3/16(Fri) | 台北 9:00-(臺鐵/急行・莒光號)-12:46 花蓮 |
宿泊先 | 統帥大飯店 / NT$2,200 (8,140JPY) per night |
[booking sites for you / Hotel Club (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | 急行・莒光號 / 台北-花蓮: NT$343=1,270JPY |
関連サイト | アジア総合リンク 台湾 台北 花蓮と太魯閣 |
今日は台湾東海岸の観光拠点の1つである花蓮(Hualien)へ午後には着くことになっていた。
そのために早起きをして台北駅へ向かい、莒光號(Chu Kuan Express)の指定券を入手したときは、これで今回の旅行はすべて予定通りだと思っていた。
しかし、プラットホームに下りて行くとどうも様子がおかしい。
8時40分に来ているはずの自強號(Tze-Chiang Express)、つまりとっくに出発しているはずの列車の到着表示がされっ放しだったのだ。
そして、しばらくすると準點(on time)の表示が晩點(delayed)に変わり、当然のことながら後続の私たちの乗る列車も遅れて出発することが確定的になった。
普通列車の一部は開車未定(to be announced)になり、中国語がわからない私たちと、英語も日本語もわからない駅員とではどうなっているのか確認する術もなく時がたつのを待つだけであった。
時折アナウンスが入るがそれは基本的に中国語で、英語が併用されるのは自強號(Tze-Chiang
Express)のときだけであった。
しかもホームの階段を上り下りして見ると、出発番線がいつのまにか(私たちがアナウンスを理解できなかっただけだろうが)変更になったりもしていた。
結局、私たちの乗る予定の列車は1時間20分遅れで出発した。
莒光號(Chu Kuan Express)が台中(Taichung)や彰化(Changhua)といった西海岸沿いの都市から来る列車であるため、そちらで何か事故があったのかもしれないが、私たちに詳しいことがわかるはずもなく、無事に花蓮(Hualien)へ行けただけでホッとしたのだった。
花蓮(Hualien)へ到着したのは午後2時過ぎだった。
私たちはちょっと見渡した限りでは駅前に銀行がないことにあせった。
台湾ドルの引き出しなら台北駅構内のATMでいくらでもできたのだが、まさか大きな観光都市の駅前に銀行がないとは想像もしなかったのだから・・・
そして、台北や嘉義(Chia Yi)でもそうだったように花蓮駅の構内にも観光案内所はなかったので、ガイドブックにあるメインストリートである中正路(Chunsun/Zhongshan
Road)に向かうことにした。
駅前にはタクシーの客引きがたくさんいて、「銀行へ連れて行ってくれ」と行って通じれば何の問題もなかったのだが、それを試すだけの心の余裕を私たちは失っていたのだった。
ガイドブックの記載が正しければ銀行は3時30分に閉まるので若干の余裕はあるが、もたもたして見つけられずに両替できなかったら明日の観光ツアー代を捻出するのが困難になるかもしれなかった。
必死で歩き続けた結果、時間ギリギリで見つけた臺灣土地銀行(The Land Bank of Taiwan)、ここで辛うじて米ドルのキャッシュ(日本円、TCは両替不可)を両替することによって最悪の事態を免れることができた。
ちなみに私たちが泊まったホテルの周囲には外貨の両替のできる臺灣銀行(Bank of Taiwan)や中國國際商業銀行(The International Commercial Bank of China)があったが、探しているときは見つからず、何でもないときはいくらでも見つかるという典型的な例だった。
最後に外国で本格的に鉄道旅行をしたのが1998年のスペイン、それ以降は時間が正確なことでは世界に冠たる我が日本以外では鉄道旅行などしなくなっていた。
そう、昔の外国旅行では列車の遅れもきちんと計算に入れていたのが、いつのまにか気にしなくなっていたのだ。
ちょっとした油断が大きなミスにつながるところだった。
危ない!危ない!
両替が終わってホッとしたところで、ガイドブックに書いてあった花蓮旅行社へ向かうことにした。
ここなら日本語が通じるらしいので、今夜のホテルと明日の太魯閣(Taroko Gorge)へのツアーの申し込みをする。
ついでに「列車のチケットがここで取れるか」と聞いたら、それはダメだという返事が返ってきた。
どうやら台湾では列車のチケットを入手するのにオンラインで注文しても現物を駅まで取りに行かないとならないので、スタッフの少ない旅行会社では扱ってないのだろう。(台湾黄昏地帯 乗車ガイド <優等列車編>)
結局のところホテルのフロントで頼んだら手数料込みNT$400(1,480円)で翌日の莒光號(Chu Kuan Express)の指定席を取ることができた。
要するに、ホテルではサービスの一環として、直接駅の窓口に買いに行ってくれたのだ。
中国語ができず、また駅から遠く離れたホテルに泊まってる私たちにしてみれば、手数料のNT$57(210円)は安いものだった。
3/17(Sat) | 太魯閣1日観光(花蓮旅行社) 花蓮阿美文化村でショー見物 |
宿泊先 | 統帥大飯店 / NT$2,200 (8,140JPY) per night |
[booking sites for you / Hotel Club (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | ツアー代金: NT$700=2,590JPY 花蓮阿美文化村のショー: NT$200=740JPY / 送迎: NT$100=370JPY |
関連サイト | アジア総合リンク 台湾 台北 花蓮と太魯閣 |
今日は昨日申し込んでおいた太魯閣(タイルーガー/Taroko Gorge)への1日ツアーへ行った。
メンバーはドライバー兼ガイドの沈(Shen)さん、台湾人の夫婦と私たちの5人である。
車は太魯閣遊客中心(Taroko Visitor Center/太魯閣渓谷の入り口)から立霧渓(Liwu
River)沿いの中横公路(Central Cross-Island Highway)を、燕子口(Yentzukou/Swallow
Grotto)、九曲洞(Chiuchutung/Tunnel of Nine Turns)、慈母橋(Tzumu Bridge/Marble
Bridge)と止まりながら進んでいく。
止まったところで、沈(Shen)さんの説明があって写真を撮りながらさらに先へと進む。
天祥(Tienhsiang)へは花蓮客運(Hualien Bus)のバスに乗って行くこともできるが、本数が少なく途中の景色を見ながら行くのが困難になるので、太魯閣に関しては現地ツアー参加がベストだ。
ツアーは何のトラブルもなく順調に日程を消化していく。
天祥(Tienhsiang)はこのツアーのハイライトで史跡の見学時間も多めに取っている。
それでも文山温泉(Wenshan Hot Spring)へ行っている時間がなかったのが心残りだった。
歩いて行こうと思ったら1時間近くかかるし、ツアーのメニューに追加してもらうこともできたのだろうが、私たちとしてはただ見学するだけでなく浸かってみたかったからだ。
でもそんなことしていたら1泊するハメになってしまうかもな。
太魯閣(タイルーガー/Taroko Gorge)へのツアー | ||
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燕子口(Swallow Grotto) | 長春祠(Eternal Spring Shrine) | |
天祥(Tienhsiang) |
緑水(Lushui)での昼食を挟み、最終目的地の長春祠(Changchun Shrine/Eternal
Spring Shrine)へと向かう。
ここには中横公路(Central Cross-Island Highway)建設に際して殉職した人の霊が祀ってあるというところで、岩の割れ目から水が激しく湧き、滝のようになっている。
長い月日がたてば、いずれ地盤が割れて祠ごと壊れてもおかしくないような感じである。
そして順調に終わりになろうかというツアーだったが、やはり最後の最後で土産物屋(紅龍玉石有限公司)に連れて行かれた。
これは格安パックでは内外を問わず、あり得るシチュエーションなのだが、いかに相手の攻勢に負けないか?というのがキーなのだが、いかんせん土産物屋にいるのは我々だけだ。
しかも相手は日本語が流暢ときている。
何か適当に小物を買ってどうにか、と思ったのだが、あまり実用的でないものは買いたくない。
結局、特注の印鑑を作ってしまったのだが、2人合わせてNT$4,000(14,800円)と結構な出費となってしまった。
で、それを未だに使ってないのだが、今からでも実印登録すべきだろうな。
それとも家宝にすべきなのかな?当然、材質はいいものなんだけどね。
阿美族の伝統的な踊り(花蓮阿美文化村にて) | |
夜はホテルのスタッフに花蓮阿美文化村(Ami Cultural Village Hualien)でのショー見学を申し込む。
送迎は往復NT$100(370円)、入場料がNT$200(740円)で、ショーは1日2回、17:30と19:20からである。
ソフトドリンクと土産物はショーが行われる建物の中で手に入るが、食事はショーが終了してから市内で食べるようになる。
司会進行は中国語と日本語で行われ、ラスト・ステージでは見物客も彼らと一緒に踊るようにお誘いが来る。
このとき手を挙げるか、前列の方に座っていればお誘いが来やすいので、参加したいなら前の方に座ったらいいだろう。
見物客は台湾ということもあって日本人が非常に多く、欧米人はほとんど見かけなかった。
でも勇気を出して踊りに参加した人の中に彼らがいたのはさすがだね。
「旅の恥はかき捨て」?ちょっと違うかな?