12/30(Mon) | ジャングル1日ツアー(クロントム温泉、エメラルドプール、タイガー・ケーブ・テンプル)(さくらツアー) |
宿泊先 | Aonang Cozy Place / US$190 (19,760JPY) per night |
[booking sites for you /agoda.jp Booking.com (英語・日本語)] | |
諸費用 | ツアー代金: 1,200B=3,840JPY |
関連サイト | アジア総合リンク タイ クラビとピーピー島 |
この日は昨日の朝、バンコクを出発する前に急遽予約した、温泉&寺院巡りのツアーに参加した。
このツアーはクラビ(Krabi)に初めて来た2011年3月にも参加しようとしたものだが、このときは島巡りを優先したので、叶わなかったものだ。
今回は中2日あるので、1日はビーチ、もう1日は史跡巡りというプランが可能になった。
ただ、今回の最も大きな問題は、バーン・バンダレイ・ホテル(Baan Bandalay Hotel)をチェックアウトしないといけないこと、10時にならないとフロントマンのウィー(Wee)が来ないので貴重品を預かってくれる場所がないこと、そして、ツアーから戻ったときに代替のホテルが確保されているかわからないことだった。
特に貴重品は、ホテルに預ける荷物に入れるか、外に持ち出すか選択に迷ったが、ホテルの預け荷物に鍵をかけて外出することにした。
ツアーのミニバンが迎えにきたのは1時間遅れの9時半過ぎ、日系旅行社で申込みしたにもかかわらず、日本人の参加者はあいにく私1人だけだった。
年末年始休暇中とはいえ、クラビ(Krabi)へ来る日本人が元々少ない上、それほどメジャーではないツアーでは致し方ないだろう。
クロントム温泉(Klong Thom Hot Spring)に到着したのは10時半、ここでの滞在時間はわずか30分だ。
水着を着こんでいるとはいえ、わずか30分では水遊びを楽しむ余裕までなく、写真を撮るだけで精いっぱいだった。
クロントム温泉(Klong Thom Hot Spring)の次はエメラルド・プール(Emerald Pool)に行く。
ここでは1時間滞在できるので、水遊びも楽しめるが、山道を往復する時間が30分ほどかかるので、実質的にここにいられるのは30分くらいか。
それでも広々としたプールの中で泳いだり、山道の景色を楽しんだりできるので、ツアーでもそれなりに満足できるかと思う。
サクラツアーでの車のチャーターの場合、先ほどのクロントム温泉とエメラルド・プールを合わせて7時間までの料金計算(2,800バーツ=8,960円)なので、移動に3時間、昼食などが1時間とすれば、双方の滞在時間は3時間程度になろうか。
2人以上で来ている場合、タイガー・ケーブ・テンプル(Tiger Cave Temple)に行くのを別の日にするなら、車のチャーターもお勧めと言えよう。
リムファ・ファームヴィル(Rimpha Firmville)で昼食を取った後、午後のプログラムとなるタイガー・ケーブ・テンプル(Tiger Cave
Temple)へ行く。
ここでは1時間半滞在できるが、1,237段の参道は思ったよりもきつい。
途中には数匹の猿が待ち構えていて、隙あらば餌をもぎ取ろうと狙っているので、油断ができない。
私の前にいた外国人女性はペットボトルの水を奪い取られて悲鳴を上げていたほどで、スナック類など食べ物を持参するのは論外というレベルだ。
ガイドからはなるべく手ぶらで行くように言われるが、さすがに水まで持たないで上るのはしんどかった。
私はここに来る2か月前に香川県の金刀比羅宮に行った(2013年10月-松山城・坊っちゃん列車とこんぴらさん)が、ここの御本宮までが785段だったので、それよりも500段も多かったことになる。
季節的には乾季でしかも比較的快適な時期だったので良かったが、ここに来るのは11月から2月まで、それ以外の季節にはとても来れないだろう。
私としては寺院巡りと温泉巡りを逆にして欲しかったというのが正直なところだ。
すべての日程が終了してバーン・バンダレイ・ホテル(Baan Bandalay Hotel)に戻ったのは午後5時過ぎだった。
本来なら、ここで何事もなく部屋に入り、シャワーを浴びて夕食へ、となるはずだったのが、今回はそうではなかった。
ホテルに帰ってきた私の顔を見ると、フロントマンのウィー(Wee)はちょっと待って、と言い、女声で何本かどこかに電話をかけ、代わりの部屋は見つからないと抜かした。
こんなヤツを信じた私がバカだったと悟ったのはこのときだった。
このオカマ野郎(faggot)と心の中で罵った。
結局、ド繁忙期で宿なし危機下にあるにもかかわらず、あるいは、だからこそ、私の代わりのホテルを探す気など全くなかったのだ。
しかも、ヤツは8時までどこかの空き部屋でシャワーを浴びて、話はそれからだ、と言う。
バカも休み休み言って欲しいものだ。
8時になって、予定通り満室になれば、私は宿なしだし、第一、誰かが実際にキャンセルしたわけではないのだ。
私はウィー(Wee)にパソコンを貸せと言うと、その場でアゴダ(agoda)にアクセスし、クラビ(Krabii)のホテルを探した。
アオナンビーチ(Aonang Beach)界隈で、当日(30日)と翌日(31日)と連泊できるのはわずか2カ所、しかも安い方のアオナン・コージー・プレイス(Aonang
Cozy Place)で1泊US190ドル(19,760円)もする。(普段はそれほど高くないはずだ)
私には選択の余地などなかった。
私はホテルの予約画面を見せると、今すぐ金を寄こせ、と手を出した。
ヤツは慌てふためいて、バーン・バンダレイ・ホテル(Baan Bandalay Hotel)に宿泊できなかった分の金を返すと言ったが、問い詰めると、今は現金がないので明日(31日)来て欲しいなどと言う。
それではアオナン・コージー・プレイス(Aonang Cozy Place)へ私を送れ、と言うと、送迎サービスはやってない、などと抜かす。
私は呆れて「お前はバカか(Are you stupid?)」と禁断の句を発した。
支払い証明書もどきのものを書かせることはできたが、何の法的効力もなさそうなのは火を見るより明らかだった。
そして、トゥクトゥク(tuktuk)で100バーツ(320円)とぼられながらも、新しいホテルへ着くと、チェックインするために、前のホテルで印刷させたバウチャーを出した。
オカマのウィー(Wee)は予約番号があれば大丈夫だと言ったが、そんなことを信用しなくて本当に良かった。
バウチャーでなく、iPhone 4の画面表示では信用してもらえなかったのだ。
普段ならアゴダ(agoda)から相手方にも通知されているので信用してもらえるが、今回の場合は物理的に時間がない。
そして、アオナン・コージー・プレイス(Aonang Cozy Place)ではバウチャーを見るなり、フロントマンは、またもやこう言った。
「いつ予約しましたか(When did you book our hotel?)」と・・・
今回の場合は、緊急予約なので、素直に2時間前に予約したばかりだと言った。
彼はアゴダ(agoda)に電話をかけ、クレジット決済が済んでいることを確認すると、チェックイン手続きを開始した。
私はヘトヘトに疲れ果てて部屋に上がり込んだ。
シャワーを浴び、近くのレストランでステーキディナーを食べた。
ボディマッサージをしてもらい、ようやく人心地つくと、アゴダ(agoda)のカスタマーサービスにメールを送り、日本語担当へボイスメッセージとして、予約していたホテルに泊まれなかったことを吹き込んだ。
どういう回答が返ってくるかわからないが、ようやく長い一日が終わろうとしていた。