6/10(Mon) |
國王大飯店(Emperor Hotel)をチェックアウトしてタクシーで台北駅へ向かった。
いつものように台灣高鐵(HSR)と、高鐵桃園駅からのシャトルバスの乗り継ぎで空港へ向かうためだ。
時間に余裕があるときなら空港までバスを使ってもいいが、午前便に乗る時は時間に正確な列車の方がいい。
臺灣桃園國際機場(Taiwan Taoyuan International Airport)では摩爾商務中心(The More International Business Center & Premium Lounge)がダイナースカード特典で使えるようになっていたので、搭乗開始までそこで過ごすことにした。
ちなみに、第一ターミナルにあるラウンジの隣のトイレにはシャワールームも併設されていて、誰でも使えるような感じだった。
今日は時間がなくて、使えるかどうか聞かなかったが、今度来たときは確かめてみようと思う。
香港國際機場(Hong Kong International Airport)に到着したのは11時過ぎ、入国審査場には入国スタンプを廃止した旨の通告がされていた。
私は思わず空港内の立て看板を写真に撮ろうとして係官に制止されたが(笑)、そこには2013年3月19日からパスポートに入国スタンプを押さないようになったことが書かれていた。(Non-stamping
Immigration Clearance Arrangement for Hong Kong Visitors)
私の場合、昨年の9月にフリークエント・ビジター・eチャンネル(Frequent
Visitor
e-Channel)に登録したが、この場合は、パスポートに貼られたバーコードの読み取りが終わると最初のゲートが開き、次のゲート前で指紋認証が終わると、入国日・氏名・パスポート番号・滞在許可期限が印字された上陸票(入境標籤/landing
slip)が出てくることになっている。
これが入国スタンプの代わりになるのだが、今年の3月からは一般の旅客も入国スタンプの代わりに、上陸票(入境標籤/landing
slip)を渡されるようになったということだ。
ところで、HSBC香港オーシャンセンター支店(HSBC Ocean Centre Branch)のジョン・ラウ(John Lau)さんとのミーティングの約束は午後2時にしてあったので、3時間弱の余裕があった。
そこで、私は第二ターミナルの6階にあるHSBC香港スカイプラザ支店(HSBC Sky Plaza Branch)へ行ってみることにした。
第一ターミナルの到着ロビーにあるプレミア専用の窓口(HSBC Premier Centre)は、目立つところにあるので良く知られているが、第二ターミナルにあるスカイプラザ支店は、少し離れたところにあるので知らない人も多いだろう。
もちろん、投資の相談を含めてすべての手続きは日本語が話せるジョン・ラウ(John Lau)さんを通してできるので、わざわざ空港の支店へ行く必要などないのだが、日本円の入金のついでに、どのような雰囲気か見てみたかったからだ。
しかし、月曜の午前とあって窓口はそこそこ混んでいたし、待たされている間に投資についてアドバイスしたいなどと言われたので、丁重にお断りして退散することにした。
ここで時間を食っていると昼食を抜くハメになりそうだったからだ。
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華達印度餐廳(Swagat Indian Restaurant) | |
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HSBC香港オーシャンセンター支店(海洋中心分行/Ocean Centre Branch) |
空港からHSBC香港オーシャンセンター支店(HSBC Ocean Centre Branch)へ直接向かうには機場快綫列車(Airport Express)で九龍(Kowloon)まで行き、無料のシャトルバス(機場快綫穿梭巴士/Airport Express Shuttle Bus)のK2番に乗り継ぐといい。
このバスが立ち寄るマルコポーロ香港ホテル(馬哥孛羅香港酒店/Marco Polo Hong Kong Hotel)が、HSBC香港のある海港城(Harbour City)の近くにあるからだ。
そして私が海港城(Harbour City)に着いたのが12時半頃、昼食を取るだけの余裕があったので、大きな荷物を3階のコインロッカー(2012年9月23日-香港の荷物預かり施設(left luggage facilities)を意外なところで発見)に預け、重慶大厦(Chungking Mansions)へ向かうことにした。
ここの2階にある華達印度餐庁(Swagat Indian Restaurant)は、いつ来ても美味しいインド料理が食べられるので、香港の中でもお気に入りの店の一つだ。
昼食を終えて海港城(Harbour City)に戻ると、ちょうど午後2時、持参した日本円を預け、ジョン・ラウ(John Lau)さんとポートフォリオの見直しの是非について相談した。
好調だった東南アジア(タイ・インドネシア・フィリピンなど)の株式市場に陰りが出てきており、主要な債券相場もきな臭いと投資環境が今までよりはるかにネガティブな環境で、円を外貨に換えずにそのまま置いておこうかと思ったが、私の持っているファンドでは最もディフェンシブなAllianceBernstein - American Income Portfolio(fund code: U62407 毎月分配型、豪ドル建の年利回り約7%)に追加投資をすることにした。
とはいえ、豪ドルの為替相場や、主要な債券相場の行方を見る限り、昨年に比べるとリスクはかなり高くなったと言えた。
話の最後に私は以前から気になっていたことを彼に聞いてみた。
「ジョンさんは転勤を希望したり、あるいはそういうオファーを上司から受けたりをしないのか」と・・・
彼も30代前半の若さでプレミア・リレーションシップ・マネージャー(Premier Relationship Manager)まで上り詰めた優秀な方なので、将来的に本店へ引き抜かれることは十分にあり得るからだ。
そこで、彼は「ここには日本人のお客さんがたくさんいますから自分からは動くことはない」と言ってくれた。
しかし、帰国後に私が人づてに聞いたところによれば、ジョンさんは出世してシニア(上級)・プレミア・リレーションシップ・マネージャー(Senior
Premier Relationship Manager)になったとのことだ。
私が彼にコンタクトを取った5月にはシニア(Senior)の肩書でなかったので、つい最近のことだろう。
彼は私と話していたときは、香港人のくせに日本人のように謙遜していたが、この分でいくと支店の現場から離れる日もそう遠いことではなかろう。
つまり、香港の銀行で、今現在、日本語でやり取りできるということは、僥倖に等しい幸運だと思って、口座の維持管理をする必要があるということだ。(2013年7月22日-HSBC香港のジョン・ラウ(John Lau)さんと日本人顧客の未来)
HSBC香港を後にした私はマカオへ行くために中國客運碼頭(Hong Kong China Ferry Terminal)へ向かった。
昨年はこのタイミングで3香港のショップへ立ち寄り、現地携帯のリチャージを済ませ、有効期間(180日)の延長をしたものだが、今回はあえてそうしなかった。
なぜなら、2013年2月の台湾旅行以降、iPhone 3GSを海外旅行に持参するようになって、デュアルSIMのNokia C1-00を使う機会がすっかり減ったからだ。
そして、これに挿していた2G International Roaming Rechargeable SIM Cardの有効期限は今年の4月で切れたのだが、オンラインリチャージをすることなしに、あえて切れるがままに任せた。
また、今回の旅行は、香港の滞在時間が短いこともあり、このときは年内に香港へ再訪するかどうかわからなかったので、台湾のときのように、現地のSIMカード(3G International Roaming Rechargeable SIM Card)を買うようなことはしなかった。
中國客運碼頭(Hong Kong China Ferry Terminal)は、ほとんど待つこともなく16時発のフェリー(Turbo Jet)に乗れた。
この区間の普通位(economy class)の正規運賃は185香港ドル(2,310円)なのだが、同じフロアに点在する旅行会社でチケットを買うと割引される。
私が買ったのは150香港ドル(1,880円)のもので、印字された出航時刻はいい加減なものだったが、それでもきちんと乗船できる。
これはダフ屋のようにチケットを売っている人から買っても同じシステムで、いつもながら正規料金とはいったい何なのかと思う。
マカオに到着したのは17時過ぎ、こちらは香港と違って出入国カードを記入し、審査場でスタンプを押してもらって入国となるのだが、これもどうやら今回で終わりになりそうだ。
7月からはマカオも香港同様に出入国審査におけるスタンプの押印がなくなるからだ。(Registration for Automated Passenger Clearance System (e-Channel) for Non
Macau residents)
マカオの宿泊先は、2009年12月の香港・マカオ・珠海旅行以来3年半ぶりに泊まるソフィテル・マカオ(澳門十六浦索菲特大酒店/Sofitel Macau at Ponte 16)、チェックインの手続きをしていると、なぜか2部屋確保されているという。
もちろん、私以外に宿泊客はいないので、agoda.jpの手配ミスなのだろう。
おかげで当初の予約はスーペリア(Superior Room)だったものが、一気にヴィラ(Villas)クラスに格上げされたのだ。
何しろジャグジーが付いている部屋に泊まるなど初めての経験だし、翌朝の出発が10時過ぎでも十分だというのはラッキーだった。
夕食はマカオ在住のアンシャンレジームさんと陶陶居(Tou Tou Koi)で中華料理をいただいた。
彼のチョイスはいつも素晴らしいのだが、ここも多くの人で賑わっている店らしく、料理も美味しく、お腹いっぱい食べることができる。
夕食の後は、マカオの夜遊びスポットとして有名な、打令浴室1桑拿(Macau Darling One Sauna & Massage)に行ってみた。
ちなみに、私が行った時点ではここは仮住まいの場所で営業していたので、かなりわかりづらい場所にあった。(2013年6月6日おれたこ日記-マカオの最新情報-仮住まいの打令浴室1)
中に入ると、日本語がペラペラのマネージャーのアレックスが出迎えていろいろシステムを説明してくれる。
彼が言うには、ここで英語ができる女の子はタイ人かベトナム人、中国人はあまり外国語を話せないとのことだ。
そのタイ人の中に1人だけ日本語ができる女の子がいるというので、私は試しに彼女を指名することにした。
ここのことは私が書くまでもなく、様々なエロ侍達のブログがあるので、そちらを参考にしてもらいたい。
男性旅行者の中でマカオにハマる人がいる理由がお分かりいただけるだろう。
6/11(Tue) |
朝起きると、外が大雨なので、出発前にプールでひと泳ぎするのは断念した。
それでもホテルの中にはカジノがあるし、ジャグジーが付いているような部屋に泊まっているおかげで時間潰しには苦労しない。
当初の宿泊プランでは朝食は付いていないので外食をしようと思っていたのだが、せっかくリッチな気分になったので、ホテルのビュッフェをいただくことにした。
朝食を終えると、ジャグジーに湯を溜めて、朝酒を楽しむ。
ジャグジーに素敵な女性が入っていると絵になるのだが、あいにくと、そういうシシュエーションはなかったので、写真を見て雰囲気を味わってもらえばいいと思う。
台北発券のキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)のチケットを使う場合、香港-東京-台北のフライトは、東京でのオープンジョー(open jaw=出発便の到着地と帰国便の出発地が異なる、または出発便の出発地と帰国便の到着地が異なる航空券)が可能なため、できるだけ午後発の羽田行きのフライトを取るようにしている。
香港での滞在時間が長く取れるのと、東京へ着いてからの自宅への足が便利だからだ。
今回も首尾よく希望のフライトが取れたので、マカオでのんびりとした後に、11時30分発の香港國際機場(Hong Kong International Airport)行きの直行フェリー(246香港ドル=3,080円)を使って帰国便に乗り継ぐことにした。
ちなみに、この区間のチケット購入代金はわずかながらアジアマイルの加算対象となる上、香港空港での乗り継ぎの際に、空港税(120香港ドル=1,500円)が払い戻されることになっている。
帰国便の搭乗まで約2時間、ラウンジで昼食を取りながら、旅の余韻を味わうにはちょうどいい時間だ。
ところで、私は香港で手持ちのiPhone 3GSを買い換える予定でいたのだが、空港の免税店で見ると、iPhone 5は16GBの仕様でも5,600香港ドル(70,000円)だったので、さんざん悩んだ末にここでも購入を見送ることにした。
結果的には、この旅行から3週間後にバンコクでiPhone 4を買うことになったのだが、その顛末はブログ記事「水没のiPhone 3GSに代えてiPhone 4をバンコクで購入」をご覧いただきたい。
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香港国際空港東側トラベラーズラウンジ(The Travelers' Lounge - East) |