バンコクで至高のひとときを

11/22(Sun) ペナン 10:35-Air Asia(FD)3542-11:15 バンコク(スワンナプーム)
WIオフ会:Spring Summer Restaurant Sky Bar Bangkok
宿泊先 Plaza Athénée Bangkok / 4,400B (\11,880) per night
[booking sites for you / goda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)]
諸費用 Wendy Tour airport trasfer: RM40=\1,050
taxi / Suvarnabhumi airport-hotel: 350B=\2,450
taxi / Phrom Phong-Lebua at State Tower: 75B=\200
taxi / Phrom Phong-taxi: 35B=\90
Spring Summer Restaurant予約手数料(シティバンクカード): \2,100
関連サイト アジア総合リンク タイ マレーシア バンコクとその周辺 ペナン島
One-2-Call! SIM Card(タイのSIMカードのサイト)
アドバイス
  • 今回のオフのために買ったSIM Card (MAX 99 SIM)は有効期限内であればリチャージができる。タイの携帯同士であればリチャージの必要が全くないほど通話料が安いが、日本の携帯を持参しているメンバーに対しては、008を付けてから国際通話をすることが必要となる。
  • The Domeでの夜景撮影は規制が厳しく、Sky Barでワンドリンクをオーダーしないと撮影が許可されない。飲み物はシンハービールで320バーツに税サービス料(17%)が加算された価格(374バーツ=1,010円)となる。また、Sky Bar周辺以外のところから撮影しようとするとスタッフによって制止される。

ペナン島に寄り道をしたが、いよいよワールドインベスターズバンコクオフ会の日がやってきた。
唯一懸念していたエアーアジアの遅延もほとんどなく、12時前にはバンコクのスワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi International Airport)に到着した。
この空港では今年の8月以降、白タクと未登録ガイドの摘発に取り組んでいる(Suvarnabhumi Airport implements stern measures to counter illegal taxis and unregistered guides)ようで、旅行者が安心してタクシーを利用できるように努力しているようだ。
今までなら入国審査を終えて到着ロビーに出た途端に「タクシー、タクシー」と煩かったが、前回、今回と奇妙に静かだったのは白タクを摘発したことによるものだったようだ。

9月のアセアン旅行のときに買ったSIMカードの残高が少なくなっていたので、到着ロビーにあるOne-2-Call!のショップでリチャージする。
店員に「100バーツ(270円)?200バーツ(540円)?」と聞かれたので、日本の携帯をそのまま使っているメンバーもいるので、安全を期してとりあえず200バーツ分をリチャージしておく。
心なしか、昨年香港で買ったSIMカードのときに比べて、国際通話をしたときの残高の減り方が、タイのSIMカードの方が早いようだ。
参加者全員がタイのSIMカードを持っていたら3ヶ月で200バーツなんかとても使い切れないが、日本への国際通話扱いになった場合は、結構残高の減り方が早いのではないかという予想をしたからだ。

オフに向けての携帯電話の準備が整ったところでタクシーに乗ってホテルまで行く。
いつもならエアーポートバス(150バーツ=400円)に乗って、最寄の停留所から歩くところなのだが、今回はラグジャリーホテルに滞在しているので、一応車で乗り付けることにしたのだ。
このホテルはスターウッド・プリファード・ゲスト・プログラム(Starwood Preferred Guest Programme)のゴールドメンバーのステータスのおかげでレイトチャックアウトが無料で可能なので、すかさず最終日は午後3時まで滞在したい旨を伝えておく。
部屋に入るとフルーツの盛り合わせがテーブルに乗っていたが、それには手を付けずに、今回の参加メンバーの一人、アンシャンレジームさんに電話をしてみると、幸いに捉まったので一緒に昼食でもと誘ってみる。

私とアンシャンレジームさんが行ったのはBTSのアソーク(Asok)駅のそばにあるIndia Gate Restaurantというインド料理の店、ここでタンドリーチキンをつまみにシンハビールで喉を潤す。
こういうのを俗に0次会とかいう人もいるが、そこまで仰々しいものでなく、単にお茶しながら他愛のないおしゃべりをしたという程度だ。
ホテルから阿部さんに電話したときに「私も早めにオフの会場に行ってます」とのことだったので、私たちも6時までには会場に入ろうと店を出る。
普段の私なら一も二もなくタクシーに乗っていくところだが、この日のバンコクは私が知る限り記録的な涼しさで、長ズボンを履いてちょうどいい、なんて信じられない陽気だったので、BTSでプロンポン(Phrom Phong)へ行き、そこから徒歩でソイ・プロムシー(Soi Promsri)にあるオフの会場へ向かうことにする。

私たちがオフの会場であるSpring Summer Restaurantに到着したのは6時前、この時点で阿部さんも到着していたので、アンシャンレジームさんと彼が初対面の挨拶を交わした後で、店員の一人をつかまえて名刺を見せ、予約があるか再確認をする。
一応、大丈夫そうだったので、これで一安心だ。
日本では当たり前のことでも、タイのような国だとどんなハプニング(日付を間違えているとか?)があるかわからないからだ。
開店前にお茶を飲みながら待っていると三々五々とメンバーが集まってくる。
アンシャンレジーム氏が誘ったシミコ証券(KT Zmico Securities)勤務(当時)の奈良さん、kaneさん夫妻、としさんと姿を現したところで、開店時間となったので、中へ入って残りのメンバーを待つことにする。

阿部さんがタイは日本と違ってスムーズにいかないからオーダーだけでも先にしておいた方がいいと言うので、それに従って何品かを注文する。
そのうち、tomo3さん、クルさん、鳥越さんと姿を見せ、6時30分となったところで、残りはジョニーさんとアンチャイさん、ジャンク債さんの3人だけとなった。
ジョニーさんは徒歩で会場で向かっていると言い、アンチャイさんとジャンク債さんの2人は観光が長引いて30分遅れると連絡がある。
これで参加予定メンバーは全員揃うことになるので、私は内心ホッとする。
とりあえず、この時点で幹事の私の役目は半ば終わりなので(爆)、後はタイ語に堪能な阿部さんや鳥越さんにバトンタッチをしてオーダーは完全にお任せすることにする。

ちなみに、このレストランのメニューは英語のものもあるので、ここへ行きたいと思った方はご安心を・・・
それに屋外のテーブルではタイ人のカップルが寄り添いながら食事をするようなお洒落な店なので、どちらかというと私たちのようなグループよりはカップル向けの色彩の濃い店と言える。
値段もバンコクのレストランの割には少々高めなので、そういった意味ではタイ経済の発展ぶりを肌で感じられるところでもある。
店の雰囲気もよく、カップル、もしくは何人かのグループで利用するにはいいところだと思う。
ところで、どうやってこの店を見つけたか?というと旅行者の口コミサイトであるトリップ・アドバイザーの評価が上位にあったタイレストランの一つがここだったのだ。
オーソドックスにやるなら旅行のガイドブックに載っているところを選ぶという方法もあったのだが、せっかくなのでワールドインベスターズの精神に則り、新規開拓(!?)をやってみたかったのだ。
とりあえず、このレストラン、バンコクナビなどでは紹介されているようだが、今のところバンコクの中では穴場的なレストランと言えるかもしれない。
もし、ここが取れなかった場合は、ウエンディツアーのウェンファー(ディナークルーズ)とか、英語のツアーだとChao Phraya Princess Cruise、あるいはペニンシュラホテルのティプタラ(Thiptara)とか考えていたのだが、結婚式などのイベント用などで300席もキャパシティ(capacity)があるなら余程多人数のパーティでも入っていなければ取れないということはなかっただろう。
ただ、BTSのプロンポン(Phrom Phong)からレストランにタクシーで乗りつけようとしたアンチ・チャイニーズさんとジャンク債さん、タイ語で書かれた地図を見せたにもかかわらず、ドライバーが道に迷って(私はドライバーが遠回りしようとしてド壺にはまったと思うが)しまって1時間以上も時間をロスしたという。
こういうのがいかにもタイらしいので注意が必要かも。(笑)

ワールドインベスターズバンコクオフ会
現地にてタイ語の通訳等でご協力いただきました阿部さん、鳥越さん、奈良さんにはここであらためて感謝の意を表します。ありがとうございました。
参加者 一次会 二次会 三次会 参加者 一次会 二次会 三次会
kaneさん(ご夫妻で参加) ジョニーさん
tomo3さん クルさん
阿部さん × × としさん × ×
アンシャンレジームさん 鳥越聰さん
アンチャイさん × 奈良さん(特別ゲスト) × ×
ジャンク債さん × カルロス(幹事)
Spring Summer Restaurant Spring Summer Restaurant
Spring Summer Restaurant The Dome - Sky Bar
The Dome - Sky Bar The Dome - Sky Bar
The Dome - Sky Bar The Dome - Sky Bar

一次会がそろそろお開きになろうかという頃、私はかねてから行きたかったThe Dome Bangkokへ行くことを提案した。
もとよりメンバーには行くかもしれないからと、男性は襟付きシャツに長ズボン着用をお願いしていたので、予定通り行くことになったが、先ほども書いたように今日のバンコクがそういう服装をしていても暑くなかったのは幸いであった。
私が初めてそこに誘われて行った2007年3月はまさに酷暑で、タンクトップを着てカオサンの安食堂でランチを食う欧米人みたいな格好をしなければ耐えられない状態だったので、お洒落なレストランに行くには今日くらいでちょうどいいと思った。

The Domeへ行くことになったのは日本から来た「お上りさんご一行」+鳥越さんということで、私たちは3台のタクシーに分乗することにした。
先頭車は鳥越さんとkaneさん夫妻(奥さんのみホテルへ帰還)、2号車はジョニーさん、クルさん、アンチャイさん、ジャンク債さん、3号車は帰宅途中までご一緒するという奈良さん、アンシャンレジームさんに私という組み合わせだ。
当然のことながら私たちの関心は2号車が無事に目的地へ行ってくれるかということだった。
何しろ彼らの車にはタイ語が話せる人はいなかったし、ドライバーに行き先(Lebua Hotel at State Tower)を告げたときに今一つわかってなさそうな雰囲気を感じたからだ。
そこで奈良さんが私たちのタクシードライバーと彼らのタクシードライバーが直接話をすればいいと言うので私の携帯からクルさんの携帯に繋いで交信、今回のSIMカードの価値はまさにこのためにあったようなものだった。

全員が無事に目的地に到着したところでいよいよSky Barへのエレベーターホールへ向かう。
前回来たときと違ってThe Dome Bangkokのロゴ入りの紙袋を渡されることもなく、Tシャツ姿の欧米人が追い返されている感じもなかったので、ドレスコードに関しては多少緩くなったのかもしれない。
屋上に上がってSky Barへ行く途中でメンバーの一人が写真を撮ろうとしたところで、スタッフにダメだと言われている。
どうやら「決められたところ」以外で写真を撮ってはいけないということらしい。
屋上フロアで立ち番をしているスタッフはそういった制止要員で制限区域外でカメラを取り出すと寄ってきて彼らから注意がされる。

彼らが言うにはここで写真を撮れるのはSky Barで飲み物を注文したお客(もちろんSiroccoで食事をしてもいいだろうが)だけで、そうした場合でも制限区域内でないと撮ってはダメらしい。
飲み物の値段は一番安いシンハービールでも320バーツに税サービス料(17%)が加算された価格(374バーツ=1,010円)となる。
2本飲むと、一次会のレストランで払った1人当たり900バーツ(2,430円)とほぼ同じくらいかかることになる。
夜景の名所ということで、タダで写真だけ撮られて帰られるのを防ぐためとはいえ、こういうやり方は反発を買って、将来的には「お上りさん」以外には来なくなるのではなかろうか。
もし、夜景を撮るのに実質的に金を取るというのであれば、63階のエレベーターホールでホテルゲストとレストランの予約客以外は、ワンドリンク付きビジターカードを発行して、それを買わせるようにした方がスマートでいいように思うがいかがだろうか。
ちなみに私は次のようなメールをinformation@lebua.com(feedbackの送り先かどうかはわからないが、ここしかメールの送り先がない)へ送っておいた。

Dear Manager of the Lebua at State Tower,

We visited the Sky Bar on 22 Nov. 2009. Then we tried to take a photograph on the top for our memorial. However, we were immediately restrained by your security guards, and they told us to take a photograph around the Sky Bar. When we took one around the bar, we were required to buy one drink each at the very least. We felt repugnant about such things. Some of my friends told me that they may not go to the Sky Bar.
If you would like to sell some drinks to top floor guests at least, it would be better to sell "Visitor Card" with one drink at the elevator hall on the 63rd floor except hotel and restaurant guests.
Sincerely yours,
Carlos Hassan

最後に行ったのはBTSのプロンポン(Phrom Phong)、Imperial Queen's Park Hotelの近くにあるバーである。
アンチャイさんとジャンク債さんは、明日の6時30分にアユタヤーツアーに参加するというので、The Domeからホテルへ帰還、残りの7人がImperial Queen's Park Hotelへと向かう。
最初はホテルのバーで飲むつもりだったのが、閉店したというので外で飲むことに、場所はスクンビット・ソイ22、何という名前かは忘れてしまったが、散々飲んだはずなのに、大きなタワーグラスのビールを軽く空け、お腹が減ったというので深夜にもかかわらず食事を頼んだことだけは覚えている。
また、外ではマッサージ屋やインターネットカフェなどが0時を回っても営業していた。
確かタクシン政権の頃は、社会浄化政策(!?)とかで深夜以降の営業が軒並み自粛されていたと思うが、彼の失脚後に健全な店が深夜でも営業しているのは喜ばしいことだ。
ところで、明日は夜まで何をして過ごそうか。

バンコクでまったりと(dallying away in Bangkok)

11/23(Mon) 有馬温泉&ホテルのプールでリラックス
WIオフ会:MK Gold Central World
宿泊先 Plaza Athénée Bangkok / 4,400B (\11,880) per night
[booking sites for you / goda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)]
諸費用 BTS / Phloen Chit-Sala Daeng: 25B=\70
関連サイト アジア総合リンク タイ バンコクとその周辺

私の泊まっているホテルは、朝食を取るなり町へ出て、深夜に帰ってきて寝るだけの使い方をするのはあまりにももったいないところである。
前夜が遅かった割には朝の8時過ぎに目が覚めた私は、シャワーを浴びてからバイキングの朝食を食べに行く。
種類も量も豊富なので、食べきれないほどあり、それをゆっくりと平らげて部屋に戻ると9時を過ぎている。
このまま町を散策してもいいが、せめてホテルに付いているプールくらい使わないと何のためにこんな高いホテルを取ったのかわからなくなるので、午後2時くらいには一旦ホテルへ戻ってリラックスしてからオフへ行こうと決める。

ホテルを出てBTSのプルンチット(Phloen Chit)駅へ向かいかけたところで、バイクタクシーのドライバーから声をかけられる。
彼らが外国人に対して英語で客引きするとは(彼らはほとんど英語が話せないので)珍しいこともあるのだと思い値段を聞いてみる。
タニヤ通り(Thaniya Road)のあるサラデーン(Sala Daeng)まで彼らの言い値は100バーツ(270円)である。
たまに走っているトゥクトゥクとの交渉でもそうなのだが、今やメータータクシーに乗って50バーツ(140円)程度で行ける距離に、なぜ排気ガスを吸いながら行かなければならない乗り物に100バーツも払わせるのかいつも不思議に思うのだが、元よりメータータクシーやBTSは現地の人と(タイ語を話せない)外国人との価格差がないのに対し、トゥクトゥクなどは明白に外国人料金が存在する乗り物、交渉で値引きされたとしても旅の思い出話にするのでなければ乗る価値はないだろう。
ただ、バイクタクシーは大渋滞しているときのスクンビット通りを抜けて行くときには価値がある。
例えば、私の泊まっているホテルから昨夜のSpring Summer Restaurantへ行きたいときなどは、スクンビット通りを抜けなければならないし、目的地はBTSの駅から遠い、こういうときは80バーツ(210円)払ってもいいかと思う。

バンコクの街角
motorbike taxi driver open air cafe
バイクタクシーのドライバー 青空カフェ
10th anniversary of BTS train open air market
10周年を迎えたスカイトレイン 青空マーケット
Thaniya Road Thai beauty
タニヤ通り(Thaniya Road) タイ人の女の子
有馬温泉のマッサージ師ではありません)
Thai monk Siam Paragon
タイの僧侶 サイアム・パラゴン(Siam Paragon)

結局、プルンチット(Phloen Chit)からサラデーン(Sala Daeng)までBTSを使った私はタニヤ通り(Thaniya Road)にある有馬温泉というマッサージ屋に足を向ける。
この界隈は典型的な日本人街、看板は日本語が溢れ、レストランや旅行会社でも日本語が通じることが多い。
もちろん、バンコクの赤線街(red light district)と呼ばれるパッポン(Patpong)にも近く、ここでは昼間から客引きをしているエロマッサージ屋もあるが、私が行ったところは極めて健全なマッサージ屋で、腕もそれほど悪くないので行くところがなくなったときにはよく利用しているところだ。

プラザ・アテネ・バンコク(Plaza Athénée Bangkok)の屋外プール
outdoor swimming pool of Plaza Athenee Bangkok outdoor swimming pool of Plaza Athenee Bangkok

有馬温泉で2時間ほど時間を潰した私は「菜の花」という日本料理屋で昼食を取る。
わずか実質2日間の滞在で日本食など、とも思ったがタイへ来るのも12回目ともなると、あえて屋台のタイ料理にこだわることもないだろう。
とりあえず、このままホテルに帰り、陽が高くなって暑くなったプールサイドでビールを飲みながらリラックスすることにする。
来年に向けて社会保険労務士試験でも受けようとわざわざ日本からテキストを持参したが、ものの数分読んだだけで寝てしまった。
こういう難しい本は寝る前に読むと気持ちよく睡眠が取れるということがよくわかる。(爆)
たまに体が熱く火照ってくるので水の中に入るのだが、まるで山の中で滝つぼに入るかのごとく冷たい。
数人のグループではしゃいでいた韓国人たちも数分でプールから去ったところを見ると耐えられなかったのだろうか。

ワールドインベスターズバンコクオフ会(MK Gold Central World
MK Gold Central World MK Gold Central World
Bangkok at night

5時過ぎになったところで、今夜のオフの待ち合わせ場所であるグランド・ハイアット・エラワン・バンコク(Grand Hyatt Erawan Bangkok)へ向かう。
私の泊まっているホテルからは幸いにして徒歩圏内だ。
バイクタクシーが声をかけてきたら乗ろうとか、バスが通りかかったら乗ろうとか思っているうちに目的地に到着する。
BTSの駅側から行くとホテルのロビーが少しわかりづらく、私のほかにも何人か外国人がスタッフに場所を聞いていたが、彼女たちは1日に何回「まっすぐ行って階段上ってください」と言い続けているのだろうか。
さて、今夜のオフは昨夜の一次会で急遽決めたタイスキのMK、昨夜がどちらかといえばドレスコードがある系統の店にしたので、今夜はTシャツ、短パン、サンダルでも行けるような店にしたかったからだ。
それにタイスキの店は、日本人の食感に合うし、リーズナブルなところなので選択肢としては選びやすいところだ。
もちろん、料理の方はおじやまで頼んで、デザートとともに綺麗に平らげたのは言うまでもない。

今夜は明日が帰国という人が多いので三々五々に解散となる。
私はアンチャイさんとジャンク債さんとともに足マッサージの店へ行く。
バンコクが初めてという彼らは、滞在期間中のツアーや観光が忙しくてタイマッサージ未体験だと言うので、帰国前にやってもらった方がいいと勧める。
彼らもタイ好きの是政さんからいろいろアドバイスをもらっていたらしく、彼らの泊まっているホテル・マンハッタン・バンコク(Hotel Manhattan Bangkok)の近く、スクンビット・ソイ15にスマイル(Smile)というお勧めのマッサージ屋があるというので私も彼らについていくことにする。

1時間ほどマッサージをしてもらい、最後にBTSのアソーク(Asok)駅の近くにあった24時間営業のカフェでお茶をする。
ここで時間潰しができれば、深夜の1時くらいまで遊んで、ノースウェスト(デルタ)航空やユナイテッド航空に乗るときにはホテルを取らなくてもいいかも、とか考えながら中を見渡す。
でも、置引きやスリの危険性が高くて、日本のマクドナルドのように、店内のテーブルに突っ伏して寝るわけにはいかないから、私のようなジジイにはきついな、とも思う。
そうこうしているうちに私たちに一人の外国人が話しかけてくる。

自称サウジアラビア人 今何時だい?
アンチャイさん 時計を見せながら「12時半だけど」
自称サウジアラビア人 あなた方は日本人かい?東京から?大阪から?
東京だ。
自称サウジアラビア人 私はサウジアラビア人で、今度日本へ行くのだが、東京から大阪までどのくらいかかる?
アンチャイさん 飛行機で1時間か2時間だけど。
新幹線(ハイスピードトレイン)で3時間だけど。
自称サウジアラビア人 今1米ドルは何円だ?
(ホテルで聞けよ、と思いながら)90円くらいだ。
自称サウジアラビア人 100米ドル札を見せながら「これは日本円でいくらだ?」
(暗算できないのかよと心の中で毒づきながら)9千円くらいだ。
自称サウジアラビア人 日本の札は何色だ?
(そんなこと知るかよ、というのをスラングで何と言うのだ、と思いながら)たぶん薄茶色だよ。(違ったところでどうでもいいだろ)
英辞郎によれば、知るかよと言うのは英語でBeats me!となる。
自称サウジアラビア人 私はそれを見たいのだが。
(何で持っていると思うのだ、このタコは、と心の中で毒づきながら)私たちは今、日本円など持ってない。なぜ見たいのだ?
自称サウジアラビア人 単に見るだけだ。
ノー!ノー!(ここで相応しい言葉はあっち行け=Go away!だったと思う)

果たしてここで日本円を誰かが持っていて、それを見せたとしたらどうなっていただろうか。
おそらく、いつの間にか手品のように1万円がなくなるか、交換してくれと頼まれて手にした100米ドルが偽札で、最悪の場合は警察に捕まったりするか、いずれにせよロクな結果にはならないだろう。
あるいは、私が考えたように早朝の日本行きの米国系キャリアに乗るために時間潰しをする日本人がカモとして狙われているのだとすると、そこには全財産があるわけで、鞄から目を離したスキに取られたり、あるいはやり取りに夢中になっているスキに仲間が寄ってきてファスナーを開けられたり、といろいろなシチュエーションが考えられる。
こうして私たちのところに怪しげな輩が寄ってきたということは、このような手口でやられた人も少なからずいるだろう。
おまけに、彼ら自称サウジアラビア人と連れの女は何も店で注文もせず、詐欺(!?)に失敗して足早に去っていったときも店員が何もアクションを起こさなかったところを見ても、店員もグルかヤル気ない子ちゃん、アソーク(Asok)の24時間カフェ、極めてデンジャラス・ゾーン(dangerous zone)と見た。
「安物買いの銭失い(セーフティボックスもないようなところに泊まると精神的負担が大きい)」、「タダより高いものはない(1泊分のホテル代をケチったりすると大金を失うこともある)」、先人はいいことを言ったものだ。

やっぱり最後までおしゃべり

11/24(Tue) バンコク(スワンナプーム) 17:10-マレーシア航空(MH)783-20:20 クアラルンプール(KLIA) 23:30-マレーシア航空(MH)88-翌7:40 東京(成田)
諸費用 BTS / Phloen Chit-National Stadium: 20B=\50
taxi / hotel-Suvarnabhumi airport: 350B=\2,450
関連サイト 東京観光財団 (http://www.tcvb.or.jp/)
成田市ウェブサイト (http://www.city.narita.chiba.jp/)
成田空港 (http://www.narita-airport.jp/)

実のところ、この日はホテルのプールでまったりとするつもりでいた。
そのために、プール付きの高級ホテルに泊まり、レイトチェックアウトをオーダーしたといっても過言でないからだ。
それに、オフ会のメンバーの日程表を見ても今日帰国するという人が多かったし、最終日まで集まって何かをしようという人はいなかったからだ。
しかしながら、この日も私はナショナル・スタジアム(National Stadium)の近くにあるホワイトロッジ(White Lodge)に泊まっているジョニーさんに電話をして、同じゲストハウスに泊まっているアンシャンレジームさんとともに東急でお茶をすることにした。
九州在住のジョニーさんや、マカオ在住のアンシャンレジームさんは、それほど頻繁に会える相手とは思えないので、こうした機会にできるだけ親交を深めておきたかったからだ。
といいつつも、1年に何回会っているんだと言われそうな感じもするがね。(爆)
ちなみに、彼らの泊まっていたゲストハウス、私の泊まっているところの10分の1しかしないのだが、ただ単に泊まるだけだったら、ここでも十分かなとも思う。
とりあえずタイ愛好者であるそれゆけ個人旅同好会の俊哉氏にも教えてあげなくては・・・

午後2時を過ぎ、いよいよ空港に行かなくてはならない時間になったので、ジョニーさんに別れを告げ、ホテルへ引き返す。
今となってみれば無理してマレーシア航空の激安チケットで来なくとも、タイ航空の最安運賃(TG Saver)を使えば同レベルの運賃で来られたのではないかと思った。
ペナン島の滞在が思ったより期待はずれだったこともそう思った一因ではあるが、それも行ってみなければわからなかったことだし、サイモン(Simon)氏と英会話の実地レッスンができたので良しとしようか。

バンコクからクアラルンプールまでは約2時間、そこに着いたときはちょうど夕食の時間帯にもかかわらず、あまりお腹が減っていなかった。
何か麺類でも食べようかと空港をうろうろしていると、バーガーキングが見える。
ここでハンバーガーを食うのもちょっと腹には重たいな、とか思いつつ、パソコンの置いてあるコーナーを見渡すと、店頭でワッパー(Whopper)を注文するとパスワードがもらえるとあり、画面を見るとIDとパスワードを入れてインターネットにアクセスすようになっている。
これは暇つぶしにちょうどいいと、15リンギット(400円)払ってワッパーセットを買う。
案の定、ハンバーガーとポテトで腹一杯になってしまったが、インターネットの使用権は50分も確保されていたので、妥当なところだろうか。
ところが、私がパソコンを使っていると、日本人のみならず中国人も私にパソコンの使い方を聞いてくる。
そのたびにハンバーガーを買ってパスワードをもらうんだ、と説明する私はまるでバーガーキングの店員のようである。
第一、英語が話せるなら隣の欧米人に聞けよ、と言いたくなるくらいだ。

そうこうしているうちに成田行きのフライトの時間が迫ってくる。
搭乗券をチェックするスタッフが時折、「英語は話せますか」と言って乗客に問いかけている。
何を聞くのだろうと思いきや、乗客が「ノー」を連呼したとたんにあきらめ顔でゲートを通過させている。
私も何も聞かれなかったが、彼らは何を聞きたかったのかついにわからずじまいだった。(あえて確認したいとも思わなかったが)
成田行きのフライトに乗り込むと、隣からも後からもマスク姿の日本人が咳き込む様子が見てとれた。
ここは小児科の病棟かよ、とか毒づきたくなる光景だった。
それは、インフルエンザに関して言えば、世界で一番デンジャラス(dangerous)な国がわが日本じゃないかと思わせるに十分な光景だった。

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