9/1(Sat) | レンボガン島でスノーケリング |
宿泊先 | Mentari Sanur / US$35 (\4,070) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | 島への往復(Scoot Cruise): US$25=\2,910(ホテル送迎付) スノーケリングボートチャーター: US$50=\5,820 バイクタクシーチャーター(レンボガン島): 80,000Rp=\1,000 |
関連サイト | アジア総合リンク インドネシア バリ島 |
アドバイス |
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朝8時過ぎ、Scoot Cruiseの送迎サービスの車がホテルに来た。
旅行会社の説明では、私はこれに乗ってボート乗り場(Sanur Departure Point)へ行き、大きな荷物は宿泊先のホテルへ届けてくれるはずだった。
ところが、送迎車のドライバーはクルーズ会社のオフィスで私を下ろしたまま、荷物ごとどこかへ行ってしまったのだ。
こうなったときが一番困る。
そして、こういうときに限って日本語スタッフ(バリ島ではこれが期待できる)なんぞいない。
というか、レンボガン島(Lembongan Island)が日本人にとってメジャーな目的地でなければ、日本語スタッフを置いているわけがない。
仕方がない(というか当たり前というか)ので英語で尋ねるが、大丈夫だからここにいろ、と言われるだけだ。
この大丈夫、という言葉は、東南アジアにおいてシンガポール以外ではほとんど大丈夫ではないから困るのだ。
そして、ボートの出航時間が迫る9時過ぎになってボート乗り場へと案内された私は依然として荷物の行き先に不安を感じていた。
何か間違っているのではないか、という予感はこういうときによく当たる。
見慣れた私のバッグを担いだインドネシア人がボート乗り場に来るのを見たとき、私はその予感が当たったのを確信した。
彼は私がレンボガン島に泊まると思っているのだ。
思わず私は英語で「今夜はサヌールに泊まるんだ、レンボガンへは日帰りするだけだ」と叫んだ。
彼は、おお〜と叫んだきり、わかったわかった、と言って元へと戻って行った。
しかし、ボートへ乗り込まないといけなかった私は彼がどこへ荷物を持っていくか確認する術を持たなかった。
私はレンボガン島へ到着したとき、スノーケリングツアーで申し込まなかったことを後悔した。
ここはバリ島南部(クタ・サヌール・ヌサドゥアなど)のようにビーチアクティビティを提供する会社が軒を並べるようなところでなく、素朴な漁村が点在する小さな島だったからだ。
スノーケリングをしようと思ったら、あらかじめ旅行会社やゲストハウスが手配したボートでなしにやろうとすると、プライベートチャーターという形になるようで、一隻まるまるチャーターということになれば、相応の値段が必要になるのは自明の理であった。
おまけに島の移動は、バイクタクシー(正規にはそういうものは存在しないと思う)に乗らないといけなかったので、その分の費用も発生してしまったのだ。
これを無駄と言わずして何と言うのだろうか。
ただ島の雰囲気や海の水などはクタなどとは比較にならないほどよく、1泊程度ならここで過ごすのも悪くないと思った。
スノーケリングが終わり、待たせておいたバイクで昼食を食べに行く。
どこへ連れて行ってくれるのかと思いながら乗っていると、道中の案内板にドリームビーチ(Dream Beach)と書いてあるところを通り過ぎて行く。
後でScoot Cruiseのリーフレットに付いていた地図を見直すと、どうやら島の南側に来ていることがわかる。
まるでミステリーツアーだが、ここの野外レストランから見える景色はとてもきれいだ。
しかし、見るからに波は荒々しく、周囲にいた白人たちが泳ぎに行かないところを見ると、さすがに泳ぐことはできないのだろう。
昼食後、地下ハウス(Underground House)というところを見学するが、たいして見るところはない。
この島はダイビングやスノーケリングをしながら美しい海を堪能するのがいいようだ。
午後3時、帰りのボートに乗った私はサヌールへ無事に着くことができた。
荷物は無事にホテルに運ばれていてホッと一息つく。
夕食をどうしようかと思い、ガイドブックを見るとサヌール(Sanur)中心部を貫くダナウ・タンブリンガン通り(Jalan Danau Tamblingan)にレストランなどが集まっていることを発見、さっそくタクシーを拾って、ルムッ(Lumut Cafe)というインドネシア料理が食べられるレストランへ行くように指示する。
ここがホテルから一番離れているので、万が一ここがあまり良くなさそうだったら、道なりに戻って来ようかという考えだ。
ところが、タクシーのドライバーが、乗っていきなりジンバラン(Jimbaran)へ行かないかと言う。
私もわずか2日前のことを忘れて、その「レストラン」はどこにあるのか、などとおバカな質問をする。
シーフードが美味しいんだ、というドライバーの一声で我に帰った私は、思わず「遠いから引き返せ」と怒鳴る。
そう、サヌールからジンバランまでこんなタクシーなどで行ったらいくらぼられるかわからない。
まったく油断も隙もあったものではない、というのはこのことだ。
結局、夕食はルムッ(Lumut Cafe)というレストランで取ることにした。
周囲を散策したが、これといったものがなさそうだったからだ。
金額はビール代込みで97,000Rp(1,210円)、私たちにしてみれば、ちょっとお洒落な店で食事をしてもこの程度と思うのだが、現地のインドネシア人から見れば超高額になるのだろう。
帰りはもちろんホテルまでタクシーで移動となるが、男だけで乗っていると、ドライバーが「スペシャルマッサージはどうか」と誘ってくる。
断ればホテルまで素直に運んでくれると思うが、どんなマッサージか体験してみたいならここから交渉となる。
まあ、昼間に日本語ガイドと観光した日の方が安全確実とも言えそうだが、いかがだろうか。