2018年7・8月-青春18きっぷの旅-水上ラフティング

水上ラフティング半日コース

Date Schedule Lodging
7/31(Tue) 上野 8:00-「快速・たんばらラベンダー号」-10:25 沼田 11:12-11:29 水上
水上ラフティング半日コース(12時から)
水上 15:53-16:45 新前橋 17:08-17:11 前橋
投資家オフ会(山海酒房 あかね屋
コンフォートホテル前橋 4,800円
8/1(Wed) 前橋 8:24-8:28 新前橋 8:36-9:30 水上 9:45-11:48 長岡 12:40-13:06 東三条 13:10-13:46 弥彦
彌彦神社参拝
弥彦 16:10-16:19 吉田 16:27-17:16 新潟
旅友とのオフ会(五郎万代店 月の雫
ディアモント新潟 6,200円
2(Thu) 新潟 8:40-「快速・べにばな」-9:32 坂町 9:51-10:02 村上(荷物預け)10::26-10:47 桑川
笹川流れ遊覧船桑川海水浴場
桑川 14:09-14:14 今川
今川(上山)海水浴場
今川 16:19-16:54 村上
大和屋旅館 8,100円
3(Fri) 村上 8:49-9:02 坂町 9:34-「快速・べにばな」-11:22 西米沢
【南米沢駅付近の線路脇で火災が発生したため、列車が西米沢駅で運転を一時中断、タクシーで米沢駅へ向かう】
米沢 13:08-13:54 福島 14:19-15:07 郡山 15:33-16:12 新白河 16:20-16:44 黒磯 16:50-17:42 宇都宮 18:50-21:16 横浜
-
note JR Tickets

7/31(Tue) 上野 8:00-「快速・たんばらラベンダー号」-10:25 沼田 11:12-11:29 水上
水上ラフティング半日コース(12時から)
水上 15:53-16:45 新前橋 17:08-17:11 前橋
投資家オフ会(山海酒房 あかね屋

今回の旅は3年ぶりに青春18きっぷの旅をしてみることにした。
行き先は上越方面、2016年9月の山形旅行、そして、今年の6・7月の大人の休日倶楽部パスを使った新潟・東北・北海道旅行の際に、羽越本線の村上から鼠ヶ関までの海岸沿いの風光明媚な景色が気になっていたのだ。
そこで、いろいろ調べてみると、村上市に笹川流れ遊覧船というのがあって、それに乗ると景色が一望できることがわかった。
それに行く時期が8月上旬、水遊びには最適の時期だったので、水上のラフティングや、村上市内のビーチでまったりする時間を入れ、近隣の友人とのオフ会をセットして、旅程を立てることにした。

まずは、水上のラフティングの予約だ。
自宅から普通列車を乗り継いで水上まで行くので、午後のツアーになるのは必定、それが終わってから高崎か前橋に帰還するので、自ずと選択肢は限られる。
そこで、12時スタートで、午後3時半頃に終わる半日ツアーを選択した。
次は水上までの足だが、これは水上11時29分着の列車以外の選択肢がないので、逆算してルート作りをする。
通常は、この列車に乗り継ぐために、横浜から高崎まで「快速・アーバン」(横浜7:54-10:12 高崎)に乗っていけば良いのだが、7月31日は火曜日にもかかわらず、臨時運転の「快速・たんばらラベンダー号」(7月24~27・29〜31日・8月3・5・7・9・10・12・14~16日運転)が運転されていると知り、指定券を購入して乗ることにした。

上野から水上まで
上野駅 上野駅 上野駅 上野駅 上野駅
上野駅
快速「たんばらラベンダー号」 快速「たんばらラベンダー号」 快速「たんばらラベンダー号」 快速「たんばらラベンダー号」 快速「たんばらラベンダー号」
快速「たんばらラベンダー号」
快速「たんばらラベンダー号」 快速「たんばらラベンダー号」 沼田駅 沼田駅 沼田駅
快速「たんばらラベンダー号」 沼田駅

そして、出発当日、火曜日ということで、横浜発7時13分の上野東京ラインは通勤ラッシュの真っ只中、旅行用の鞄を持って普通車両に乗れる状態でないことは明白、溜まっていたJREポイントを使ってグリーン車に乗ることにした。(2018年8月18日-VIEWカードのポイントを普通列車用のSuicaグリーン券に換えてみた
横浜駅の自販機でSuicaにグリーン車のチケットのチャージを終えて、ホームに行くと、案の定、混雑が酷く、グリーン車の乗車口に辿り着くまでに1列車見送るハメになる程だった。
余裕を持って自宅を出たので助かったが、そうでなければ、予定していた列車に乗れないところだった。

私は知らなかったのだが、臨時列車の「快速・たんばらラベンダー号」は、西村京太郎の著書の題名にもある「上野駅13番線ホーム」からの出発だった。
そして、写真を撮っていて気づいたのだが、この列車に使われている車両は、通常期は「快速・リゾートやまどり」として運行されているようで、ラベンダーが咲き誇る時期だけ名称と運転区間を変えているようだった。
ちなみに、この列車の幽霊乗客率はおよそ6割、車内放送は指定席完売と言っていたのだが、大宮を過ぎても車内はガラガラだった。(2013年8月9日 杉山淳一の時事日想-満席のはずが乗客なし! 今日も“幽霊”が列車に乗っている
私は展望室のある1号車にいたのだが、景観が良いのは渋川から沼田までだけなので、高崎に着くまではほとんど誰もそこにはいなかった。
おまけに、こうした観光列車にある名産品の販売やカフェの営業もなく、ひっそりとしたものだった。
座席は指定席となっていたものの、普通列車のグリーン車並みの快適さがあったので、そういう点ではわざわざ乗った甲斐があったと言えようか。

沼田駅に着いたとき、ほとんどの乗客はたんばらラベンダーパークへ行く臨時バスの乗り場に向かったが、私は後続の水上行きの列車を待つ間、駅前にある土産物店に行った。
最初は沼田駅周辺でブランチが取れることを期待したが、駅前にあった食堂の開店は11時だった。
今年の夏は全国的に酷暑の日が続き、今日もすでに真夏の太陽が燦々と照っていた。
私が予定しているラフティングにはピッタリだが、屋外を散策するには厳しい日だった。
結局、土産物屋の売店で軽食を仕入れた私は、冷房の効いた駅の待合室でそれを食し、電車を待った。
高崎からやってきた11時12分発の電車に乗り込んだ私は、水上へと向かう。
いよいよ今回の旅のアクティビティの一つであるラフティングの開始である。

水上ラフティング半日コース
水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース
水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース 水上ラフティング半日コース

水上駅から送迎車でマックス大穴ベースまで行った私は、そこでウェットスーツとライフジャケットを借りて、ラフティングチームに加わる。
出発地点では多くのゴムボートが川に浮かべられ、チームのメンバーが乗り込むのを待つだけになっている。
ここで、組み分けが発表されるのだが、私は予想に反して家族連れと一緒のボートに乗り込むことになった。
できれば、2人組の台湾人女性と一緒になりたいという希望はあっさりと打ち砕かれた。(笑)
今日のラフティングは小学生の子連れが非常に多かったので、戦力となる大人を分散させるためにそうなったらしい。
それでも、私が今まで参加した中で、こういうのは珍しく、たいていはキッズ用のアクティビティとして、大人だけのものとは別枠に設定されるのだが、今日のラフティングは同じコースを行くらしい。
今日のラフティングは、岩からの飛び込みが2回、川に入って泳ぐのも2回ありと、酷暑の中のアクティビティとしては満足いくものであった。
ツアー会社の人たちは、水量の多い春が面白いというが、私は避暑のアクティビティとして参加しているので、やるなら夏と思う。

ラフティングが終わって水上駅まで送ってもらった後、新前橋へ戻る電車に乗るまでの合間で昼食を取ることにした。
青春18きっぷの旅をする場合、昔のようにクロスシート座席の列車が主流だった時代は、駅弁を買って車内で食べながら旅するということができたのだが、今のようにロングシート座席しかない電車ばかりだと、乗り継ぎの合間を見計らって食事を取るしかない。
今日はそこまで無理する必要がないのだが、なぜかスケジュールがタイトなので、そうなってしまったわけだ。(笑)

水上から前橋まで
水上駅 水上駅
水上駅
新前橋駅 新前橋駅
新前橋駅

YOUは何しに日本へ?」というテレビ番組があるが、私は水上駅から乗った電車の中でそう言いたくなるようなシチュエーションに遭遇した。
水上駅でタブレット端末片手に駅員に何やら尋ねるアジア人女性、こんな光景は今や珍しくもなんともないが、私はヒマなこともあって、彼女がどんなことを聞いているのか興味がてら近づいて行った。
もっとも、駅員が困っているようなら助けてあげようという親切心があったのも事実だ。(笑)
そこで、駅員が片言英語でアジア人女性に説明しているのを聞いていると、彼女はここから中之条というところに行くらしく、駅員が渋川で電車を乗り換えろと言っている。
どうやら問題は解決したらしいので、私も興味を失って、高崎行きの電車に乗り込んだ。

ところが、私が乗った高崎行きの電車が出発するというアナウンスが流れても、彼女は駅に張り出された時刻表と睨めっこしたまま、電車に乗ってくる気配はない。
これが、高崎から東京に向かう電車なら気にもしないが、水上発高崎行きという1時間に1本しかないローカル線を乗り過ごしたら目的地にいつ着くかわかったものではない。
私は親切心を起こして、乗らないのかとジェスチャーしたら、彼女は「大丈夫?」と日本語で聞いてきた。
大丈夫も何もこれしか選択肢がないのだから、私は「大丈夫」と答えた。

ここから先が大変だった。
私は彼女の荷物を見て、旅行者でないと判断した。
出稼ぎかなと思って、日本語で話しかけると反応がない。
「大丈夫」という日本語しかわからなくても私は驚かない。
アジアのマッサージ屋では「大丈夫」と挨拶しか日本語ができない人も少なくないからだ。
私だって、タイ語でマイペンライ(大丈夫)とサワディーカップ(こんにちは)くらいは言える。

次に英語で話しかけると、こっちはもっと反応がない。
彼女は「中之条」しか言わないし、渋川で乗り換えろと英語で言っても理解できない。
近くの席に座っていた地元のカップルが、中国語を見せたらわかるかなーと言うので、彼らにやってもらったが、首を横に振るだけだ。
どこの国から来たんだと英語で聞いてもダメ、地元男性が国旗を見せて、彼女が指差したのはカンボジア、公用語はクメール語だ。
私の持っているカンボジアのイメージは、観光業に携わる人は英語を話し、米ドルの取引に慣れているが、それ以外の人は全く外国語は通じないというものだ。
ただ、観光でカンボジアに行って、全く会話にならない人と関わる機会などほとんどないだろう。
しかし、目の前にいる女性は、全く会話にならないカンボジア人なのだ。

脳裏に浮かんだのは企業実習生だ。
中之条周辺の温泉街で働いていて、休暇が取れたので遊びに来たが、帰れなくなった。
あるいは、高崎に遊びに行って、そこから中之条へ帰ろうとして、渋川で乗り換えができずに水上まで来た。
吾妻線の時刻表を調べてみたら中之条から高崎へは乗り換えなしで行けるが、逆は必ずしも真ならずだからだ。
でも、そんな難しいことを聞き出せるレベルではなかった。
私に協力してカンボジア人女子と奮闘してくれた地元カップルは沼田で下車し、一人で取り残された私は検札に回っている車掌に事情を話し、身体障害者並みの手配を渋川でしてもらうことにした。
渋川駅のスタッフに中之条方面へ向かう電車まで連れて行ってもらうしか方法がなかった。
私の申し出を快く理解してくれた車掌は、彼女を手招きすると、最後部の車両へ連れて行った。
そして、私の乗った電車が渋川駅に着いた時、最後部の車両付近のホームに駅員が2人立っているのが見えた。
これでたぶん大丈夫だろうと思ったと同時に、これから彼女のような英語すらできない出稼ぎ労働者が日本には増えるのだろうかと、複雑な思いが私の頭をよぎった。(2018年6月1日 日経ビジネス-外国人の「単純労働者」を受け入れへ

コンフォートホテル前橋 コンフォートホテル前橋
コンフォートホテル前橋

私が前橋に着いたのは午後5時過ぎ、ホテルは駅の目の前なので非常にわかりやすい。
ホテルにチェックインした後、シャワーを浴びて、再び前橋駅へ向かう。
今夜は、伊勢崎で投資家のオフ会だからだ。
メンバーは2年前と同じだが、場所はイタリアンレストランでなく、居酒屋だ。(笑)(2016年8月 地球が遊び場~感動の長岡花火と夏の佐渡島スペシャル企画+水上ラフティング&SLみなかみ号
最初は2時間くらいで切り上げて、二次会へ行こうとしたが、結局は根が生えたように居座って気付いたら終電の時刻になっていた。
地方都市の怖ろしいところは、終電が首都圏のように深夜近くでないことで、伊勢崎から前橋へ帰る電車も23時3分が最終で、その前は、何と21時58分という頻度になる。
私たちは前橋でホテルを取ったのだが、帰還後に駅周辺を見渡すと、コンビニも駅前を除いて皆無、ラーメン屋もなく、歓楽街と思しき一角に行かないと行けなかった。
その歓楽街もあまり栄えている感じはなく、2年前に泊まった高崎に比べると、前橋は単に行政の中心地であるというだけに見えた。
昼間通れば、別の顔があるのだろうか。

山海酒房 あかね屋 山海酒房 あかね屋
山海酒房 あかね屋 山海酒房 あかね屋
山海酒房 あかね屋

[2018年7・8月-青春18きっぷの旅(彌彦神社)のページへ]

[2018年7・8月-青春18きっぷの旅(笹川流れ)のページへ]

[2018年7・8月-青春18きっぷの旅(米坂・奥羽線)のページへ]

[国内旅行記の目次に戻る]

[カルロス・ハッサンの旅行記のトップページへ戻る]