9/15(Wed) | マーライオン公園とジュロン・バード・パークへの観光 (Zoo & Mandai byGray Line Tours) シンガポール(チャンギ) 22:30-シンガポール航空(SQ)342-翌8:55 マドリード(バラハス) |
宿泊先 | (機内泊) |
諸費用 | ツアー代金: S$23=\1,610(下表参照) 空港税(シンガポール): S$15=\1,050 タクシー / ホテル-チャンギ空港: S$22=\1,540 |
関連サイト | アジア総合リンク イスラム諸国総合リンク シンガポール モロッコ |
マーライオン公園 | シンガポール動物園 |
シンガポールのタクシードライバーは話好きなようだ。
特に観光地へ向かうほとんどのドライバーは即席ガイドをやってくれたりするからありがたかった。
運賃も安いので、時間がないときはタクシーで移動するのも悪くないだろう。
ちなみに彼らのお薦めは、ジュロン・バード・パークとクロコダイル・パラダイスだ。
残念ながらマーライオン公園は単なる被写体でしかなかった。
GRAY LINE TOURS 観光ツアーリスト(1993.9現在) | |||
ツアー名 | 出発時刻 | 大人 | 子ども |
市内観光(午前) | 毎日8:30 | S$23 | S$12 |
市内観光(午後) | 毎日13:30 | S$23 | S$12 |
バードパークとクロコダイル・パラダイス | 毎日8:30 | S$30 | S$16 |
シンガポール動物園とマンダイ蘭園 | 毎日8:30, 13:30 | S$23 | S$12 |
セントーサ島1日ツアー | 毎日8:30 | S$43 | S$23 |
セントーサ・トワイライト | 毎日15:45 | S$45 | S$23 |
ジャンク・ディナー・クルーズ | 毎日17:15 | S$41 | S$23 |
シンガポール・ナイトツアー | 毎日18:30 | S$45 | S$33 |
ジョホール(マレーシア)ツアー | 金曜除く8:30, 13:30 | S$20 | S$10 |
マラッカ(マレーシア)ツアー | 火・木・土の7:30 | S$68 | S$34 |
バタム島(インドネシア)ツアー | 月・水・金の8:30 | S$75 | S$38 |
ベイビュー・イン・ホテル(Bayview
Inn Singapore)にはツアーデスクがあって、そこにマレーシア人の女性スタッフが常駐していた。
そこでは主にグレイライン(Gray Line)のツアーの申し込みができ、別に日本語のツアーもあったが、彼女が、『日本語ツアーの料金は英語ツアーの3倍もかかる。』と言うのでやめたのだ。
単にシンガポール動物園とマンダイ蘭園へ行くだけなのに日本語のガイドは必要なかったからだ。
もちろん、時間に余裕があればツアーを使う必要もないけどね。
『旅は道連れ』とよく言われるが、まさか子連れの女性と一緒に観光することになるとは思わなかった。
結局、この日は1日中家族旅行もどきの旅となった。
1人で旅するといろいろな出会いがあるようだが、こういうこともあるのかな。
まあ、周囲から見るとそう見えたのだから違和感がなかったのだろうね。
ところで、チェックアウト後にシャワーを浴びたいならホテルの屋上にあるプールサイドで浴びることができる。
これで旅立ちの前にリフレッシュすることができるだろう、特に夜行で行く場合はね。
シンガポールはいろいろな国の料理が味わえる。
もちろん、その代表的なものは中華料理なので、中華街には一度行ってみるといいだろう。
もし、安く済ましたいならホーカーズ(hawker's center)へ行けばいい。
でも衛生面にうるさい政府が路上屋台を禁止したので、ほかの国々に見られる屋台街の雰囲気はない。
どちらかというと、ファーストフード店のような雰囲気かもしれない。
また、この国では日本のように水道水が飲めたのが嬉しい。
こんなことは日本を除けばめったにないことだからね。
もっと情報が欲しい場合はこちら、なお英語版についてはこちらをクリックしてください。
9/16(Thu) | マドリード(バラハス) 12:30-イベリア航空(IB)3700<business class>-12:10 カサブランカ(モハメッド5世) |
宿泊先 | Farah (ex Safir) / 1,100DH (\13,200) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語)] | |
諸費用 | タクシー / 空港-ホテル: 200DH=\2,400 |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
シンガポールからマドリードまではパリのトランジットを含めて約16時間30分のフライトである。
機内は私の予想以上に中国系の人も多く乗っていてアジア経済の強い息吹が感じられた。
また、欧州通貨の暴落も原因なのかもしれなかったね。
マドリードからカサブランカまではビジネスクラスに乗った。
この区間に関して言えば、私の使った日本の旅行会社(HIS)ではノーマルチケットを買うとビジネスクラスでも同じ料金だったためだ。
初めて足を踏み入れたCクラスのラウンジは快適だった。
ふかふかのソファに座ってコニャックを飲み、ゆっくりと新聞を読みながら出発までを過ごす。
あとは無事にカサブランカのホテルに着けるかが唯一の不安だった。
私はカサブランカのエル・カンダラ(El Kandara)ホテルで東京から来る友人と待ち合わせすることになっていた。
そのホテルは私たちが日本で唯一予約したところだったのだが、別々のエージェントを通してやらざるを得なかったことが思わぬトラブルを招いた。
ジャカルタから電話したときに彼らが『エージェントによってエル・カンダラからサフィールに変更にさせられた。』と言ったので嫌な気がしたのだ。
結局、私のエル・カンダラの予約も友人の分と併せて間違ってキャンセルされていたのだ。
もし、ジャカルタから電話していなければ、カサブランカで会うことができなかったかもしれないね。
カサブランカではTC(トラベラーズ・チェック)を両替するのに苦労したので、持っていくなら現金の方がいい。
空港から市内まではバスと列車があるが、乗り場がわかりづらいのと頻繁にないようなので、タクシーに乗る方がいいかもしれない。
但し、アラブ世界の常で定価がないので、タクシーに乗る場合、価格交渉は常に必要だ。
相場は空港の案内所などで聞くといいだろう。
モロッコ料理(Moroccan food)の代表的なものにクスクス(couscous)、タジン(tajune/鶏肉や羊肉のシチュー)、そしてハリラ(harira/モロッコ風スープ)ある。
飲み物なら国民的飲料と言われているのはミントティだ。
いずれもアラブ人以外は日頃馴染みのない料理だと思うが、一度は食べてみるといいだろう。
もちろん、ここはイスラム教の国なのでアルコールを出す店は限られている。
ただ、ガイドブックによると、料理に使われるハリサ(harissa)というソースが原因で下痢になる人が稀にいるとのことだ。
誰がなるか?というのは神の思し召しなのだろうね。
9/17(Fri) | カサブランカ市内観光 カサブランカ 12:30-(CTMバス)-17:00 マラケシュ |
宿泊先 | Le Grand Imilchil / 359DH (\4,310) per night |
諸費用 | CTMバス / カサブランカ-マラケシュ: 57.5DH=\690 |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
カサブランカはどちらかと言えば観光するところはあまりなさそうだ。
あえて観光するならハッサン2世モスクとメディナが見どころの1つだろう。
次の都市へ行く便が午後以降なら、メディナに足を踏み入れてモロッコの雰囲気を感じてみよう。
また、ここは客引きや物売りがあまり寄って来ないので、落ち着いて見物ができるのがいい。
もちろん、何か買うなら価格交渉を忘れずに・・・
カサブランカからマラケシュへの移動はバス、列車、飛行機のいずれも可能だが、一番安くて便利なのはバスである。
バスは国営のCTM(Compagnie de Transports au Maroc)と民営があるが、国営の方はバスターミナル(ファラ・カサブランカ・ホテル(かつてのサフィール・ホテル)やシェラトン・ホテルの近く)がわかりやすいし、座席指定制というメリットがある。
もちろん、列車の旅も悪くないが、カサ・ヴォワイヤジュール(Casa
Voyageurs)駅まで少し遠いし、マラケシュ行きの列車はカサ・ポール(Casa
Port)駅を通らないからだ。
民営バスは、ガイドブックを読む限り、時間に余裕がない場合は使わない方が懸命かもしれない。
また、飛行機を使うならワルザザートやフェズ、アガディールなど遠く離れた都市へ直接行かないとあまり意味がないだろう。
マラケシュに着いたときホテルが決まってなかったので、自分たちで探したのだが、道を歩いていると大勢の客引きが寄ってきた。
そのため、彼らを追い払いながらホテルを探すのは精神的に大変だった。
せめて彼らに対する断り文句を用意してからバスターミナルを離れよう。
また、道を聞くために現地の人に尋ねてもまともな答えが返ってくるとは限らない。
しかも、彼らは自分たちのプライドを守るために『わからない。(Je
ne sais pas.)』とは言わないそうなので、それが頭痛の種になるだろう。
結局、人を見極め、運(神のお恵み)を味方にすることがモロッコ旅行の成功の鍵かもしれないね。
でも、マラケシュで寄ってきたのは客引きだけではなかった。
日本人と商売もしているというあるモロッコ人夫婦に食事に誘われたのだ。
連れて行ってもらったのは、メディナの中で、そこの現地人向け食堂で食事をし、少しジャマ・エル・フナ広場も案内してもらった。
個人旅行をしていると、こういうこともたまにはあるからいいね。
もちろん、会話は日本語だったけどね。
別れ際に彼らには、マラケシュに来たら声をかけてくれ、と言われていたが、残念ながら2度と会うことはできなかった。
9/18(Sat) | マラケシュ 7:30-(CTMバス)-12:00 ワルザザート ワルザザート観光 |
宿泊先 | Royal / 130DH (\1,560) per night |
諸費用 | CTMバス / マラケシュ-ワルザザート: 44DH=\530 |
関連サイト | イスラム諸国総合リンク モロッコ |
マラケシュとカサブランカやワルザザート、ザゴラやその他の都市を結ぶ長距離バスは、メディナの西にあるドゥカラ門から出発する。
もちろん、目的のバスに乗れるかどうかは神の思し召しだ。
もし乗れなかったら予定を変更してメディナの観光をするといい。
きっと客引きと自称ガイドがあなたのいい話相手となってくれるだろう。
マラケシュからアトラス山脈を越えてワルザザートに至るルートはポピュラーな観光ルートだ。
ここは是非バスに乗って彼らのドライビングテクニックを味わうのがいいだろう。
彼らはどんな悪路でもガンガン飛ばすので、頭が天井に何度もぶつかりそうになってしまうほどだ。
まあ、万が一、最悪の事態になっても、神のご加護があれば助かるだろう。
途中のタデルトの村では丸いモロッコパンとミントティのブランチ(遅めの朝食)を味わおう。
モロッコパンはたった1DH(\12)、これが現地価格だろう。
ただ、蠅が結構飛んでいるので、人によっては不愉快な思いをするかもしれないね。
ワルザザートの唯一の観光地はカスバくらいだ。
もし、ラクダによるサハラツアーを企画しているならこの先のザゴラまで行った方がいいかもしれない。
でも私たちのように移動の連続になる場合は、あまり無理をしないで休養日を作ることも重要だ。
まあ、ガイドや客引きが寄ってきて休養できるかどうかはわからないけど・・・
ところで、モロッコでは日本人はみんな空手をやるものと思われているようだ。
特に子どもが寄ってきては、"空手マン"、"ジャッキー・チェン"とか"ブルース・リー"とか言っている。
どうやらカンフー映画の主人公が日本人だと思っているらしい。
もしかすると、空手着や浴衣(Japan's kimono-like cotton robe)を着て町を歩けばみんな寄ってくるかもしれないね。
でも、"ジャッキー・チェン"と"ブルース・リー"は中国人、私たちは日本人だけどね。
まあ、現地の人にそれを見分けるのは困難だろう。
私たちがモロッコ人とエジプト人の区別がつかないようにね。