ウブドは季節はずれの長雨?

9/22(Tue) ヴィエンチャン(ワッタイ) 7:30-ラオス航空(QV)414-8:50 バンコク(スワンナプーム) 11:15-シンガポール航空(SQ)973-14:40 シンガポール(チャンギ) 16:40-シンガポール航空(SQ)946-19:10 デンパサール(ングラ・ライ)
宿泊先 Yulia Village Inn / US$70 (\6,380) per night
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club (英語・日本語)]
諸費用 ホテルの空港送迎サービス: 60,000K=US$7=\640
インドネシアのアライバルビザ(7日間有効): US$10=\910
空港タクシー / 空港-ウブド地域: 195,000Rp=\1,950
関連サイト アジア総合リンク インドネシア ラオス バリ島

ヴィエンチャンから飛行機を乗り継いでデンパサールへ到着し、預けた荷物をピックアップしたとき、救急用品や常備薬の入った小物入れがなくなっているのに気付いた。
その小物入れはバッグの外側のポケットに入れておいたもので、幸いにして鍵をかけた内側のものは無事だった。
バッグのファスナーが壊れていたわけではないので、誰かが意図的に開けたのだろうが、そんなものを盗ってどうするのかと思った。
唯一、彼らにとって価値がありそうなのは、風邪とインフルエンザに効くと書かれたパナドール(Panadol Cold & Flu)だけだったからだ。

空港からタクシーに乗ってウブドに向かう間、雨が絶え間なく降り続いていた。
熱帯地方のスコールかと思ったが、ホテルのフロントスタッフ曰く、乾季にもかかわらず、ここ1週間は雨が続いているとのことだった。
夕食のときに落ち合ったワールドインベスターズの友人のPharmさんも参ったとこぼしていた。
彼曰く、20日からここに滞在しているが、天気にはあまり恵まれていないとのことだった。
明日は彼らとハイキングをする予定になっているが、雨だったらマッサージで時間を潰すことになるだろうと思った。
実のところ、私たちはここでワールドインベスターズの海外オフ会(昨年は11月に香港で実施)をやろうかと話した時期もあったのだが、これだけ天気が悪いと、計画を変更してよかったと胸をなで下ろしたのだった。

ウブドでハイキング

9/23(Wed) ウブド観光
ジェゴグ・ガムラン・ダンスショー見物(プラ・ダラム・ウブド寺院)
宿泊先 Yulia Village Inn / US$70 (\6,380) per night
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club (英語・日本語)]
諸費用 ジェゴグ・ガムラン・ダンスショー: 75,000Rp=\750
関連サイト アジア総合リンク インドネシア バリ島

この日は昨夜合流したPharmさんとウブドをハイキングすることになった。
彼曰く、スバリ村(Sebali Village)へのハイキングルートはウブドでも手軽な散策ルートで2時間程度で往復することができると言う。
ルートとしてはウブド王宮(プリ・サレン)(Ubud Palace/Puri Saren)からグヌン・ルバ寺院(Gunung Lebah Temple)を通り、車もバイクも通らない緩い起伏の尾根道を歩いてスバリ村(Sebali Village)へと行く。
幸いにして晴れ間も見えてきて、ハイキングをするにはいい感じである。

最初に寄ったウブド王宮(プリ・サレン)(Ubud Palace/Puri Saren)はその名のとおり、もともとはウブド一帯を治めていた王族・スカワティ家(Sukawati)の宮殿、今でも王族の末裔が暮らしているそうだ。
ウブド市場の目の前にあるので、ひっきりなしに観光客が訪れて写真を撮っている。
もちろん、私もほかの観光客同様、一般公開されている中庭での写真撮影に余念がない。
ここはどちらかというと、夜のバリ舞踊の公演が行われるところとして有名だ。

次に行ったのは森を下った谷間に建つ小さなグヌン・ルバ寺院(Gunung Lebah Temple)、ここはウブド発祥の地と言われており、8世紀に僧侶たちが発見したこの地がウバド(薬草=ubad)の宝庫で、それが訛ってウブドになったという。
深い緑に囲まれ、小川のせせらぎや虫たちの鳴き声に包まれた静寂な寺院にいると心が洗われるようである。

ウブド散策
Yulia Village Inn Monkey Forest Street Ubud Palace Ubud Palace Ubud Palace
ホテルの前で モンキー・フォレスト通り ウブド王宮(プリ・サレン)
(Ubud Palace/Puri Saren)
Ubud Palace Ubud Palace Campuan Bridge on Wos River Wos River Gunung Lebah Temple
ウブド王宮(プリ・サレン)
(Ubud Palace/Puri Saren)
チャンプアン橋
(Campuan Bridge)
ウォス川
(Wos River)
グヌン・ルバ寺院
(Gunung Lebah)
Gunung Lebah Temple Gunung Lebah Temple Gunung Lebah Temple Sebali Village Sebali Village
グヌン・ルバ寺院(Gunung Lebah Temple) スバリ村(Sebali Village)
Sebali Village Sebali Village Sebali Village Sebali Village The Bridge Restaurant
スバリ村(Sebali Village) ブリッジ・レストラン
The Bridge Restaurant Monkey Forest Street Monkey Forest Street Monkey Forest Street
ブリッジ・レストラン モンキー・フォレスト通り(Monkey Forest Street)

グヌン・ルバ寺院(Gunung Lebah Temple)を後にした私たちはスバリ村(Sebali Village)へと行く。
ここに至る道は車もバイクも通らない緩い起伏の尾根道で、小高い丘に出ると見事な景色が目に入ってくる。
椰子の木あり、ライステラスあり、すぐ横を見ると鶏も放し飼いになっている。
こういうところで飼われている鶏は病気になったりしないのだろうな、と思ったりもする。
ラオスのバンビエンではタムチェン洞窟(Tham Chang Cave)でたった147段の階段を上ることさえ覚束なかった私(苦笑)、ここでは戦線離脱することもなく無事にハイキングを終えることができた。
これがクソ暑かったバンビエンと、そよ風が吹くウブドの違いというものだろうか。

ハイキングを終えた私たちはチャンプアン橋(Campuan Bridge)の近くにあった、その名もブリッジ・レストラン(The Bridge Restaurant)で昼食を取り、その後は土産物の物色に行く。
Pharmさんの案内で行ったのはビンタン・ウブド店(Bintang in Ubud Supermarket)、ここはウブドにできた2軒目の大きなスーパーである。
店内は割合広く、ゆったりと買い物が楽しめるが、土産物となるようなものはエッセンシャル・オイルやナチュラルソープの類ぐらいか。
本格的に土産を物色したいならスーパーよりもほかに行った方がいいような気もするが、私にしてみれば小さなナチュラルソープを職場の土産にできたのは良かったように思う。

ちなみに夜は毎週水曜に公演されるジェゴグ・ガムラン・ダンスショー(Jegog Bamboo Gambelan and Dance)を見に行く。
このジェゴグ(Jegog)という巨大な竹を使った楽器を使った演奏によって舞踊が行われるもので、本場はバリ島西部のヌガラ(Negara)地方だそうだ。
もちろん、そこまで行く時間のない多くの日本人はウブドで鑑賞というわけだ。
それで会場は日本人が溢れていたのか、外国人にはこの舞踊があまり認知されていないのであまり見かけなかったのか、わからないが、これを見に来る人はおそらくバリ島のリピーターなのだろうな、ということだけはわかる。
私もPharmさんがいなければ、これを見に来るという選択肢はなかっただろう。
ちなみに、バリ舞踊図鑑というサイトが定期公演スケジュールを網羅しているので、参考にするといいだろう。

ジェゴグ・ガムラン・ダンスショー
(スライドショーはこちら
公演 毎週水曜 夜7時から
会場 プラ・ダラム・ウブド寺院(Pura Dalem Ubud)
演者 ジェゴググループ「ヨワナ・スワラ・ウブド」(Sekaa Jegog "Yowana Swara Ubud")
Jegog Bamboo Gambelan and Dance本来ジェゴグとは、バリ島西部、ジュンブラナ県のヌガラ地方のみで行われる、伝統的な娯楽、水牛レース(ムカブン)の際に演奏されるものだった。
大小14台の竹で出来たガムランで、最大のものでは竹筒が直径20センチ、長さが2.5メートル以上。
そして、普通5音階のバリの音楽で、ジェゴグは特殊な4音階。
しかし、高音から体に感じるほどの重低音まで、あらゆる音が重なり響きあい、聴く者を圧倒させる。
現在では、クンダン(太鼓)やチェンチェン(小型のシンバル)などが加えられたり、舞踊にアレンジされたりし、多くの人に知られるようになった。
そして、ジェゴグに興味を持った、ウブドの若者達が、ここウブドで、自分達で演奏してみたいという小さな夢から、2002年にこのジェゴググループ「ヨワナ・スワラ・ウブド」が生まれた。
The Jegog originated in Negara, West Bali. It is an ensemble or orchestra of very large bamboo tubes hang on wooden frames in the Gambelan style of instrument.
The booming sound of the Jegog carries the powerful sound and vibration of the deep jungle. The chorus-echoing effect of the giant bamboo instrument creates a unique and memorable experience for any listener.
Performance Program(公演内容の紹介)
1. Truntungan(トゥルントゥンガン)
村人達を集めるために鳴らされる。クルクルの音を表した曲。
This is a Jegog instrumental which is the piece played to call together all of the musician in the troupe. It is also an invitation for all to join with us in the celebration of the music.
2. Tabuh "Taman Bali"(タブ・タマン・バリ)
バリの豊かな庭園をイメージした曲。
In this enchanting instrumental the Jegog brings you sounds from the "Garden of Paradise".
3. Pendet Dance(ペンデット・ダンス)
本来は、寺院の祭礼の場で、降臨した神々を歓迎し、もてなすための踊り。
The classic welcoming dance originally a temple dance to welcome the visiting Gods and Goddesses to the temple.
4. Baris Dance(バリス・ダンス)
若い戦士の踊り。
The Balinese warrior dance and the basic training for all serious male dancer
5. Makepung Dance(ムカプン・ダンス)
ヌガラ地方でのみ行われる、水牛レースを表した踊り。
A dance depicting the energy and thrill of the traditional bull racing of Negara
6. Tabuh "Cangak Lemodang"(タブ・チャンガレモダン)
バリの美しい白サギを表した曲。
This instrumental inspired by a beauty of heron birds in Bali
7. Gopala Dance(ゴパラ・ダンス)
お米の収穫を祝う踊り。
A creation inspired by the artist of Bali to celebrate the rice harvest
8. Belibis Dance(ブリビス・ダンス)
鴨が舞い飛ぶ様を表した踊り。
A fun, new creation based on the duck-like teal
9. Tabah "Gari"(タブ・ガリ)
閉演のための曲。
The closing instrumental

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