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横浜ベイスターズの優勝パレード(1998年11月3日) | |
横浜熱狂 40万人Vパレード(東京中日スポーツ) | |
秋晴れのハマの空に、真っ白な紙吹雪が舞った。 38年ぶりの日本一に輝いた横浜ベイスターズの優勝パレードが3日、横浜市内で行われ、40万人(主催者発表)のファンが沿道を埋め尽くした。 ビル街ではファンが紙吹雪で選手たちを祝福。ニューヨークでのヤンキースのパレードに負けないくらいの大フィーバーになった。 横浜の真っ青な空が突然、真っ白になった。 パレ−ドがJR桜木町駅をすぎ、関内地区のビル街に入ってからだ。ゴールの横浜スタジアムまでの約500メートルまでの間、あちこちのビルの屋上や窓から、ファンが無数の紙吹雪をまいた。 まるでニューヨークでのヤンキースのパレードのようなド派手な祝福に、フィーバーは最高潮に達した。 「人が集まってるかな、と心配したけど、こんなに応援されていたんだと感動した。紙吹雪?ヤンキースみたいだったよ。」パレード中、笑顔をふりまいていた佐々木は、あまりの盛り上がりに感激の表情で話した。 フィーバーはパシフィコ横浜を出発した午前11時30分から始まっていた。 市の消防音楽隊を先頭に首脳陣はオープンカー5台に分乗し、選手は路線バスを改造してパレード用に塗装されたオープンバスに乗り込んだ。 スタート直後から紙テープや紙吹雪が舞い、選手たちは帽子やサイン入りのぬいぐるみ、佐々木は着ていたジャンパーまでファンに投げ、声援にこたえた。 この大歓迎ぶりにいつも冷静な権藤監督も感極まった。「涙は出ないタイプだけど、さすがに出かかった。出発してすぐに、わたしくらいの人がお父さんの遺影を向けたときはグッときた。38年ぶりというのは長かったんだなあ。」この日集まったファンは球団発表で40万人(神奈川県警発表は21万人)。史上最大と言われていた1975年の広島初優勝パレードと同じ規模の盛り上がりに、選手も感激しきりだった。 約2.2キロメートルのコースを55分、午後零時25分にパレードは終了。リーグ優勝、日本一と続いた横浜の大フィーバーは最高の形で幕を閉じた。 |
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