8/30(Wed)-31(Thu) | 8/30 | 東京(羽田) 20:40-エミレーツ航空(EK)6251-21:55 大阪(関西) 23:15-EK317-翌5:00 ドバイ |
8/31 | ドバイ市内観光 ホテルのプールで寛ぐ デザート・サファリ・ツアー(Sun Tours) |
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宿泊先 | Holiday Inn Downtown / 282D (\8,900) per night | |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | ||
諸費用 | メータータクシー / 空港-ホテル: 26.4D=\840 ドバイ・クリーク・クルーズ: 100D=\3,180(交渉可) アブラ(abra=水上タクシー): 0.5D=\20 ツアー料金: 250D=\7,950 |
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関連サイト | イスラム諸国総合リンク アラブ首長国連邦 ドバイ観光にはTHE BIG BUSでの移動がおすすめ by kz@銅鑼湾 |
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アドバイス |
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今年の夏、私はエミレーツ航空に乗ってドバイ経由、イタリア、マルタ行きの旅に出た。
この航空会社を使ったのは税・サーチャージ込みで142,300円という破格とも言える安さが魅力だったからだ。
それに関西空港を夜出発するので、時間の有効利用が図れるというのも決め手になった。
マルタへの乗り継ぎの関係でドバイに1泊しなければならず、思わぬ形で久々のイスラム圏を垣間見ることができた。
ところが、この航空会社を使うには大きな問題があり、ドバイに到着するのが午前5時というとんでもない時間であることだった。
そのままマルタ行きのフライトに乗り継げれば何の問題もないのだが、こんな早朝に着いてもやることがあるのか不安だった。
そして、当日、私は羽田から約13時間半のフライトの後にドバイ国際空港(Dubai International Airport)に下り立った。
早朝からイミグレーションに流れるコーランの調べと、アラブの衣装、ガラベーヤ(galabeya)を纏った人が大勢いたことがイスラムの国に来たことを実感させる。
このコーランの調べは私を一瞬不安に陥れた。
なぜなら、アラブ諸国で早朝(夜明け前)にコーランが流れるということは、1日5回の礼拝のうちのファジュル(Fajr)の儀式、私が大行列の真っ只中にいる途中で、彼らがお祈りのために仕事を中断してしまうのではないかと思ったからだ。
ところが彼らは仕事を中断して礼拝をするようなことはなかった。
それが敬虔なイスラム教徒して正しいかどうかは別にしてもだ。
それにUAEは西欧諸国のように出入国カードの記載が不要だった。
湾岸(GCC=Gulf Cooperation Council)諸国の国民ならまだしも、その他の国から来た人まで不要というのは考えられなかった。
もしかして、UAEって先進国なのかと思ったのはこのときだった。
ドバイ・クリーク・クルーズ | |||
高層ビルが立ち並ぶクリークの沿岸 | |||
クリークの沿岸 | アブラ(abra) | グランド・モスク | バール・ドバイ地区のオールドスーク |
アブラ乗り場 | デイラ地区 | ホテルのプール |
空港からタクシーに乗ってホテルに到着した私はフロントで何時にチェックインできるか聞いてみた。
すると意外なことに午前7時半には部屋に入ることができると言われたので、それまでロビーで待つことにした。
私は、その間に、午前中は旧市街を散策し、午後はホテルのプールで寛ぎ、夜はデザート・サファリ・ツアー(Desert Safari Tour)に参加するという、一見まともな計画を立てた。
そして、ホテルにチェックイン、荷物を置いた私は、無謀にも真夏のドバイを散策しようと旧市街へと向かった。
ところが、真夏のドバイを歩いている酔狂な人はほとんどいない。
それに私の泊まったホテルは旧市街から意外に遠かったのだ。
私はホテルのツアーデスクで、デザート・サファリ・ツアー(Desert Safari Tour)を申し込んだとき、シティツアーもいかがかと勧められたのを断ったことをひどく後悔した。
それでも街歩きの途中で、ドバイ・クリーク・クルーズ(Dubai Creek Cruise)の乗り場を見つけ、ボートに乗ることができたのがせめてもの救いだっただろうか。
クリークの周囲は高層ビルが立ち並び、雰囲気はまるでシンガポールのようであった。
途中でクルーズ船を下りた私は、バール・ドバイ地区のオールドスーク(Old Souk at Bur Dubai)や、デイラ地区(The area
of Deira)を見て回る。
あまりの暑さに目が眩みそうである。
昼食を地元のレストランで取った後は、さすがにタクシーに乗ってホテルへ戻ろうと思ったのだが、これがまた大変である。
まず、私のいた場所が悪かったのか、タクシー乗り場がなかなか見つからなかった。
仕方がないので、歩いて帰ろうとしたが、さすがにこれは無謀であった。
しかも途中で流しのタクシーを捕まえようとしても、すべて乗車拒否のように走り去ってしまう。
まるで、決まった乗り場からでないと、客を乗せてはいけない規則でもあるのかと思えるほどだが、歩いている途中でタクシー乗り場がどこか尋ねると、決まって目の前の道で拾え、と言われる。
いったいどうなっているのかと思うのだが、命からがらといった感じでショッピングセンターにたどり着き、そこでタクシーに乗れたときは死の淵から生還したような気分だった。
デザート・サファリ・ツアー | |||
幻想的な砂丘 | 同行のガジャール(Ghajar)さんと | 砂丘下り(dune bashing) | |
日没 | ラクダ乗り | ガジャール(Ghajar)さん夫妻と水タバコ(シーシャ=shisha)を吸う | アラブの衣装、ガラビーヤ(galabeya)体験 |
ベリーダンスショー(belly dance show) |
ホテルのプールで寛ぎ、夕方になってデザート・サファリ・ツアー(Desert Safari Tour)へ出発する。
このツアーはドバイでは一番ポピュラーなもので、ハイライトは4WDでの砂丘下りとベリーダンスショー(belly dance show)である。
この砂丘下りはオーストラリアのピナクルズ(Pinnacles)で体験したような車に乗ったままのサンドスキーといったもの、同乗していた白人の子どもたちがキャーキャーと喜んでいた。
それが終わると夕食の時間となるのだが、ツアー客が到着してから食事の準備を始めるのでだいぶ時間がかかる。
その間、私たちはアラブ人の衣装であるガラビーヤ(galabeya)を着けてコスプレをしてみたり、水たばこ(シーシャ=shisha)を吸ったり、おしゃべりをしながら時間を潰す。
ちなみにソフトドリンクは無料だが缶ビールは1本15ディルハム(480円)と相当に高い。
そして、いよいよベリーダンスショー(belly dance show)、女性が肌を露出してはいけない、というイスラムの国でこうしたダンスショーがあるというのも不思議な気はするが、ショーが進むうちに、ダンサーに踊りに誘われた白人女性に混じって、アラブ人たちも飛び入りで参加し、ノリノリである。
ベリーダンスというものを今回の旅行で初めて見たが、なかなかエキゾチックで良さそうだ。
デザート・サファリとは言うものの、私にとっては、これを見るためだけにツアーに参加したような気がするが、それだけの価値はあったように思えた。
9/1(Fri) | ドバイ 8:35-エミレーツ航空(EK)107-14:10 マルタ(ルア) |
宿泊先 | 佐藤さん宅でのホームステイ |
諸費用 | メータータクシー / ホテル-空港: 12.1D=\390 |
関連サイト | 欧州総合リンク アラブ首長国連邦 マルタ ドバイの宝くじ by kz@銅鑼湾 |
ドバイのトランジットを楽しんだ私は予定通り、マルタ行きのフライトに乗るために空港へと向かった。
この空港では宝くじを買うことができ、香港資産運用奮闘記を運営している石田さんによれば、日本よりはるかに高い確率で高額当選するそうだ。
私もマルタへ行く前に買おうかと思ったのだが、1口1,000ディルハム(31,000円)と聞いて怯んでしまう。
株式投資をすると思えば大した金額ではないのだが、やはり所詮は宝くじ、そこまでしても・・・と思ったのは事実である。
ドバイの宝くじ(Dubai Duty Free's Millennium Millionaire) |
ドバイからマルタへ飛ぶエミレーツ航空のフライトは途中でキプロス(Cyprus)のラルナカ(Larnaca)を経由する。
ここで降りる人も結構いて、何があるのだろうかと興味津々である。
帰国してから調べてみたら、世界遺産と地中海リゾートが魅力の国とのこと、どうやら南欧の国々と同じような雰囲気のようだ。
もちろん、私はここで降りずにそのままマルタまで行く。
約7時間半のフライトの後にマルタ(Malta International Airport)へ到着した私は、HSBC MaltaのATMでマルタリラの現金を引き出す。
為替レートは何と1マルタリラが365円、まるで日本が対米ドルで固定為替相場を取っていた時代のレートとほとんど同じである。
私が最初にマルタへ来た1999年9月に1マルタリラが290円だったときも高い、と思ったが、今回はそれをはるかに上回るものであった。
空港の到着ロビーでは懐かしのトニーさんが出迎えてくれる。
彼との再会は2001年9月以来、約5年ぶりのことだ。
そのまま佐藤さん宅へ案内された私は彼女との再会を喜び合う。
その彼女は今や日本にいることが多く、かつてのようにホームステイを受け入れることは少なくなったそうだ。
その中でたっきーさんという素敵な女性がホームステイしており、佐藤さん曰く、彼女はたまたまタイミングが合っただけとのことらしい。
まあ、私にしてみてもタイミングが良かったのかもしれないが・・・(爆)