2006年7月へ2006年9月へ

8月28日(月)-ネット検閲の始まりか?

私は2005年2月7日の「今日の一言」で総務省と経済産業省がタッグを組んで始めた「迷惑メール追放支援プロジェクト」なるものを酷評した。
実際、続報がないので、その政策がどの程度効を奏しているのかわからないが、たぶんほとんど実効性がなかったのだろう。
もしかすると単に会議を開いて報告書を出して終わったということも考えられるが、興味のある方は、総務省の政策評価-平成17年度、平成18年度の施策実施状況調書-「48. 情報通信利用の適正化、情報セキュリティ対策及び情報通信ネットワークの安全性・信頼性の向上」も見るといいだろう。
このプロジェクトのどの程度金がかかっているかわかるはずだ。

それで、このトンチンカンなIT政策の大元締めの総務省が今度は何を始めたのかと思ってみると、どうやら総務省の委託を受けた研究機関がネット情報の「ウソ発見器」なるものを開発するそうだ。
記事を読んでみて、よくもこれだけバカバカしいことを思いつくものだと思うとともに、将来的に日本は中国のように露骨な情報統制を始めるのかと背筋がゾッとするものがあった。
要するに彼らが言いたいのは、ネット情報も多くのアナログメディア情報と同じく政府が検閲しなければならない、ということだろう。
実際問題として、日本のメディア情報の多くは記者クラブを通した権力側の発表記事で埋められ、実質的に検閲されているに等しい。(マスコミがこのプロジェクトを批判していないことからもそれは証明できる)
その風潮の中で、ネット情報も実質的に権力側に不都合なものは「デマ」として排除したいらしい。

おそらく、ここでいう「デマ率」なるものは、ネット上で流れる多数意見が正しく、少数意見はデマということになるのだろう。
例えば中東情勢など、英米のメディア(APやロイターの通信社を含む)が言っていることは正しく、フリーのジャーナリストが言っていることはデマという判定がされることにもなるのだ。
それにも増してプログラムの裏を衝いた情報操作によっていくらでも真実がデマに、デマが真実になることになりかねない。
極めて乱暴かつ危険なことだ。

第一、現状でも英和、和英の機械翻訳でさえ極めて不正確なのに、全世界のウェブ情報を集めて翻訳し、それが正しいかまで機械が判定できるのだろうか。
それとも中国のネット検閲みたいに権力側に不都合なことだけ「デマ」表示(中国は対象サイトへのアクセス禁止)するつもりなのだろうか。
日本政府の役人は、中国や北朝鮮のように専制君主や単一政党による独裁政治が理想だと思っているだろうか。
それとも西側の自由主義国でこんなことを本気でするつもりなのだろうか。

そもそも、そういう情報リテラシーというものは人間が学習と経験によって身につけるものなのだが、日本では政府がそういうことを子ども(国民)に教えないで、機械によって判定したものを鵜呑みにさせようということらしい。
ちなみに、「この情報はデマ率95%ですが表示しますか」と言われた情報を発信した当人が情報があくまで真実であることはどこで証明するのだろうか。
こんなくだらないことに予算を使うならもっと違うことに使おうとは思わないのだろうか。

このバカバカしいプロジェクトは誰がどう見ても頓挫するだろう。
しかし、政府が意図するネット情報の検閲と国民に対する情報操作を目的とする政策は、奇麗事を羅列して毎年きちんと予算化されることだろう。
そして、これらの政策がこっそりと法案として提出されるとき、国民の目をそらすような大事件が起きるに違いない。

ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ
(2006.8.26 朝日新聞)
真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高めるシステムの開発に総務省が乗り出す。
ネット上にある関連深い別の情報を探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。
研究機関と協力し、2010年までの開発を目指す。2007年度予算では、まず3億円を要求する。

ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、誤った内容が少なくない。
信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。

総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで自動的にやらせるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。
完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに信頼性のある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%ですが表示しますか」などという注意表示もできるようになる。

扱う対象は、株式情報から国際情勢の解説、商品情報などさまざま。「この企業分析は適切か」「レバノン内政のこの記述は自然か」「オークションに出品されているこの外国電化製品の性能表示は本当か」などの疑問に答えられるようにするのが目標。

開発の焦点は、インターネットのなかから信頼できる関連情報を見つけ出せるかどうかだ。そのために、知識を関連づけて書かれた内容の意味を正確に判定する技術や高度な自動翻訳技術などを編み出す必要がある。

8月25日(金)-ミクシィ株でプチ金持ちになれる?

日本株をやっている人は記憶にあるかもしれない。
2005年3月9日に上場したガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)、公募価格120万円、初値420万円、わずか1ヶ月後の4月12日には2,300万円の高値を付けた大化け株だ。
IPO(Initial Public Offering=新規公開株)の抽選に当たった人もそうだが、初値で400万円以上を付けた株にドカっと投資できた人を私は羨ましく思ったものだ。

そんな夢を追える銘柄が久々に登場した。
巨大ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)、mixi及びインターネット求人情報サイトFind Job !の運営事業を営む、その名もミクシィ(2121)だ。
今日決定した仮条件は、130万円~155万円、IPOの抽選に当たれば155万円(通常、仮条件価格の最高値が公募価格となる)で株式を購入できる。
最近の新興市場の新規上場株の流れからすると公開初日の初値(ここ数年は公募価格を下回ることはほとんどない)が最高値という陥穽が待っている可能性は否定できないが、それをクリアできれば夢の1,000万円台も現実味がある。

運良く私が口座を持っている証券会社は、ミクシィ株のIPOの引受幹事会社だ。
ブックビルディング期間は8月29日から9月4日、サマーバカンスで金が出ていくので厳しいが、金策がつけば、宝くじでも買うつもりで、抽選に参加してみようかとも思う。
まあ、外れたらたぶん(初値が300万円とかになりそうだし)買えないような気もするので、つかの間の夢を追ってみたい。


8月22日(火)-駒大苫小牧の健闘に拍手!

昨日は何と73年ぶり史上2校目の夏3連覇を狙う駒大苫小牧と、3度目の決勝進出で初の全国制覇を狙う早実との、これまた37年ぶりの決勝引き分け再試合と記録づくめの熱戦が繰り広げられた。

最近では高校野球もほとんど見なくなった私だが、ちょっと前までは春夏を通じて優勝旗が白河の関を越えたことがない、と言われるほど東北、北海道のチームは雪国のハンディが大きく、それこそ「参加することに意義がある」という感じだったように思える。

それがどうだ。
2004年8月に、この年のセンバツ王者の済美(愛媛)を破って悲願の北海道チーム初の全国制覇を果たすと、翌年には王者の貫禄で連覇、今年は優勝候補として最初から下馬評に乗る強さだ。
決勝再試合で惜しくも負けて準優勝となったが、いやはや天晴れと言わずして何と言おうか。
3年連続の決勝進出って、あの桑田・清原コンビがPL学園にいたときでさえ、なかったのではないだろうか。
ただただ感服である。
闘病中の先輩、王監督への思いを胸に優勝をつかんだ早実、3連覇を逃し、惜しくも準優勝となった駒大苫小牧、24イニングもの死闘を演じた両校に拍手を送りたい。

関連サイト


8月20日(日)-「ストリップ」ポーカー大会

この記事を読んで私は野球拳の西欧版だと思った。
「ストリップ」ポーカー大会というのはアイルランドのブックメーカー、Paddy Powerがエイプリルフールでの思いつきを実行に移したらしい。

一方、日本の野球拳は、本来は愛媛県松山市に伝わる郷土芸能・宴会芸であるが、1969年に放映されたテレビのバラエティ番組「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」の影響で、じゃんけんで負けた相手の服を脱がせるゲームとして広く知られており、お色気ゲームとしての認識がより一般的である。
今でも温泉などでコンパニオンを呼んでやるオヤジの夜の遊びとなっているが、西欧版は女性も一般参加のようだ。

ところで、西欧版の野球拳、気になる参加費は男性でも無料(Entry is free for all participants.)らしい。
優勝賞金は1万ポンド(約218万円)、今年が第1回と銘打っているからには、よほどクレームが来ない限りは来年予定通りに第2回目が開かれることだろう。
参加登録画面を開くと、100人ずつの男女の参加を求めており、CNNの記事が誤植でなければ、今年は10倍の2000人が集まったということだ。
どうだろう。
来年の海外旅行、往路は格安海外航空券、帰りはファーストクラスか豪華客船でのクルーズを夢見ては?
開催地は今年はロンドンだが、来年は?
ついでに日本の温泉地も開催地に立候補してみては?

「ストリップ」ポーカー大会が誕生、負けたらタオル1枚
(2006.8.19 CNN Japan)
ロンドン-勝負で負けたプレーヤーが衣服を一枚ずつ脱ぐ、トランプのボーカーの第1回国際大会が19日、ロンドンで催される。優勝賞金は1万ポンド(約218万円)。全裸に追い込まれた場合、タオル1枚が与えられる。
アイルランドのブックメーカー(賭け屋)の主催。今年のエイプリルフールで欺すつもりで打ち上げた企画が強い関心を引き、「実際にやってみよう」と実現した。

世界12カ国の男女、最大で2000人が優勝トロフィー、賞金を目指し、脱ぐか脱がされるかの、体をはった勝負に挑む。
衣服は主催者が供給する5枚が限度。「ずるい真似は許さない」と述べている。
ロイター通信は、タオルのサイズには触れていない。
April Fool's joke sparks strip poker championship
(July 28, 2006 Reuters.co.uk)
DUBLIN (Reuters) - It started as an April Fool's joke but an Irish bookmaker's proposal to hold the world's biggest strip poker contest will become reality next month.
Paddy Power floated the idea as a joke but it generated so much interest -- and hundreds of requests to take part -- that the Dublin-based company decided to organise a contest.
So next month, 200 poker buffs will risk baring all in an attempt to become the first World Strip Poker Champion -- and earn a place in the Guinness Book of Records.
The winner will also receive a "Golden Fig Leaf" trophy plus 10,000 pounds in cash.
"This will be the most fun you can have with your clothes on -- or off!" Paddy Power said in a statement for the tournament, which will be held in London on August 19.

8月19日(土)-訪問者が自薦サイトを貼れるリンクのページ

弊サイトのトップページの上部には「訪問者が自薦サイトを貼れるリンクのページ」へのボタンが設置してある。
ここは今から約4年前にbenricgi.comさんが提供していた既成の訪問者ウェブサイト登録システム(自動リンク集)を使っていて、そこそこ利用してくれていたのだが、今年の夏になって「ページを表示できません 検索中のページは現在、利用できません。Web サイトに技術的な問題が発生しているか、ブラウザの設定を調整する必要があります。」のアクセス不能メッセージが出るようになった。
自分で設置しておいて何だが、ここはあまり重視していなかったので、次は大丈夫だろう、くらいにしか思わなかった。
もしかするとメールで何かメッセージが来ていたのかもしれないが、毎日100件を超えるスパムメールに埋もれて間違って消してしまったのかもしれなかった。

そして、アクセス不能が毎日続いたとき、私はあせった。
サーバーが移転したのかと思って、検索エンジンにかけたが、出てこない。
当たり前だ。
いくら無料といえども顧客は私だけではない。
事実、以前にサーバーが移転したときはブックマークを変更してくれ、というメッセージがあったのだから。
これは、管理者がいなくなってしまったのだな、と思った。

今でこそ、Yahoo!ブックマークのページに自分のパソコンに登録した「お気に入り」をアップロード(インポート)できるが、私はそちらはほとんど何も使っていなかったのだ。
あまりにパソコンに登録したブックマークの数が多く、ほとんど使わないものは探すのが面倒なので自動リンク集に入れて放っておいたからだ。
実際に訪問者が登録してくれたウェブサイトを含め、約150件のデータベースがパーになってしまった。

そこで今度はKent WebさんのCosmo Navigatorというデータ収集加工のCGIプログラムを使わせてもらうことにした。
4年前にはそんなことを考えもしなかったのだが、最近では既成のCGIを使ってページを作ることは苦ではなくなったのだ。
また一からやり直しというハメにはなったが、やはり人任せはリスクがあるということを身に染みて感じた今日このごろである。

お 詫 び
かつて弊サイトの訪問者ウェブサイト登録システム(自動リンク集)をご利用いただいた方には大変申し訳ありませんが、貴ウェブサイトの登録データはすべてなくなってしまいました。
訪問者が自薦サイトを貼れるリンクのページを設置し直しましたので、またのご登録をいただければ幸いに存じます。

8月14日(月)-イギリスの旅客機爆破テロ計画摘発

久々にマルタ旅行をと思っていたら突然入ってきたテロ関連のニュースがこれだった。
2004年3月11日のマドリードの列車爆破テロ、そして2005年7月7日のロンドンの地下鉄・バス同時爆破テロに引き続き欧州の親米政権(スペインは直後の総選挙で与党が敗北)を狙ったテロ計画がまさに水際で阻止されたようだ。

ただ、この事件を受けてイギリスの空港では航空保安強化としてAlert at UK Airports Media Statement(日本語訳はJALのウェブサイト)からなるセキュリティチェックが行なわれるようになった。(BBC - Baggage advice for UK passengers)
おかげでチェックインまでの待ち時間は膨大なもので、はっきり言ってパリやブリュッセル、アムステルダムへ向かうなら飛行機をキャンセルして列車に乗った方がいいくらいのレベルらしい。
私の今回の旅行もキャセイ航空を使ったロンドン経由なんぞにしなくて良かったと思う。(本当に良かったかどうかは無事に旅行を終えることができるかどうかなのだが)

ところで、コラムニストの勝谷誠彦氏は、8月13日の日記

アルカイダが関与していると思われるテロリストの航空機爆破作戦の失敗は米英発着の路線に固執したことだ。
妙なところで義理堅いというかさすがは原理主義者(苦笑)。
私が作戦の指揮官なら米国航空会社を狙うにしても日本の空港から乗り込ませましたね。
準備もすべて日本国内で行う。

スパイ防止法がない工作員天国であることもだが何よりも空港のセキュリティの甘さは先進国有数だからだ。
政治屋の利権談合で受注した警備会社がコンビニ店員並みのゆる口青少年を使ってのルーティンワーク。
液体を検査する装置があるが保秘を理由に原理を公開していないあれは本当に機能しているのか。
妙な機械を利権のために買いあさっている社保庁なんぞを見ているとホントに大丈夫かと思うよな(笑)。

毎週数回は空港でのチェックを受ける私だが通す荷物はまず100パーセント同じ内容だ。
しかしそれに対する対応は千差万別。何が基準なのかが全く不明。
いつも意地悪な目で見ている私はいくつもの抜け穴がわかってきているがもちろんここで書くような愚かなことはしない。
ただ冒頭のように私がテロリストなら作戦の「入口」は日本にすると思うだけである。

と書いているが、たぶんイスラム原理主義のテロ組織が日本で大々的に行動できない理由は私が2004年3月13日の「今日の一言」で書いたように、「中国人や韓国人と違って、肌の色が日本人と違う外国人がウロウロしていれば即座に住民の監視の対象となるという心理的抵抗があるに違いない。それに加え、日本は英語を始めとする外国語の通用度は低いと見られており、アラブ諸国からはおそろしく遠く、町に溢れる看板は彼らにとって未知の言語「漢字」だ。イスラム教徒は少ないし、物価の高い日本に定住しているイスラム教徒はテロに同調するような貧しい人は少ないだろう。もし日本の国際化を阻む要因である「バリア」がテロを未然に防いでいるのだとしたら、これほど皮肉なことはないと思う。」ということも十分にあり得るだろう。

それに加え、日本は石油戦略上の都合もあって親アラブと見られていたために、小泉内閣の米国隷属政策以前はテロ対象国に入っていなかったということもあるだろう。
ただ、これからはわからない。
小泉後継と見られる安倍信三官房長官が首相になっても外交政策を変えない(その可能性は高い)となれば、イスラム原理主義組織のテロ対象国に完全に組入れられてしまうかもしれない。
そのとき、日本の空港も新幹線もテロ攻撃の対象であることが誰の目にも明らかになるだろう。
私たちに今できることは、アルカーイダ系組織が2年前に言った「アスナール(スペイン首相)よ。だれがおまえや英国、日本、イタリアをわれわれ(の攻撃)から守ってくれるのか(Where is America to protect you today, Aznar. Who is going to protect you, Britain, Italy, Japan and other hirelings from us?)」
という言葉が蘇らないことを祈ることだけだ。

英で航空機爆破テロ計画を摘発、21人逮捕
(2006.8.11 読売新聞)
【ロンドン=森千春】 英警察と国家保安部(MI5)は10日、複数の英国から米国への航空機に対する爆破テロ計画を摘発し、21人を逮捕したと発表した。
容疑者たちは航空機内に手荷物で液状爆発物を持ち込み、空中爆破で「大量殺人」を行う計画を立案。

AP通信などによると、ユナイテッド、アメリカン、コンチネンタルの米系3航空会社の最大10機が標的となり、数機ずつ同時爆破を繰り返す波状テロ攻撃が想定されていたという。
計画が実行されていれば、昨年7月のロンドンの地下鉄・バス同時爆破テロを上回る惨事となったのは確実で、衝撃が広がっている。

リード内相は10日朝、テレビを通じて声明を発表し、英当局が「英国と友邦に対する重大な脅威」を阻止したと述べた。
英政府統合テロ分析センターは同日、テロ警戒レベルを初めて最高の「危機的」に引き上げ、国内の全空港で厳戒態勢を敷いた。

容疑者21人は、ロンドンやロンドン西方テムズバレー、イングランド中部バーミンガムで逮捕された。
英警察は、逮捕された21人の身元を明らかにしていないが、英PA通信は、多数はパキスタン系英国人だと報じた。
専門家の間でイスラム系テロ組織の関与の可能性を指摘する声が出ている。

英政府のテロ警戒レベルは5段階で、これまでは2番目の「深刻」だった。
リード内相は、10日昼の記者会見で、「テロ計画の主要メンバーたちは逮捕した」と明らかにしながらも、市民の安全を確保するために、警戒レベルを引き上げたと説明した。

テロ計画発覚を受け、ヒースロー空港をはじめ英国の空港は厳重な荷物検査などで混乱。
欧米で航空便の運休が相次ぐなど、空の足は大きく乱れた。

カリブ諸島で休暇中のブレア英首相は10日、談話を発表し、容疑者逮捕は、英警察とMI5の「長期間の捜査」の成果であり、米当局から「多大な協力」を得たと明らかにした。
首相官邸報道官によると、首相は、ブッシュ米大統領に電話で、テロ計画と捜査状況について説明した。

英警察などによる爆破テロ計画摘発を受け、国土交通省は10日、国内の航空会社や空港管理者らに対して、保安対策を徹底するよう指示した。
現段階では、国内の空港などでの警戒体制は通常時の「レベル1」を維持する方針だが、手荷物検査などを再徹底し、特に液体については注意するよう求めた。

関連サイト


8月8日(火)-サマーバカンスに立ちはだかる燃油サーチャージ

1999年9月のマルタでの運命の出会い以来、何かと行き来のある佐藤聖子さんと先日東京でお会いした後で、今年の夏は久々にマルタ旅行もいいなと思って旅行会社を何社か当たってみた。
今までの経験からいって8月下旬から9月上旬までの航空料金はだいたい同じなので、出発予定日を告げて欧州系のキャリアの料金を調べてもらった。
私が西欧旅行へ頻繁に行っていた1990年代は、概ね15万円前後でフライトチケットが取れていたので、今や航空業界も激戦だし、燃油サーチャージが含まれても20万円を超えることはないだろうと楽観していた。

ところが、最近は東南アジア旅行が多くなり、チケットだけで20万円なんて言われたことは久しくなかった私は「アリタリア航空を使った場合、マルタへ飛ぶなら追加料金、燃油サーチャージ込みで20万円を若干超えますね」というスタッフの回答にショックを受けた。
ちなみに、ということで他の欧州系キャリアの値段も聞いてみると、いずれも1998年7月の超円安時の水準をも上回る料金が呈示された。
15万円を若干超える程度のエミレーツ航空は、すでにキャンセル待ちも受け付けないというフライトもあるらしく、予約は入れてもらったものの取れる期待はほとんどない。

いったい何が起こっているんだ?
スタッフによると燃油サーチャージは4区間で3万円ぐらいになるとか。
マルタへ飛ぶのに日本からの直行便はないので、どこのキャリアを使っても4区間は乗ることになる。
ロンドンへキャセイ航空で飛んで激安フライトのBritish Jetを使おうとも思ったが、時間がひどく無駄になるような気がしてやめた。(参考までにWhichBudget.com
それに激安フライトでも燃油サーチャージまで激安にならないことは、エアーアジアのときに勉強済み。
そもそも燃油サーチャージの根源となっている原油高、これって誰のせいでこうなっているのか。
ブッシュが悪いのか。それとも中国なのか。あるいはOPECとオイルメジャーの陰謀か。


8月5日(土)-流行るかな?Go! Go! カリート

Carlito毎朝目覚まし代わりに聞いているFM横浜から時折流れてきていたユーロビートな音楽、GO! GO! カリート (Carlito - who's that boy)を歌っているCarlito(公式サイト:英語)のCDを衝動買いしてしまった。
本場のスウェーデンでは大ヒット驀進中というCarlito、たいてい洋楽のCDはヒットチャートに乗った曲以外はあまりパッとしないのが多いことも多いのだが、これはそれなりによかったと思う。
「普通の人は、朝からこれは厳しいかもしれないですねえ(笑) 」という声が私の周りでは多かったが、私はそんなに嫌いではないのだ。
朝からこういう曲で目覚めるのも・・・
だって一気に眠気覚めてトップギア入るだろ(爆)

Who's that boy?(あれは誰?)
Wanna be amigo?(私と付き合ってくれる?)
Carlito! Carlito!(カリート!カリート!)
Who's that boy?(あれは誰?)
I will never let go!(絶対あなたを離さない!)
Carlito! Carlito!(カリート!カリート!)
Who's that boy?(あれは誰?)
Come and dance amigo!(こっちに来て一緒に踊って!)
Carlito! Carlito!(カリート!カリート!)
Who's that boy?(あれは誰?)
Take a chance on me now!(チャンスをちょうだい!)
We want you so.(私たちこんなにもあなたが欲しい)

てな感じ・・・日本語サイト以外だとフルミュージック視聴できる。
歌詞を見ると確かに朝から聞く曲ではないね。
まあ、GO! GO! カリート、私は日本でも流行るような気がするけど・・・どうだろうか。

このページのトップへ

[今日の一言 月別インデックスへ]

[エッセイのトップページへ]