4/28(Tue) | モンテ・アルバン観光 |
宿泊先 | Casa del Cocotero / 270 pesos (\2,000) per night |
諸費用 | シャトルバス(往復) / Hotel Rivera del Ángel-Monte Alban: 38 pesos =\280 モンテ・アルバン入場料: 51 pesos =\380 |
関連サイト | メキシコ オアハカ州 |
アドバイス |
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私の泊まっているホテルのオーナーである田澤さん曰く、今日は1日あるからミトラ(Mitla)の遺跡に行って、明日の午前中にモンテ・アルバン(Monte
Albán)に行き、そこから帰ってきたらカンクンに飛べばいいと言う。
しかし、あまり強行軍になって疲れて熱でも出たら大変なので、今日はモンテアルバンに行った後で市内見物をすることにした。
モンテ・アルバン行きのシャトルバスはリベラ・デル・アンヘル(Hotel Rivera del Ángel)から出発する。
往復のチケット(38ペソ=280円)もここのツアーデスクで買うことができ、英語ガイド付きのツアーがよければそれを申し込むこともできる。
帰りのバスの時間も指定されるが、それはあくまで目安に過ぎないので現地で下りたときに再確認した方がいいだろう。
ちなみに、このホテルはアバストス中央市場(Mercado Central de Abastos)の近くにあるところで、私の泊まっているホテルからはラソレダー教会(Basilica
de la Soledad)のそばを通って真っ直ぐに南下すればいい。
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ラソレダー教会(Basilica de la Soledad) |
モンテ・アルバンの入場料は51ペソ(380円)、入口から入ると土産物を売っている人たちがたくさんいる。
1つ1ペソ(10円)などというものもあるが、彼らはそんなことで生活していけるのだろうか。
それでもいらないと言えばあっさりと引き下がるだけ可愛いのかもしれない。
職場へのお土産を彼らから買ってあげるのもいいかと思ったが、やはり観光客の絶対数は少なく、一つ買ったばかりに寄ってたかって来られても困るので、そのまま素通りすることにする。
モンテ・アルバンは結構広い。おまけにどれがどれだかわからなくなるので、ピラミッド群の写真を撮る前に解説が書かれたプレートを撮りながら遺跡巡りをしてみた。
上に登れるのは南の大墓壇(Plataforma Sur)と、北の大墓壇(Plataforma Norte)の二つであるが、ここから下を見下ろせば遺跡の全体像をつかむことができる。
全部で2時間か3時間あれば回りきれるが、日差しが強いのでかなり疲れる。
やはり強行軍にしなくてよかったと思う。
遺跡巡りを終え、1時のバスに乗れそうだったので、2時の予定を前倒しして帰ることにする。
遺跡に併設された博物館のカフェで冷たいビールを飲みたいのを我慢する。
メキシコ人の時間感覚だと30分で会計まで終わるか不安だったからだ。
木陰でバスを待つこと30分、珍しく時間通りに来たと思ったら乗った人数が少ないのか、さらに20分ほど待つ。
途上国のバスだとこういうことがよくあるので、誰も気にしない。
逆に言えば多少時間に遅れてもバスに乗れることもある。
運次第とも言えようか。
リベラ・デル・アンヘルへ戻ってきた私はオアハカのマーケット(メルカド)巡りをしようと歩き始めた。
しかし、暑さと寝不足がたたってベニート・フアレス市場(Mercado Benito Juárez)を見ただけで早々にホテルへ帰還して午睡することにした。
疲れたまま無理すると不測の事態を招くので今回は特に慎重さが必要だと思ったからだ。
途中にインターネットカフェに入ってメールチェックする。
田澤さん曰く、ここに併設されているTeléfonoというのは後払いの公衆電話とのこと、国際通話もできるそうだが、こちらで午後3時というのは日本では翌日の午前5時、電話できる時間帯ではない。
そして、職場からのメールでは、日本ではどうたらこうたらとか書いてあったが、メキシコにいる私に何かをしろという内容ではない。
情報ありがとう、私は無事ですよ、と英語で返信して閉じた。
心の中では「意味のないメールを送ってくるなよ」とか毒づいても、万が一のことがあるから無下にはできない。
おそらく職場の中には、なぜお前は早く帰って来れないのか、ぐらいのことを思っていた人もいるだろう。
しかし、この時点で格安航空券しか持たない個人旅行者である私がそうするためには、通訳でも介さないことには、その手配と交渉に1日全部を潰しても可能かどうかというレベルだったのだ。
豚インフルエンザの流行を理由とする旅程の変更ができるとの情報は概ね5月に入ってからリリースされたし、キャンセル手続きせずに別便で帰国すればノーショー(予約をしているにも関わらず、キャンセルせずに出発当日空港に現れないことで、ペナルティが課せられる場合もある)扱いになる可能性が高いのだ。
それにオアハカにいると、とてもメキシコが豚インフルエンザで非常事態になっているとは感じられない。
日本が騒いでいるのが何で?という感覚にとらわれるのだ。
ベニート・フアレス市場(Mercado Benito Juárez) | |
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ホテルに帰ると、田澤さんを訪ねて日本人の家族が来ていた。
新しい宿泊客なのかと思いきや、JICAの派遣でメキシコへ来ていたが、わずか数ヶ月で帰国しなければならないハメになったそうだ。
どうやら今度の木曜日(4月30日)のアエロメヒコの便で日本へ帰るそうで、帰国指令を受けた駐在員などの出国も始まっているとのことだ。
せっかく意欲に燃えて来たのに何もできずに帰るのはさぞかし無念であろうと思う。
でも私は思った。
本人の意思もあるだろうが、看護師も一律に帰してしまうのかと・・・
夕食は田澤さんに連れていってもらった。
相変わらず量が多くてだいぶ食べ残してしまった。
こんなのを全部平らげているとはメキシコ人恐るべしである。
唯一の後悔はガス灯のある光景をカメラに収めなかったことだ。
また今度来るとき(あるのか?)の楽しみにとっておこう。
町の雰囲気はとてもいいところだからね。