2006年3月10日-12日九州旅行

ホテルアーサーはビジネスホテルにもかかわらず温泉大浴場が付いている。
K国さんとの待ち合わせ時間は9時なので、ゆっくりと起きても十分だったが、昨夜入りそびれた温泉に浸かろうと少し早起きをした。
湯布院の狭霧台展望台和風の本格旅館ではないので、朝から風呂に入っている人はあまりいなく、のんびりと朝湯を楽しむ。
それが終わって朝食なのだが、このツアーの場合は別料金(1050円)だったので、わざわざ金を払わなくてはならない。
昨日にフトントマンからどうするか聞かれたのだが、都会と違ってホテルのそばに格安チェーン店などはない。
コンビニのパンなどでは味気ないので、ホテルで朝食を食べてみたものの、今ひとつだったようだ。

9時になってK国さんがホテルに迎えに来る。
愛用バイクを積んだ大型のワゴンでオヤジ2人のランデブーだ。
行き先は彼にお任せなので私はほとんど事前知識なしでのスタートだ。

まずは別府から北上し、宇佐市安心院町にある「日本の滝100選」にも選ばれたという東椎谷の滝を見る。
美しい渓流を眺めながら歩くと10分足らずで滝壺まで行くことができ、高さ85mの絶壁から大きな滝壺へ落下する姿から、九州華厳とも呼ばれている名瀑と言われる。
水は綺麗なので、K国さん曰く、真夏なら子連れで来て水遊びさせておくのにはいいところだそうだ。

やまなみハイウェイ(県道11号線)
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東椎谷の滝
東椎谷の滝
湯布院の狭霧台展望台
湯布院-狭霧台
湯布院の狭霧台展望台
湯布院-狭霧台
阿蘇くじゅう国立公園の飯田高原長者原周辺観光案内図
長者原周辺観光案内図
くじゅうの山並み
くじゅうの山並み
くじゅうの山並み
くじゅうの山並み

湯布院の水分峠から阿蘇の一の宮町まで続く全長約52Kmのやまなみハイウェイ(別府阿蘇道路・県道11号線)は九州を代表する絶景ルートだそうだ。
標高1000〜1700m級の九重連山が連なり、その山々に囲まれた高原の中をドライブするのはことのほか気持ちいいだろう。
今日は天気も良かったので、途中に見える山々の景色も期待していたのだが、一部ガスがかかって見えずらかったのは、中国から流れてくる黄砂のせいとも(本当かどうかはわからないが)言われているが、残念であった。


日田市豆田町
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日田市豆田町の町並み 日田市豆田町の町並み 日田市豆田町の町並み 日田市豆田町の町並み 日田市豆田町の町並み
関連サイト

昼食を終えた後は、江戸時代は天領(幕府の直轄地)となっていた日田市豆田町へ
車を降りて、古い町並みの残る通りをオヤジ2人で練り歩く。
ちょうど雛祭りの時期だったで、多くの店舗で雛飾りが見られたが、鑑賞には有料となっていて我々は当然のようにパス。
土産物屋などは自分のところで買い物してくれれば無料とかにすれば、一石二鳥になりそうなものだが、どうもそんな店は見当たらない。
子連れで来ていれば、金を払ってもいいだろうが、オヤジ2人の観光ではどちらもそんなことを言い出す気配すらない。
ここでは、2人で名物の日田醤油を買い込んで家族へのお土産に・・・
ちなみに通りには結構な観光客(外国人含む)がいて、案外有名な観光地だったのか、と認識を新たにしたのだった。


日田観光を終えた私たちは一路天ヶ瀬町にある慈恩の滝へと行く。
ここは、山浦川七滝の一つで、国道210号線沿いにあり、豊かな水が細かいしぶきをたてながら流れ落ちる二段式滝、別名「裏見の滝」とも呼ばれており、下滝に通っている遊歩道から落下する滝の裏側を見ることもできる。
紅葉の季節や新緑の頃はさらに見応えがあるそうなので、季節的にはまだ早すぎたか。
夜間は滝全体が緑色にライトアップされるそうだ。
天ヶ瀬温泉から酔い覚ましに来るには少し遠いかな?

慈恩の滝(日田市天ヶ瀬町)
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山浦川七滝めぐり案内図 慈恩の滝 慈恩の滝
慈恩の滝 慈恩の滝 慈恩の滝

■砂湯で有名な竹瓦温泉

竹瓦温泉私が別府で楽しみにしていたのは「混浴露天泥湯」で有名な明礬温泉の別府温泉保養ランド、ところがホテルに戻って行こうと調べると往復でたっぷりと1時間はかかりそうな雰囲気。
私の友人は「混浴でこんな若いお姉ちゃんがいたのは初めて」とか興奮気味に語るので、私も2匹目のドジョウをと思ったのだが、そうそう上手い話があるはずもない。
(実際、過去にそういう期待をして行ったところで、そういう幸運にめぐり合ったことはないし・・・)

それでも夜に何もすることがなければ一も二もなく向かったのだが、夜にはK国氏と再会を約してあるので、そうそう遠出はできない。
そこで行ったのは別府市営の竹瓦温泉、ここはホテルから徒歩圏内のところで、温泉熱を利用した砂湯が名物。(2006年1月10日から2月28日まで砂湯は工事のため休業)

別府駅から駅前通りを海方面に向って歩き、途中から竹瓦温泉通りに入るとそこは歓楽街。
寂しげな「いい娘いるよ!本物のソープだよ」という声を無視し、「本物じゃないソープって何だよ」とも突っ込まずに歩き続けるとレトロな門構えの建物が見える。
ただ、歓楽街にある独特の活気が感じられなかったのは、昨今の地方の苦境を物語っていると思うと何だか客引きの声が余計に寂しげに感じた。

建物に入って、砂湯の入場料を払うと、浴衣と「砂掛券」に番号を書いたものをくれるので、呼び出しがあるまでロビーで待つ。
1回当たりの人数が7人〜8人程度なので、混んでいたりグループで行った人たちは待ち時間が長くなる。
タオルは自分のを持参しないと買うことになるようだ。

呼び出しがあると脱衣場で裸になった上から浴衣だけを付けて砂場に行く。
後から女性も入ってくるので混浴なことは混浴だが、浴衣が風でめくれるなんてことはないので念のため。
仰向けになった後は、砂かけオバチャンが温泉水をたっぷりふくんだ砂を浴衣の上に首から足首までこんもりとかけてくれる。
待つこと約10分、体がホカホカとしたところで起き上がり、砂を払いのけると、男女別の洗い場と浴槽で普通に風呂に入る。
このときは男が私1人だったので、ゆっくりとできたが、逆の場合は、中はそれほど広くないし、ゆっくりとしている時間はあまりないかもしれないので、洗髪はできればホテルでした方がいいだろう。

ホテルに戻り近くのコンビニで買ったビールを飲んでいるとK国氏から呼び出しあり。
いそいそとオヤジ2人で飲み屋へと突き進んで行くのであった。
そして3次会のバーで立命館アジア太平洋大学の留学生という中国人のお姉さんと話をしていたことを最後に、その後は記憶喪失に・・・
K国氏は駐車場に止めた車で寝るとか言っていたが、まさか記憶喪失で運転はするまい。
かくいう私もどうやってホテルに辿りついたことやら・・・


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