お伊勢参りと鳥羽湾クルーズ

近鉄特急2009年7月10日、天気は今一つだったが、フト思い立って「お伊勢参り」を決行した。
今までにも関西方面へ旅行したことは度々あったが、伊勢志摩方面へ足を向けるのは今回が初めてだ。
伊勢神宮は、名古屋や大阪からなら近鉄特急を使えば2時間程度で行けるのだが、東京から行くとなると現地1泊は必要な距離、たかが、と言っては語弊があるが、神社巡りにわざわざ1泊という気持ちが今まで行かなかった理由の一つなのだが、今回は名古屋と大阪でのオフ会の合間に1日入れることによって初めて行くことができた。

とりあえず、飲み会(2009年7月18日−英国風パブ「HUB」)の翌日とは思えないほど早起きをしたおかげで、何とウェスティンナゴヤキャッスルを8時15分に出るシャトルバスに乗ることができた私、そのおかげで、名古屋発8時50分の鳥羽行き特急に乗って伊勢市には10時11分に着いてしまった。
当初の予定では前日の飲み会で早起きは無理だろうと、昼前に着ければ上々とか思っていただけに滑り出しは上出来だ。

伊勢市駅から外宮(げくう)方面の案内板に沿って数分歩くと伊勢神宮が見えてくる。
外宮前観光案内所ではお伊勢さん観光ガイド(無料)を雇うこともできるが、その日は全員出払っていて戻りは午後になるとのこと、そこまで待っていられないので、とりあえず外宮へ入ってみることにする。
中は思ったより質素で、御正殿と呼ばれるところでも荘厳な感じというよりはひっそりと佇んでいるという表現がぴったりするようなところだ。
そして北御門鳥居をくぐったところに神馬の厩舎(御厩=みうまや)があるが、中はとても狭そうで、とても神の馬を飼育しているとは思えないところだった。
また、毎月1日、11日、21日は神馬が参詣するらしいとのこと、何も調べずに行ったので、1日違いで見逃してしまったというわけだ。
ちなみにここにいる鶏は神鶏と呼ばれているらしい。
果たしてこれらの鶏が鳥インフルエンザにかかることはないのだろうか、とフト思う。

外宮を出て三重交通のバスに乗り内宮(ないくう)へ向かう。
この頃になると陽も出てきて暑くなってくる。
内宮では最初に五十鈴川御手洗場で心身を清めることになっている。
さすがに川の水は綺麗で、飲もうと思えば飲めるほどである。
手を清めた後で、御正宮へ向かい、二拝二拍手一拝の作法に則ってお祈りをする。
果たして願い事は叶うのやら(笑)

伊勢神宮
伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう)
伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう) 伊勢神宮−外宮(げくう)
外宮(げくう)
伊勢神宮−内宮(ないくう) 伊勢神宮−内宮(ないくう) 伊勢神宮−内宮(ないくう) 伊勢神宮−内宮(ないくう) 伊勢神宮−内宮(ないくう)
内宮(ないくう)
てこね寿司と冷やし伊勢うどん 伊勢内宮前おかげ横丁 伊勢内宮前おかげ横丁 伊勢内宮前おかげ横丁 伊勢内宮前おかげ横丁
伊勢内宮前おかげ横丁

一応、「お伊勢参り」を終えた私、こんなことでいいのかと思ったが、暑さに耐えられずどこかで昼食をと「おかげ横丁」に彷徨いこむ。
何が名物かわからないが、やたら見かける「てこね寿司」「伊勢うどん」、このどちらも食べられる店はないかと探して見つけたのが「わらじや」という店、双方がセットになった「てこねセット(1050円)」を頼んでみる。
何の情報もなしに山勘で選んだ店だったが、味は上々だし、どうやらここは当たりの店のようだ。

昼食を終え、空模様を見る。
雨が降り出しそうであれば、どこかで日帰り湯を楽しんでから松阪へと考えていたが、幸いにも天気が持ちそうな気配だった。
そこで行ったのが鳥羽だ。
時間の許す限りで離島へと思ったが、当たり前のことだが、何しろ船の本数が少ない。
行ったはいいが、現地で何もせずに帰ってくるしかない、といった感じだ。
こんなことなら日帰り湯にでも行けばよかったと思ったが、今更探すのも面倒だ。
そこで選んだのは「鳥羽湾めぐりとイルカ島(2000円)」というものだ。
これなら船が30分毎に出ているので、あまり時間を気にせずに遊べると思ったからだ。

鳥羽湾めぐりとイルカ島
鳥羽−佐田浜港 鳥羽−佐田浜港 鳥羽−佐田浜港 イルカのショー
イルカのショー イルカのショー イルカのショー イルカのショー
イルカのショー イルカ島の遊歩道 日向浜海水浴場 日向浜海水浴場

そして乗船、乗ってみて最初に思ったのが、まるで昨年9月のライン川下りのときと同じ、ということだ。
やることがないので、仕方なしにクルーズ船に乗ったというシチュエーション、気温の差はあるが、天気の悪さは全く同じという巡り合わせ。
さらに船室の作りがレストラン仕様というのも同じだ。
もっとも11:30発、12:50発のものは船上バーベキューコースとなっているので、仕様がそうなっているのは仕方ないとも言えたが、何という巡り合わせかと思う。

イルカ島に上陸、予想通りというか子供連れのファミリーでもなければ、やることはほとんどない。
唯一、日向浜海水浴場というのがあったが、天気が悪いせいか「海の家」はすべてクローズ、一組の家族連れが水遊びをしていたが、さすがの私もわずか30分で何かをしようとは思わない。
遊歩道を少し歩き、写真を撮っただけで迎えに来たクルーズ船に乗って帰ることにした。
実際のところ、当初の予定で行こうと思っていたのは答志島、ここには温泉があると聞いていたのだが、往復するにはあまりにも時間がなさ過ぎた。
やはり離島までは欲張り過ぎというものだったか。

松阪牛ステーキ鳥羽湾クルーズを終え、いよいよ松阪へ。
もちろん松阪牛のステーキを食べにだけ寄るのだ。
鳥羽から松阪までJRで約1時間、駅を降りてガイドマップだけを頼りに歩く。
どこの店がいいのかわからないので、とりあえず入った店が「千力(せんりき)」というところ。
松阪牛ステーキ6000円という出費は痛いが、これを目的に松阪で降りたのだから妥協するわけにはいかない。
一食分トータルで名古屋のホテル代相当が飛んだのは痛いが、それなりの価値はあったと思う。
私がこの店入ったのは6時頃だったが、その後、次々に予約客で埋まる店内、彼らが全員松阪牛を食べに来たわけではないだろうが、結構人気のある店のようだった。
金曜日の夜ということもあったが、もしかすると、ピークの時間帯だと予約なしでは入れなかったかもしれない。

かなりの強行軍だったが、これにて全日程を終了。
松阪発18時47分の近鉄特急に乗り、約1時間半で鶴橋に到着、皮肉なことにここも焼肉の町だ。
そして、私がこの日の宿泊先であるウェスティンホテル大阪にチェックインしたのは21時過ぎだった。
今回はかなり無理したが、名古屋から伊勢志摩経由、大阪行きというプランは1日でも可能だということがわかったのが大きな収穫だった。
今までは名古屋−大阪を新幹線、あるい東海道で通過していたが、今後は南回りプランも視野に入れながら計画してみようと思う。
ちなみに、翌日は初めてのワールドインベスターズ関西オフ会だ。(2009年7月25日−オフ会初参加の期待と不安

ウェスティンホテル大阪 ウェスティンホテル大阪
ウェスティンホテル大阪

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