので、そのまま乗っていくことにした。
中山(Zhongshan)エリアのホテルだと、タクシーに乗ってもそれほど財布を気にしなくてもいい距離だということがわかっていたからだ。
ホテルにチェックインしたのは夜の9時前、夕食を取り、足マッサージをしてもらったら11時を過ぎていた。
宿泊先のホテルが日本人御用達の歓楽街、林森北路(Linsen Beilu)に近いことはわかっていたが、疲れていたこともあり、ここの散策は明日のお楽しみに取っておくことにした。
6/9(Sun) |
この日は天気次第で出かけるところを変えようと思っていた。
好天に恵まれれば福隆海水浴場(Fulong Beach)、天気が悪ければ近くの温泉地へ行くことに決めていた。
幸いに、台北には電車やバスで簡単に行ける温泉地が点在していて、MRT(捷運/Jieyun)に乗るだけで最も気軽に行けるのが、2001年3月と、2011年2月に行った新北投溫泉(Xinbeitou Hot Spring)だが、今回は台湾好きのPharmさんお勧めの陽明山(Yangmingshan)に行ってみようと思った。
そこで、グーグルで「陽明山温泉」と入れて検索してトップに出てきたのが、台北ナビの「陽明山/紗帽山[日帰り温泉めぐり] 」の記事で、さっそくここに書かれてあった紗帽山溫泉(Shamao Mountain/Shamaoshan Hot Spring)へ行ってみた。
ここへ行くにはMRT(捷運/Jieyun)淡水線(Danshui Line)で石碑(Shipai)へ行き、そこで大同之家(Histroric
Datung House)行きのバス(臺北市公車 508、508區、536)か、陽明山第二停車場(Yangmingshan Second Parking Lot)行きの128番、もしくは六窟(Liuku)行きの535番に乗り換え、行義路三(Xingyi
Road 3)のバス停で下車、案内板に沿って歩けば到着する。
ちなみに、MRT(捷運/Jieyun)淡水線(Danshui Line)の劍潭(Jiantan)と、士林(Shilin)からは612番のバスが行義路(Xingyi
Road)に直行する。
石碑(Shipai)で待っていれば、上記のいずれかのバスが頻繁に来るので、それほど時間をかけずに行くことができるだろう。
紗帽山溫泉(Shamao Mountain/Shamaoshan Hot Spring)にはいろいろな温泉施設があって、どこに入ろうか迷うのだが、こういうときはあまり考えても仕方ないので、フィーリングで決めるしかない。
私が入った皇池溫泉御膳館(Huangchi Hot Spring and Restaurant)は、入口には「世界の奇蹟 鐳溫泉」と書かれた看板があり、スタッフは日本語で「こうちおんせん」とひらがなで書かれたTシャツを着ているが、誰も日本語が話せる人はいなかった。
こんなことなら台北ナビの記事を参考にすれば良かったと思ったが、温泉に入るくらいなら相手が片言の英語しか話せなくても、身ぶり手ぶりで大丈夫だろうと中に入って行くことにした。
とりあえず、入口の受付には入浴料が250元(830円)、タオルが100元(330円)、バスタオルが200元(660円)と書かれていたので、入浴料とタオル代を払うことにした。
タオルは持参していたので買わなくとも良かったのだが、温泉施設の名前でも印字されていれば記念になると思ったからだ。
結果は予想通りだったが、着替え用に紙製のパンツまで入っているとは思わなかった。
どうやら台湾は想像以上に日本式の長所を真似ているようだった。
中は、日本式の温泉といった感じで、男女別に分かれた露天風呂に皆で浸かるシステムになっていて、水着を付ける必要はなかった。
持ってきた荷物は脱衣所にロッカー(20元=70円)があるので、そこに入れておくことができる。
中国語はほとんど理解できないが、温泉施設を紹介したものを読むと、どうやら日本人がここの温泉施設に関わったようで、その影響が未だに残っているのだろう。
ここなら日本でいう「手ぶら入浴」が十分に可能だった。
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信義商圈(Xinyi Shopping Area) | |
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遠雄金融中心(Farglory Financial Center) |
皇池溫泉御膳館(Huangchi Hot Spring and Restaurant)ではその名の通り、食事を取るためのレストランがあるのだが、時間的にまだ早かったのと、劍潭(Jiantan)まで行った方が、いろいろなところがあるので、往路とは逆のコースを辿ることにした。
夜になれば士林夜市(Shilin Night Market)で賑わう界隈も昼間はまだ閑散としている。
それでも観光地だけあって片言の英語や日本語が通じるので、気楽に食事ができるのがいい。
昼食の後は、一旦ホテルに戻り、濡れたタオルなどを置いて再度出かけることにした。
今までは気付かなかったのだが、私が泊った國王大飯店(Emperor Hotel)は、台北ナビのオフィスのそばにあり、ここで多くの観光情報を仕入れることもできるようだ。
今度来たときには使ってみようと思う。
ここで、私が考えたのは2月の台湾旅行のときに気になった中壢(Zhongli)行きだ。
桃園縣觀光行銷局の観光マップの中壢市(Zhongli City)のページ(日本語)に、「中壢市は清代から台北と新竹で商業往来の際に必ず通る場所で、桃園南部の「へそ」でもあり、桃園で最も繁栄してきた都市です。桃園市と比べ物価が安く、おいしい食べ物や商店街も数多くあります。」と書かれているところだ。
台北から中壢(Zhongli)までは臺灣鐵路(Taiwan Railways)の區間車(Local Train)で約50分、對號列車(Express Train)だと約40分の距離だ。
しかし、結局のところ、中壢(Zhongli)には行くか、行くまいか、考えた挙句、行かずに、台北市内でショッピングをすることにした。
土産物を買おうというわけではない。
手持ちのiPhone 3GSを最新型のiPhone 5に買い換えようかと思ったからだ。
ところが、日曜日とあって、あまりの携帯ショップの混雑ぶりに、願いは叶わず、退散することにした。
もっとも、英語が通じるかどうかわからない台北市内よりも香港の方がいいような気もしたからだ。