沖縄最終日は夕方5時前のANAのフライトで帰京するので、それまでの時間をどうしようか考えていた。
同じホテルの隣の部屋に泊まっていた是政さんは明日帰るというので、私は東京での再会を約して別れを告げた。
外に出ると相変わらずの猛暑でぐったりするような陽気が続いていた。
那覇は単に飲んで泊まるだけだからと国際通りに近い安宿にしたのを次第に後悔し始めていた。
どうせなら波の上ビーチに近いところか、プールの付いたホテルを奮発すればよかったという気にもなった。
とりあえず、大きな荷物をホテルに置きっぱなしにしておくと、また戻って来ないといけないので、空港まで運んでおくことにした。
その後で那覇バスターミナルへ戻って、玉泉洞に行くバス(琉球バス 83系統)がうまく拾えれば観光、ダメならビーチへ行こうと決めた。
そして、那覇バスターミナルへ行ってみると10時05分発の玉泉洞行きがあるという。
待ち時間はたった10分、乗客もまばらなバスターミナルでバスを待っていたのは1人旅の外国人男性、地元の主婦が数人、そして私だけであった。
もちろん、これだけの好条件が揃えば迷わず観光へ出発である。
玉泉洞は「おきなわワールド」の一角にあるが、私が買った入場券は「玉泉洞・王国村・ハブ動物公園の共通入場券」(1,600円)、とりあえず、最初はハブ動物公園へ行ってみたが、11時半からのハブショーを見物して退散、まさに時間潰し以外の何物でもなかったような気がした。(苦笑)
まあ、子連れで来ているファミリーにはいいかもしれないが、アシスタントのお姉さん曰く、「ハブ対マングースの対決」は動物(ハブ)虐待になるとかでやらなくなったとのこと。
代わりにやっているのがハブとマングースの水泳大会だそうで、これは私にとってはあまり見どころがないものだった。
ハブ博物公園 | |
次いで入ったのは観光の本命たる玉泉洞、中はヒンヤリとしていて天然のクーラーのようである。
鍾乳洞の中は写真を撮るには暗いが、Panasonic Lumix DMC-FT2を夜景モードにして撮影してみる。
昔のデジカメは夜景を撮るのにミニ三脚を立てないとブレて見られたものではなかったが、前機種のPanasonic Lumix DMC-TZ5は手振れを起こさずに綺麗に撮れたので、今度買ったデジカメも同系統のものにしたのだ。
一通り見て出口に辿り着く頃、ここのイベントの一つである「スーパーエイサー」の公演(12時30分開始)が始まる時間となったが、那覇へ帰らなければならない時間も迫っていた。
あらかじめチェックしておいたバスの時間は12時55分、その次が14時07分であった。
当たり前のことだが、14時07分に乗ったのでは休憩抜きで空港へ向かわなければならないので、12時55分に間に合うように大急ぎでバス停へと向かった。
国際通りに到着すると大道芸をやっていて暑さにもかかわらずかなりの見物客がいて、私も彼らに混じってそれらを見ていたかったが、タイムアップは刻一刻と迫っていた。
昼食を挟んで那覇の空港へ到着したのは午後4時過ぎ、楽しかった沖縄旅行もあっという間に終わろうとしていた。
今まで来ることのなかった沖縄、リピーターになってもいいかな、と思った4日間であった。
そうなると、ソウル発券のJAL便、ソウル(金浦)発東京(羽田)経由、那覇行き、1年有効、東京でのストップオーバー往復可のチケット、660,000ウォン(約48,000円)ってオイシイのかな、と思った。
何しろ、この運賃だと韓国旅行のついでに沖縄も付いてくるって感じだからね。
もちろん北海道が好きな人は那覇の代わりに札幌でもいいようだけど・・・
いずれにしろ、衝動的に行った6月の釜山旅行をもっと計画的にすればよかったと今更ながらに後悔している。
玉泉洞 | ||||
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