5/1(Fri) | ジャングルツアー(クイーンエンジェル) |
宿泊先 | Antillano / US$47 (\4,560) per night |
[booking sites for you / All Mexico Hotels (英語) agoda.jp (英語・日本語) アップルワールド (日本語)] | |
諸費用 | ツアー費用: US$85=\8,250 バス / Centro-Hotelera: 7.5 pesos = \60 |
関連サイト | メキシコ キンタナ・ロー州 |
午前7時30分、HIS Cuncunのオフィス前でツアーの送迎車に乗る。
さすがに日本語のツアーだけあって時間には几帳面だ。
これが英語のツアーだと、たいていピックアップ場所で待たされるし、そうでない場合は、小型車で一旦集合場所まで連れて行かれ、その集合場所で軽食(refreshment)が用意されていたりして、なかなか出発しないことも多い。
でも、今日のように何もない事務所の前で待たされるなら日本語ツアーの時間に対する几帳面さは大いに評価できる。
日本で生活していると時間通りに来るというのが当たり前に感じている人が多いが、海外ではそれは大いなるアドバンテージなのだ。
午前9時、ホテルゾーン(Hotelera)にあるアクア・ツアーズ(Aqua Tours)と書かれたところからスピードボートに乗って出発する。
ツアーは英語ツアーの人たちと一緒なので、日本語ツアーと英語ツアーの差額の20ドル(1,950円)は、日本語ガイド料+片道の送迎というわけだ。
最初にスピードボートの操縦方法が英語で説明された後で、日本人インストラクターの紗綾(さあや)さんからも説明がされる。
今回のツアー参加者は、日本のゴールデンウイークという書き入れ時にもかかわらず、私とY氏夫妻のわずか3人である。
私たちは自分たちのことを「(豚インフルエンザにもかかわらずカンクンに留まる)チャレンジャー」と言って笑っていた。
それほどまでに日本人ツアー客のキャンセルは相次いだと紗綾さんは言う。
ジャングルツアー | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
スピードボートで走ること数十分、カリブ海のスノーケリングスポットに到着する。
ここでマスクとフィンを貸してもらってエメラルドグリーンに輝くカリブ海を満喫するというわけだ。
「写ルンです水中」使って撮影しても魚がはっきりと写るほど透明度が高いのがおわかりになるだろうか。
ここでスピードボートに乗って休暇を満喫していると、すべての喧騒から逃れられて非常に気持ちがいい。
まさに天国とはこのことだ。
ツアーが終わった後、Y氏夫妻と昼食をご一緒させていただいた。
場所はカンクンセンター(Centro de Convenciones)のそばにある日本食レストランの「花いち」、ここでしばし歓談する。
ここでリラックスしていると、不謹慎ながら日本での豚インフルエンザ騒ぎが冗談にしか思えないのだ。
事実、ここで働いている日本人スタッフの女性も日本にいる親からは危機感が足りないとか言われているらしい。
それも無理はないと思う。
豚インフルエンザなど、どこの世界の話だと言わんばかりの雰囲気なのだから・・・
ちなみに、ここの薬局でマスクを入手できるかどうか聞いてみたが、何と高級ホテルのマネージャーが買い占めてしまって在庫がないらしい。
つまりセントロの薬局のスタッフは危機感がなくてマスクをしていない(かもしれないが)、在庫がなくてしていないとも考えられるのだ。
何とまあ、タイタニックの世界ではないだろうか。
要は、2等以下の船客(中級ホテル以下の宿泊者)には救命ボート(マスク)が用意されていないのだ。
表向きは豚インフルエンザなど関係ない、という雰囲気が漂うカンクンであるが、町を歩いている観光客の少なさ、閑古鳥が鳴くセントロのレストランを見るにつけ、その傷跡は根深いように感じる。
いったい、この病魔はいつまで世界を蝕み続けるのだろうか。