11/21(Fri) |
総勢30名以上が香港に集結して盛大な酒宴を連夜繰り広げたワールドインベスターズのオフ会、その盛り上がりの前兆は成田空港からあった。
あらかじめ石田さん、エマージングさん、Pharmさんとは成田で待ち合わせをすることになっていたが、そこに同じ便で香港へ行くMonetaさんが加わって搭乗口付近のカフェでいきなりビールで乾杯。
香港に到着した時には、幹事の泊まるイートンホテル(Eaton Hotel)に深夜の0時30分に集合して前夜祭へ繰り出すことが決定した。
機内預け荷物のない私は、彼らより一足先に入国審査を終え、到着ロビーにあるHSBCのATMで香港ドルを引き出し、九龍側のホテルに泊まっているときは定番となったA21のCity Busに乗って油麻地(Yau Ma Tei)にある紅茶館酒店(Bridal Tea House Hotel)へ向かった。
ちなみに、過去1年間に3回以上香港へ来ている人なら訪港常客證(Frequent Visitor Card)を申請することができ、それを持っていると、最速で入国審査を通過できるようになっている。
A21のCity Busの運賃は、33香港ドル(410円)と5年前と変わらない。
支払いはもちろんオクトパスカード(八達通/Octopus Card)である。
ちなみに、オクトパスカードは、空港やMTRの駅で購入でき、各交通機関をはじめ、セブン・イレブンでも使えて、またこれらの場所で追加入金(AAVS=Automatic Add-Value
Service)が可能だ。
但し、有効期限は最終追加入金の時から3年間、発行から3ヶ月以内のリファンドの場合は7香港ドル(90円)をチャージとして取られることになっている。(詳しくはOctopus for TouristsとOn-loan Octopus Refundsを参照のこと)
私の泊まっているホテルは格安ホテルの割りに、MTRの油麻地(Yau Ma Tei)のすぐそばと、交通至便なところにある。
紅茶館という名の通り1階が茶店となっていて、レストランも併設されているが、シングルルームは寝るだけにあるような感じだ。
バスルームが狭いのが難点だが、それを除けば深夜到着日のトランジットホテルとしては十分である。
これで、もっと遅い到着便であれば、ホテルなど取らずに、空港の到着ロビーにできたPlaza Premium Arrival Loungeで仮眠を取るだけということもできそうだ。
ちなみに、空港での格安夜明かしガイドのThe Budget Traveller's Guide to Sleeping in Airportsによれば、香港は2007年の秀逸な空港の1つになっている。
市内のホテルが高い香港、一晩くらいなら野宿もありなのかな?
イートンホテルに行くと、昼に福岡から香港入りしたジョニーさんが待っていて、石田さん、それこそ王子さん、エマージングさん、Pharmさんと私の6人で廟街(Temple
Street)の屋台で前夜祭を決行。
頼んだ料理も夜食というより夕食そのもの、深夜便で到着したポリースヤスさんも途中から合流して、深夜の2時だというのに大宴会をする私たち。
こんな時間にレストランが開いている廟街(Temple Street)もすごいが、それだけお客がいるというのもすごい。
もっとすごいのは、ここからマカオへ遊びに行った石田さん、それこそ王子さん、エマージングさん、ポリースヤスさんの4人、初日のホテルを取る必要はなかったのでは?
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廟街(Temple Street)の屋台で前夜祭 |
11/22(Sat) |
近くの麺屋で朝食を取った私は今夜の宿泊先であるMingle Place Techotelへ移るためにMTRに乗って尖沙咀(Tsim Sha Tsui)まで行く。
結果的にはバスを使って金巴利道(Kimberley Road)で降りた方が近かったのだが、ごちゃごちゃした街中を歩くことに変わりはない。
ホテルのチェックインは午後2時だと言われたが、運よく部屋が空いており、まだ10時過ぎであったが部屋に入ることができた。
そして、昼食を一緒に取ろうと、ジョニーさんやPharmさんとチョンキン・マンション(重慶大厦/Chungking Mansions)の前で待ち合わせをしていた私はホテルを早々に後にする。
集合場所に向かう途中で、いつになく携帯電話の出番が増えるような予感がした私は携帯ショップでプリペイドSIMカードを買う。
買ったときには電話代の安い香港で、88香港ドル(1,140円)分も通話するかとも思ったが、3日間でほとんど使い切ってしまったので、この選択は正解であった。(2008年11月30日「今日の一言」香港オフで大活躍のプリペイドSIMカード)
ついでに、チョンキン・マンション内の両替店が率がいいというので、試しに1万円を両替すると800香港ドル(1香港ドル=12.5円)が返ってきた。
同じ日に市中のATMにてCitibankのキャッシュカードを使ったら、1,000香港ドルの引き出しに対して12,898円(1香港ドル=12.898円)だったので、チョンキン・マンション内の両替所の方が両替率がいいと言えそうだ。
ちなみに、ジョニーさん曰く、道路側に一番近い2軒の両替店では絶対に両替してはいけない、とのことだ。
私は翌日のマカオ行きに際して、ついそうしようとして彼に止められたのだが、道路脇のボッタクリ店と優良店のレートは、ボッタクリ店が、1万円で709.2香港ドル(1香港ドル=14.1円)に対し、優良店は、1万円=805.15香港ドル(1香港ドル=12.42円)と受取額に100香港ドル近い差があるとのことだ。
昼食はチョンキン・マンションの中にあるスワガート(Swagat)というインド料理店、私たち3人に加え、マカオから朝帰りのエマージングさんと、空港で夜明かしをしためがね王子さんも食事をともにする。
彼は、昨晩の深夜に空港に着いたものの、車酔いするからとタクシーに乗らずに、夜明かしの道を選んだそうだ。
「無事に来れたよ」と明るく語る彼に、海外旅行2回目という割には大胆不敵な行動だな、と私は感心する。
しかも彼と同室のポリースヤスさんはマカオから朝帰りと言う。
よくケンカにならなかったなと、ここでも感心。
黄大仙廟(Wong Tai Sin Temple) | |
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昼食を終え、私とジョニーさんは石田さんのお勧めの占いをしに黄大仙廟(Wong Tai Sin Temple)へ行く。
ここは香港観光の定番観光地となっているが、占いをしてもらうのは初めてである。
日本語が話せる占い師は数人しかいないようだが、中でも99番コーナーの緣機館(エンキカン/Yuen Kie Can)(電話 9572-9898
10:00-17:00)の鄧仲言(トウ・チュウゲン/Tang Chu Inn)さんはかなり有名らしく、デスクの上には様々な旅行会社のスタッフの名刺が所狭しと並べられていた。
占いのやり方は香港観光局の記事「御利益満点の黄大仙で名物の占いに挑戦しよう!」(英語版の記事はTravelLady Magazine - Wong Tai Sin Temple)にもあるように、竹の筒に入った竹棒で行う「竹おみくじ」がポピュラーで、参拝者は、まず線香に火を灯して祭壇にひざまずき、願い事を唱えながら竹筒を持って、1本の竹棒が出るまで筒を振り、この竹棒と同じ番号が書かれた紙切れと交換し、占い師に渡せば、紙に書かれた内容について解釈してくれるというものだ。
占いの結果はあまり芳しいものではなかった。
ここを勧めてくれた石田さんはよく当たると言うが、私にとってはどうなのだろうか。
「生命線が長いので長生きはできる。しかし、来年の2月か3月までの間に病気やケガをするが死に至るほどではないだろう。それを避けるためには鉄の風鈴を(香港で買う必要はないが)買って玄関脇に飾るといい。」
金運はどうなのかと聞くと「来年は今年よりマシだろう。」(2008年10月5日「今日の一言」ただ泣きたくなるの(爆))
問題の結婚運は「10年前に結婚していても今は離婚しているだろう、今後は誰かの紹介でならできるかもしれない。」
良いのか悪いのかと言われれば、あまり良くなかったような気がする。(ただ長生きだけしていても仕方なかろうが!)
ちなみに、おみくじの解説だけなら40香港ドル(490円)、四柱推命や人相・手相・風水は500香港ドル(6,150円)かかる。
占いは、当たるも八卦、当たらぬも八卦と言われるが、土産物屋で35香港ドル(430円)出して鉄の風鈴を買ってしまうあたり、それを信じてしまう私がそこにいた。(苦笑)
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World Investorsオフ会 (Panorama BAR: Renaissance Kowloon Hotel) |
占いが終わった後、オフの開始まで時間があったので、定番の足つぼマッサージへ行ってみる。
尖沙咀(Tsim Sha Tsui)で客引きをしていた珍珠足底反射理療中心(九龍尖沙咀彌敦道27-33號良士大厦13/F H2 電話 6687-7871)(Pearl
Beauty and Health Centre: address H2, 13/F, Alpha House, 27-33 Nathan Road,
Tsim Sha Tsui, Kowloon)だ。
客引きをしていたところなので、大丈夫なのかなとも思ったが、案外良心的なところでよかった。
さすがに日本語が通じることはほとんどなかったが、1時間程度のマッサージであれば問題はないだろう。
ワールドインベスターズ香港オフ会初日は、ルネッサンス・カオルーン・ホテル(Renaissance Kowloon Hotel)のパノラマバー(Panorama BAR)で開催された。
それにしても在港邦人を含めて総勢約40名、日本からだけでも20名が香港オフのために集結するってとても凄いことではないかと思う。
東京でのオフ会もいつも30名枠が満杯になるほど盛会になるのだが、ここは東京でなく、香港、渡航費だけで最低でも10万円くらいはかかるのにである。
雰囲気はまさに「バブルへGO!!」、当時の海外社員旅行ってこんな感じだったのかも。
しかも、場所は香港の5つ星ホテルのバー、素敵な夜景を堪能しながら飲めるのが売りなのだが、WI社員旅行の宴会(爆)のために800香港ドル(9,840円)を惜しげもなく出した私たちはとてもバブリーだ。
いつものことながら一次会で宴会は終わるはずもなく、参加者の半数以上がパノラマホテル(Hotel Panorama)の38階にあるサンタ・ルチア(Santa Lucia)で祝杯を重ねる。
世界不況下にあっても「そんなの関係ねえ」とばかりに香港で忘年会、中には三次会、四次会と寝る時間を惜しんで飲む人たちもいる。
かくして香港オフ初日の夜はこうして更けていく。