鶏に起こされ、象と筏に乗って過ごしたひととき

3/8(Mon) 山岳民族村へのトレッキングツアー(Somporn Tours)
宿泊先 Thana Guest House / 300B (\1,010) per night
関連サイト アジア総合リンク タイ 北部地方

私たちの寝床は、茅葺き屋根の1軒屋、しかも高床式の家から壁とドアを取り去った風通しがすこぶるいい構造になっているので、涼しさを通り越して寒いほどだ。
ほかの人はちゃんと寝袋など用意しているのだが、私はただ毛布にくるまって寝ているだけ、よく肺炎にならなかったと思うくらいだ。
でも、これだけ涼しいと一番問題視していた蚊とかも飛んでいないんだ。
蒸し蒸しして蚊がブンブン飛んでいるより、多少寒い方がずっとマシなんだよ。

話を元に戻すけど、「トレッキングに何を持っていくか?」で書いてあったでしょう。

夜間を過ごすために = 昼間は暑くても夜間は涼しかったり、寒かったりするので、これらは必需品

  • 長ズボン
  • サンダル
    = もし、筏下り(bamboo rafting)をしようと考えているなら、ビーチサンダル(frip flops/thongs/normal sandals)より踵の付いたスポーツサンダル(sandals with heels)を持っていった方がいい。
  • ジャケット
  • 懐中電灯

思い出したかい?
これらは必需品なのだよ・・・タイに行くのに3月だとまだ日本から長袖を持っていく余地もあるが、4月だとどうだろうか?
一番いいのはチェンマイのナイトバザールで安く買って、旅の途中で捨てるというのが一番効率的かもしれないね。

カレン族(Karen People)の村の朝はとてつもなく早いのだ。
別に私たちが好きで早起きするわけではなく、要は天然の目覚まし時計で起こされるというか、目が醒めてしまうというか・・・
鶏が間近の家で朝の3時とか4時に『コケッコッコー』と鳴くと、反響するようにいろんなところから鶏の鳴き声が聞こえてきて、煩くて寝ていられない・・・というあれです。
まさに、カレン族の村の朝はそういう状態だったね〜
日本だとほとんどお目にかかれなくなってしまったものだけに新鮮味はあったけど・・・

そう、日本が高度成長時代と呼ばれ、光輝いていた時代までは、養鶏場が近くにあったりしてよく見られたでしょう。
何?そんなことは知らない!というあなた・・・そういう時代が過去にもあったのだよ・・・
はっきり言ってこれで目が醒めてしまうと、なかなか再度寝つくのは困難だね。
鶏が鳴くというのもある一定のリズムがあると言うか、彼らなりに会話しているのか、のべつ幕なしに一羽がずっと鳴き続けるわけでなく、どこかで一羽が鳴くと、次は向こうの方から鳴き声が聞こえてくるという感じで、寒さと尿意を我慢しながらも聞いていると結構面白いものだ。
でも、面白いのは最初だけで、そのうち早く鳴き止まないと絞め殺すぞ!という気持ちになるのには十数分程度しか要しなかったけど・・・

これだけ涼しいと、夜中にトイレに行きたくなることもある。
でも部屋の中が真っ暗だし、外も真っ暗だから、懐中電灯があるとはいえ、第一歩を踏み出すには勇気がいるのだ。
だから、ほんの少しでも明るくなるまででも尿意を我慢して毛布にくるまっていることにしたのだ。
誰かに躓いて起こしてしまいそうな気がした・・・というのが本音だけど・・・

そして、迎えた朝、いや〜外は涼しいというのを通り越して寒かったね〜
でも、我慢していたものを一気に出すという爽快感は何とも言えないね・・・
こういう時、女性はちょっと大変かもしれないが、まあ、臭気がちょっと(!?) 漂う仮設トイレで済ますか、野外トイレにトライするか、思案のしどころだろうか。

こんな話をした後で朝食の話をするのは何だけど、彼らタイ人ガイドが偉いのはこんな環境下で、メニューにトーストにスクランブルエッグ、ジャムにコーヒーなんていうのを用意できたこと、下手なホテルよりよほど豪華じゃないか!
特に熱々のコーヒーは最高だった・・・まだそれを飲んでいる時は息が白かったから。
私でさえ、部屋にあった毛布をしばらく下半身に巻き付けていたぐらい寒かったね!
まあ、それも太陽が本格的に活動を始めるまでの間だけだったけどね。

朝食が終わると、出発までは特に何もすることはない。
ある人は丘を登って、用足しに行き、ある人は煙草をくゆらして食後のコーヒーを楽しむ。
あるいは写真の彼女たちのような物売りを冷やかす人もいる。
ちなみに彼女立ちの売っているのは手工芸品の類で、象の絵が彫ってあるブレスレットが彼女の言い値で100B(\340)程度、上の写真はその土産を買った後に、撮らせてもらったものですが、なかなかの美人妻(!?)でしょう。
ここでは男たちはどうやら象使いが商売のようだ。

川岸の方へ目を転ずると、象がノシノシと歩いて来るのが見える。
よく見ると、象使いが乗っている象と、乗っていない象がいるが、象使いが近くにいなくても、かなり調教されているらしく、暴れたりはしないようなので安心である。
ただ、いくらおとなしそうだと言っても、象は象なので、川岸で歯磨きするとか、野糞して川の水でウォシュレットしようとかは決して考えない方が身のためだ。
もっとも、あなたがタイで勇気を試したいと言うなら、あえて私は止めないが・・・

また、タイ人のガイドたちがElephant Rideの後のメニューであるBamboo Raftingの準備もしているようで、川に浮かべてあった丸太を組んで、即席の筏を作り、我々観光客の中から何人か呼んで、ちゃんと重さに耐えられるかのテストをしている。
感じとしては、日本で体験した南紀の北山川の筏下りのようなシチュエーションだが、今日の筏下りは日本のように安全第一の面白みに欠けるようなものとは違いそうなので、即席の筏なんかで川下りして途中で大破しないかが心配でもある。
もちろん、このために水着とスポーツサンダルが必携なのは言うまでもないだろう。

9時30分、いよいよ今日のメニューの第1弾、Elephant Rideの始まりである。
これはカレン族に調教された象にまたがって川下りをするというもので、今回のトレッキング・ツアーにおけるメイン・メニューの1つとなっている。
荷台のついた象に2人ずつまたがり、12人のメンバーがそろったところで、6頭の象が象使いの掛け声に合わせてノシノシと進む。
象使いは象2頭につき1人といったところか・・・
私たちは先頭の象に乗せられたので、常に象使いが近くにいるかと思いきや、どうやらそうでもない・・・振り落とされたりしないだろうか?それだけが唯一の心配の種だ。
よくスキーへ行った時に斜度が30度というと上から見た時に断崖を下りるかのような錯覚を受けるが、象に乗っていると、ちょっとした傾斜でもそんな感覚に陥る時がある。
これは乗っている自分たちが怖いというのではなく、象が転ぶのではないかという別の意味での怖さを感じる時だ。

象乗りと筏下り(elephant ride and bamboo rafting)
Karen Hilltribe Village Karen Hilltribe Village
カレン族の村(Karen Hilltribe Village)
Karen Hilltribe Village elephant ride
象乗り(elephant ride)
Thai beauty Akha Hilltribe Village
ツアーガイドのオイリーさん アカ族の村(Akha Village)
bamboo rafting bamboo rafting
筏下り(bamboo rafting)

カレン族の象使いたちは、象が思った通りに進まない時は、何かで思い切り引っぱたいているのだが、もしかすると象も坂を下りるのが怖くて、それが私にも感覚的に伝わっているのかもしれない。
私たちの象は先頭を行くので、後ろを振り向いて写真を撮ると、みんなで後ろを振り向いている。
自分たちが無事なのにホッとしているのと同時に、後ろの象が足を滑らせないか、みんなも心配なのだろうね。

しばらく象に乗って川を進むと、流域に私たちが泊まった村のような光景が目に入るが、ここもトレッキング・ツアーで泊まるようなような村なのだろう。
私たちの泊まった村の観光客は私たち以外にいなかったので、それぞれの旅行会社のテリトリーがあって、そこの村に泊まる契約になっているのかもしれない。
それと、私たちが飲んだ昨夜のビールは象で運んできたのかな?
ちなみに、タイ人ガイドたちは自分たちが作った筏で川下りをするのだが、はるか遠くの象の上でカメラを構えている私に声をかけるくらいなのだから、よほど目がいいのだろう・・・眼鏡が離せない私としては羨ましい限りだね。

筏に乗って先行したタイ人ガイドのオイリー(Oily)の待っていたところがElephant Rideの終点、私たちは先頭だったので自分たちが象に乗っている写真は残念ながらないのだ。
象を下りたところで後続の人たちが続々とやってくるのでカメラマンだけやることになってしまってその点だけが非常に残念だったが・・・
「また象に乗るから写真を撮ってくれ!」って、ずうずうしく言えばやってくれたかもしれないけど・・・

到着は11時過ぎ、でもここで昼食というわけではなく、ここからが体力勝負の本番で、2艘の筏に分乗してのBamboo Raftingの始まりというわけだ。
参考までにここからはTシャツに水着、踵のついたスポーツサンダルといった格好にした方がいい。
もちろん、ズボンがずぶ濡れになっても肌を焼きたくないとか、私は常にイギリス紳士のように振る舞いたい、と言う方は勝手にどうぞ・・・

2艘の筏のうち私たちはさながら第2次世界大戦の枢軸国チーム(つまり、日本人が3人、そしてドイツ人が3人、船頭はNoyiとOily)、片や連合国チーム(フランス人が2人、ノルウェー人が2人、オーストラリア人に日本人妻、船頭はRon)である。
タイ人のガイドたちは意識して分けたのではないだろうが、私たちの方がメンバー的には体力の劣るグループだったのは間違いない。
従って、筏の船頭の割合も私たちが2に対して、彼らは1ということなのだろう。

ちなみに、Aussieの奥さん(名前も知らないというのが凄いでしょう)曰く、「象や筏に乗るなんて聞いてないわ!」と・・・
きっとアドベンチャー大国出身の旦那が騙して連れてきたのだろうか。
後で喧嘩別れしなければいいのだけどね。

持ってきた荷物を不安定な筏にくくり付けられた柱に委ねるのはいささか心もとないが、四輪駆動車や象が運んでくれるわけではないので筏が転覆しないように祈るしかない。
まあ、転覆して一番困るのはカメラが濡れることだけなのだけどね。
最初は乾季にしては適度な水量もあったし、船頭をタイ人のガイドがやってくれたこともあってのんびりとした船旅(!?) を楽しむことができた。
でも、筏の上では立ちっぱなしになるし、座り込むには安定感がないし、尻が濡れてくるのであまり快適ではない。
それでも、ガイドブックの投稿の一部に書いてあるような酷いものではないので、話の種にするにも参加しておく方がベターだと思う。

途中の休憩地点ではアカ族(Akha People)などの山岳民族衣装を着た物売りが、土産物を両手に持って売りに来るので、もし買いたければ彼女たちと交渉することになろう。
もちろん、民族衣裳を着た彼女たちはいわゆるモデルなのだろうから、一緒に写真を撮るなら「モデル料」を請求されるかもしれないね。

さて、休憩後が本番というか、男手が交代で船頭を務めることになるのだが、これが結構重労働なので、最後の方はバテバテになってしまったほどだ。
それに途中の浅瀬で座礁した筏を立て直すために川に入ったりするので、それで疲労が余計に蓄積されてしまうというのがあるのかもしれないね。
まあ、それでも素敵な女の子と水遊びができたのだから良しようか。
そういうプラス志向でいかないとね・・・

さすがに3時間以上も筏に乗っていると飽きてくるというか、もう下ろしてくれないかな〜という感じになってくるね。
疲労もピークに近いし、オイリー(Oily)と川で水遊びできるのはいいけど、一旦筏から川に落ちたりすると、それほど筏にスピードがないと言っても、追いつくのには相当のエネルギーを消費するし・・・
まあ、こういうことも乾季で水量が少ないからできることであって、水量が多いと、岩に激突する危険性が高く、こんな水遊びしながら筏乗りを楽しむなんていう芸当は無理だろうね。

ちなみに、女性陣でもフランス人のペアはとても元気で、Raftingで筏が並走したときに行なわれるシャワーバトルにも参加してくるし、もちろん竹竿を持って船頭もやっていたしね。
翻って、我がチームのドイツ人はそこまでの体力は残っていないらしく、筏の上に座りこんでご休憩というありさまだ。
一方のノルウェー人女性と日本人女性も状況は同じ。
さすが、バカンス大国、フランス出身の女性たち、でも気軽に英語で話すし、鼻持ちならないフランス人のイメージは彼女たちにはなかったね。

Bamboo Raftingの終点はSob Kai Village、もうグロッキー寸前という感じだ。
ここでようやく昼食なのだが、時間的には昼食と夕食の間、でも、これに該当する言葉は英語でもないみたい。
朝食と昼食の合間はブランチ(brunch)って言うけど、これは何て言うのかな?

この村からチェンマイまではソンテウ(songtao)で送ってくれた。
もうすぐ、彼らともお別れ・・・このツアーは体力的にはちょっと辛かったが、それ以上に楽しい思い出が残ったことがとても嬉しかった。
彼らとは余程のことがない限り2度と会うこともないだろうが、楽しい思い出を作ってくれた彼らに感謝したい。

それと、最後の別れ際にノイ(Noyi)が紹介してくれたゲストハウスが、私たちの今夜の宿泊先となったThana Guest House(300B=\1,010)である。
エアコン付、シャワー・トイレ付でこの値段だとお得でしょ・・・それとも普通かな?

ミャンマー国境の町にて

3/9(Tue) チェンマイ 11:30-(Bus)-15:45 メーサイ
宿泊先 Tipsukon House / 400B (\1,350) per night
諸費用 バス / チェンマイ-メーサイ: 149B=\500
トゥクトゥク(tuktuk) / ホテル-チェンマイ・アーケード: 50B=\170
ミニバス / メーサイバスターミナル-ダウンタウン: 5B=\20
関連サイト アジア総合リンク タイ 北部地方

今回の旅行での一大イベントであったトレッキング・ツアーが無事に終了し、これからの日程は半ばおまけみたいな感があるが、麻薬王クンサーがミャンマー軍に降伏したことによってようやく旅行者が訪れることが可能になった(The stage is now set for the opening of regions not visited by foreigners since WW II due to the surrender in early 1996 of opium king Khun Sa.)と言われるゴールデントライアングル(Golden Triangle)を一目見ておいて損はないだろう、という判断で行ったのが北部国境沿いの町、メーサイである。

その前に情報収集なのであるが、やはりそこは顔なじみになったSomporn Tours (227 Thapae Rd. Chiang Mai / Mr. Maitree Thao-Woang)に行くべきだろう。
要は単にバスの時間がわかればいい、と思って行っただけなのだが、歴史の講釈までしてくれたのには畏れ入ったという感じだ。
私たちは何もそこまで期待していたわけでないのだが、彼の博識ぶりには敬意を払っていいだろう。
ちなみに、「トレッキング・ツアーの時のガイドたちは?」と聞いたら、「毎日ここへ来るよ!」とのことだが、昨日までの疲れもあるだろうし、ノイ(Noyi)曰く「俺たちは怠け者(lazy)だから毎日働かない。」という具合だから気が向かないと来ないのかもしれないね。
でも、トレッキング・ツアーの時の彼らはよく働いていたけどね・・・

ガイドブックにあるように、チェンマイ市内のバスターミナルは数カ所あり、私たちの目指すチェンライ方面のバスは、チェンマイ・アーケード(Chiang Mai Arcade: Thanon Kaeo Nawarat)から出発するようだ。
そこへ行くにはもちろんトゥクトゥク(tuktuk)なのだが、肝心の値段の方は、市中心部を外れ、ピン川(Mae Nam Phing)を渡るので50B(\170)程度になる。
市内移動のときより高めとは言え、それでも日本円に換算すれば、マクドナルドのコーヒー代程度で済むのだから腐っても経済大国の恩恵は充分に受けていると言える。
要は、この恩恵を後世にまで残せるか?というのが私たち課せられた使命なのだ。

チェンマイ発11:30のバスは、チェンライを経由してメーサイまで直行するものでエアコンも効いていてなかなか快適である。
運賃は149B(\500)、所要時間は約4時間、昼食が不規則になるという以外はまあ特に問題がないだろう。

チェンマイからチェンライへ行く途中で警察が乗ってきて乗客のチェックをしていた。
最初はチケットのチェックかとも思ったが、それならバスの中で車掌がやればいいことだし、わざわざチェック・ポイントを設けて制服を着た係官が仰々しく出張る必要はないだろう。
国境越えの場合には見られる光景だが、何でもないところでこういうことが行なわれているのは、やはり麻薬(マリファナ=ガンジャ)とかが関係しているのだろうか?

でも、それなら警察犬でも連れていそうな気もするが、実際のところはどうなのだろう。
私たちの見ている前で女性の乗客が1人降ろされていたが、彼女の身体から麻薬(マリファナ=ガンジャ)の匂いでもしたのだろうか?
まあ、ほかの理由が考えられないので、たぶんそういうことなのだろうね。
一応、ゴールデン・トライアングル(Golden Triangle)は麻薬の三角地帯と呼ばれていたのだから・・・
と、するとマリファナ吸いまくっている不良観光客なんかもバスから降ろされるのかな?

メーサイ国境情報
Mae Sai

Mae Sai is a boarder town in Chiang Rai Province, some 65km (41miles) north of Chiang Rai. As Mae Sai is just at the border to Burma, Burmese goods, especially handicrafts, can be purchased at good prices. Thais and Burmese and foreign tourists can cross the border officially during daytime. Actually, many Burmese work in Mae Sai. The border river is just about 30cm (1feet) deep.

メーサイはチェンライの北、65q(41マイル)のところにあるチェンライ地方の国境の町です。
だからメーサイはビルマ(ミャンマー)への国境であり、ビルマ製品、特に手芸品は良い値段で買うことができます。
タイ人、ビルマ人、及び外国人観光客は日中の間なら公式に国境を越えることができます。
現実に、多くのビルマ人がメーサイで働いています。
国境の川は30p(1フィート)の深さしかありません。

Entry Formalities(入国手続)
Tachilek can be experienced easily in a single day. The current procedure--subject to change--is to deposit your passport and pay US$5 at the immigration office at the Mae Sai checkpoint. Visa, MasterCard, and Thai currency are not accepted. Thai citizens pay 40B.

タチレクは1日で容易に体験できます。
現行の(入国)手続きは−これは変更されることがあるが−メーサイのイミグレーション・オフィスであなたのパスポートを預け、5USドルを払うことです。
ビザカード, マスターカード及びタイ・バーツは受け付けません。
タイ国民は40Bを払ってください。

Maps can be purchased from the tourist office just over the bridge. Motorcycle taxis charge 20B for most rides but are willing to bargain for full-day excursions.

地図は橋の向こう側にある観光案内所で買うことができます。
バイクタクシーの料金はたいてい20Bですが、彼らは1日観光のためには喜んで値段交渉をします。

メーサイのバスターミナルから町の中心部まではミニバスで行く。
車中でメイホンソーン(Mae Hong Son)から来たというタイ人が国境越えについて教えてくれたが、結局、ミャンマー(ビルマ=Burma)行きは明日になるだろう。
そうしないとただ行って帰ってくるだけになってしまいそうだからね。
もちろん正規の観光ビザを持っていれば別だが、そこまでするなら別の機会ということになるだろう。

メーサイの町自体は特に何か目玉となる史跡があるわけではない。
まあ、言ってみれば国境越えをするためにいるようなものだ。

従って、ここには1泊するといってもメーサイ自体に用事があっているわけではないので、ゲストハウスに泊まっていた人のように置屋にでも行かなければ楽しみがないのかもしれない。
それに国境の町というとある種、独特の雰囲気があるのだが、この町はいたって平穏で、人々が行き交う雑踏や騒々しさとは無縁のような気がした。

Chinese Temple Chinese Temple
中国寺院
Tipsukon House Mae Sai Border
Tipsukon House メーサイの国境

メーサイの国境情報は上記の通りだが、こういうものは突然変更になったりするので注意が必要だ。( Internet Travelers Information Service 日本語英語
まあ、ホテルにいた日本人の話でも出たのだが、夜でも川を渡って国境を越えようと思えばできないこともなさそうだが、貧乏な(!?) ビルマ人がタイへ来るならともかく、タイ人がミャンマーへ行ったり、まして日本人がそんなことをやる必要は全くない。
たまに困難な国境越えに挑戦した旅行者の話が本に載っていたりするが、あくまでそれは合法(もちろん、グレーゾーンを含む)の範囲であって、immigration feeのUS$5(183B=\620)をケチルために密入国をすることのないように・・・

さて、そのホテルにいた日本人は精力ギンギンくんと優男くんのペアなのだが、精力ギンギンくんは、優男くんやトレッキングツアーで会った日本人と比べると、何となく野卑な感じがするんだな〜
特に、精力ギンギンくんが、このホテルで出会った学生風の優男くんと語り合っているような雰囲気だったのだが、何となく詐欺っぽい。
特に、ミャンマーへの密入国の話や、メーサイの置屋の話を聞いていると、話半分に聞いておこう、と感じてしまうんだ。
ミャンマーの入国に関しては相手にする気もないのだが、置屋が1,000B(\3,370)というのは安いね〜
精力ギンギンくん曰く「僕に言ってくれればいつでも紹介しまっすよ!」と・・・
う〜ん、さすがに置屋の料金が安いと言って、何日も滞在を続ける精力ギンギンくん、情報通っすね!なんて言っていると、ド壺に嵌まりそう〜

ところで、中国寺院に殊勝にもお祈りに行ってしまった私たちであるが、これが日本人の悪いところ、という感じで、ここに何の神様が祀られているか、何教なのかという前提知識は何もないのだから畏れ入るだろう。
確かにここへ来る前に僧侶の姿は見たが、中国寺院というくらいだから仏教ではなくて道教とか、他の宗教かもしれないのだが、そんなことは全く意に介さずに線香に火を付けて祈りに興じる私、バチが当たらなければいいのだけどね・・・

ちなみに、夕食はパホンヨーティン通り(Thanon Phahonyothin)沿いに並ぶ屋台か、ホテルのレストランで取ることになるが、屋台の場合は今までのように英語なんかは通じない。
とりあえず初級タイ語のレッスンだと思って、頑張ってみるしかないようだ。
でも、メニューを見ながらエイッて頼んでみたものの、出されたものが大外れだとがっくりくるね。
こういう場合は、優男くんのように現地の人にでも連れて行ってもらうのが一番いいようで・・・

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