古(いにしえ)の歓楽街

3/18(Sun) 花蓮 11:32-(臺鐵/急行・莒光號)-15:21台北
宿泊先 逸屯/逸邨大飯店(星乃湯) / NT$3,300 (12,210JPY) per night
[booking sites for you / だるまツアー (日本語)]
諸費用 急行・呂光號 / 花蓮-台北: NT$343=1,270JPY
MRT: NT$35=130JPY
タクシー / 統帥大飯店-花蓮駅: NT$100=370JPY
関連サイト アジア総合リンク 台湾 台北 花蓮と太魯閣
台北で公娼制度廃止-100年の歴史に幕

今日は朝から雨が降っている。
幸いなことに移動日に当たっていたので大勢に影響はなかったが、あまり大降りにならないことだけを祈る。
日曜日ということもあって台北行きの列車は混んでいて一番早い自強號(Tze-Chiang Express)は昨日の時点で売り切れ、仕方なしに莒光號(Chu Kuan Express)に乗ることになった。
台北着が3時過ぎで、そこからホテル探しをするのは大変かもしれないが、とりあえず新北投(Hsin Peitou/Xin Beitou)までMRTで行くことにする。
土曜日ならともかく日曜日の宿泊ならどこか空いているだろうという期待だ。

これから私たちの行く北投温泉(Peitou/Beitou Wenchuan)に関してはこういう記事がある。
台北近郊にはいろいろな温泉があるが、とりあえずMRT一本で行けることと、歴史の名残を感じられるところがいいだろうと思った。

北投温泉は往年の赤線地帯
It was here that the Japanese, great hot spring aficionados, built their first resort in Taiwan, Peitou.
Throughout the Japanese era, the town was a bustling holiday center, and for some time a rowdy red light district.
But licensed prostitution in this place already extinguished in 1979.
At last "The red lights of Taipei's Snake Alley (Huahsi Street) extinguished on March 28, 2001, and Taipei's 100-year history of licensed prostitution has come to an end." said Taiwan's newspaper.
Now, Peitou has become much more sedate in middle age, but many of the old Japanese inns, temples and villas have been preserved in pristine condition.

温泉の熱烈な愛好家(hot spring aficionados)である日本人が、台北市の北投(ペイトウ)に作った最初の保養地がここであった。
日本統治時代を通してこの町は賑やかな保養地であり、また時には騒々しい赤線地帯(red light district)であった。
しかし、当地の公娼(licensed prostitution)制度は1979年に廃止され、ついに「台北の蛇市街(Snake Alley=華西街(Huahsi Street)の公娼は、2001年3月28日に廃止され、台北の公娼制度は100年の歴史に終わりを告げた。」と、メディアは報じている。
今日、北投は落ち着いた壮年・熟年向けの町となったが、古い日本旅館、寺院、住宅の多くは手付かずのままその佇まいを残している。

私たちが逸屯/逸邨大飯店(星乃湯)に泊まることにしたのは近くに地獄谷(Hell Valley)と、屋台街があるというガイドブックの記載があったからだ。
しかし、花蓮(Hualien)の銀行のときと違って、ギリギリセーフとはいかずに地獄谷はすでに入り口が閉まった後だった。
ここは月曜は休みなので、結局のところ典型的な日本の温泉旅館の情緒に浸るために泊まったようなものだった。
しかも北投温泉博物館(Peitou/Beitou Hot Spring Museum)も午後5時で終了(月曜は休み)と、後は温泉街の散策をするだけとなってしまった。
私たちの泊まったホテルの近くは若干のレストラン、商店はあったが、屋台街というのには程遠く、寂れた温泉街という感じは否めなかった。

通りすがりに寄ってみて、活気があったのは公衆浴場の龍泉(Lungchuan/Longquan)、ここは入浴料が1回NT$100(370円)で、地元の人たちの憩いの場という感じがした。
あとパンフレットを見た限りでは、光明路(Kuanming Road)にある水都北投温泉會館(Suidoo Spa Spring Resort)がいろいろな施設があって楽しめそうだった。
宿泊がメインのようだが、日本の健康ランドのように日帰り入浴もできそうな感じがしたので、現地の旅行会社にでも聞いてみたらいいかもしれない。


逸屯/逸邨大飯店(星乃湯)/I-Tsun Hotel (Hoshinoyu)
住所:台北市北投區林泉里温泉路140號 (140 Wenchuan Road, Peitou, Taipei)
電話:+886-(0)2-2891-2121 FAX:+886-(0)2-2893-7129
紹介記事: The guide of Taipei hot spring resorts
I-Tsun Hotel I-Tsun Hotel
和風の家屋 和風の畳部屋
I-Tsun Hotel
和風の庭園

最後に、逸屯/逸邨大飯店(星乃湯)の浴室内には英語で次のような表示があった。
このホテルにどの程度の欧米人が来るのかわからないが、日本の温泉旅館もここを参考にしたらいいと思う。
ちなみに女将は日本語は流暢だが、英語は全くダメとのこと。
台湾の温泉ホテルでできて日本の温泉ホテルでできないわけはないのだから、国内の観光業界の人も英語ができる人がいない、と言ってしり込みしてないでパイを広げる努力をしたらいいと思う。
減っていく日本人観光客の取り合いをしていても仕方がないのだから・・・

温泉に入るときのエチケット
(etiquette for enjoying Japanese style hot spring)
  1. 入浴のときは湯船の外で最初にシャワーを浴びることになっている。(When entering the thermal pool, you are supposed to first take a shower outside of the pool.)
  2. 身体をきれいにしたら、湯船に入るのだが、そこではただ温まるだけである。(After cleaning yourself, you enter the pool which is used for soaking only.)
  3. 湯船にタオルを浸けたり、石鹸を湯船のお湯に入れたりしないこと。(Don't bring towel into the pool, and no soap should get into the bathing water.)
  4. 身体を洗うときは湯船の外で洗うこと。(Washing your body is outside of the pool.)
  5. 泳ぐことは許可されていない。(Swimming is not allowed.)

フットマッサージを台北で

3/19(Mon) ショッピングとフットマッサージ
宿泊先 金星大飯店 / NT$1,500 (5,550JPY) per night (2006年1月8日廃業)
諸費用 MRT: NT$35=130JPY
関連サイト アジア総合リンク 台湾 台北

台北観光のハイライトである國立故宮博物院(National Palace Museum)に行くのをすっかり忘れていた。
ノリはすかさず行くと言って出かけたが、私はあまり博物館や美術館に行く気にもなれず、フットマッサージをしてもらうことにした。
行き先はガイドブックに紹介されていた美樂健康中心(Miraku Foot Reflexology Center: Tel 02-2542-2927 10:00-21:00 水曜休)、場所は老爺大酒店(Royal Taipei)の並び、中山北路二段(Zhongshan North Road Sec. 2)25號の台灣電氣大樓(台湾電気大楼)の6階にある。
ここは難波鉄也氏が代表者を務めるところなので日本語が通じるところが嬉しい。
およそ台北のフットマッサージは日本語が通じるところが多いが、ここは泊まっているホテルから近かったので選んだのだ。
私が選んだのは90分、NT$1,500(5,550円)のコース、こうしてみると日本とあまり値段的には変わらないかな?

残りの時間は新光三越とDFS台北でショッピングだ。
ちなみにお土産としてポピュラーな鳳梨酥(Feng Li Su/パイナップルケーキ)は市内の店で買う方が安い。
時間がなければ仕方がないが、南京東路一段(Nanjing East Road Sec. 1)と林森北路(Linsen North Road)の交差点にある、その名も鳳梨酥(Feng Li Su)だと24個入りがNT$220(810円)、36個入りがNT$330(1,220円)で買える。
ほかの店にもたくさんあるだろうから市内観光のついでに買っておけばいいだろう。

やっぱり遅れるノースウェスト

3/20(Tue) 台北(中正) 9:30-ノースウェスト航空(NW)008-13:25 東京(成田)
関連サイト らっしゃい東京 (http://www.tcvb.or.jp/)
成田空港 (http://www.narita-airport.or.jp/)

空港のチェックインカウンターで行列を作っていると、目の前に「この便に乗らなければUS$400(47,730円)をあげる」という張り紙があった。
要はオーバーブッキングしたということなのだろう。
最後の方でチェックインすればもしかしたらビジネスクラスに乗れたかもしれないし、搭乗便変更の意思を示せば高級ホテルに泊まってもお釣りが来るかもしれなかった。
しかし、悲しいかな私は翌日に出席しなければならない会議の日程が入っており、なくなく(!?)チャンスを棒に振らなければならなかった。
非常に残念だが、案外、世の中はこういうものかもしれない。
で、この混乱のあおりで離陸は1時間遅れた。
ノースウェスト航空はよく遅れるというが、エンジントラブルであったり、オーバーブッキングの調整であったり、あまりにも収益第一主義のマイナス面が出すぎてるような気がしてならない。
それを真似する日本の企業、「過ぎたるは及ばざるが如し」とならなければいいのだが・・・

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