9/4(Sun) | インスブルック 6:48-(ÖBB)-7:22 イエンバッハ 7:50-(Zillertalbahn)-8:47
マイヤーホーフェン9:55-(BUS)-10:40 ヒンタートゥックス 氷河(Hintertux Glacier)見学(by Cableways) ヒンタートゥックス 15:20-(BUS)-16:05 マイヤーホーフェン 17:20-(Zillertalbahn)-18:13 イエンバッハ 18:20-(ÖBB/IC516"Planai")-18:40 インスブルック |
宿泊先 | Pension Stoi / 660AS (\7,260) per night |
[booking sites for you / TIS Cover (英語) Booking.com (英語・日本語)] | |
諸費用 |
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関連サイト |
インスブルックは、「青い空に突きささるように、ひときわ高く聳える雄大な氷雪をいただく峰々、緑の針葉樹に覆われた山並み、谷合いのなだらかな牧草地には花が咲き乱れ・・・」という美しい大自然を臨むアルプスのまっただ中である。
ここからは、東西南北どこへ行ってもアルプスの雄大な自然を眼前にすることができるのだが、私たちの予定は、ここに到っても全く白紙状態であったと言ってよかった。
ちなみに、オーストリア政府観光局(Austrian National Tourist Office)の資料「Tirol」と「地球の歩き方」の別冊、「ヨーロッパアルプスを歩く」に、"Thomas Cook European Timetable" を付け合わせると、以下のいずれかということになるのだが、いずれにしろ、バスやローカル線を使わざるを得ない、これらの地域には、「日本人旅行者のバイブル」が当てにならないことも多いので、結局は、ほとんど行き当たりばったりで行動せざるを得なくなるだろう。
この中のプランのいずれも、私としては捨てがたかったのだが、結果的にはちょっとした運命のいたずらで一番のプランを選択することになったのである。
まず、一番大きな要因は、手荷物預かり所(Gepäckaufbewahrung=ゲベックアオフベファールング)が開いていたことだ。
これがないとホテル探しから始めないといけなくなる。
それと、「地球の歩き方」におんぶにだっこ旅を卒業しつつあったということも大きい。
そうでなければ宿も取ってないのに観光へ行くなんていう選択肢は生まれなかったに違いない。
かくして、旅の経験が、観光案内所 さえ開いている時間(9:00-22:00)に帰ってくれば!という余裕を生んだのだ。
かくして、今回は、今までの常識(!?)を覆し、今晩のホテルの確保をする前に、現地の時刻表で発見したばかりの6時48分発ヴェルグル(Wörgl)行きの普通列車に飛び乗ってしまったのだ。
もちろん、こんな短距離の普通列車が日本人旅行者のバイブルである"Thomas
Cook European Timetable"に載っているはずもなく、一種のアドリブ(!?)で乗ったのだ。
もちろん、列車の経由地の確認だけはしたが・・・
結果的にはバイブルに載っている、7時2分発のインターシティ(Inter-City Trains)に乗っても、イエンバッハ(Jenbach)到着は、同時だったにしろ、旅費が浮いたのとアドリブで動く楽しさを味わえたことは大きな収穫だったに違いない。
インスブルックを出発した普通列車の車内は、日曜の朝ということもあって、気忙しさが感じられない。
これが、平日だったりすると通勤客や通学客がいたりして多少は違う雰囲気があるかもしれない。
また、懸念された天気は、車窓から見える後方の山合いから太陽が顔を出しており、問題なさそうだ。
7時50分発のツィラタールバーン(Zillertalbahn)の列車は、駅の引き込み線のようなところに停車している。<ツィラーバレーの列車及びバスの時刻表(1994.9現在)>
編成も短く、これから先は完全に山岳のローカル線であることが、誰の目にもわかる。
標高 630mのマイヤーホーフェン(Mayrhofen)まで約1時間、次第に迫り来るツィラタール(Zillertal)の景観に期待を膨らませながら旅をすることになる。
こうしたローカル線の車窓の景色を見ながら旅をするというのも鉄道旅行の面白味であるに違いない。
マイヤーホーフェン(Mayrhofen)は、みずみずしい緑の谷、白銀に光るアルプスの峰など、チロルの渓谷の女王ともいえる自然美と牧歌的な詩情に溢れるツィラタール(Zillertal)への拠点となるところだ。
ここから先のトゥクサータール(Tuxertal)などへは、さらにバスやロープ・ウェイを乗り継いで行くことになるのだが、情報については現地調達の英文パンフレットがあるのみで、天下の(!?)「地球の歩き方」でもここまで来ると、ほとんど情報はない。
それでも、手軽にアルプスの展望を楽しむなら、町中のハウプト通り(Haupt
Straße)沿いのロープ・ウェイ乗り場からペンケンバーン(Penkenbahn)かアホーンバーン(Ahornbahn)
に乗れば良いことがわかる。
しかし、現地のパンフレットを見る限りにおいて、一番標高の高いところへ行くには、ヒンタートゥックス(Hintertux 1,500m)行きのバスに乗り、さらにロープ・ウェイに乗り継いで、オルペラ(Olperer
3,476m)へ登るルートとなっているようで、これを見過ごす手はない。
ちょうどいい時間のバスは、9時55分発のものなので、空いた時間を朝食兼散策ということにする。
このバスは、到着する列車に接続するように運転されているので、現地の人のようにスムーズに乗れれば、1便早い8時55分発のバスに乗れたのだが、これは欲張り過ぎというものだろうか?
とりあえず、レストランかカフェを探しに町へ出たのは良いが、朝食が食べられるところは全くなく、スーパー・マーケットさえ日曜ということで、午前は休業のようである。
もちろん、ここには「コンビニ」も「マック」も「吉野屋」もないのであるが、こんなヨーロッパの田舎で「24時間働き続ける日本人サラリーマンの有難み(!?)を味わうことになろうとは・・・
こんなわけで、朝食を調達できたのは、バスの出発前に再度立ち寄った駅の売店となってしまったのだ。
三角破風の屋根にトンガリ帽子の風見をいただく、といったチロル風の家屋が目立つようになり、谷合いのなだらかな牧草地には花が咲き乱れている。
約45分の間、このような風景をバスの車窓から見ながら私たちは目指すヒンタートゥックス(Hintetux)に到着した。
ここには万年雪や氷河が陽光に輝くアルプスの山々をバックに、山麓では牛の放牧が行われているという、のどかな風景が目の前に繰り広げられている。
こんなところで2〜3日ゆっくりするのもいいかな?と思えるほど時間を感じさせないところだ。
これらの風景をカメラに収めると、いよいよ目指すオルペラ(Olperer 3,476m)へ行くべく、ロープ・ウェイのチケットで最高峰まで行けるもの(Gefrorene
Wand U)を買う。
まあ、ロープ・ウェイといっても、実際の感覚はスキー場で乗るゴンドラそのもので、途中からはリフトになってしまうので、1日リフト券といった感じで買うようなものである。
もちろん、ここはスキー・フリークなら夏スキーも楽しめるという「スキーリゾート」なのだから、リフトやゴンドラで上に行くのは、当然と言えば当然である。
そして、途中に立ち寄ったレストラン(Restaurant Sommerbergalm 2,080m)
では、まるで海岸のようにデッキチェアーが並べてあり、「スキーをするより雪景色でも見ながらビールでも飲んで下さい」と言わんばかりの状態である。
ここでは、「朝一番からリフト終了まで、ガンガン滑る」という人は、ほとんどいないのかな?とも思う。
まあ、1週間程度は滞在するのだから、あまりあくせく滑る必要もない、という説もあるが・・・
そこで、私たちも「郷に入っては郷に従え」とばかりに、ビールを買い込みテラスへ行くのだが、さすがに今は夏場ということもあって、標高が低いところは、ところどころ土が露出しているようだ。
従って、ここより下はハイキングコースともなっているようで、山歩きを楽しんでいるヨーロッパ人をちらほら見かけることができる。
本当なら「寝不足解消(!?)」のために、私たちもデッキチェアーで、グーグーと寝たいところだが、そこは宿泊客である欧米人と、日帰りしなければならない私たちとの差で、あまりゆっくりもできない。
何と言っても、ここでの実質滞在時間は、約4時間余りということになりそうだからだ。
ちなみに、ここでも「ビールのつまみ」になりそうなものがあるが、おいそれと買うわけにもいかない。
なぜならば、ウィーンのホイリゲ(Heurigen)の二の舞は避けたいからね〜
レストラン(Restaurant Sommerbergalm 2,080m) からリフトを3本乗り継ぐと、氷河見物と夏スキーの氷河スキー場(Gefrorene
want Grat U=ゲフローネ・ウ゛ァント・グラート・ツウ゛ァイ 3,100m) である。
ここまで来ると、あたりは一面の雪景色となり、スキーヤーもちらほら見かけることができる。
一応、私たち以外の全員がスキーウェアを着用しているので、今が夏であることを忘れそうである。
しかし、夏であることが事実であるのは、上着を脱いでTシャツになると納得がいく。
ほとんど風がないので、寒くないというのも当然にあるが、当地を紹介しているパンフレットなどに載っている、「ビキニの水着でアルプスの夏スキーを楽しむ金髪ギャル」というのも、いても不思議でないような気がするほどのポカポカ陽気でもある。
ここでの私たちの目的は、素晴らしいアルプスの山々の景観を満喫することだから、自分自身の目と同時にカメラの目も向けることになる。
そこに前述のような「水着美人」でもいれば、最高なのだが、それは後日満喫する予定になっているから、そこまで贅沢を望むのは止めておこう。
アルプスの景観を満喫した私たちは、ここから再びリフトを使って下界へ下りることになる。
あと3ヵ月もすれば本格的なスキー・シーズンが到来するアルプス、夏スキーができるとはいえ、リフトは上下線とも当然ながらガラガラである。
ヨーロッパ人は、今の季節、どちらかと言えば地中海の太陽を求めて行動している人の方が多いはずだからね〜何も無理して雪質の悪い時期にスキーをしなくても!と考えている人も当然多いだろう。
ツィラタールバーン(Zillertalbahn)には、5月29日から9月24日までの間、1日に2往復のSLが運転されている。
マイヤーホーフェン(Mayrhofen)発は、12時47分と17時の2本で、私たちもタイミング的には17時発の列車に乗れたのだが、SLは私たちが持っているチケットだと追加料金が必要になるのだ。
かと言って、車内で特別なサービスがあるわけでもなさそうなので、ここは見るだけ!ということで、次の17時20分発の列車で帰ることにした。
これだと、先行していたSLをカルテンバッハ(Kaltenbach)で追い抜き、20分早くイエンバッハ(Jenbach)に到着できる。<ツィラーバレーの列車及びバスの時刻表(1994.9現在)>
そして、その私たちの列車に途中から日本人の家族連れが乗ってきた。
聞くと「途中までSLに乗っていてここで早く着く列車に乗り換えた。」そうだ。
こんなところでも日本人に会ってしまう!
う〜ん、さすがとしか言いようがないね。
当然、相方もそう思っていただろうね〜
イエンバッハ(Jenbach) 到着は18時13分、ここからは18時20分発のインターシティ(Inter-City
Trains)に乗り換えるのだが、チケットを買う時間がないので、そのまま乗ってしまう。
ここで、私たちが幸運だったのは、この列車がグラーツ(Graz)から来た列車で、次のインスブルックで終点だったことで、しかも車内は混雑していたので、検札はなし!
おかげで往路でかかった運賃が、そっくり浮いたことになった。
インスブルックの観光案内所で紹介されたホテルは、何と「地球の歩き方」にも載っていたシュトイ(Pension Stoi)である。
このガイドブックに載っているホテルは、どちらかと言うと貧乏旅行者の主観で記事が構成されている感があるので、あまり期待はしていなかったのだが、ここは当たりに属するホテルだったようだ。
後は、今朝もろくも破損してしまったシェイバーの替刃(Rasierklinge=ラズィーアクリンゲ)を買いに行くのと、夕食を取りに市街へ行くことになるのだが、私の持っていたシェイバーが、ドイツブランドの"BRAUN"でなく、日本ブランドの"HITACHI"だったことが災いして、買うことができなかった。
仕方がないのでスーパー・マーケットで買った、超安物の使い捨て剃刀とシェービング・ジェル、その切れ味のあまりの良さ(!?)に私は今後ずっと苦労するのだった。
9/5(Mon) | インスブルック市内観光 インスブルック 13:02-(ÖBB/IC562"Bregenzerwald")-15:44 ブレゲンツ 15:47-(ÖBB)-15:58 リンダウ |
宿泊先 | Gasthof Stift / 166M (\10,790) per night |
[booking sites for you / Germany Hotels (英語) Booking.com venere (英語・日本語)] | |
諸費用 | ÖBB / IC(Inter City)562-Bregenzerwald (2等車): 296AS=\3,260 |
関連サイト | 欧州総合リンク オーストリア ドイツ インスブルック ボーデン湖 |
午前8時からやっている市内のスーパー・マーケットは利用価値が大である。
もちろん、私たちがここへ行ったのは朝食の調達であるが、ただ食料品を売っているだけではなく、即製のサンドウィッチを作ってもらえるというのが嬉しい。
ところで、今日の予定については、午前中は市内観光とshoppingで決まりだが、午後の移動で、どこまでチューリヒに近づくか?というのが、これまた1つの悩みである。
つまり、9月7日のチューリヒ発15時40分のスイス航空(SR)=現在のスイスエアーラインズ(LX)750便に間に合うようにし、しかも明日1日を有意義に過ごせるようにプランを立てなければならない。
昨日は行き当たりばったりに列車に飛び乗った私たちだが、今日は"Thomas
Cook European Timetable"とにらめっこをする必要がありそうだ。
ちなみに、私がこのとき計画していたプランは下記の通りである。
インスブルックの見どころは、イン川のそばの旧市街に集中しており、私たちが観光に行ったのも、その界隈である。
まずは、マリア・テレジア通り(Maria Theresien Straße)の南端にある、凱旋門(Triumphal Arch/Triumphpforte)へ行く。
これは、マリア・テレジア(Maria Theresia)の第二皇子とスペイン王女の婚儀を祝うと同時に、ほぼ同時に逝去した彼女の夫の死を悼んで1765年に建てられた石の門である。
そのため、門の南側には「生と幸福」、北側には「死と悲しみ」のレリーフが刻まれているという。
と、いうことらしいが、ここの写真を撮り終えると、疾風のように次へと向かうのだった。
次は、凱旋門(Triumphal Arch/Triumphpforte) からマリア・テレジア通り(Maria Theresien Straße)を北上したところにあるアンナ記念柱(St
Anne's Column/Annasäule) を見る。
1706年のスペイン継承戦争の際に、町に侵攻したバイエルン軍の撤退を記念して建てられたという、聖母像を頂く、約13mの石柱がこれだ。
と、いうことで、ここも当然ながら、まるでパックツアーのバス旅行のように写真を撮ったら終了である。
今日の観光日程の前半のハイライトは、ヘルツォーク・フリードリヒ通り(Herzog-Friedrich Straße) にある、金の小屋根(Golden
Roof/Goldenes Dachl)である。
ここは、インスブルックのシンボルとなっている、16世紀の後期ゴシック様式の建物で、5階建ての建物の小屋根を飾るのは金箔が輝く
2,657枚の銅板である。
また、夏期の日曜日(つまり昨日)は11時30分から、バルコニーで中世音楽のコンサートが開かれる、とのことなので、少し惜しい気もしたが、まあこればかりは致し方ないだろう。
まあ、ざっとこんな感じであるが、インスブルックというところは、中世以来ハプスブルク家ゆかりの都として繁栄したところらしいが、その名残が今もそのままあるような印象を受けるようだ。
もちろん、周囲の建物もその雰囲気に同化するような形で作られているということも、大きな要因となっているに違いない。
また、ここは世界的なウインター・スポーツのメッカでもあるので、スキーツアーの拠点としてはもとより夏のアルプス観光の拠点としても捨てがたいものがあるようだ。
いずれにしろ、あとわずかな時間しかここに滞在できないのは、非常に残念なことであるのは確かだ。
今日の観光日程の後半、と言っても時間的に最後となるだろうが、行ったところは王宮(Hofburg)に隣接している、宮廷教会(Hofkirche)に、共通チケットで入場できるチロル民族芸術博物館(Tiroler
Volkskunstmuseum)である。
宮廷教会(Hofkirche)は、白い建物自体はゴシック様式、ポーチ部分がルネッサンス様式になった、16世紀建造の廟となっており、チロル民族芸術博物館(Tiroler Volkskunstmuseum)は、その名の通り、チロル地方の文化と生活様式を紹介する博物館となっている。
と、いうことだが、実のところ内部にチケットを買って入ったのは友人だけで、私は入口のチケット売場の前のベンチで、シェスタ(siesta=昼寝)をしていたので、感想については残念ながら書きようがない。
さて、これにてインスブルック滞在は幕を閉じるわけだが、ここからどうしようか?
迷うところだったが、結果的にはプラン2になった。
実はここらの景観を楽しみながら鉄道旅行するならプラン1にすべきなのだが、私の場合、どんな列車に乗ろうがビールを飲んで寝てるだけなので、同じなのであった。
13時2分発のIC(Inter City)562"Bregenzerwald"号 に乗った私たちは、駅で買いこんだビールを開けてさっそく乾杯をする。
2等車とはいえ、IC(Inter City)は座席が、コンパートメントになっているため、定員の半数以下で占領できれば、簡易寝台にして、グーグー寝ていける代物になっている。
もちろん、ここに他の乗客が入ってくると快眠が妨害(!?)されてしまう。
これをされないためにどうするか?
コンパートメント内に乾ききらないパンツなんかを干しておくのだ。
こうすれば恐れをなして誰も入ってこないだろう。
ただでさえ、ヨーロッパ人から見れば私たちは外人グループなんだから・・・
でも、変な知識を彼らに植え付けたかもしれない。
「日本人は列車でパンツを干す!」
列車は"Thomas Cook European Timetable"の景勝ルートとして紹介されている路線<インスブルック(Innsbruck)−フェルトキルヒ(Feldkirch)>を走っているだけあって、車窓からは綺麗なアルプスの山並みが遠目に見える。
停車する駅も、景勝地であるエッツタール(Ötztal)、ランデック(Landeck)、サンクト・アントン・アム・アールベルク(St. Anton am Arlberg)を縫うように止まる。
もちろん、これらの景色も起きていてこそ、見れるのであって、途中で寝てしまった私たちは、その半分も見ていなかっただろう。
終点のブレゲンツ(Bregenz)到着は15時44分、オーストリア領はここで終わりとなり、ここから普通列車に乗り換えてリンダウ(Lindau)に行くと、そこはもうドイツ領である。
もちろん、国境を越えるので、パスポート検査もあるのだが、西欧諸国間の検査は乗車券の検札と同じ程度に簡単なもので、ただ見るだけであった。
リンダウ(Lindau)は、ベルヒテスガーデン(Berchtesgaden)から約 250kmにわたって伸びるアルペン街道(German Alpine Road)の終点のボーデン湖(Lake Constance/Bodensee)の東に浮かぶ小さな島の上の町であり、陸地とは堤防と橋によって結ばれている。
島と陸地を結ぶ橋を通って来た普通列車を降りた私たちは、さっそく島内のパンフレットをもらうために観光案内所(open
: Mon-Fri 8:00-18:00, Sat 9:00-12:00)に行く。
島内をぶらぶらして見つけたホテルは、ドイツ式旅籠(はたご) とも呼ばれるガストホフ(Gasthof=1階がレストランで2階以上がホテル)のシュティフト(Stift)というところで、やはりリゾート地ということなのか、今までと比べると、若干高めかな?という印象は否定できないようだ。
また、港の防波堤に立つ Lion Jetty (Bavarian Lion) (ライオン像)、どこかで見たような!と思ったら、昨年行ったシンガポールのマーライオン公園(Marlion
Park)にも同じようなものがあったかな?