9/11(Sun) | 火山と温泉半日ツアー(Dakoutros Travel) |
宿泊先 | Costa Marina Villas / 66Euro (7,170JPY) per night |
[booking sites for you /agoda.jp Booking.com (英語・日本語)] | |
諸費用 | ツアー料金: 20Euro=2,170JPY ケーブルカー: 4Euro=430JPY ロバ乗り(donkey ride): 5Euro=540JPY Santorini's Buses / フィラ-ペリッサ: 2.2Euro=240JPY |
関連サイト | 欧州総合リンク ギリシャ サントリーニ島 |
今日は東日本大震災からちょうど半年、そして欧米世界ではアメリカ同時多発テロ事件(September 11 attacks)からちょうど10年である。
私は10年前も欧州へ旅行していて、このときはシチリア島のタオルミーナ(Taormina)とエトナ山(Mt. Etna)へのツアーに参加していた。
このときもビーチリゾートと火山がテーマだったことを思い出し、今回のツアーも同じテーマであることに浅からぬ因縁を感じる。
意識してツアーを申し込んだわけではないが、不思議とこういうことは重なるものである。
ツアーのスタートは午前11時、宵っ張りのバカンス客にはピッタリ(!?)である。
私にしてみれば、ここまで遅いと朝食後の時間を持て余してしまうのだが、幸いに土産物屋が9時過ぎから開いていたのでいろいろ物色しながらケーブルカー乗り場へ向かう。
旧港に着いたのは10時半頃、港にはツアー会社のブースがいくつかあり、そのうちの一つがDakoutros Travelのブースである。
バウチャーを渡すと、スタッフから11時まで待っていろと言われる。
この港に停泊したボートは、催行会社が違うだけで、同じ目的地に向かうツアーがいくつか出るので何だか紛らわしい。
見渡したところ日本人は私1人だけのようで、さすがに2人もの個人旅行者に出会った昨日のような僥倖はなさそうだ。
11時にフィラ(Fira)の旧港を出港したボートは火山のあるネア・カメニ島(Nea Kameni Island)へ向かう。
夏の太陽が燦々と甲板に降り注いでいるが、乗客のほとんどは外に出て日光浴をしている。
特にドイツや北欧から来るバカンス客は、太陽が恋しい人が多いので熟年世代の夫婦でも平気で日に焼いている。
大丈夫なのか、とこっちが心配してしまうほどだが、私も人のことは言えない年齢になっている。
30分ほどボートに乗ると、目指すネア・カメニ島(Nea Kameni Island)に到着する。
ツアーガイドが英語とフランス語で山の説明をしながら登山開始、途中3ヵ所あるビューポイントで写真撮影タイムが始まる。
登山とはいえ、下山後には海中温泉に行くのため、みんなビーチに行くような格好をしていて、女性の中にはビキニトップと短パンで来ている人もいる。
火山への登山は往復で正味1時間、ガイドが終わった後は自由行動になるが、ここは無人島であるだけにボートに乗り遅れるとシャレにならない。
ぼんやりとして写真撮影に興じていると周囲に見覚えのある人が誰もいない、ということにもなりかねない。
私は危うくそうなりかけて肝を冷やしながらボートに辿り着き、そこで見覚えのある人を見つけたときは心底ホっとしたものだ。
12時半頃、ネア・カメニ島(Nea Kameni Island)を出発したボートは30分ほどでパレア・カメニ島(Palia Kameni Island)へ着く。
ここが海中温泉のあるところで、ボートから下りた人たちは次々に赤茶けた色をした場所まで泳いで行く。
海水は少し冷たく、早く暖かいところまで行きたいと気が急く。
いつもなら防水仕様のPanasonic LUMIX DMC-FT2を持って海に飛び込むところなのだが、今年になって2回修理に出したこともあり、こんなところで故障してしまっては先々困ることになるので、あえて自重した。
もっとも予備機としてグアテマラで買った乾電池式のCanon Power Shot A490を持ってきていたので、明日以降にスノーケリングでもしなければ困ることはなかったかもしれないが、大した被写体もないところで、無理をすることもなかったからだ。
火山と温泉半日ツアーは、11時から14時までの正味3時間、昼食は当然付いていないので、午後3時のおやつの時間(!?)に取ることになる。
ロバでフィラ(Fira)の旧港からの坂道を上がり、カルデラ(Caldera)が見えるレストランで昼食を取る。
さすがに町中よりも高値で、ビール3杯とスパゲッティを食べただけで30ユーロ(3,260円)と、昨夜のタベルナとは比べ物にならないほど高かった。
円高の恩恵でもなければ、こんなところで食事をすることもなかっただろうが、さしずめ景観料が入っているといったところだろうか。
夏の欧州は日が長い。
午後7時過ぎまで明るいし、レストランが活況を呈するのは午後8時以降だから、夕方にビーチに繰り出しても少しは遊ぶ時間がある。
そこで、バスに乗ってペリッサ・ビーチ(Perissa Beach)へ行ってみることにした。
ここがバスでアクセスするには一番便利そうだったからだ。
ところが、海に入ってみてビックリ、水が冷たいので、長く泳いでいることができない。
おまけに大半の人が引き揚げた後なので、目の保養ができるわけでもなく、あまり長居をする気にもならなかった。
バカンスはあくせく過ごすものではないとわかっているが、この日は何となく時間の使い方が下手だったな、とフト思った。
それにも増して、13日に行くクレタ島行きのフェリーの出航は午後6時前、今日参加したツアーを最終日に回せばよかったと後悔しても後の祭りだった。