マルタで夏のバカンスを

マルタへ戻ってきた私は残り2日間をのんびりと過ごすことにした。
イタリアへのエクスカーションの間は、精神的にハイな状態が続いていたので、ここで充電をしておかないと帰国後に支障がありそうな感じだった。（笑）
幸いにも、佐藤さんや日本人留学生のたっきーさんがいるおかげで日本語に飢える(!?)心配はなかった。
佐藤さん曰く、今夜はトニーさんのところに泊まっている留学生も来るのでパーティをしようとのことだった。

それまでは1人でいなければならなかったので、私はメーリッハ(Mellieha)まで行くことにした。
マルタのような史跡の多い国なら観光拠点もそれなりにあるのだが、私がマルタに来るのは3度目、過去2回の訪問時にトニーさんの案内もあって主要な観光地はだいたい行ってしまったので、のんびりと寛ぐのが良さそうな気がしたのだ。
もちろん、マルタは英語が公用語の国、イタリアを旅して来た身には相当に楽な国だ。

バスもだいぶ乗り慣れてきたのか、あまり困ることもない。
ぶらぶらとヴァレッタ(Valletta)の町を見て歩き、目的地へ行くバスが来ればそれに乗る。
メーリッハ(Mellieha)のビーチでは持参した本を読んで時間を潰す。
頭の中が蕩けそうになる頃、スリーマ(Sliema)行きのバスに乗って帰る。
このスリーマは土産物屋やインターネットカフェ、レストランなどが軒を並べているので、ビールを飲みながら町行く人を眺めるには絶好のところだ。
佐藤さん宅は最初に来たときはヴァレッタからバスに乗るように言われたが、慣れてくるとスリーマから歩いて行くこともできる。
帰宅してシャワーを浴び、しばらくした頃に、佐藤さん宅への訪問客が次々にやってくる。
いよいよ夜はハッサンさんと佐藤さん夫妻を囲んでのパーティだ。

ヴァレッタの観光馬車はシティ・ゲート付近で拾うことができる
メーリッハビーチは旅行者にも人気のビーチ
スリーマ(Sliema)
ハッサンさんと佐藤さん夫妻の友人たちとホームステイのゲストが集ったホームパーティ