2016年3月-Happy Birthday Kyushu Passの旅
(肥薩線乗車と桜島観光)

桜島

Date Schedule Lodging
3/2(Wed) 羽田 19:30-JL333-21:25 福岡 サンライフホテル2・3 7,200円
3(Thu) 博多 7:21-「さくら403号」-8:02 熊本 8:37-「特急・くまがわ1号」-10:01 人吉 10:09-「いさぶろう1号」-11:22 吉松 11:25-「特急・はやとの風1号」-12:49 鹿児島中央
  • 鹿児島市定期観光バス「桜島自然遊覧コース(桜島定期観光コース)」
  • ワールドインベスターズのヒデヨシさんとミニオフ
ドーミーイン鹿児島 6,990円
4(Fri) 鹿児島中央 7:51-「快速・なのはな」-9:04 山川 山川 12:01-12:07 指宿 12:56-「特急・指宿のたまて箱4号」-13:49 鹿児島中央 14:19-「特急・きりしま12号」-16:18 宮崎
宮崎 18:50-JL698-20:20 羽田
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note

Happy Birthday Kyushu Pass JR tickets

3/2(Wed)

羽田国際空港突然思い立って九州旅行をしてみることにした。
九州に行くなら今月(2016年3月31日)で販売終了となるHappy Birthday Kyushu Passを使って鉄道旅行をしようと思ったのだが、月の後半はすでに予定を入れていて、うまく予定が組めない。
せっかく行くなら有効期間の3日間をフルに使いたかったのだが、平日が連休となるところを選んだ方が指定席も取りやすいので、誕生日である3月2日に出発することにした。
もっとも、2月が金運に恵まれた月でなければ、こうした旅行をすることはなかっただろう。

九州までの旅程は、鉄道旅行の趣旨と外れて、往復飛行機となるが、2泊3日ではやむを得ない選択だった。
また、九州へ行こうと思ったのは2月29日、JALの特典航空券は出発日の4日前(出発日の前日起算)までしか申し込みできないので、帰りのフライトのみ予約することができた。
往路は出発まで間がないことに加え、夜の7時以降に出発する便という制約もあったため、LCC(Low Cost Carrier=格安航空)のスターフライヤーでも片道2万円台、これだとJALの特便割引3でも大した違いはなかったので、これならマイルも加算されるJALにしようということで予約を入れることにした。
ちなみに、デルタ航空ニッポン500マイル・キャンペーンは、JALのマイルとは別に加算されるので、今月中に(期限は旅行から2ヶ月以内)に申請することにしよう。
なお、アメックスゴールドカードの特典の一つであるエアポート・ミール・クーポン(1,000円相当分)は、ゴールドデスク(0120-020551)を通して航空券を予約した場合だけなので、今回の特典利用は時間的に無理だったようだ。

一方、博多の宿泊先は楽天トラベルで予約した駅前のサンライフホテル2・3、明朝は7時台の列車に乗らないといけないので、ロケーションがいいのが一番だ。
福岡空港から博多駅までは地下鉄空港線でわずか5分(260円)の距離で、これほど便利な空港は日本にはないだろう。
ところで、Happy Birthday Kyushu Passは、有効期間内(誕生月の連続する3日間)に、九州新幹線(みずほを除く)を含めてJR九州全線のグリーン車指定席、普通車指定席が合計6回まで乗れるという優れモノなので、明日はどうやって博多から鹿児島まで行こうか考えたところ、肥薩線(八代-隼人)を経由することにした。
もっと旅行を検討する時間があれば、博多から熊本まで九州新幹線でなく、在来線の特急列車、例えば、デラックスグリーン車を連結している特急「有明5号」(博多 0:15-1:20 長洲)に乗ることもできたが、さすがに、荒尾(熊本県荒尾市)や、長洲(熊本県玉名郡長洲町)に泊まるという発想は浮かばなかった。
それにしても博多から長洲まで深夜に走る列車にグリーン車を使うような需要がそれほどあるのだろうか。


3/3(Thu)

前述したように、博多から鹿児島へ行くにあたって、私は肥薩線(八代-隼人)を経由することにした。
Happy Birthday Kyushu Passを有効利用するために、限られた時間内にできるだけ特急列車や観光列車に乗ろうと思ったのだ。
まずは、九州新幹線で博多から熊本まで行くのだが、この区間は新幹線だとわずか40分、睡眠不足を解消する間もなく到着してしまった。
これなら前夜に無理して在来線の特急「有明5号」(博多 0:15-1:20 長洲)に乗り、今朝、普通列車に乗って熊本に来ても良かったと思う。
熊本駅で下車すると、新幹線改札口を通る前に出迎えてくれるのは、くまモン駅の駅長だ。
これは、ちょうど私が駅に下り立った2日前からのイベントらしく、熊本駅構内の「くまモン駅」の駅長室もこれに合わせてできたようだ。
ここで写真を撮っていたのが私以外は全員中国人観光客だったので、ずっと前から設置されていたものとばかり思っていたが、まさにタイミングバッチリだったというわけだ。(2016年3月1日 産経新聞-熊本を「くまモン駅」に! 九州新幹線開業5年で企画スタート

熊本からは肥薩線を走る特急列車と観光列車を乗り継いで鹿児島へ向かう。
最初は、人吉行きの特急「くまがわ1号」、この列車は次回(2016年3月26日)のダイヤ改正で廃止となる列車の一つだ。(2015年12月19日 マイナビニュース-JR九州ダイヤ改正 - 「くまがわ」廃止、「九州横断特急」も区間短縮・減便
熊本から八代までは新幹線並行区間を走るが、八代から人吉までは進行方向左側の座席(A席)からだと球磨川の眺めを見ながら旅ができる。
1号車の指定席は半分くらいの入りだったのに対し、2号車に乗っていたのはわずか1人だけ、途中からは私は2号車に移動して車窓の景色をカメラに収めることにした。
おそらく、指定席の大部分を占めていたのは、廃止となる列車に乗ろうという「乗り鉄」だと思われるが、いくら平日とはいえ、2両編成の列車で乗車率が半分にも満たないのでは廃止もやむを得ないのだろう。
ちなみに、球磨川は九州随一の急流があるので、ラフティングを楽しみたい人は夏場に行くといいだろう。

九州縦断の旅
肥薩線 人吉-吉松間観光案内
九州新幹線・博多駅 九州新幹線・博多駅 熊本駅 熊本駅 熊本駅
九州新幹線・博多駅 熊本駅
熊本駅 球磨川 球磨川 人吉駅 人吉駅
熊本駅 球磨川 人吉駅
大畑駅 大畑駅 大畑駅 大畑駅 矢岳駅
大畑(おこば)駅 矢岳(やたけ)駅
矢岳駅 霧島連山 真幸駅 真幸駅 真幸駅
矢岳駅 霧島連山 真幸(まさき)駅
吉松駅 吉松駅 吉松駅 嘉例川駅 嘉例川駅
吉松駅 嘉例川駅

人吉では観光列車の「いさぶろう1号」に乗り換える。
この列車では女性アテンダントが乗車し、沿線の解説や停車駅での写真撮影の手伝いをしてくれる。
人吉を出発すると、次の停車駅での大畑(おこば)で、さっそく列車をバックに写真撮影大会だ。
ただ、相当にのんびりした雰囲気の元では撮影の順番争いが繰り広げられることはなかった。
また、この駅では名刺を駅舎内に貼っておくと立身出世すると言われているらしく、数え切れないほどの名刺が貼られていた。(2013年8月19日 トラベルjp-駅を埋め尽くす謎の大量の名刺?JR肥薩線「いさぶろう・しんぺい号」に乗って立身出世を祈願!
ところで、JR九州の場合、神社などにこれらの名刺を奉納してくれたり、お焚きあげを依頼してくれるとは思えないので、いつまで名刺が貼られ続けるのだろうか。
私も1枚、「カルロス名刺」を置いてきたので、次回(いつのことになるか?)行ったときに、貼られ続けているか確認してみようと思う。
それにしても、ここは個人情報の宝庫だし、いくら御利益があるという言い伝えがあっても、貼り放しでは効果もなくなるのではなかろうか。(笑)

大畑(おこば)をバックで出発すると、小さなトンネルを抜けてループの稜線を上がっていく。
しばらくすると、駅が眼下に見えてくる地点に到着し、そこで窓を開けて写真撮影をすることができる。
そこを過ぎると、矢岳(やたけ)にある人吉市SL展示館で、またもやアテンダントが記念撮影をしてくれる。
これが終わると、霧島連山が見える景観の良いところで、列車は一時停車、ここでも窓を開けて写真を撮ることができる。
最近は、こうしたイベント列車に乗ると、車内だけでなく、停車駅や移動の途中でも楽しませてくれるので、乗れるチャンスがあったときは指定席を取るようにした方がいいだろう。

矢岳(やたけ)の次は、真の幸せに通じるものとして入場券が全国的に人気の真幸(まさき)に到着、アテンダント曰く、ここは無人駅なので、週末だけは「真幸駅友の会」の人たちが入場券を売っているらしいが、普段は人吉で真幸(まさき)の入場券を販売しているそうだ。
熊本のときのように乗り継ぎ時間に余裕があれば、改札を抜けて外へも出られるが、わずか8分の乗り継ぎ時間ではそれを買うことはできない。
ただ、2012年5月1日付の朝日新聞の記事「似顔で笑顔、幸せの鐘が鳴る 真幸駅(宮崎県、JR肥薩線)」(PDF)によれば郵送扱いで取り寄せができるようなので、興味がある人はやってみるといいだろう。
また、ホームにある幸せの鐘は昔から鉄道マンたちが仕事の安全を願って鳴らし続けたもので、今では鐘を鳴らすと幸せになれると言われているそうだ。

「いさぶろう1号」の終着駅は吉松、ここで鹿児島中央行きの特急「はやとの風1号」に乗り換える。
乗り継ぎ時間はわずか3分、その間隙をぬって「いさぶろう1号」に乗っていた美人アテンダントと記念撮影だ。
実は特急「はやとの風1号」のアテンダンドに撮ってもらったのだが、こちらの女性もなかなか美人だった。
わずか3分ではダブルで撮影はできないし、車内では彼女たちはとても多忙だ。
この列車も観光列車の様相が濃い列車で、途中の嘉例川や車内で乗車記念の撮影会を催してくれる。
嘉例川では高齢者のグループが駅構内に溢れていたが、彼らは妙味温泉へのツアー客なのだろうか、列車に乗るために待っていたのかわからないが、どうやらここは駅舎が見どころの一つとなっているようだ。
何の予備知識もなく来てしまった私はそんなことを知るはずもなく、停車時間中に外へ出なかったことで、惜しいことをしてしまったように思えた。

鹿児島市定期観光バス「桜島自然遊覧コース(桜島定期観光コース)」
桜島フェリー 桜島フェリー 湯之平展望所 湯之平展望所 湯之平展望所
桜島フェリー 湯之平展望所
湯之平展望所 湯之平展望所 湯之平展望所 黒神埋没鳥居 黒神埋没鳥居
湯之平展望所 黒神埋没鳥居
旅の里 旅の里 旅の里 旅の里 旅の里
旅の里
有村溶岩展望所 有村溶岩展望所 有村溶岩展望所 有村溶岩展望所 有村溶岩展望所
有村溶岩展望所

鹿児島中央駅に下り立ったのは午後1時前、桜島定期観光バスツアーがスタートするのが13時40分なので、それに参加する前に何か食べておかなければ、夕食まで持ちそうもない。
わずか50分余りで昼食を食べるとなると、仕事の合間の昼休みのときとあまり変わらない。
とてもビールを飲みながらのんびりととはいかないので、駅の近くにあった食事処児玉で黒豚とんかつ定食(1,000円)をいただくことにした。
幸いに30分ほどで食事を終えることができたので、急いで駅前に戻り、無事にツアーに参加することができた。

桜島定期観光バスツアーは、鹿児島中央駅から出発するのだが、桜島へはフェリーで渡るので、この日のように噴火もなく、晴れていれば雄大な景観を堪能することができる。
2か所の展望台である湯之平展望所と有村溶岩展望所からの眺めも抜群で、早起きして鹿児島へ早く来た甲斐があるというものだ。
当初は熊本で途中下車したり、肥薩線沿線で寄り道しようかとも思っていたのだが、旅の神様は私の決断を支持してくれたようだ。
ツアーの参加者は桜島港からのグループを入れてもわずかに5組、さすがに平日の午後だと少ないか。
おかげで各展望所でもゆっくりと写真が撮れたし、ガイドの人に頼んで自分を入れて撮ってもらうこともスムーズにできた。
今年度は平日が休みのことが多い職場なのだが、平日連休で来るというのは今回が初めてだ。
友人と一緒に来る旅行や、週末イベント参加型のツアーでなければ、平日の方がどこも空いているし、断然良いように思える。
日本のサラリ-マンも週末しか休めないと言っていないで、たまには休暇を取って平日に国内旅行すればいいと思う。

夜はワールドインベスターズのヒデヨシさんとミニオフをすることになった。
彼と会うのは2年前の福岡オフ会以来だろうか。(2014年3月4日-知命の50歳を迎えて怒涛の飲み会2連荘
もちろん、私が鹿児島へ来るのは今回が初めてなので、彼にいろいろなお店へ連れて行ってもらうことにした。
私が泊まっているドーミーイン鹿児島が市内の繁華街である天文館に近いこともわかったし、「きびなごの刺身」や「さつま地鶏刺し」がご当地料理として有名なこともわかった。
今まで飲み慣れてなかった焼酎が意外に美味だということもわかった。
最後は早起きと旅の疲れでほとんど朦朧としていたような気もするが、ヒデヨシさん、とても楽しい思い出をありがとう。
また東京か九州でお会いしましょう。

ワールドインベスターズのヒデヨシさんとミニオフ
天文館 吾愛人(わかな) 天文館 吾愛人(わかな)
天文館 吾愛人(わかな) 天文館 吾愛人(わかな)
天文館 吾愛人(わかな)
酒々蔵(ささくら) 酒々蔵(ささくら)
酒々蔵(ささくら)
天文館むじゃき 天文館むじゃき
天文館むじゃき

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