2018年7・8月-青春18きっぷの旅-笹川流れ |
8/2(Thu) | 新潟 8:40-「快速・べにばな」-9:32 坂町 9:51-10:02 村上(荷物預け)10::26-10:47 桑川 笹川流れ遊覧船と桑川海水浴場 桑川 14:09-14:14 今川 今川(上山)海水浴場 今川 16:19-16:54 村上 |
この日は長岡花火の開催日とあって、新潟市内の宿泊施設も軒並みに高騰、泊まるだけで使うには不合理な値段のところしか空室が残っていなかった。
この日は村上方面に遠征して笹川流れの景観を見ようと思っていたので、新潟市内から日帰りするのではなく、そのまま瀬波温泉に泊まることにした。
別のプランとしては、前職時代の友人である松ちゃんのいる佐渡に行くことも考えたのだが、彼の都合が悪いということで、別の機会にすることにした。
新潟から村上へ行く普通列車は、8時54分発なので、ホテルで朝食を取ってからバスに乗って駅へ向かっても十分に間に合う。
幸いに、ホテルの目の前の本町停留所から新潟駅に向かう新潟交通バスの便は頻発しており、時刻表を気にせずに乗れるのがいい。
新潟から桑川まで | |
新潟駅 | |
村上駅 |
新潟駅に到着したのは8時半、駅で電光掲示版を見ると、米沢行きの快速「べにばな」号がある。
これに乗ったところで、村上に行くためには、坂町で後続の普通列車に乗り換えないといけないので、当初予定の列車に乗っても同じなのだが、何となく乗りたくなって、そのままホームに行った。
ちなみに、今日は新潟から村上までの運賃が1,140円で、細かな移動を入れても、青春18きっぷの1回分(2,370円)を下回りそうなので、普通にチケットを買うことにした。
もっとも、今回の旅行以外に使うあてがなければ、この日に使っていたと思うがね。
坂町で列車を乗り換えた私は、10時過ぎに村上に到着すると、駅のコインロッカーに荷物を預けて、観光案内所に足を運んだ。
ここで、笹川流れ遊覧船の案内と、村上市の観光地図と駅前からのバス時刻表をもらい、酒田行きの列車に乗る。
村上から20分で笹川流れ遊覧船乗り場の最寄駅である桑川に到着する。
ここは無人駅だが、駅前に観光案内所と土産物屋があるので、情報収集するならここでも良さそうだ。
桑川駅から遊覧船乗り場までは徒歩15分、ここへ来る人は車で来る人ばかりだから、列車で来て、歩いているような人は外国人と私くらいだ。(笑)
後で知ったことだが、私の乗ってきた列車だと、事前予約すれば無料送迎があったようだ。
また、村上駅前から遊覧船乗り場近くの桑川漁港入口バス停までの路線バスもあり、12時12分発の寒川行きの新潟交通観光バスに乗り継げるなら、これを選ぶ手もある。
何も知らなかった私は、前を歩く外国人と同じように、炎天下を歩いて行ったわけだが、乗り場に着くと思いのほか人出があり、11時10分発の遊覧船は予定通りに出発するという。
乗船券を購入し、港で船を待つ。
こういうときは、左右どちらの席が景観がいいのか迷うだろうが、周遊コースマップを見ると、桑川漁港を出発した後、君戻し岩、舞子岩、ニタリ岩、眼鏡岩、雄獅子岩、汐吹岩、恐竜岩、鷹巣岩、屏風岩、四方穴岩といった見どころを経て、板貝海岸に至り、そこから沖合の航路を戻って、帰港するルートを取る。
つまり、桑川漁港から出発した船は、進路を右に取るので、右側の座席の方が、起伏のある景観を間近に見られるというわけだ。
私が乗ったのは、120名定員の「おばこ丸」、時期的に家族連れが多く、一人旅の私がうまく右側の窓際の座席に座れる不安だったが、うまく座席をゲット、約40分間の船旅を楽しむことができた。
一番良い席は屋根付きの屋外の席なのだが、ここは船が入港する前から並んだ人でないと座れないので、まあ、結果オーライとしようか。
とりあえず、この遊覧船で気になっていた笹川流れの風光明媚な景色が堪能できたので、今回の村上行きは正解だったと言えよう。
それに、遊覧船から見える小さな海水浴場は、のどかな雰囲気に溢れ、魅力的に映ったので、昼食を挟んで、列車やバスで行けるところがあれば行こうと思った。
昼食は、遊覧船乗り場にある「笹川流れ地魚処 天ぴ屋」という食堂で取ることにした。
メニューはありきたりなものだったのだが、時価で提供されていた岩牡蠣というものを食べてみたかったからだ。
牡蠣は冬季の食べ物(10月から2月:rの付く月)というのが一般的なイメージなのだが、岩牡蠣は夏(6月から9月)が旬の食べ物らしい。
一般的な牡蠣と比べると、岩牡蠣は大きくて身が厚く、とてもプリプリして美味しかった。
昼食が終わったのが12時半過ぎ、ここからどこへ行くかというと、桑川漁港入口を12時47分に出る新潟交通観光バスに乗れば、笹川流れ遊覧船から見えたビーチに行くことができそうだった。
また、逆方向に行くバスなら、13時20分発の便で村上駅に帰るという選択肢となる。
列車の場合は、酒田行きが14時9分、村上行きが14時40分なので、どちらに行くにしろ、桑川駅周辺で時間を潰さないといけない。
村上駅の観光案内所でもらった観光地図を見ると、桑川駅の近くにビーチがありそうだったので、そこで時間潰しをすることにした。
そして、行ってみたところ、道路を挟んで駅の向かい側が海水浴場で、海の水も綺麗だったのだが、砂浜は狭く、家族連れが何組かテントを張って寛いでいたものの、長く居続ける感じの場所ではなさそうだった。
私は、遊覧船に乗りに来たついでにここに寄ったのだが、わざわざ来るほどのところではないようだ。
どちらかというと、私は桑川漁港からバスに乗らなかったことを後悔していた。
そこで、私は14時9分発の酒田行きの列車に乗って、隣の今川に行こうと思った。
観光地図によれば、今川駅の近くにもビーチがあるように書かれていたからだ。
桑川 | |
桑川海水浴場 | |
桑川駅 |
午後1時半過ぎ、私は桑川海水浴場から撤収することにし、荷物を片付け始めた。
百円ショップで買ったレジャーシートをどうするか考えたのだが、次のところでも要りそうな感じなので、綺麗に折り畳んで持参することにした。
予定通りに酒田行きの列車に乗った私は、車窓の景色を見て、村上駅で自転車を借りてくるのも悪くないなと思った。
今川駅も桑川駅同様に無人駅だが、この駅の周辺には何もない。
観光地図によれば、今川駅の北側(酒田寄り)にあるのが釜ノ前海水浴場、南側(村上寄り)にあるのが上山海水浴場とある。
どちらに行っても良かったのだが、車窓から見た感じで、上山に行くことにした。
駅から10分ほど歩くと、駐車場にトイレがあり、その近くに海水浴場があった。
ここは、桑川海水浴場に比べれば、砂浜も大きく、景観の良い岩場もあって、少しは長居できそうだった。
何より、こんな辺鄙なところに若いお姉さんのグループが何組もいたことが何より嬉しかった。
今流行りのインスタ映えするところだからだろうか。
ラッキーなことに、この中でも山形から来た女子グループはノリも良く、ずっぽし扇子とともに写真を撮らせてもらうことができた。
海外だけでなく、日本でもこんなことがあるんだね。(笑)
今川 | |
今川(上山)海水浴場 | |
今川駅 |
村上駅 |
今川(上山)海水浴場では目の保養も兼ねて、1時間以上も長居した私、帰りは予定通り、16時19分発の列車で村上に戻る。
粟島に行っている時間がないのは残念だが、満足いく1日だったのではなかろうか。
村上から宿までは、観光案内所で新潟交通観光バスの時刻表をもらったときに、松喜和行きか、岩船駅行きに乗り、瀬波温泉前バス停で下車すればいいことを教えてもらっていたので、17時29分発のバスに乗った。
ここで、気になるのは日本旅館の夕食時間の早さ、たいてい18時とか、遅くとも19時と言われることが多いが、ここは宿の隣に居酒屋があり、夕食を付けない選択肢もあるのだ。
私は、一人旅ということもあって、即座にそうすることにした。
温泉にゆっくりと浸かり、居酒屋へ行ってしばらくすると、いつのまにか地元の人と話が盛り上がっていた。
こういう出会いがあるなら宿の食事はいらないだろう。
難を言えば、コンビニまで歩いて15分くらいかかるので、酔った体で行くのは面倒だ。
これがわかっていれば、駅でつまみぐらいは仕入れてくるべきだったかもしれない。
まあ、いろいろあったけれど、概ね今回の旅行は成功だったと言えるだろう。
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