8/28(Fri) | 東京(成田) 12:55-イベリア航空(IB)7610-21:35 マドリード(バラハス) |
宿泊先 | Celuisma Florida Norte / (ツアー料金に含む) |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | バス / 空港-コロン広場: 275pta=\390 メトロ / 1回券(billete sencillo): 125pta=\180 / 10回の回数券(Bono-Metro): 480pta=\670 |
関連サイト | 欧州総合リンク スペイン マドリード |
私たちの今回の旅行は近代オリンピック(the Olympics)発祥の地であるギリシャと、去る7月25日から8月8日までオリンピックが開かれていたスペインへの旅だ。
昨年のメンバーと違って、今年は英語が話せる奴が加わっているので、個人旅行であっても前回のような苦労はなさそうだ。
でも、彼以外は誰も英語がほとんど話せないのと、彼には個人旅行の経験がないので、それだけが心配だ。
まあ、それでも何とかなったのだけどね。
イベリア航空7610便は、モスクワのシェレメチボ空港でトランジットする。
今回は機内待機でなく空港施設内に入ることができたので、そこを見学してみる。
しかし、ちょっと見て期待は失望に変わった。
やはり69年の社会主義経済の負の遺産は重かったようだ。
まず、空港内の照明は暗く、レストランは開店休業状態か、お客がたくさんいたカフェバーですら食事は不味いし、高い。
便所は全く掃除されていないので、吐き気を催すほどだ。
免税店内はUSドルが公式通貨となっていて、自国通貨のルーブルはロシアの政策なのか釣り銭でも見当たらない。
これらは社会主義経済のシステムがこういう結果をもたらすという反面教師の見本のようなものだった。
バラハス空港から市内へ行くのに一番安い方法はバスを使うことだ。
ただ、これだとコロン広場までしか行かないので、そこから地下鉄へ乗り継がないといけない。
マドリードが初めての人で夜に到着した場合は、コロン広場の周囲が暗いし、ここも日本と同じで英語が話せる人が少ないので、金に余裕のある人はタクシーを使うのもいいだろう。
それと、マドリードで地下鉄に4回以上乗るなら回数券の方が得だ。
なぜなら地下鉄のキップは1回券(billete sencillo)が125pta(\180)、10回の回数券(Bono-Metro)は480pta(\670)だからだ。
つまり、カップルなら往復乗れば元が取れるというわけだ。
今夜の宿泊先は名鉄観光を通して予約したツアーに付いていたホテルだ。
やはり夜遅くに到着しそうな場合は、あらかじめホテルを取っておいた方がいい。
そうでない場合は空港に野宿するのも一つの方法かもしれない。
ちなみにホテルのフロントマンは日本語すら話せた。
感心してしまうね〜
8/29(Sat) | マドリード(バラハス) 10:45-イベリア航空(IB)3960-16:05 アテネ(エリニコン) 21:15-オリンピック航空(OA)666-22:00 ミコノス |
宿泊先 | Acrogiali / 12,000Dr (\8,400) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com (英語・日本語)] | |
関連サイト | 欧州総合リンク ギリシャ アテネ ミコノス島 スペイン マドリード |
当時、日本からスペインとギリシャの双方へ格安航空券を使って旅行しようと思ったら、私たちが使ったイベリア航空を使うか、ギリシャのフラッグキャリアであるオリンピック航空を使って、無料で付けてくれる接続フライトを使うしか方法はなかった。
そのほかのキャリア(航空会社)を使う場合は、アテネとマドリードかバルセロナの間の格安航空券を現地調達するか日本でノーマルチケットを買わないといけなかったのだ。
もちろん、列車と船を使うこともできたが、私たちにそんな時間があれば何の苦労もなかった。
従って、遠回りのように見える今回の行程は、仕方がないものだった。
エリニコン空港から外へ出るとムッとするような熱気が私たちを包み込んだ。
マドリードの夜は真夏とは思えない涼しさだっただけに、立ち眩みがしそうだ。
乗り継ぎで空き時間が約3時間あると、市街に出て夕食が取れそうな気もするが、それはやめておいた方がいい。
なぜなら現地の人はそんなに早い時間に夕食を取らないし、日本のようにファーストフードの店がいたるところにあるわけではないからだ。
それでも、行きたいならカフェで軽食を取る程度にし、市街へ行く前に乗り継ぎ便の出発ターミナルを再確認しておいた方がいいだろう。
エリニコン空港のターミナルは西がオリンピック航空専用、東がそれ以外のキャリア(航空会社)が使っている。
従って、市街から来る場合、あるいは乗り継ぎの場合は、この点に気をつけないといけない。
この日はオリンピック航空が週に月曜と土曜だけバンコク経由で日本へのフライト(OA477
/ アテネ 20:15-翌18:35 東京 /所要約16時間)を飛ばしていた日なのだが、それにしては日本人をあまり見かけないようだ。
まだ、日本人の団体旅行が市街から空港に到着する時間ではなかったのかな?
それにしても1990年代に南回りで日本から欧州へ飛ぶキャリアは貴重な存在だ。
ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)が健在だった頃は、アンカレッジ経由とか南回りが常識だったらしいけどね。
ミコノス行きのフライトは30分遅れで目的地に到着した。
空港内の旅行案内所は最終便までやっていたので、私たちはホテルを取ることができた。
本当はもっと安いところがよかったのだが、空港からの送迎付きだったのと、ビーチに近いというところで、アクロジアリ(Akrogiali)というホテルを取ることにした。
とりあえず、無事にミコノス島に到着したようだ。
ここで『安着祝い(無事到着したお祝い)』なんかしたかったのだが、もうすでに深夜だった。
8/30(Sun) | プラティ・ヤロス・ビーチとパラダイス・ビーチで海水浴 |
宿泊先 | Acrogiali / 12,000Dr (\8,400) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com (英語・日本語)] | |
諸費用 | ボート / プラティ・ヤロス-パラダイス: 200Dr=\140(片道) バス / プラティ・ヤロス-ミコノス・タウン: 140Dr=\100(片道) ビーチパラソルとチェアのレンタル / 450Dr=\320 |
関連サイト | 欧州総合リンク ギリシャ ミコノス島 |
空は見事に晴れ渡り海はきれいに透き通っている。
白い壁の家が陽光を受けて反射している。
ホテルのオープン・エアーのレストランで朝食を取りながらプラティ・ヤロス・ビーチを見ていると海からの風が心地よい。
"Wind is blowing from in Aegean. (singing by ジュディ・オング)"ていう気分かな?
多くの日本人がイメージするギリシャが今ここにある。
ちなみに、ミコノス島のそばにはデロス島という遺跡の島があり、半日観光ツアーで行けるのだが、短期滞在の場合はそこで時間をつぶすのはもったいない。
私のお薦めはビーチで過ごすこと・・・絶対にこれに限る。
ホテルの前はプラティ・ヤロス・ビーチである。
もちろん、ここでも十分にリラックスはできるし、ギリシャの雰囲気を満喫することもできる。
また、小さな子どもを連れた家族にはピッタリのロケーションだ。
しかし、あなたが大人だけで来て、かつ真のヨーロピアン・リゾートを味わいたいのなら目の前の桟橋からボートに乗ってパラダイス・ビーチに行って欲しい。
但し、あなたが禁欲者(puritan=楽しみを不要もしくは悪いことと考え、厳格な道徳規範を持つ人々)や聖人君子をモットーとするなら話は別だ。
それからボートに乗るときには足が濡れても構わない格好で行こう。
まあ、言うまでもないことかな?
プラティ・ヤロス・ビーチから出るボートに乗るとパラダイス・ビーチ(カラモポディ)、スーパー・パラダイス・ビーチ(プリントリ)、エリア・ビーチに行くことができる。
これらはいずれもヌーディスト・ビーチであるが、あなたが同性愛者(ゲイ)であるか、彼らに興味がなければパラダイス・ビーチに行くことをお薦めする。
しかも、ここは若者が多く来るところなので目の保養にも最適だと言えよう。
このビーチでは、例えば、目の前に美女がタンクトップと短パンで現れたかと思うと、彼女たちはそれを全部脱いでしまう、なんてことは日常茶飯事だ。
トップレスは当然で、きちんと水着を着ている人を探す方が大変だ。
こんな中では私たちもデッキチェアーの上で寝るどころか、エクササイズをさせられるハメになる。
しかし、女が一糸纏わぬオールヌードになれば男も負けてないようだ。
平気で人前で海パンを脱いでいる。
『やめろ!』と言えないだけに辛い。
ところで、私たちは海パンを脱いだのか?って・・・
そこまで勇気はなかったし、お互いに見たくなかったからね。
ちなみに、美人や美女のことを英語で言うと、beautiful girlだが、lovely、good
looking、dish、grouse gear、pound cakeとも言うようだ。
何となくわかるような気がするね!
結局、私たちは5時間余りもこのビーチで美女を眺めて過ごした。
その間、ほとんど日向にいたのだが、日焼けし過ぎて困るなんてこともなかった。
私たちが若かったからできたのかもしれないが、このビーチにいるほとんど人は少なくとも2〜3時間は日向の下に居続けたのだ。
でも、欧米人の多くは日光崇拝者(sun worshipers)とも言えるけどね。
夏のミコノス島の日没は午後7時過ぎだ。
夕食に出かけるのもそのくらいでちょうどいい。
プラティ・ヤロスからミコノスタウンまではバスで行ける。
チケットは車内で15歳くらいの少年が売りに来るが、車内は日本の通勤電車のように混んでいる。
これで何も苦情がなかったのだろうか?
ちなみに夏場のミコノスタウンからの終バスは午前2時、安心して夜更かしができる。
ギリシャでの食事ならタベルナ(taverna)で取るのがいい。
リーズナブルな料金で食事ができることがメリットの1つだからだ。
ちなみにギリシャでは、食事は戸外で取るのが一般的だ。
料理は名物のスブラキ(souvlakia/小羊肉の串焼き)やヒリネス・ブリゾレス(hirines
brizoles/豚肉のステーキ)などを頼んでみる。
これに無料のパンと、ワインのボトルがあれば私たちには十分だ。
ちなみに、ギリシャの有名な酒として、ウゾ(ouzo)とレスティナ(restina)がある。
私たちはどちらも飲まなかったが、今度ギリシャに行ったら試してみよう。
ところで、私たちはミコノス島からアテネへ行く足をまだ確保していなかった。
言うまでもなく、飛行機か船しかないのだが、いずれにしろミコノスタウンの旅行代理店で予約できる。
夜も9時や10時くらいまでは営業していたようなので、夕食の前に交渉してみよう。
ちなみに、オリンピック航空のフライトは9,900Dr(\6,930)、カタマラン(高速フェリー)は1,470Dr(\1,030)だった。
結局、飛行機は満席だったので、私たちは2日後の船で行くことにした。
もちろん、ホテルもそれに合わせて延泊したのは言うまでもないことだった。