噂のオフショア・アイランド

9/25(Mon) ヌメア(トントゥータ) 8:00-エアーカリン/エールカラン(SB)232-9:00 ポートヴィラ(バウアフィールド)
ポートヴィラ市内観光
宿泊先 Olympic / 9,000V (\6,930) per night
[booking sites for you / Vanuatu Hotels (英語)]
諸費用 タクシー / アンスバタ-トントゥータ空港: 8,000Fr=\6,480
タクシー / バウアフィールド空港-ダウンタウン: 1,000V=\770
ポートヴィラ市内ミニバス(均一料金): 100V=\80
関連サイト ニューカレドニア バヌアツ
ポートヴィラの地図(JPEG)

ニューカレドニアのアンスバタにあるLe Pacifiqueからトントゥータ空港(La Tontouta)までは日本へのフライトに合わせてなら送迎があり、ノリは昨夜それに乗って行ったのだが、私はバヌアツへ旅立つため、それに乗ることはできない。
ホテルのレセプションの人は、ヌーメアまで行って路線バスに乗ればいいとも言うのだが、このとき私は始発が何時なのか知らなかったので、タクシーで行くことにした。
タクシーのドライバーは話好きな人で、ヌーメアのことをいろいろ教えてくれ、また来たら利用してくれとメールアドレスまでもらったのだが、私がニューカレドニアに今度行くのはいつのことであろうか?
たいがいタクシードライバーがおしゃべりなのは空港からダウンタウンへ行くときと相場が決まっているのだが、こういうことは珍しい。

トントゥータ空港を発着する便は1日に4〜5便程度しかないので、空港のロビーにいるのはほとんど全員がバヌアツへ行く人と見送りの人である。
それもほとんど観光客ではなく、バヌアツから出稼ぎで来ている人のように見える。
キャビンに入ると、私の席はメラネシア系の人とフランス人に挟まれた中央の席で彼らの体臭で吐き気を催し、息を止めていたら死にそうになってしまった。
生まれて初めて、しかも離陸もしてないのにエアーシックバッグ(airsickness bag)のお世話になるのか、あるいは気絶して救急車で運ばれそうになろうかという寸前に、スチュワーデスが席を変えてくれた。
私は窓際に行き、フランス人はカップルだったのかお互い隣どおしに、メラネシア系の人は別の席へと変わっていった。
たった1時間、窓の外を見ていることにより私は無事にポートヴィラのバウアフィールド(Bauerfield International Airport)に到着した。

空港に到着するといきなり日本語で「到着客」「免税店」の看板が目に入るが、これはここでも日本語が通じるというのではなく、単に日本のODAで作られた空港だからそうなっていると言われているそうだ。
もちろん空港のイミグレーションで日本語が通じることは全くない。
また、「地球の歩き方」には空港内の観光案内所でホテルの予約ができると書いてあったが、私が行ったときには誰もスタッフがおらず、ホテルや観光案内さえ置いてなかった。
結局のところはホテルの予約なしでバヌアツに着いた場合、市内(downtown)にある観光案内所か、サウス・パシフィック・ツアーズという日系旅行社までタクシーで行き、そこで相談する方がいいだろう。
ちなみに私がサウス・パシフィック・ツアーズへ寄ったときは、唯一の日本人スタッフである鷹野氏は日本のテレビクルーと一緒にペンテコスト島(Pentecost Island)へ行っているとのことで会うことができなかった。
(後日、そのテレビ番組は世界ウルルン滞在記の「おかしなおかしな裸の村に・・・坂口憲二が出会った(2000.10.29 On Air)」だとわかった。)

昼食を取り、市内を観光しようと町に出てみるが、さしたる見どころはないようだ。
どうやらバヌアツはマリンスポーツをするかツアーに参加するかしないとダメなようだ。
結局、今日はほとんど何もしないで時間が過ぎてしまった。
夕食は日本食レストランのえびす<Ebisu Restaurant: 営業時間はランチが11:30〜13:30、ディナー18:30〜23:00の毎日 (Opposite the Parliament House: Tel: 23612)>へ行ってみる。
辻さんという日本人が経営しているので情報収集も兼ねて行くといいかもしれない。
店が込んでいるいるときは相手にしてもらえないが、すいていればよき話相手になってもらえるだろう。
ちなみにここへ行くには、ナンバープレートに赤字で「B」の表示があるミニバスを使うといい。
もちろんダウンタウンから歩いても行けるので散歩のついでに寄ってみるといいかもしれない。
また、ダウンタウンは夜になるとほとんどの店が閉まってしまい、やることがますますなくなってしまうようだ。
その代わりといっては何だが、大きなスーパーマーケットがあり、そこで食料などを買い込んでホテルの冷蔵庫に入れておくと食費がかなり浮くような気がした。
もちろん、泊まった部屋はストゥーディオ(studio)タイプのものでキッチンは自炊をするような設備が整っていた。

話は変わるが「あるサイトの掲示板でクローズアップされてきたオフショアアイランド」の1つがバヌアツで、ここに住みたいという投稿がいくつかあり、「では私が実地見学へ」と言った手前、何かお土産をと思ったのが、ホテルにあった電話帳から不動産業者をリストアップしておいた(Pacific Explorerからの情報により加除訂正済)のがこれだ。
私の前に行った人は「電話帳」をそのまま持ってきたという人もあったが、私はそんな重い荷物を下げて帰るつもりはなかったので、暇つぶしにやってみたのだ。
興味のある人はアクセスしてみたらいかがだろうか?

Real Estate Agents in Port Vila (International code: 678)

Name Address

Phone

Fax

Agence Saint-Michel P.O. Box 933

22397

22397

Alliance Realty P.O. Box 637 26600 -
Cabinet d'Affaires de Vanuatu P.O. Box 39

23302

23315

Cabinet d'Affaires du Pacifique P.O. Box 677

23980

23990

Caillard Kaddour Vanuatu P.O. Box 112

22629

22502

Green Farm Ltd (Real Estate) P.O. Box 120

23897

  • 2nd Line

23461

23472

Investment Real Estate Sale P.O. Box 545

23064

23064

Island Property Consultants Ltd P.O. Box 2

24630

24628

Melanesian Group Consultants P.O. Box 1162

23097

22276

Naros Real Estate P.O. Box 646

23320

25260

Prime Real Estate Ltd P.O. Box 211

25907

23799

Transpacific Property Consultants Ltd P.O. Box 1100

22366

23836

Vanplaza P.O. Box 412

23262

  • 2nd Line

24263

23269

Vanuatu Services P.O. Box 209 24568 24784

イリリキ島へ行ってみたものの

9/26(Tue) イリリキ島で海水浴
宿泊先 Olympic / 9,000V (\6,930) per night
[booking sites for you / Vanuatu Hotels (英語)]
関連サイト バヌアツ

今日は朝からどんよりと曇っていてあまり出歩く気分ではない。
晴れていればハイダウェイ島(Hideaway Island)へスノーケリングへ出かけることもできたのだが、こう天気が不安定だとどうしても足が遠のくのだ。
一応、翌日と翌々日はツアーに申し込んでおかないとやることがなさそうなので、ダウンタウンにあるHorizon Toursという会社を覗いてみる。
お薦めツアーとして外に張り出してあった島内観光(Village Adventure-Round Island)が良さそうだったので、それに申し込んでみる。
ほかに国内線を使った離島(Outer Islands)への日帰りツアーもあったが、かなりきつそうなのでやめておく。
基本は1泊2日(overnight)なのでサント島(Espiritu Santo Island)やタンナ島(Tanna Island)にも行ってみたい人は申し込んでみるといいだろう。


ホライゾン・ツアーズのお薦めツアーリスト
(Horizon Tours Recommended Tour Listings)
P.O.Box 1474, Port Vila, Vanuatu
Phone: +678-25050 Fax: +678-25053
1日ツアー(Full Day Tours) 半日ツアー(Half Day Tours) 夕方出発のツアー(Evening Tours)
ツアー名 費用(単位: バツー) ツアー名 費用(単位: バツー) ツアー名 費用(単位: バツー)
Village Adventure (Round Island) 6,500 Neptune Harbor Cruise and Snorkelling 2,950 Meridian Charter Sunset Cruise 4,000
Round Island 5,000 Ghostbuster Inner Harbor Cruise 1,500 Ghostbuster Sunset Cruise 1,500
Lelepa Island Full Day Tour 6,800 Ghostbuster Devils Point Ride 2,600 Solo Feast (every Thursdays) 2,800
Coongoola Full Day Cruise 7,400 Cascade Waterfalls 3,100 - -
Octobussy Full Day Cruise 6,600 Nature Walk and Waterfall View 2,600 - -
Kayaking Full Day 7,400 River Kayaking 4,200 - -

昼前に意を決してイリリキ島(Iririki Island)へ行ってみる。
この島へはポートヴィラのハーバーサイドカフェの前の船着場からフェリー(無料)で行くことができ、Iririki Island Resortへ宿泊して遊ぶのが基本のようだが、単にビーチで寛ぐだけでも何も言われない。
しかしながら今日のような曇り空だと人影も少なく、水の中にいる分には問題ないが、陸へ上がると寒く感じるほどだ。
季節的にはまだ夏(11月〜翌3月)のマリンスポーツのシーズンではないということか。
だからといってやることが他にあるわけではないので、時折見える太陽に期待しながらデッキチェアーに寝そべって時間を潰す。
逆に太陽が出てくると椰子の木陰での昼寝がまことに気持ちがいい。

イリリキ島からのポートヴィラの眺め
Port Vila Port Vila

夕方になってから土産を買いに町に出てみるが、ポートヴィラの表通り(Kumul Highway)の店はほとんどが6時で閉まってしまうらしく結構せわしない。
これについては、えびすレストランの辻さん曰く、「地元の奴らがオーストラリア人のライフスタイルを真似て店を閉めていたら豊かになれるわけない」と手厳しい。
そういえば、ここは新聞も地元の発行でなくてオーストラリアのものを売ってるくらいだから相当に彼らが勢力を持っていることがわかる。

逆に裏通りにある中国系の店は夜も8時までやっているなど商売熱心だ。
Bank of HawaiiからTown Hallの方へ行くと美味しいパンを売っているEric Wong Storeやチャーハン(fried rice)やラーメンが美味しいLam Snack & Take Awayがある。
ちなみにラーメンはアジア各国ではsoup noodleということが多かったので、それに該当するメニューを探したがない。
店の主人夫婦に英語で言ってみるが、どうも伝わりそうもない。
どうやら移住してきたばかりで英語(バヌアツの公用語の1つ)が不得手なようで私も困ってしまった。
別にバヌアツでラーメンを食べることもないが、せっかくの中華料理屋だ。
でもこういうときはうまくしたもので、客として来ていた別の中国人が「ホーメン」と言うのだと教えてくれた。
で、何で中国人に定住ビザが簡単に発行されるのかというと、前出の辻さん曰く、日本が中国に出しているODAで中国がバヌアツに経済援助している見返りだそうな。
いやはや日本政府よ!こういう実態を知っているのかな?

エファテ島周遊ツアーへ

9/27(Wed) エファテ島観光ツアー(Horizon Tours)
宿泊先 Olympic / 9,000V (\6,930) per night
[booking sites for you / Vanuatu Hotels (英語)]
諸費用 ツアー料金: 6,500V=\5,010
関連サイト バヌアツ
エファテ島の地図 (PDF)

午前8時30分、エファテ島周遊ツアーの車が迎えにくる。
観光局の資料によると村やビーチに入るには事前許可がいる(Seek permission before entering beaches and villages.)ようなので、そういった意味でも島内観光ツアーは楽だ。
ドライバーはリチャード(Richard)氏、ガイドはロッシーナ(Rosina)さんという女性だ。
ツアーメンバーは退職したニュージランド人の夫婦と、オーストラリア人の家族連れ、子どもは14歳と12歳の女の子で下の女の子が交換留学で横浜に住んでいたことがあると言っていた。

ダウンタウンを抜けると未舗装の道路が続く。
ガイドのロッシーナさんが周囲の景色について解説を始めるが、ここは完全な英語圏で、しかも日本人旅行客はほとんどいないので、ニューカレドニアのフランソワ(François)さんのように日本人に易しい英語で話してくれないのが辛い。

最初の目的地であるエトン・ビーチ(Eton Beach)ではMorning Swimmingをする。
ニュージーランド人の夫婦が年齢をものともせず水着になって海の中へ入っていくが、私は足を入れただけで早々に出てきてしまった。
緯度の高いニュージランドでアウトドアライフをしている彼らには問題なかったのだろうが、私には太陽の出てない朝に海水浴をする元気はなかった。
それにここはパブリックビーチとはいえ、シャワールームも更衣室もないからね。
海から出たあとも観光が続くので自重するのが正解かもしれない。

エトン村(Eton Village)では軽食(refreshment)が出され、エディー・カリス(Eddie Karis)村長の話があった。
彼は話の中で日本のおかげでインフラが整備されると喜んでいた。
お世辞かもしれないが、詳しいニュアンスを聞き取れるだけの英語力はないから額面通り取っておこう。
彼も私が日本人だとわかると喜んでくれたし、その笑顔に偽りはないと感じたからだ。
村ではちょうど小学校の授業中だったが、私たちは教室の中へ入れさせてもらえ、わざわざそれを中断してまで写真撮影に応じてくれた。
彼らの顔を見て日本で失われつつある子供の無邪気さを感じることができたのは大きかった。


エトン村(Eton Village)
Eton Village Eton Village

しばらく車で北上し、今度はカヌーに分乗してエプレ村へと向かう。
ここではカスタム・ダンス(costom feast)の見学、カバ(kava)の試飲、ラップ・ラップ(lap-lap: 地元のメラネシアン・フード)を味わう。
カバはバヌアツの代表的なお酒でそれを味わうバーまでポートヴィラにはあるが、私が飲んだ限りあまり美味しいものではなかった。
これならココナッツジュースの方が美味しいと思った。
ラップラップは結構美味しく、お代わりも自由なのでちょうどお腹が減る頃にこれが出されるのは大変嬉しい。


エプレ村(Epule Village)
River Epule Epule Village
Epule Village Epule Village

Ntan-Kanas Hot Springsでの昼食を挟み、シビリ村(Siviri Village)へと向かう。
ここの近くにあるLaunwere BeachでAfternoon swimmingをするのであるが、昼食が終ったのが午後2時と、泳ぐには肌寒くなる時間帯でのスケジュールだった。
真夏の晴れた日なら全く問題ないのだが、さすがに今の気候では厳しかった。
ツアーで来ていた全員が「せっかくだから」と海に入って行ったが、喜んでいたのはニュージーランド人の夫婦だけだった。

Afternoon swimmingのイベントが終って未舗装の道路を私たちを乗せた車がひた走る。
途中では現地の人たちが私たちに手を振ってくるので、私たちも笑顔とともに手を振り返す。
まるで、王族の通過儀礼のようだ。
最後はクレムス・ヒル(Klems Hill Lookout)でコーヒーブレークだったが、時間も5時となり、Tシャツ1枚でいるのは涼しすぎる気温だ。
こんなことなら上着を持ってくればよかったと思ったが、ダウンタウンと丘陵地では気温差がずいぶんあると感じた。
まあ、午前と午後に海水浴タイムがあるツアーで上着を持参することは考えなかったけどね。
とりあえずいろいろ見てそれなりに楽しめるツアーだった。
できればもっと気候がいいときに行けたら良かったけどね。

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