まだ来ぬ夏を思い・・・

9/28(Thu) カスケード・ウォーターフォールへのツアー(Horizon Tours)
宿泊先 Olympic / 9,000V (\6,930) per night
[booking sites for you / Vanuatu Hotels (英語)]
諸費用 ツアー料金: 2,600V=\2,000
関連サイト バヌアツ
エファテ島の地図 (PDF)

今日こそはハイダウェイ島(Hideaway Island)へ行こうと意気込んでいたが、またもやどんよりと曇った空を見上げ意味もなく町に出ることにした。
島へ行こうと思っていなければ昨日のうちに1日ツアーに申し込んでいるとことだが、もはや残された時間は今日の午後しかなく、何か半日ツアーでいいものがないかと探していたらあったのが今回参加したカスケード・ウォーターフォールへのツアーだ。
カヤックのツアーもいいと思ったが、自分で漕ぐのを体験するのでなく、パドラーに漕いでもらってただ乗ってるだけみたいだったのでやめたのだ。

午後になってツアーの車が来たが予想に反して参加者は私だけだった。
車には私のほかにも地元の人が乗っていたが彼らはこれをバス代わりにしているようで、途中の乗降客からは一切金をもらってなかったようだ。
どうやら知り合いを乗せて運んでるという感覚のようだ。

昨日のツアーで最後に立ち寄ったクレムス・ヒル(Klems Hill Lookout)に着くとドライバーがネイチャーガイドのカロリー(Kalori)さんの後を付いていくように言った。
ガイドと言っても地元の農家のおじさんが片手間にやってるような感じで、ブッシュの中を下草を払いながら進むついでに植生や果物の紹介などをしてくれるだけだ。
私が英語が不得手と知って多くを語らないのか、彼が不得手(バヌアツの公用語はビスラマ語/Bislama <Pidgin English>)だからそうなのかはわからないが、昨日のロッシーナさんとはえらい違いだった。

丘の上から滝の写真を取っているとカロリーさんが「泳ぎに行くか?」と聞くので私は一も二もなくイエスと答える。
決して泳ぎたいと思うほど暑くはなかったが、ここまで来て何もしないで帰るのはバカバカかったし、思ったより水の中は結構暖かかった。
天気のいい日だったら子どもの遊び場としてはここの滝壺は最高のところだ。


カスケードへのツアー
Cascades Cascades
自然遊歩道からの滝の眺め カスケードの泉
Cascades Klems Hill
ここから滝壷へ飛び込むことができる。 ネイチャーガイドのカロリーさん親子

とりあえず滝壺でしばし遊んだ後、クレムス・ヒル(Klems Hill Lookout)まで戻りコーヒーをご馳走になる。
カロリーさんの子どもたちの写真を撮ってあげたあと、奥さんとしばし話をする。
やはりナチュラルスピードの英語より彼らの話してる方が断然わかりやすい。
本当はこんなことではいけないのだけどね。
最後の晩餐は日本食レストランのえびす<Ebisu Restaurant: 営業時間はランチが11:30〜13:30、ディナー18:30〜23:00の毎日 (Opposite the Parliament House: Tel: 23612)>へ行ってみる。
食事をしながら「いつもこの時期はこんな愚図ついた天気が続くのか?」と聞いたら辻さん曰く、「今年は異常気象だからで、いつもの年なら毎日暑いんだ。」とのことだった。
考えてみればニューカレドニアよりもはるかに赤道に近いバヌアツが毎日こんなに涼しいのは異常としかいいようがないからね。
ガイドブックには都市以外はマラリアにも気をつけろ、と書いてあったぐらいだから。

この旅行の1年後に南太平洋に浮かぶツバルという国が存亡の危機にさらされていると読売新聞は報じた。(気候難民の危機
2001年3月28日にアメリカが京都議定書を離脱したことで、さらに地球環境問題の国際的な取り組みは困難を極めている。

ヌメアでトランジットにいい場所はないのかな?

9/29(Fri) ポートヴィラ(バウアフィールド) 10:00-エアーカリン/エールカラン(SB)233-11:00 ヌメア(トントゥータ)
ヌメア市内でショッピング
ヌメア(トントゥータ) 23:59-エアーカリン/エールカラン(SB)880-翌6:40 大阪(関西国際)
宿泊先 Tontoutel / 6,500Fr (\5,270) per night
[booking sites for you / Pacific Resort.com (英語)]
ホテルの空港送迎: 1人312Fr=\250(空港から来る場合は空港案内所でリクエスト)
諸費用 ポートヴィラのミニバス / ダウンタウン-空港: 300V=\230
トントゥータ空港からのバス: 400Fr=\320
関連サイト ニューカレドニア バヌアツ

ポートヴィラは朝から雨だった。
今日は帰るだけだから問題ないが、結局天気が良かったのは到着日だけだった。
空港までは通りかかったミニバスをつかまえて乗って行く。
ダウンタウンの中なら100V(\80)で行ってくれるが、空港やハイダウェイ島(Hideaway Island)へ行く渡し船が出るメレ(Mele)へは300V(\230)かかる。

空港はほとんど買い物客もいなく閑散としている。
やはり日本人が大挙して行くニューカレドニアとは大きな違いだ。
で、こんなところにも珍しく日本人のカップルがいたので声をかけて見ると、何とサント島(Espiritu Santo Island)に住んでいるとのこと。
これからバカンスでニューカレドニアへ行くとのことだが、英語よりビスラマ語の方が得意という変り種だ。
こんなところでも我が同胞が生活しているのかと思うと、何となく嬉しくなるね。
彼ら曰く「パソコンのおかげで日本語のニュースもリアルタイムで入手できるし便利になったとのこと。マラリアは現地人でもかかるくらいポピュラーな病気だと。」
でも私が滞在中に罹ったらお手上げだったね。

トントゥータ空港(La Tontouta)に戻った私は予約してあるホテル・トントゥーテル(Hotel Tontoutel)と向かう。
空港の案内所でホテルに電話してもらい送迎車を回してもらう。
厳密に言えば今夜は泊まるわけではないのだが、深夜発のフライトのためにトランジットするのにこのホテル以外にいいところがなさそうだからホテルの施設を使いたいがために宿泊予約をしただけだ。
もし、そうしておかないと荷物はともかく汗だくのまま飛行機に乗らないといけなくなり、それは避けたかったからだ。

ホテルのレストランで昼食を取り、ヌメアの市内へ行くことにする。
市内やアンスバタのホテルに予約がある場合は、空港からホテルまではたいてい送迎が付いているだろうが、私の場合はそんなものはないので、バスかタクシー(約8,000Fr=\6,480)に乗るしかない。
バスに乗りたいときは、ホテルの車で空港まで連れていってもらい、そこで路線バスに乗り換える方がわかりやすいが、路線バスはホテル近くの街道を通過するので、最寄りのバス停へ連れて行ってもらうよう交渉するといい。
もっともそんな辺鄙なバス停で待つときは時刻表を確認しないととんでもないことになるけどね。


トントゥータ国際空港・ヌメア間のバス時刻表
(2000年9月現在)
運転日 運賃 トントゥータ発 ヌメア発
(長距離バスターミナル)
平日(月曜〜土曜/Lundi-Samedi) 400Fr 6:00-60分毎-18:00 5:30-60分毎-18:30
日曜・祝日(Dimanche et Jour Feries) 420Fr 7:00, 8:00, 9:00, 10:00, 11:45, 14:15, 16:15, 18:15 6:30, 7:30, 8:30, 9:30, 10:30, 13:00, 15:00 17:00, 18:00
所要時間: 約1時間10分
2002年に長距離バスが一新され、名前もCARSUDとなり、トントゥータからの場合、パイータ(Païta)までC1ラインに、そこでCラインに乗り換えてモンラベルターミナル(Montravel bus terminal/Gare Routière Montravel)へ行く。さらにヌメア市内バスのオレンジラインに乗り換えてココティエ広場へと行くことになる(地球の歩き方より)。
つまりほとんど空港から観光客路線としては機能してないため、エアーポートシャトル(SCEA: 2,500Fr)かあらかじめツアー会社で送迎を利用した方がいいだろう。

久々に行ったヌメアの町をぶらぶらしながら私は公園でビールを飲んだり、土産物を買ったりして時間を潰した。
バヌアツのポートヴィラでもそうだったが、ヌメアも中国系の店の方が同じものでも若干値段が安い。
そのかわり体裁にこだわらないので、綺麗な箱詰めになったりはしていない。
少なくともニアウリのエッセンスなどはアンスバタで買うより安いのでヌメアにいる間に探してみてはどうだろうか?


ヌーメア観光
St. Joseph Cathedral Noumea
セント・ジョセフ大聖堂 夕刻のモーゼル湾

買い物を終えた私は再びローカルバスに乗ってホテルへ戻る。
地元の人しか乗ってないバスなので英語で話しかけても全く通じないようだ。
このまま空港まで行ってホテルの送迎バスを使おうと考えていた矢先に乗客が私1人になったので、ドライバーにホテルのパンフレットを見せたら、寄り道してホテルの前まで連れて行ってくれた。
こういうことは日本では考えられないが、時間などあまり気にしないお国柄ならではの優しさだったのかもしれない。
でも国際空港行きバスなのに空港へ行く人が全く乗っていないバスも世界的に見て珍しいだろうな。

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