今年の3月に行ったアメリカ・メキシコ・ボリビア旅行で同道したみっちーさんが、「今回の旅行で、私の搭乗券には常にSSSSの印字がある。」と言っていた。
これが何の意味なのか話題になることは、海外旅行の猛者が集まると言われる「海外旅行好きサークルwith国際交流」でもほとんどないだけに、このとき一緒にいた私たちも「彼のセキュリティチェックが厳しくなるのね」くらいにしか思わなかった。
実際のところ、彼だけは保安検査場でのチェックが厳しかったらしいのだが、なぜ、彼だけがそうなったのかは誰にもわからなかった。
何しろ、彼は私と同じようにMy Global 留学のボリビアツアー本隊とは米国内は別行動だったから、彼の言ったことを気にする人がほとんどいなかったのだ。
ところが、最近になって、インターネットサーフィンをしていると、このことをブログで上げている人がいたので、あらためて何のことか調べてみることにした。
このSSSSとは、Secondary Security Screening Selection(二次的セキュリティー検査選出)の略で、彼が旅行中に言っていたように、米国内、あるいは米国へ向かう航空機の保安検査が厳しくなる対象者となるようだ。(2017年10月3日 Life Hacker-搭乗券に「SSSS」のマークがあったら覚悟しておくべきこと Life Hacker on September 17, 2017 - What It Means When You Get 'SSSS' on Your Boarding Pass)
それでは、どういう人がこの対象になるのか、米国国土安全保障省(DHS/Department of Homeland Security)や、運輸保安庁(TSA/Transportation Security Administration)のウェブサイトを見ても掲載されていないので、ライフハッカー(Life Hacker)の英文記事にあるように公式に説明されることはないようだ。
とりあえず、この記事や、英国メディアのザ・テレグラフの記事(The Telegraph on 25 September 2017 - The four letters you really don't want to find on your boarding pass)に掲載された理由を挙げると
みっちーさんの場合は、おそらく無作為抽出なのだろうが、2010年の年末から翌年にかけて行ったアメリカ・メキシコ・グアテマラ旅行のときのニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)の税関検査や、2013年のゴールデンウイークに行ったアメリカ・カナダ・バハマ・メキシコ旅行のときのトロント・ピアソン国際空港(Toronto Pearson International Airport)での別室送りを経験している私としては、彼の巻き込まれた「無作為抽出」が、私に降りかかってきてもおかしくなかったのだ。
一応、ライフハッカー(Life Hacker)の記事では、「あまりに何度も追加検査を受けるようなら、リッドレス・ナンバー(Redress Number)の申請を考えてみてもいいでしょう。(If you find it happening often, then you should try applying for a redress number.)」とあるが、DHS Traveler Redress Inquiry Program (DHS TRIP)のページや、PDF版の説明書(DHS Traveler Redress Inquiry Program)を見る限り、万が一、米国の要注意人物リストに同姓同名の人が載った場合には、日常英会話レベルの旅行者にとって、リッドレスナンバー(Redress Number)の申請は荷が重いなと感じるばかりである。
年末が迫ると、ふるさと納税をいくらまですれば、税制上、最も効果的なのか(2,000円の負担でお礼品をたくさんもらえるか)気になる人は多いだろう。
一方で、サラリーマンの中には、納税や確定申告という言葉に拒否感を抱き、全くやらない人も多い。
ところが、サラリーマンはいずれ強制的にリタイアさせられる時がやってくる。
それが定年退職だ。
退職すると、翌年になってかかってくるのが、住民税や国民健康保険料(任意継続被保険者の健康保険料を含む)といった公租公課で、60歳未満の方だと、これに国民年金保険料も加算される。(2018年10月14日-会社を辞める理由一つで雲泥の差がある日本の社会保障)
公務員や大企業のサラリーマンの方は、定年退職の場合、退職金が数千万円単位で支給されるので、それほど負担感はないかもしれないが、それでも数十万円から100万円を超える負担は心が重たくなることだろう。
しかしながら、その負担感を少しでも緩和できる方法の一つが、退職の前年(9月末や年末退職などの場合は同年内)に行うふるさと納税だ。
マネー雑誌など、ふるさと納税を取り上げる多くの記事では、2,000円の負担でお礼品を獲得できることがクローズアップされているが、ふるさと納税の本質は、翌年に課税される住民税の先払いシステムにほかならないからだ。
例えば、ふるさと納税をした人が所得税の確定申告をした場合、寄附金支出額(ふるさと納税額)の合計から2,000円を差し引いた金額に対し、まず、その人の所得税率に応じた還付金が戻り、その残額に対して、住民税の寄附金税額控除(地方税法第37条の2、第314条の7)が行われる仕組みになっている。
つまり、10月14日のコラムで例示した、年収5,167,660円(課税所得金額は1,647,000円、所得税率は5%)のサラリーマンが、ある年に2万円のふるさと納税をした場合、自己負担額が2,000円、残りの18,000円に対して、所得税の還付金は、所得税率が5%の事例なので900円、住民税の寄附金税額控除の基本控除分は1,800円(住民税の所得割の税率は一律に10%)、特例控除分が15,300円となって、合計18,000円が還付(住民税は減額)されるというわけだ。
そして、住民税の寄附金税額控除は、税金そのものを直接減額する効果があるので、本来払うべき住民税が181,100円だったとしたら、17,100円減額されて164,000円になるのだ。(参考:よこはま市税のページ-寄附金税額控除(ふるさと納税)の拡充について)
このとき、給与所得のみのサラリーマンなど、確定申告が不要だと見込まれる人が、ふるさと納税ワンストップ特例制度(申告特例制度)(参考:平成27年3月31日法律第2号 地方税法等の一部を改正する法律)を使った場合、全額が住民税の減額となって返ってくるので、よりいっそうわかりやすいのではないだろうか。
つまり、収入の多い年にふるさと納税をすることによって、退職などで収入減が見込まれる翌年の住民税を減額させるのが、ふるさと納税の効用というわけだ。
さて、サラリーマンの人は10月分の給料をもらい、生命保険会社から生命保険料控除証明書が自宅に送られてくると、いよいよ年末が近づくなというイメージをお持ちになると思うが、今年はふるさと納税をいくらまですれば、税制上、最も効果的なのか(2,000円の負担でお礼品をたくさんもらえるか)気になる人は、各種ウェブサイトのシミュレーションにデータを入れて試算したり、地元の役所の税務担当課に問い合わせたりすることだろう。(参考:ふるさとぷらす-ふるさと納税 控除の目安と限度額の計算方法)
しかしながら、それは昨年のデータであり、今年のものではないはずだ。(昨年のデータで試算するなら勤務先に源泉徴収票の再発行を求めよう)
それでは今年の分をどうやってシミュレートするとかというと、10月までの収支を元に、エクセルを使って推計するしかないのだが、サラリーマン(給与所得者)の場合だと、まずは、1月分から10月分までの月額の税込み給与を足しあげたものを1.2倍し、夏季賞与を2倍したものを加えて、みなし年収とすることから始めよう。
ここから、下表の給与所得控除を差し引いて、年間の所得金額とする。
例えば、年収が500万円だと推計された場合は、給与所得控除の計算式は、500万円×20%+540,000円なので、1,540,000円となる。
参考までに、給与等の収入金額が660万円未満の場合には、所得税法別表第五(年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表)を使用するのだが、年収は確定でなく、推計なので、簡単な方を使いたい。
ここで、個人事業主としての事業所得や、サラリーマン大家としての不動産所得がある人は、それぞれの収支を推計したものを合算すればいいだろう。
次に、所得控除項目である、月額給与の社会保険料控除(健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料)、小規模企業共済等掛金控除(iDeCo/個人型確定拠出年金の掛金)については、1月から10月までの全額を集計して1.2倍し、夏季賞与の分は2倍すればいいだろう。
生命保険料控除と地震保険料控除に関しては、所得税と住民税の控除額に若干の差異があるが、今年新規に加入したものがなければ昨年並み、住民税の人的控除のうち、基礎控除は33万円、配偶者(特別)控除と扶養控除(16歳以上の扶養親族)については、該当者がいればそれぞれ33万円で計算すればいいと思う。
ここで、気をつけないといけないのは、住宅借入金等特別控除や特定増改築等住宅借入金等特別控除は、所得税の税額控除の対象であり、住民税の課税所得金額には算入しないので注意が必要だ。
こうして算出した住民税の課税所得金額に税率10%をかけ(所得割額の算出)、さらに、20%をかけたものが、ふるさと納税寄附金の住民税特例控除の限度額となる。
法的には、ほかにも限度額を計算する上での条件があるが、例え、年収1075万円以上の高度プロフェッショナルであっても、事実上は、この計算式で求められる数値が上限と考えていいと思う。
つまり、この範囲に寄附金支出総額が収まっていれば、2,000円の自己負担で、税制上、最も効果的にふるさと納税ができるというわけだ。
仮に、住民税の課税所得金額が80万円(年収300万円程度)の人のふるさと納税上限額は、80万円×10%×20%=16,000円なので、1万円のふるさと納税を2か所にした場合は、住民税特例控除分が課税所得金額の85%なので、計算上は15,300円の減額となり、上限ギリギリということになる。
もっとも、これはあくまで目安なので、境界線にある場合は、寄附の精神に則り、多少の自己負担は覚悟でやるのもありかと思うが、いかがだろうか。
ふるさと納税に対する税効果の目安 | |||
収入金額 |
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給与所得控除 | *給与等の収入金額が660万円未満の場合には、所得税法別表第五を用いるが、ここでは目安のため以下の計算式で行う。 | ||
給与等の収入金額 (源泉徴収票の支払金額) |
給与所得控除額 | ||
*1,800,000円以下 | 収入金額×40% 650,000円に満たない場合には650,000円 |
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*1,800,000円超 3,600,000円以下 | 収入金額×30%+180,000円 | ||
*3,600,000円超 6,600,000円以下 | 収入金額×20%+540,000円 | ||
6,600,000円超 10,000,000円以下 | 収入金額×10%+1,200,000円 | ||
10,000,000円超 | 2,200,000円(上限) | ||
所得金額 |
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所得控除 |
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**所得税・住民税の 課税所得金額 |
寄附金控除対象額(支出総額-2千円)に対する | ||
所得税還付率 | 住民税基本控除 | 住民税特例控除 | |
195万円以下 | 5% | 10% | 85% |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 10% | 80% |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 10% | 70% |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 10% | 67% |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 10% | 57% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 10% | 50% |
4,000万円超 | 45% | 10% | 45% |
**所得税と住民税の課税所得金額の計算は、人的控除(基礎控除及び地方税法第37条第1号イ、第314条の6第1号イの配偶者・扶養控除等)など各種控除額の違いにより結果が異なるが、あくまで目安のため差異を考慮しない。 |
去る10月7日、フェイスブックコミュニティ「ラーメンを食べる会」のメンバーを中心に、「八王子deラーメン会@みんみんラーメン本店」に引き続き、「旅の情報交換会@高尾山ビアマウント」と盛りだくさんなイベントの休日を過ごした。
この日は、ラーメンを食べた後に、腹ごなしの高尾山ハイキングをしようという趣旨のイベントだったのだが、あまりの暑さにハイキングの前にビールを飲んで乾杯をする始末、それでも健脚を競う他のメンバーの執念を感じながら、私はリフトで途中まで上ることにした。
もっとも、リフトを下りてからは、私も高尾山薬王院での参拝を済ませた後で、山頂まで上ることにした。
引いたおみくじが「凶」だったのと、書かれていた内容があまりにも悪かったので、厄祓いの意味も兼ねてハイキングを敢行することにしたからだ。
そして、このときが最悪のときだったと後から言えるように奮起したいところだ!
ところで、今回の主要な話題はイベントのことでない。
写真の切符にあるように、高尾登山電鉄では、キャッシュレス時代など知るかとばかりに、レトロな改札風景を見られることだ。
私は、昨年の10月に同様のイベントに参加したときに(2017年10月11日-旅の情報交換会 in 高尾山)、その光景を見て、驚きを隠し得なかったことを覚えている。
昭和時代を彷彿とさせる改札鋏を持った駅員が、東京近郊の電鉄会社に存在したこと自体に驚いたのだ。
惜しいのは、昨年も今年もそのような光景を写真や動画に収めていないことだ。
当然ながら、高尾山に上るリフトやケーブルカーの改札は、Suicaを始めとするICカードを使うことができない。
こんなところが、首都圏のほかのところに存在するのだろうか。
今はなき八王子の居酒屋半兵ヱといい(2018年7月8日-八王子の居酒屋半兵ヱは昭和の香りでいっぱい)、もしかすると、東京都西部地区は頑なにレトロな昭和の香りを守り続けるところがあるのかもしれない。
平成29年分(2017年分)の国税庁の民間給与実態統計調査によると、男性正社員の年間平均給与は、約548万円(平均年齢45.9歳、勤続年数13.5年)だったそうだ。(2018年9月28日 日経新聞-民間給与5年連続増 リーマン前と同水準、432万円に)
これが実態を反映しているかどうかは置いておいて、今回はこのデータを参考にして、表題にもある「会社を辞める理由一つで雲泥の差がある社会保障」についてシミュレーションしてみようと思う。
前提条件は、専業主婦の妻と、16歳未満の中学生を1人持つ、年収500万円の男性正社員が会社を退職したと仮定して計算してみた。
まず、失業後の収入だが、雇用保険の基本手当は、離職前6カ月間に支給された賃金(賞与を除く)を180で割った賃金日額が基準となるのだが(従って、会社を辞める直前の半年間は残業手当が多い方が基本手当の受給額も増える)、インターネット上には、簡単に支給予想額がシミュレーションできるウェブサイトがたくさんあるので、このうちの一つを使ってみたい。
私は、シツホというウェブサイトの「失業保険の給付額を計算!直近6カ月間の給与総額で金額が決まる」を使って計算してみた。
6カ月間の給与は、月額給与に残業手当と通勤費を足したものを基準にすると、357,930円×6か月で2,147,580円となる。
年齢は45歳以上60歳未満、勤続年数は10年以上20年未満、最後に、自己都合退職を選択して計算すると、日額手当が6,103円、給付日数は120日間分、総額で732,411円となった。
退職前の手取り収入は、私のシミュレーションによれば、公租公課(所得税・住民税・社会保険料)の負担率が約20%なので、雇用保険の基本手当の受給で賄えるのは約2か月半分の家計収入、節約すれば3か月分となるわけだ。
現実的には、こういった家族の場合は、会社の倒産や解雇等、特定受給資格者となる理由で退職となるケースが多いので、会社都合で引き直すと、基本手当の給付日数は270日分、総額で1,647,926円と一気に増えることになる。
ほとんどの人は、これで一息といったところだろうが、退職した後にやってくるのが住民税と国民健康保険、そして、国民年金保険料の納付書だ。
もちろん、これらの公租公課は離職理由によっては、役所に出向いて申請することによって、納付額が減免されたりするのだが、そうできなかったケースを想定してシミュレーションすると、年間の負担額は、横浜市の場合で、それぞれ住民税が164,000円、国民健康保険料が485,330円、国民年金保険料(2019年度・2人分)が393,840円と、退職前年の年収が500万円あったとすれば、あっという間に負担額は100万円を超えてしまう。
もっとも、住民税の場合は、所得控除や税額控除がどの程度算入されるかで違ってくるが、国民健康保険料の計算には、そういったものはほとんど影響しない。
ちなみに、国民健康保険の代わりに、前職時代の健康保険の任意継続被保険者を選択しても保険料負担はほとんど変わらない結果となった。
要するに、自己都合退職の場合は、雇用保険の基本手当をもらっても、それはほとんどぬか喜びになると言わざるを得ないだろう。
これが会社都合になれば、国民健康保険料が軽減されるのを始め、住民税の減免措置や国民年金の保険料免除・納付猶予が受けられるなど負担の軽減が図られるようになっている。(カードローンガールズ 失業保険のもらい方!4つのコツで多くもらい、国民健康保険料も軽減)
つまり、これらの社会保障政策は自らの意思によらない失職をサポートするものだと言われればそれまでなのだが、あまりにも大きな差だと言える。
もし、会社を辞めざるを得ない理由が、特定受給資格者や特定理由離職者(参考:知らないと損する雇用(失業)保険-離職理由コード)に該当する可能性があるなら、意地でも勝ち取ることが必要だろう。
なお、会社が実施する早期勧奨退職募集の際は、応募者が特定受給資格者の「事業主から直接若しくは間接に退職するよう勧奨を受けたことにより離職した者 (従来から恒常的に設けられている 「早期退職優遇制度」 等に応募して離職した場合は、 これに該当しない。)」のカッコ書きに該当すると会社が判断すれば、離職理由が自己都合退職になるので、あらかじめ確認した方がいいだろう。
さて、離職理由にかかわらず、雇用保険が受給できる期間は、原則として離職した日の翌日から1年間であるが、自己都合退職の場合は、雇用保険の基本手当の給付日数は最大で150日分なので、失業給付を受給しなくても生活が成り立つのであれば、最初の3か月は申請せずに、転職活動を進めてみるのも一つの手だ。
つまり、待期期間の3か月を入れて半年間は無収入になるが、その間は家族(親や配偶者)の健康保険の被扶養者になれる可能性もある。
さらに言うなれば、失業給付を受給せずに、1年以内に雇用保険に加入できる職に就いた場合は、その期間を通算することができるからだ。
一応、参考までに、雇用保険の対象外である一般職の公務員の方や、失業給付を受給しないことを選択された方には、私が2014年3月30日付で掲載した「早期リタイア後の生活を考える(3)」もご覧いただくといいだろう。
シミュレーションで使用した退職前年の給与 | ||
月額給与 | 250,000 | - |
月額残業手当(125/100、45時間分) | 87,930 | 時間単価=月額給与÷20日÷8時間(1円未満はすべて切り上げ) |
賞与(年2回、4.45ヵ月) | 1,112,500 | 2018年度人事院勧告 |
通勤費(月額) | 20,000 | 所得税・住民税の収入金額には不算入 |
収入金額(名目年収) | 5,167,660 | - |
給与所得控除 | 1,576,460 | サラリーマンのみなし必要経費(所得税法別表第五による) |
所得金額 | 3,591,200 | - |
社会保険料控除 | 825,594 | 標準報酬月額:360,000円(通勤費20,000円含む) |
小規模企業共済等掛金控除 | 240,000 | iDeCo(個人型確定拠出年金)掛金 |
生命保険料控除 | 100,000 | 住民税の控除額は70,000円 |
寄附金控除 | 18,000 | ふるさと納税:住民税は課税標準額に不算入(税額控除対象) |
配偶者控除 | 380,000 | 住民税の控除額は330,000円 |
基礎控除 | 380,000 | 住民税の控除額は330,000円 |
所得税の課税所得金額 | 1,647,000 | 千円未満切り捨て |
住民税の課税標準額 | 1,795,000 | 千円未満切り捨て、所得税との人的控除の差は税額控除で調整 |
国民健康保険料の基準総所得金額 | 3,261,200 | 所得金額-住民税の基礎控除額(330,000円) |
先月のアジア4か国(タイ・ブータン・マレーシア・インドネシア)旅行で、マレーシアに寄った理由の一つは、ジョホールバル(Johor Bahru)でロングステイをしている友人に会いに行くことだった。
そこで、バンコクからジャカルタへ行くのにクアラルンプールを経由して行きたいためにマレーシア航空(Malaysia Airlines)を使ったのだが、そこからジョホールバル(Johor Bahru)まではエアーアジア(Air Asia)に乗ることになった。
ただ、ジョホールバル(Johor Bahru)にはわずか1泊しかしないので、とんぼ帰りになる予定だった。
それに、エアーアジア(Air Asia)は、原則として、機内持ち込み手荷物(Cabin Baggage)のほかに、受託手荷物(Checked Baggage)があると別料金を取られることになっているので、わずか1泊のために大きな荷物を運ぶ必要はない。
そこで利用したのは、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)の手荷物預かり所(Luggage Storage)(2018年6月1日から適用-6%のGST廃止後の新料金)だった。
言うなれば、2011年のゴールデンウイークに読んだ高城剛氏の「サバイバル時代の海外旅行術」の中に書かれていた21世紀の新しい旅行スタイルである「ハブ&スポーク」モデルをようやく実現するに至ったというわけだ。
しかしながら、荷物預け料金は6%の消費税(GST/Goods and Services Tax)廃止後の新料金でも意外に高く、私のスーツケースはミディアムサイズ(60cm×42cm×25cm)で、2日(24時間を超え48時間以下)預けると56リンギット(1,510円)払わなければならなかった。
ちなみに、エアーアジア(Air Asia)で15kgまでの荷物を預けたとしたら、最安値(チケット予約中に同時予約/during initial
booking)の場合で、往復50リンギット(1,350円)の追加料金という試算なので、私の場合は、クアラルンプール国際空港で荷物を預ける意味は、身軽に動けることを除けば、ほとんどなかったと言えよう。
荷物を預けたもう一つの理由は、マレーシア航空(Malaysia Airlines)の発着するターミナルと、エアーアジア(Air Asia)のターミナルは違うからだ。
KLIAからKLIA2(又はその逆)へ行くには、10分毎に運行されている無料のターミナル間連絡バス(Free Shuttle Bus)に乗るのが最も便利だ。
このほか、片道2リンギット(50円)払ってKLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)に乗る方法があるので、乗り場がわかりやすい方を選ぶといいだろう。
ところで、KLIAからKLIA2(又はその逆)への移動に際してどのくらいの余裕を持てばいいのか。
私は今回の経験から、突発的な飛行機の大幅な遅延がなければ、3時間あれば乗り継ぎは可能だと思っている。
往路は、2時間半しか間隔がなかったのに加え、ジャカルタからのマレーシア航空(Malaysia Airlines)726便の到着が30分遅れて肝を冷やしたものだ。
しかも、朝の8時で入国審査場が空いていたことと、ビジネスクラスによる荷物の優先というアドバンテージは、エアーアジア(Air Asia)のチェックイン時のトラブルで帳消しになってしまったが、総合的に見て、普段でも3時間あれば問題ないだろう。
復路は、KLIA2からKLIAへ移動だったが、3時間の間隔があったことに加え、マレーシア航空(Malaysia Airlines)のチェックインも、出国審査もスムーズだったので、サテライト(satellite)に移動してプラザ・プレミアム・ラウンジ(Plaza Premium Lounge)でブランチを取れるほど余裕があった。
前出のチェックイン時のトラブルというのは、エアーアジア(Air Asia)のオンラインチェックインのし忘れで、わざわざ並んで、カウンターでやろうとしたら、チェックイン機でやれと言われて押し問答になったというわけだ。
今回の旅行では国を跨ぐ移動が多く、それぞれの国での滞在日数も少ないため、中国聯通(China Unicom)アジア8か国利用可能プリペイドSIM(1,050円)を事前に購入しておいたのだ。
ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港(Jakarta Soekarno Hatta International Airport)で暇を持て余していたときに、オンラインチェックインをやっておけば何の問題もなかったのだが、こういうこともあるので、LCC(Low Cost Carrier=格安航空)に乗るときには気をつけよう。
先月行ったばかりのアジア4か国(タイ・ブータン・マレーシア・インドネシア)旅行、その途上のジャカルタ(CGK: Jakarta)からクララルンプール(KUL: Kuala Lumpur)までは、マレーシア航空(Malaysia Airlines)を使うことになっていて、出発が早朝の午前4時25分発ということもあって、この区間だけビジネスクラスへのアップグレードオファー(MHアップグレード)を申請しておいた。(2018年9月10日-マレーシア航空のMHアップグレード(MH Upgrade)にトライしてみた)
入札金額は、120USドル(13,430円)、その金額でも私がオファーを出したときには、Strong(優勢)の表示がされていた。
結果は48時間前にメールで来ると書かれていたので、ジャカルタに滞在中に来る予定だった。
その後、私は出国したのだが、マレーシア航空(Malaysia Airlines)からは、ほかの区間もアップグレード申請してくれとか、オファーした区間の入札金額を積み増ししてくれなど、毎日のように英文メールが来ていた。
これだけ人気がなければ、落札できるのではないかと思っていたら、搭乗3日前(9月15日)の未明に、オファーしたMH726便が、ビジネスクラスにアップグレードされたというメールが届いていた。
そうなると、気になるのは、チェックインカウンターがいつ開くのかというのと、早朝の出発便に対応した第3ターミナルのビジネスラウンジがあるのかというところなのだが、ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港(Jakarta Soekarno Hatta International Airport)は、それほど深夜の時間帯にフライトが頻発しているわけではないので、あまり期待はできなかった。
ちなみに、MHアップグレードを利用した場合、加算されるマイル数はアップグレード前のエコノミークラスで計算される(積算マイル対象外運賃の場合はゼロ)ようなので、そちらは期待外れのようだ。
そして、当日、空港に到着したのは深夜の1時過ぎ、第3ターミナルにあるマレーシア航空(Malaysia Airlines)のチェックインカウンターには誰もいなかった。
もしかすると、ラウンジで仮眠が取れることを期待したのだが、しばらくは、チェックインカウンター前のソファーで休むしかない。
余ったインドネシアルピアの再両替は、唯一開いているバンク・ネガラ・インドネシア(BNI/Bank Negara Indonesia)の両替所でできるようだったが、あいにくとスタッフが休憩中で、ジャカルタでは両替できなかった。
チェックインカウンターが開いたのは2時半、出国審査場は3時で、制限エリア内に入ったのはその後だった。
そこで指示されたビジネスラウンジはサファイアラウンジ(Saphire Lounge)、さすがに午前3時なので、ほとんど人がいなかった。
もっとも、このラウンジならプライオリティパス(Priority Pass)保有者(ダイナースカードは不可)でも使えるので、エコノミークラスの利用者は覚えておくといいだろう。
ちなみに、プライオリティパス(Priority Pass)のウェブサイトでは、午前4時から利用可能とあるが、プラザ・プレミアム・ラウンジ(Saphire-Plaza Premium Lounge)のウェブサイトでは、24時間営業とあり、実際、午前3時過ぎでも開いていたので、私も利用することができた。
もしかすると、ビジネスクラスのチケットでないと、0時から4時までは利用できないかもしれないが、そのあたりは確認が必要だろう。
ジャカルタ・スカルノ・ハッタ国際空港(Jakarta Soekarno Hatta International Airport) | |
マレーシア航空726便 |
去る9月9日、まだ8月の猛暑の余韻が残る中、ラバ吉(Lovers Kitchen)の「夏の極上バーベキューパーティー」が東京夢の島マリーナにあるイーノの森BBQステーションで開催された。
ここは、「手ぶらでBBQ 」でセールストークなのだが、私たちは、シェフのあらっきーが厳選した食材に、絶品のワインを堪能するために、集まったのだ。
私がここに来るのは、昨年7月のVACATIONS BBQ IN 東京夢の島マリーナ以来のこと、このときも絶好のアウトドア日和だったのだが、この日も素晴らし天気だった。
やはり、キャンプとかBBQようなアウトドアのイベントは、暑い中でビールを飲みながら歓談するに限るだろう。
ちなみに、この日は、定番の肉料理以外に、なぜかスペイン風のパエリアまで登場、さすが元料理人が腕を振るうので、一般のバーベキューイベントは違う。
ところで、イベントの方は、10時から始まり、14時に解散になったのだが、ここで帰ることにした私は、何とJR京葉線のトラブルに巻き込まれてしまった。
こんなことなら、ほかの人たちと二次会に行くべきだったかな。(2018年9月9日 朝日新聞-京葉線、一部終日で見合わせ 「夢の国から出た途端・・・」