昨日のコラムで古いパソコン「Sharp Mebius WE50W(Windows Vistaモデル)」で使わざるを得ないと書いた資産管理ソフトのMicrosoft Money、私が持っているのはPlus Editionというバージョンなのだが、このソフトをWindows 10モデルのパソコン(東芝 dynabook T55/U)で使うためには、kkamegawa's weblogの記事「Windows 10でMS Moneyが動くようになった(2015年7月30日)」にあるように、ソフトをインストールした後で、レジストリをいじればいいのではないかということを友人から教えていただいた。
ところが、このレジストリエディターを使うというのは、OSの根幹に関わる重要な領域をさわるので、上級者向けのツールとされており、相当に荷が重いと感じていた。
私としては、ソフトをインストールしてみて、すぐにやり方がわかりそうならトライしてみようと思った。
そして、恐る恐るCDロムを入れてインストールを開始、途中でエラーメッセージが出たり、フリーズするのではないかと思ったが、何事もなくインストールは完了した。
次に、レジストリエディターを起動させる前に、ホームページビルダー18をインストールした後でやったように、プログラム互換性のトラブルシューティング(スタートボタンを右クリック→コントロールパネル→プログラム→以前のバージョンのWindows用に作成されたプログラムの実行)をやってみた。
これで無事にアプリケーションの動作が確認できたので、古いパソコンで保存しておいたバックアップファイルを復元させ、これも何事もなく画面に反映した。
唯一、気になったのはアプリケーションを起動した直後に、「最初に起動した日から60日以内にライセンス認証手続きを行う必要があります。有効期間内に認証手続きを完了しないと、機能の一部が制限されます。」というメッセージが出て、プロダクトキーを入れても「ライセンス認証に失敗しました。プロダクトキーが正しいかどうか、およびインターネットへ接続しているかどうか確認してください。(1017)」となるため、最初の段階でラインセンス認証を回避して起動せざるを得ないことだ。
もっとも、サポートも終了しているので、こうしたデータのマッチングがそもそも行われるはずもないのだろうが、Microsoft Money Plus Editionスターターガイドによれば、60日を経過した後に制限される機能が、サービスが終了しているオンライン更新だけならまだしも、新規の取引の入力ができなくなるのは痛い。
試しに、Microsoft Money Plus Sunsetバージョンをダウンロードして上書きインストールしたら、ライセンス認証のダイアログボックスが消えた。
この後、後難を避けるために、最初にファイルを開いて起動したときに、「ファイル」-「パスワード管理」で、Windows Live IDなどはアプリケーションから削除しておこう。
これをしないことによって、60日たったときに突然エラーメッセージが出たときは、バックアップファイルを開いて起動するとうまくいくときがあるそうだ。
いずれはマネーフォワードの導入でも検討してみようかと思っているが、これでしばらくは延命できるだろうか。
つい先日、Windows 10モデルのノートパソコン、東芝 dynabook T55/U「制限付海外保証(ILW/International Limited Warranty)商品=規約第3条により購買日から1年は無料、それ以降は有料修理サービスを提供」を購入した。
やはりメインで使うパソコンは、ストレスなく動くものがいいので、CPUの性能が高いものでリーズナブルなものを選んだ。
8年近く使っていたSharp Mebius WE50W(Windows Vistaモデル)に代えてこれを買うことにしたのだが、正直なところWindowsモデルのパソコンを使い続けるかどうか迷うところがあった。
何しろ最近のWindowsのOSは不評なものが多く、いっそのことMacのOSが入ったものにしようかとも思ったからだ。
決め手は、私が15年以上使い続けているウェブサイト作成ツールのホームページビルダー、このソフトはWindowsでしか動かないからだ。(私が持っているホームページビルダー18の動作環境は、Windows XP以上のOSで動作保証、Windows 10対応状況は64ビットエミュレーションモードで動作保証となっている。)
それと、毎年の確定申告で利用している、e-Taxの動作環境がWindows Vista以上となっており、いずれもMacモデルのパソコンでは利用できないことがわかったからだ。
ここで、Windows 10モデルのパソコンに、旧バージョン(19以前)のホームページビルダーをインストールしたときに気をつけないといけないのが、JUSTオンラインアップデート自体のアップデートができない(ヘルプメニューからの最新版へのアップデートができない)可能性があること、プログラム互換性のトラブルシューティング(スタートボタンを右クリック→コントロールパネル→プログラム→以前のバージョンのWindows用に作成されたプログラムの実行)を行う必要があること、さらに、弊サイトのコラム「ホームページ・ビルダー18で『「サイト転送』ができなくなった(2014年12月5日)」にあるような現象も起きうるので、それに対処する必要があることだ。
さて、パソコンの買い替え(OSのアップグレード)に伴って、必要となるのが周辺機器やソフトの買い替えだ。
まず、私にとって必需品なのが、プリンターとスキャナーの複合機、エプソンカラリオプリンターEP-901A、幸いに、これはプログラムのインストールと印刷、スキャンも可能だったので、故障しない限り(2015年3月31日で修理対応期間が終了)、買い替える必要がないようだ。(プリンタードライバーの配布も行われており、Windows 10でも動作保証されている。)
ちなみに、パソコンをMacモデルにしていたらこの複合機は買い替えないといけなかったところだ。
一方、画像処理ソフトのAdobe Photoshop Elements 7はWindows 10どころか、Windows 7でさえ動作しないとあるので、OSがアップグレードされたら、基本的に旧バージョンは使えないと思った方がいいだろう。(Photoshop Elements ヘルプ / 旧バージョンの対応)
それと、同じAdobe社のAcrobat Standard 9、これもPDF作成ソフトや、ウェブサイトをそのまま保存するツールとして重宝していたのだが、これもWindows 10には対応していないようだ。(Acrobat ヘルプ / 旧バージョンの対応)
これらのソフトは古いパソコン(Sharp Mebius WE50W)で使い続けることになるだろう。
当面は2台を併用して使うので、画像処理などは古いパソコンでやって、ウェブサイトへのアップロードを新しいパソコンでやることになるだろう。
また、すでにオンライン更新サービスが終了して5年以上が経過しているMicrosoft Money、今までは資産管理ソフトとしてそのまま継続して使ってきたが、このソフトがWindows 10で使えるはずもないので、これは古いパソコンで使わざるを得ない。(参考:2010年3月26日-Microsoft Moneyのオンラインサービス最終日まで延長へ)
そのうち2台のパソコンを使い続けるのも面倒になると思われるので、どうしたものか思案のしどころである。
ところで、私が秘蔵(!?)しているもう1台のパソコンが、海外旅行中に使おうと思って買った中古のミニノート(Sony VAIO VGN-TZ50B)である。(2011年12月23日-ミニノートパソコン(Mini Laptop PC)を買ってみた)
実際のところ、このパソコンが役立ったのは、この直後に行ったアジア縦断旅行(2011-2012)や、2012年のゴールデンウイークに行ったアメリカ・メキシコ旅行、2013年のゴールデンウイークに行ったアメリカ・カナダ・バハマ・メキシコ旅行といった長期旅行のときなのだが、それもiPadを買った2013年6月以降は、荷物が重たくなるのでパソコンを持参することはなくなった。(2013年6月18日-iPhone5とiPad(Wi-Fi + Cellularモデル)を買ってみた)
このパソコンもWindows Vistaモデル、今までメインで使っていたパソコンが補助機になるため、今後はますます使うことがなくなるだろう。
誰ももらってくれる人もいないだろうし、廃棄の運命にあるのかと思う。
今年の4月から日経ヴェリタスを定期購読し始めた。
何を今更と言われそうだが、今までは海外投資に目が向いていたこともあり、それほど日本の株式市況のことを気にしていなかったので、あまり熱心に読む動機が生じなかった。
もっとも、日経ヴェリタスの記者の方は、私のブログをお読みいただいていたようで、今まで2回ほど取材記事が掲載されたことがあった。(2015年1月28日-日経ヴェリタス2015年1月25日号にインタビュー記事が掲載された 2015年3月1日-日経ヴェリタス2015年2月22日号「個人投資家-七転び八起き」)
このときに送られてきた紙面を見たときに、漠然と日本株をやるなら参考にできそうだなという感想を抱いたのだが、今年から日本株のトレードを本格的にやるようになったため、定期購読に踏み切ることにしたのだ。
最近読んだ紙面で紹介されていた銘柄で実際にトレードに踏み切ったのは、ピーシーデポコーポレーション(7618)とトラスコ中山(9830)、いずれも小次郎講師の言う「買いにエッジのある銘柄」(参考:移動平均線大循環分析)であったことから買いに踏み切ったものだが、先週末の段階ではいずれも含み益が出ているので、このまま持ち続けるか、どこかで一旦利益確定するか悩むところである。
定石でいけば伊勢志摩サミット(5月26日・27日)から7月10日に予定されている参議院議員選挙(2016年5月20日 読売新聞-参院選、7月10日投開票・・・政府・与党方針)までは日本市場は買いの方が優勢と思えるのだが、今年の場合は4月28日の日銀の金融政策決定会合のようなネガティブサプライズ(私にとってはポジティブだったのだが)もあり得るので、あまり長期保有は考えたくない。
ちなみに、日本の新興市場に関しては、日経ヴェリタス2016年5月1日号に「沸騰マザース、バブルか実力か そうせいが火付け役 株価指数9年ぶり高値」という記事が掲載された。
奇しくも、私が桜の季節に投資していた(買っていた)民泊関連銘柄のインベスターズクラウド(1435)は5月に入ってから株価は右肩下がり、同じく民泊関連のアパマンショップホールディングス(8889)も5月は下げ続けていて、本日発売の日経ヴェリタスには「民泊解禁への期待後退」として紹介されていた。
これらのものは典型的なSell in May銘柄として投資(信用売り)したいところであったが、残念なことに日本の新興市場銘柄は信用売りができないものがほとんどなので、これらの銘柄への投資は見送りとするしかなかった。
鳴り物入りで始まった民泊特区も申請事業者も利用者も低迷しているのでは関連銘柄も失望売りが嵩んでも致し方ないのだろう。
政策期待で株価が上昇している銘柄は、それが期待通りにいかなければ失望売りに繋がる。
伊勢志摩サミットもその轍を踏まなければいいがと思うのは私だけであろうか。
いずれにせよ、例年5月から10月くらいまでは相場環境があまり良くないので、あまり過大な期待はしない方が賢明かもしれない。
まして、銀行や証券会社の営業マンに言われるがままに退職金を突っ込むなどという愚は冒さない方がいいだろう。(2015年3月15日-退職金による春の投資デビューがリスキーな統計的理由)
民泊特区1カ月、宿泊ゼロ・・・6泊規定緩和要望 大阪知事 (2016.5.11 朝日新聞) |
マンションの空き室などに旅行客を泊められる国家戦略特区「民泊」の制度が大阪府内で4月に始まって1カ月あまりたつが、まだ宿泊客がいない。 状況を打開しようと、松井一郎知事は10日、最低滞在日数の規定を6泊7日から2泊3日に緩和するよう政府側に要望した。 東京都内であった国家戦略特区の会議で示した。 石破茂地方創生相とも会談し、大阪市で制度が始まる10月をめどに緩和を実施するよう求めたという。 旅館業法では宿泊料を取って客を泊める場合、自治体の営業許可が必要。 特区民泊は許可の基準が緩和される。 1月に東京都大田区、4月に大阪府内33市町村で始まったが、府内で認定されたのはまだマンションの1室のみ。宿泊客もいない。 大田区でも認定は13件(36室)のみだ。 府が最大の壁と見ているのは特区法施行令が定める「6泊7日以上」という最低滞在日数の規定。 宿泊業者らは「6泊以上も滞在する客は少なく採算があわないだろう」と指摘する。 さらに国は4月からカプセルホテルなど「簡易宿所」の33平方メートル以上としていた面積規制を緩め、最低3.3平方メートルあれば認めることにした。 狭いワンルームマンションでも簡易宿所の営業許可が取れるようになり、特区民泊のメリットが低下した。 松井知事は会議で、保育所の面積基準や保育士の割合を自治体が変えられたり、30~40代の子育て経験者らの活用を念頭に保育士をサポートする「准保育士(仮称)」を創設したりする待機児童対策の特区案も提案した。(上田真由美) |
現在、フェイスブックの旅人コミュニティ「地球が遊び場」の代表、ヨーロッパ6ヶ国大周遊中のもっちーさんたちが立ち寄ったベルギーのブルージュ(Bruges)、奇しくもこの地のビール醸造所(brewery)の話題がCNNに掲載されていた。
私がベルギーに行ったのは1993年9月と1996年7月のわずか2回、このときの記憶ではビールとチョコレートの国、そしてフランス料理は本国より美味しいというイメージが残っている。
ブルージュに行ったのは何と23年前のことで、このときの旅行記には「ブルージュはしばしば『北のベニス』と言われる。市内を縦横無尽に運河が走り、そこを行き交うボートは観光客を満載している。市内観光は、徒歩ですれば十分だが、こうしたガイド付きのボートトリップもなかなかいいものだ。ちなみに、私たちが参加したボートトリップでは、ガイドが英語、フランス語、フラマン語(オランダ語の方言の1つ)で観光案内をしてくれた。また、レンタサイクルなら、列車に積むことができ、主要駅で乗り捨てもできるらしいので、観光案内所などで確認してみるといい。いずれにしろ、ブルージュは絵になる町なので、写真はたくさん撮っておこう。」ということで、非常に良き思い出が残っているようだ。
ところで、本題のビール醸造所なのだが、CNNの記事によれば、ドゥ・ハルブ・マーン(De Halve Maan)という会社が、世界で初めてというビールのパイプラインを作っていると掲載されている。
工事費用は、クラウドファンディング(crowdfunding)と呼ばれる手法で、不特定多数の人からインターネットで出資を募り、出資者には見返りとしてビールを特典としてサービスする(He
started a crowdfunding campaign to help pay for the estimated $4.5 million pipeline - offering amber rewards
to those who've contributed to its construction.)とのことらしい。
それならば、と私も一口乗ってみようかと思って、検索してみたが、どうやらキャンペーンは終わってしまっているようだ。(2015年6月19日時点のアーカーブ記事はこちら)
それもそのはず、パイプラインは今年の夏には開通するらしいから、今後はこのパイプラインの見学を含めたツアーと、商品の売り上げで維持費を賄うことになるのだろう。
ちなみに、見学ツアーの代金は8.5ユーロ(約1,100円)、ツアーの時間は、午前11時から午後4時(土曜のみ午後5時)までの間で45分間ずつ、ガイドは英語、フランス語、ドイツ語で、ツアー終了後にはブルッグス・ゾット・ブロンド(Brugse
Zot Blond)が試飲(degustation)できるようだ。
いかがだろうか。
今年の夏以降に欧州旅行を計画している人はアクティビティの一つとして組み入れてみるといいだろう。
古都の地下にビール専用パイプライン ベルギー (2016.5.16 CNN Japan) |
ベルギー・ブルージュ(CNN) ベルギー北西部の古都ブルージュの地下で、ビール専用のパイプラインの建設が進んでいる。 ブルージュ中心部にあるビールの老舗、ドゥ・ハルブ・マーンの醸造所から、郊外の瓶詰め工場へ通じるパイプラインは全長約3.2キロ。 今年の夏には開通し、1時間に4000リットルの速さでビールが運ばれるようになる。 160年来の創業一族を継ぐクサビエ・ファネステ氏は、「世界でも初めての試みだ」と話す。 同社は2010年に瓶詰め工場を郊外へ移したが、この街は石畳の狭い道が多く、ビールをタンクローリーで工場まで運ぶのは難しい。 ファネステ氏によると、醸造所ごと郊外へ引っ越す道もあったが「ブルージュ最後の醸造所を残したかった」という。 そこで考案されたのが、パイプラインを通す方法だ。 総額450万ドル(約4億9000万円)に上るとみられる費用を調達するため、同氏は不特定多数から資金を募る「クラウドファンディング」の呼び掛けを始めた。 出資者には見返りとしてビールをサービスする。 1万1000ドルを出資して最大の支援者の一人となったレストラン経営の男性には、一生分のビールが無料で提供されることになった。 この男性はビールが好きで毎日飲むというが、出資したのは「友情」のためだと話す。 自宅の近くにパイプラインを通して蛇口からビールが出るようにしてほしい、という要望も多かった。 しかしファネステ氏によれば、それは構造上不可能だという。 こっそり引き込みたいなどと考えている人も、やめておいた方が良さそうだ。 英文記事:In Bruges, beer to flow underground (May 16, 2016) |
去る15日、先月の台湾ツアーに参加したメンバーで東京見物をしてみた。
厳密に言えば、私は乱入したのであるが(笑)、こんなことでもなければ、上野動物園にパンダを見に行くことはないだろう、ということで参加させてもらったのだ。
いつでも行けるようで行かないのが近場の観光地なのだが、この日は佐賀から遊びに来ていた幸恵さんの行きたいところを巡るをテーマに、上野動物園を皮切りに、ちょうど三社祭をやっていた浅草見物や、隅田川ラインに乗ったりと、盛りだくさんな半日観光をすることができた。
こうしてみると、遠出しなくとも、近場にも素晴らしい観光地があることにあらためて気付く。
また、周囲が外国人観光客で溢れているところにいると、自分も異邦人になったような感覚になっていく。
もっとも、どこへ行こうとも女性に囲まれていれば嬉しいのは事実なので、ハッピーな休日になったのは言うまでもない。
ところで、私が撮りたかった写真は、パンダもさることながらクマ(bear)だったのだ。
実のところ、「熊(bear)の咆哮、2016年の投資のキーワードは戻り売り(sell on rally)(2016年1月16日)」というコラムを書いたときに、クマの写真がないか自分のストックを探してみたのだが、動物園にほとんど行かない私にそんなものがあろうはずもなく、著作権フリーの画像をインターネット上で探して使わせてもらっていたのだが、今回の撮影で首尾よく差し替えることができたのだ。
株式相場がテーマなので、ついでに雄牛(bull)がいれば良かったのだが、さすがにそこまで望むことはできなかった。(東南アジアで牛車に乗る機会があれば撮ることにしようか。)
とりあえず、日曜日に発売されたばかりの日経ヴェリタスを手にしてうまくクマを乗りこなそうとしている私なのだが、果たして今後の投資の成果はどうなるだろうか。
去る13日、東京の中目黒にある炭火焼き鳥 ABEYA!にて、フェイスブックの旅人コミュニティ「地球が遊び場」のメンバーで、マレーシアのペナン島にロングステイしている方とお会いした。
81歳とは思えないパワフルな方で、さっさと仕事なんかやめて海外に住めとハッパをかけられた。
また、彼はかつてはインドネシアのバリ島にも滞在していたことがあるようで、綺麗な海を見ながら暮らすなら断然バリがお勧めだそうだ。
ちなみに、彼の海外滞在費用は国民年金(老齢基礎年金)だけで賄える金額だそうで、私の現時点での配当収入があれば十分だと言われた。
要は、ペナン島における彼の生計費は、家賃込みで月額3万円から4万円で済んでいるそうで、そう言われると今すぐ仕事なんかやめてしまおうかなとも思う。(笑)
ただ、彼と私の根本的な違いは、外食費とアルコール、そして、(居住地からの)旅行代、それを考えると、もう少し試算を必要とするだろう。
ところで、私は海外ロングステイに関して、「これからの海外ロングステイヤーは外貨資産保有が必須か(2016年2月29日)」というコラムを書いたが、そのスタンスは為替が円高基調に戻ってきた現在でも変わらない。
彼が海外ロングステイをしてきた20年間は、為替レートが概ね円高で推移し、現地の物価も安く済んでいたが、これからはそうはいかないと思うからだ。
ただ、彼が言う「人生は短い、二度とない『一度の人生』ですよ。!!」というのは重みのある言葉だ。
金持ちでもそうでない人も与えられた時間は平等に過ぎ去っていく。
死の間際になって後悔しない人生を歩みたい。(2015年4月18日 TABIZINE-生きるために知っておきたい、人が死ぬ前に後悔する17のこと)
それが私の偽らざる気持ちだ。
今年の9月の旅行は、4月4日から22日までの期間限定で発売されたマレーシア航空(Malaysia Airlines)のビジネスクラスプロモーションチケットを利用してインドネシアのバリ島へ行くことにした。(2016年4月3日 Fly Team-マレーシア航空、4月4日からスプリング・セールアジア行きは3.1万円から)(PDF)
昨年の9月は同じようなプロモーションを利用してクロアチア・イギリス・マレーシア旅行へ行ったのだが、今年は3年ぶりのインドネシアとなるわけだ。
このチケットを予約した4月は投資による稼ぎが好調だった上に、燃油サーチャージがかからなくなったこともあって、124,000円というチケット価格が異様に安く思えたのも幸いだった。
選択する航空会社や渡航する時期によっては、エコノミークラスでも10万円近くするバリ島行きのチケットを、ビジネスクラスで13万円というのは相当にリーズナブルなものだ。
実のところ、当初はカタール航空(Qatar Airways)などを利用してトルコやギリシャ、あるいは欧州方面へと考えていたのだが、こちらの方は完全リタイアをしてからゆっくりと行く方がいいだろうと思い、今年は東南アジアに行くことにした。
それと、今回は日程に余裕があるため、クアラルンプールでのストップオーバーを3日間確保している。
もちろん、ここからショートトリップをすることを視野に入れているのだが、エアーアジア(Air Asia)などを使ってどこに行こうか今後の検討課題となるだろう。
あるいは列車やバスでも使ってみるか。
旅の楽しみはこうした計画の段階から始まっているのだ。
最後に話は変わるが、ブータン政府観光局(Tourism Council of Bhutan)では今月25日まで「外交樹立30周年を記念してブータンに行けるブロガー、インスタグラマーを募集」しているそうだ。
私もさっそく応募したのだが、招待されるのはわずか最大3名、もし当選の栄誉に浴せば、来月末はブータン旅行となるわけだが、果たして結果はどうなるだろうか。
台湾は温泉が多いことで知られていて、台湾交通部観光局(Taiwan Tourism Bureau)のウェブサイトでも「名湯温泉」がひとつのテーマで紹介されているほどだ。
ただ日本人にとっては国内に温泉が多いので、台湾に旅行へ行ってまでわざわざ温泉に行く人はあまり多くないかもしれない。
私の場合、台湾はトランジットも含めると今回で15回目の渡航になるのだが、温泉へ行ったのは2011年2月の新北投溫泉(Xinbeitou Hot Spring)、2013年2月の知本溫泉(Zhiben Hot Spring)、2013年6月の紗帽山溫泉(Shamaoshan Hot Spring)の3ヵ所だけだ。
この中で私が再訪してもいいと思ったのは、やはり温泉の規模が大きかった知本溫泉(Zhiben Hot Spring)の東台溫泉飯店(Dong Tair Spa Hotel)だろうか。
そして、先月参加したフェイスブックの旅人コミュニティ「地球が遊び場」の海外旅行イベント「行き台湾」で、美肌効果があると言われる泥パック(泥漿浴)で有名な關子嶺溫泉(Guanziling Hot Spring)へ行くことができた。(2016年4月-LCCで行く台湾旅行)
ここは、もっちーさんと、のぶもんさんの友人で、日本語が堪能な台湾人の許(Hsu)さんが連れていってくれたところで、事前調査抜きに自力で行くことは難しかっただろう。
自力で行く場合に気をつけることは、台湾新幹線(高鐵/Taiwan High Speed Rail)の嘉義站(HSR Chiayi Station)と、在来線(臺鐵/Taiwan Railways)の嘉義站(TRA Chiayi Station)は離れていて、この区間は無料シャトルバス(高鐵快捷公車:高鐵嘉義站-台鐵嘉義後站)で結ばれていることだ。
また、關子嶺(Guanziling)へ行くバスが出るターミナルは、在来線の嘉義駅から徒歩で行けるが、場所がわかりづらいので、左下の写真を保存して現地の人に聞きながら行けばいい。(最新版のバス時刻表は嘉義客運 - 路線時刻票價查詢-車輛路線、時刻、票價を参照のこと)
ちなみに、運賃は片道85元(約300円)、台北で発行されている悠遊卡(Easy Card)も利用できる。
このように移動に時間がかかるので、台南か高雄(Kaohsiung)からなら日帰り圏内だが、台北から行くなら1泊2日の旅程を組むといいかもしれない。
私たちは關子嶺統茂溫泉會館(Guanziling Toong Mao Spa Resort)での入浴と、五福園溫泉美食館(Wufuyuan Restaurant)での昼食を含めて3時間ほど滞在した。
關子嶺統茂溫泉會館では名物の泥パック(泥漿浴)のほか、薬湯やフィッシュスパまで体験できるので、日本の健康ランド並みに楽しむことができるだろう。
なお、内湯は男女別なので日本の銭湯にように裸でもOKだが、外湯は水着着用、台湾のルールで水泳帽着用(水泳帽の代替としてシャワーキャップの支給あり)も必須となっている。
ちなみに、プールは宿泊者専用とのことなので、5月から9月頃に旅行するなら宿泊プランを組むといいかもしれない。
五福園溫泉美食館では許(Hsu)さんがオーダーしてくれた10種類ほどの料理に下鼓を打ち、台湾の温泉ツアーを堪能した。
個人で行くときのネックは中国語が多少なりともできないと不便なことだが、そのあたりは笑顔とジェスチャーで何とか克服できるか。(笑)
日本が大好きな台湾人の許(Hsu)さん曰く、「台南にも遊びに来てください!」とのことなので、機会があれば行ってみるといいだろう。
前述したように台南からなら關子嶺溫泉(Guanziling Hot Spring)も日帰り圏内だ。
台北に比べて物価も安いし、新しい台湾の魅力が発見できるだろう。
嘉義客運(Chiayi Bus) | |
關子嶺統茂溫泉會館(Guanziling Toong Mao Spa Resort) | |
五福園溫泉美食館(Wufuyuan Restaurant) |