1/2(Sun) | グアテマラシティ(ラ・アウロラ) 7:05-TACA航空(TA)511-7:50 サンサルバドル(コマラパ/カスカトラン) 8:40-ラクサ航空(LR)638-10:20 カンクン カンクンのビーチでリラックス |
宿泊先 | The Westin Resort & Spa Cancun / US$116 (\9,620) per night |
[booking sites for you / All Mexico Hotels (英語) agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | private shuttle (夜間) / ホテル-ラ・アウロラ空港: US$37又は280Q=\3,070 空港保安料: 20Q=\210 shared taxi (colectivo) / カンクン空港-ホテルゾーン: US$15=\1,240 バス / セントロ-ホテルゾーン: 8.5P=\60 |
関連サイト | グアテマラ メキシコ キンタナ・ロー州 |
アドバイス |
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まだ夜が明けきらない朝の4時、年越しをしたアンティグア(Antigua)のペンション田代をプライベートシャトル(transporte de privadas)に乗って空港へと向かう。
玄関口では、グアテマラ旅行でずいぶんとお世話になったサトシさんと東京での再会を約し、別れの挨拶をする。
実のところ、空港行きのシャトルは4時発のものがあって、7時台のフライトで出発する人は、プライベートシャトルを頼まなくてもこれに乗れば計算上は間に合うが、何しろ立ち寄るホテルが多いとその分時間がかかるので、トラブル続きの今回の旅路は「時は金なり」であった。
空港に到着したのは5時過ぎ、ここでサンサルバドル(San Salvador)乗り換え、カンクン(Cancun)行きのフライトのチェックインをする。
ところが、空港のスタッフは私に別のカウンターへ行け、と言ったり、チケットの変更をしたのか、と聞いてきたり、すんなりと搭乗券が発行されない。
私の胸にドス黒い不安がこみ上げて来るのにそう時間はかからなかった。
私の持っているe-ticketは今日乗るフライトが印字されているのは間違いない。
しかし、パレンケ(Palenque)のKim Toursでフローレス(Flores)からグアテマラシティ(Guatemala City)への国内線を12月29日から30日に変更したときのやり取りを思い出した。
旅行会社のスタッフの電話越しに相手をしていたTACA航空のスタッフの仕事ぶりが不安でたまらなかったのだ。
私はこのとき思った。
まさか、変更するな、と何度も念押しした今日のフライトまで変更されたのではなかろうか。
しばらく時が経ち、管理職クラスまで出てきて機械の調子がおかしい、などと苦しい言い訳をする空港スタッフに私の不安は頂点に達した。
彼らが戻って来て、今日は席がないから明日の便で行って欲しい、などと言ったらどうやって補償を求めようか、頭をフル回転させなければならなかった。
グアテマラシティからカンクンへ | |
ラ・アウロラ空港の土産物屋 | サンサルバドル行きに搭乗 |
コマラパ空港の土産物屋 | 到着地の天気予報付の案内板(コマラパ空港) |
TACA航空(ラクサ航空はTACA航空の傘下の会社) |
幸いにして、私の搭乗券は無事に発行された。
何だったのだ、今までのやり取りは、と思ったが、乗れるとわかったらさっさと搭乗口に向かうだけだ。
途中の土産物屋では、グアテマラ土産の小銭入れが1つ8ケツァル(米ドルで払えば1ドル)という空港の中とは思えない価格の呈示に、思わず職場の人数分をここで一気に買ってしまう。
アンティグアのメルカド(mercado=市場)では同じものが7ケツァル(米ドルで払えば1ドル)だったので遜色ない値段だったからだ。
サンサルバドルのコマラパ空港(Comalapa International Airport)での乗り換え時間はわずか1時間弱、搭乗客は問題ないが、荷物を預けた場合に預け換えてくれるのか不安が残る時間である。
私の場合、幸か不幸か荷物が最小限しかなかったので、機内持ち込み手荷物(carry-on baggage)にできて事なきを得たが、このルートはチケットを取ったときから荷物をどうしようか悩んだところだったのだ。
ちなみに、カンクン行きのフライトが出る12番ゲートの横にはフットマッサージのサービスがあり、こんなところにまでそういったものがあるのに私は驚きを隠せなかった。
時間がなくてマッサージはしてもらわなかったが、ここもメキシコシティのベニート・フアレス空港(Mexico City Benito Juarez International Airport)同様、中国人がサービスをしているのだろうか。
カンクンのビーチ | |
アンティグアを出発してから約6時間後、私はカンクン国際空港(Cancun International
Airport)に下り立った。
前回来たときは深夜に到着したため、空港の外の様子は全くわからなかったが、今回は燦々と太陽が輝く昼間到着したので、乗合タクシーを待っている間に、ガンガンと音楽を鳴らしながら営業しているバーが目に入ってきた。
まさにカリブ海リゾートを彷彿とさせる明るさに私の心もだんだんとバカンスモードになってきた。
今までの旅の疲れをここで癒そう、そのために高級ホテルを連泊するのだから、と言い聞かせ、車に乗り込む。
宿泊先はThe Westin Resort & Spa Cancun、1人旅には不釣合いなほどのリゾートホテルだが、2週間に及ぶ旅に中で、ゆっくりと寛げる日を作ることは必要なことだと思う。
ホテルにチェックインし、目の前がビーチになっていることを確認した私は、ビーチサイドのレストランで昼食を取る。
今日の朝食もほとんど取ったかどうかのレベルだったので、多少(実際はかなり)値段が高くてもホテルからあまり動きたくなかった。
ここのホテルは、ビーチサイドは3時頃まで日差しがあり、逆のプールサイドは夕方まで日差しがある。
また、面白いことにビーチでなく、プールサイドで寝ている女性にトップレスの子が多い。
いつもならビールでの飲みながら日本から持ってきた本を読みつつビーチで過ごすというのが私の定番だが、今回はそれらの本が二度の盗難によってすべて失われた。
それゆえ、空港でもらった英文パンフレットを隅々まで読む時間ができたのは不幸中の幸いだったとも言えるのだろうか。
夜になってから、私は前回来たときの記憶を頼りに、バスでセントロ(Centro)にあるトゥルム通り(Avenida Tulúm)へ向かった。
ここには、激旨シーフード料理を食べさせてくれたThe Fisherman Downtown Restaurant Barというレストランがあり、水着やビーチグッズも安く手に入るからだ。
それと、モネデーロ・デ・クエジョ(Monedero de Cuello)という防水の貴重品入れを買い直さないと、プライベートビーチになっているホテル前とは違って、イスラ・ムヘーレス(Isla
Mujeres)へ行って泳ぐときのセキュリティが不安だったからだ。
ところが、私の目的としたものはいずれもなく、2009年春から夏にかけての豚インフルエンザによってかなりの店がなくなっていることを感じざるを得なかった。
ちなみに、モネデーロ・デ・クエジョ(Monedero de Cuello)はホテルゾーンにあったFLEA Marketの中で入手することができたが、当然ながら値段はセントロで買った水着よりも高かった。
「金で安全を買う」、まさに今回の中米の旅はそういうものだと達観せざるを得なかった。